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二章
久々の
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「殿下!」
「セシリア!」
久々に王宮へ登城した私を、殿下は笑顔で迎えてくれた。
突然来ると言って困惑させてしまっただろうに、彼は不快感を露わにすることも無かった。
「お久しぶりです、殿下」
「そうだな、会いたかったよ」
私への想いを伝えたあの日から、彼は自分の気持ちに正直な人になった。
好きだとか綺麗だとかそんな口にするのも恥ずかしい言葉を平然と伝えてくるのである。
以前の殿下からは想像もつかない姿だ。
(でも、悪い気はしないわね……)
ありきたりな褒め言葉も、赤の他人から言われるのと殿下から言われるのでは全く違う。
(でも恥ずかしい!!!)
言われ慣れていないからか、私の顔はみるみるうちに赤くなっていった。
殿下はクスリと笑って俯いた私を軽く抱き締めた。
「で、殿下……!」
後ろで侍従のマルクさんが見ているというのに、気にもしていないようだ。
こんなにも堂々と人前でイチャイチャする人だったのか。
「少しくらいは良いじゃないか、お前の言う通り久々に会えたんだし」
「……」
日に日に甘くなっていく彼に、動揺してばかりだ。
そして後ろではマルクさんが温かい目で私たちを見つめている。
(ちょ、ちょっと!恥ずかしいからそんな目で見ないで!)
殿下の腕に抱かれてからしばらくして、彼はようやく体を離した。
「ところで、急に王宮へ来るだなんてどうしたんだ?何か用でもあるのか?」
「あ、えっと……」
ここへ来た理由は自分でも分かるくらいハッキリしている。
しかし、いざ言葉で伝えるとなるとかなり照れ臭いことだ。
(で、でも言わないと!殿下はいつも私に正直に言ってくれるんだから!)
覚悟を決めた私は、自分を不思議そうに見つめる彼を見上げて口を開いた。
「その、殿下に……会いたくて……」
「……」
私の答えに彼は固まった。
(し、失敗した!?まさか気持ち悪いとか馴れ馴れしいとか思われてる!?)
不安になっていた私がゆっくりと顔を上げて殿下の顔を見ると、彼は熱のこもった瞳で私を見つめていた。
「セシリア、もう一回抱き締めてもいいか」
「えっ……」
私の返事を待たずに殿下は再び私を腕の中に閉じ込めた。
チラリと横目で彼を見てみると、耳が真っ赤になっていた。
(あら……)
こんな殿下を見るのは何回目だろう。
もちろん前世では一度たりとも無かったが、今世では別に珍しいことではないような気がする。
「本当にお会いしたかったんです、殿下」
私は自身を抱き締める彼の耳元に顔を寄せて囁いた。
その言葉で殿下は私を抱き締める腕に力を込めた。
顔を見られたくないのか、片方の手で頭をぎゅっと押さえられた。
(もう、普段はいつも私に同じことしてるくせに)
そう思いながらも、私は彼の背中にそっと腕を回した。
「セシリア!」
久々に王宮へ登城した私を、殿下は笑顔で迎えてくれた。
突然来ると言って困惑させてしまっただろうに、彼は不快感を露わにすることも無かった。
「お久しぶりです、殿下」
「そうだな、会いたかったよ」
私への想いを伝えたあの日から、彼は自分の気持ちに正直な人になった。
好きだとか綺麗だとかそんな口にするのも恥ずかしい言葉を平然と伝えてくるのである。
以前の殿下からは想像もつかない姿だ。
(でも、悪い気はしないわね……)
ありきたりな褒め言葉も、赤の他人から言われるのと殿下から言われるのでは全く違う。
(でも恥ずかしい!!!)
言われ慣れていないからか、私の顔はみるみるうちに赤くなっていった。
殿下はクスリと笑って俯いた私を軽く抱き締めた。
「で、殿下……!」
後ろで侍従のマルクさんが見ているというのに、気にもしていないようだ。
こんなにも堂々と人前でイチャイチャする人だったのか。
「少しくらいは良いじゃないか、お前の言う通り久々に会えたんだし」
「……」
日に日に甘くなっていく彼に、動揺してばかりだ。
そして後ろではマルクさんが温かい目で私たちを見つめている。
(ちょ、ちょっと!恥ずかしいからそんな目で見ないで!)
殿下の腕に抱かれてからしばらくして、彼はようやく体を離した。
「ところで、急に王宮へ来るだなんてどうしたんだ?何か用でもあるのか?」
「あ、えっと……」
ここへ来た理由は自分でも分かるくらいハッキリしている。
しかし、いざ言葉で伝えるとなるとかなり照れ臭いことだ。
(で、でも言わないと!殿下はいつも私に正直に言ってくれるんだから!)
覚悟を決めた私は、自分を不思議そうに見つめる彼を見上げて口を開いた。
「その、殿下に……会いたくて……」
「……」
私の答えに彼は固まった。
(し、失敗した!?まさか気持ち悪いとか馴れ馴れしいとか思われてる!?)
不安になっていた私がゆっくりと顔を上げて殿下の顔を見ると、彼は熱のこもった瞳で私を見つめていた。
「セシリア、もう一回抱き締めてもいいか」
「えっ……」
私の返事を待たずに殿下は再び私を腕の中に閉じ込めた。
チラリと横目で彼を見てみると、耳が真っ赤になっていた。
(あら……)
こんな殿下を見るのは何回目だろう。
もちろん前世では一度たりとも無かったが、今世では別に珍しいことではないような気がする。
「本当にお会いしたかったんです、殿下」
私は自身を抱き締める彼の耳元に顔を寄せて囁いた。
その言葉で殿下は私を抱き締める腕に力を込めた。
顔を見られたくないのか、片方の手で頭をぎゅっと押さえられた。
(もう、普段はいつも私に同じことしてるくせに)
そう思いながらも、私は彼の背中にそっと腕を回した。
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