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本編
新たな幸せ
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―数年後。
「リリちゃーん!オーダー入ったよー!」
「はーい!今行きまーす!!!」
私は市井にあるレストランで働いていた。
あれから私は今のレストランのオーナーであるカインさん夫婦に拾われてここまで連れてこられた。
カインさん夫婦は私の素性を知っている数少ない人物である。
私が元貴族と知ってなお親切に接してくれた。
今ではカインさんと奥さんのハンナさんを実の両親のように慕っている。
私は少しでもカインさんたちに恩返しができるように頑張って働いている。
あの邸にいた頃からは想像つかないくらい幸せだった。
「リリ、今ちょっといいか?」
私に話しかけてきたのはカインさんとハンナさんの息子であるロンだ。
「ロン、どうしたの?」
ちなみにロンも私が元オーギュスト公爵家の人間だということを知っている。
「リリ、その・・・俺と結婚を前提に付き合ってくれないか。」
「えっ・・・!?」
「リリ、俺はずっとお前が好きだった。貴族だったのに全く偉ぶらず控えめで優しいお前が。必ず幸せにする。」
ロンは頬を赤く染めながら言った。
「ロン・・・。」
胸がドキドキする。
こんな感情、ラウル様と会った時以外は感じなかった。
もしかして私、ロンのこと好きなのかなー?
「はい・・・私でよければ・・・。」
私の返事を聞いたロンはパッと顔を上げて嬉しそうに微笑んだ。
「リリッ!!!」
ロンが私をきつく抱きしめる。
「俺たち、今から恋人同士ってことでいいんだよな・・・?」
「・・・うん。」
私がそう答えるとロンはさらに私をきつく抱きしめる。
その後、ロンは私を連れてカインさんとハンナさんに報告しに行った。
その間、ロンと私はずっと手をつないでいた。
ロンの報告を聞いた二人は物凄く喜んでくれた。
「いやあ、めでたいな!ロンの気持ちはずっと知っていたから私たちも嬉しいよ!」
「私もずっとリリちゃんに本当の娘になってほしかったのよ!」
カインさん・・・。
ハンナさん・・・。
「ありがとうございます、カインさん。ハンナさん。」
「親父、お袋。リリは俺が絶対に幸せにしてみせる。」
ロンが二人に言った。
「ああ、リリちゃんを幸せにしてやってくれ、ロン。」
「リリちゃんを泣かせたら許さないわよ!!!」
私の幸せを願ってくれる人がいる。
私はそれだけで心が温かくなった。
公爵邸にいたころとは違う。
カインさんにハンナさん、ロン、そして私を好いてくれている常連さんたちがいれば私は過去を乗り越えられるような気がする。
「リリちゃーん!オーダー入ったよー!」
「はーい!今行きまーす!!!」
私は市井にあるレストランで働いていた。
あれから私は今のレストランのオーナーであるカインさん夫婦に拾われてここまで連れてこられた。
カインさん夫婦は私の素性を知っている数少ない人物である。
私が元貴族と知ってなお親切に接してくれた。
今ではカインさんと奥さんのハンナさんを実の両親のように慕っている。
私は少しでもカインさんたちに恩返しができるように頑張って働いている。
あの邸にいた頃からは想像つかないくらい幸せだった。
「リリ、今ちょっといいか?」
私に話しかけてきたのはカインさんとハンナさんの息子であるロンだ。
「ロン、どうしたの?」
ちなみにロンも私が元オーギュスト公爵家の人間だということを知っている。
「リリ、その・・・俺と結婚を前提に付き合ってくれないか。」
「えっ・・・!?」
「リリ、俺はずっとお前が好きだった。貴族だったのに全く偉ぶらず控えめで優しいお前が。必ず幸せにする。」
ロンは頬を赤く染めながら言った。
「ロン・・・。」
胸がドキドキする。
こんな感情、ラウル様と会った時以外は感じなかった。
もしかして私、ロンのこと好きなのかなー?
「はい・・・私でよければ・・・。」
私の返事を聞いたロンはパッと顔を上げて嬉しそうに微笑んだ。
「リリッ!!!」
ロンが私をきつく抱きしめる。
「俺たち、今から恋人同士ってことでいいんだよな・・・?」
「・・・うん。」
私がそう答えるとロンはさらに私をきつく抱きしめる。
その後、ロンは私を連れてカインさんとハンナさんに報告しに行った。
その間、ロンと私はずっと手をつないでいた。
ロンの報告を聞いた二人は物凄く喜んでくれた。
「いやあ、めでたいな!ロンの気持ちはずっと知っていたから私たちも嬉しいよ!」
「私もずっとリリちゃんに本当の娘になってほしかったのよ!」
カインさん・・・。
ハンナさん・・・。
「ありがとうございます、カインさん。ハンナさん。」
「親父、お袋。リリは俺が絶対に幸せにしてみせる。」
ロンが二人に言った。
「ああ、リリちゃんを幸せにしてやってくれ、ロン。」
「リリちゃんを泣かせたら許さないわよ!!!」
私の幸せを願ってくれる人がいる。
私はそれだけで心が温かくなった。
公爵邸にいたころとは違う。
カインさんにハンナさん、ロン、そして私を好いてくれている常連さんたちがいれば私は過去を乗り越えられるような気がする。
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