8 / 10
08.魔法の訓練
しおりを挟む
翌日、魔法を教えて貰う約束をマリアとした俺はそわそわしながら待っていた。
もちろん昼間に魔法が使えるから浮き足だっている訳では無い。
今日の夜の事を考えるだけで、落ち着かないのだ。
「ショータ。きょうはマリア様のスカートめくらないの?」
「僕はもう大人の階段を上ったんだ。もうそんな子供の遊びはやっていられないのさ」
「おとなのかいだん? エリナものぼる!」
正確には今日大人の階段を上る予定なのでまだ上っていないのだけれどね。
「こら、ショータ。エリナに変なこと教えないの」
エリナと話していたらマリアがやって来た。
そわそわは別にしても、今日から魔法の特訓が昼間も出来ると思うと嬉しいかぎりだ。
「マリア様。別に変な事は教えてないよ。それより今日は約束してたよね」
「そうね。じゃあ、早速だけど外に行きましょうか」
「わーい、お外いくー」
僕とエリナがマリアに着いて行くとその後ろからルードも着いてきた。
「お前ら、マリア様と何するんだ?」
「ああ、今日から魔法を教えて貰うんだ」
「えー、俺は5歳からだったのにずっこいぞ」
俺の返事にルードが憤る。
そう言えば、ルードは5歳になったときに魔法を教えて貰ってたな。
全く才能がなかったから、すぐに諦めたみたいだけど。
この魔法の才能があるとか、剣の才能があるとかはやってみないとわからない。
マニュアルでステータスを見ても適性は出てこないから、こればっかりはやってみるしかないわけだ。
俺の場合はスキルポイントを割り振って強制的に取得できるが、適性があるにこしたことはない。
エローリアが用意した身体だし、適性も高いような気はするけどね。
「二人は剣術がとても強いとカイルから聞いているわ。だから、魔法も少し早く教えてみることにしたのよ」
ルードは既にエリナにも剣術で全く勝てなくなっている。
マリアにそう言われては何も反論できないようだった。
「ちぇっ、お前ら二人揃ってずっこいんだよ」
ルードは拗ねた口調になって僕達の事を妬む。
いや、ルード。
お前も真剣に特訓してたらまだエリナとどっこいどっこいだったと思うぞ。
誰にも勝てないルードが腐ってしまうのも分からなくないけどな。
いや、五歳という年齢を考えれば当たり前かもしれない。
だが、俺がルードにしてやれることは特にないんだよな。
すまん、ルード。
せめてビシバシ鍛えて貰えるようにマリアに頼んでおくからな。
「さあ、じゃあ見本を見せるわね。危ないから少し離れていてね」
孤児院を出て開けた空き地に着くと、マリアは魔法の実演をしてくれた。
片手を前にだして、魔力を集中させている。
すぐにマリアの手のひらから直径30cm位の水の塊が出現する。
「ウォーターショット!」
マリアが魔法名を唱えると、マリアの手からすごい勢いで水の塊が飛び出していった。
飛び出して言った水の塊は大きな岩にぶつかり穴を開ける。
「おおー! すごいすごい!」
エリナが目を輝かせて喜んでいる。
「これが水魔法Lv1『ウォーターショット』よ。それじゃ二人とも早速やってみましょうか」
「はい」
「はーい」
俺は既に水魔法は習得している。ただ、今日の為に水魔法のスキルは未習得状態にしてある。
「先ずは体内の魔力を感じるところからよ。エリナ、体内にある魔力を感じられる?」
「うーん、エリナわかんない」
「ショータは?」
「僕もわかりません」
俺は今日初めて魔法を学ぶことになっているのだ。
マリアが事情を知っていると言っても、ルードやエリナの前でいきなり魔法を使うわけにわいかない。
「わかった。じゃあ二人とも私と手をつないでくれる」
「はい」
「はーい」
俺とエリナはマリアの手をそれぞれ取って手をつなぐ。
「これから貴方たちに少しだけ魔力を流します。それで体内に魔力が循環するイメージを掴んでください」
マリアはそう言うと俺とエリナに魔力を流し始める。
マリアの魔力が俺の中に入ってきて、俺の魔力を押しのけるように身体を巡っている感じだ。
魔力を押しのけられるのが、何だかむず痒い。
エリナも同じだったみたいでむむむ、と顔を少ししかめている。
「どう? 魔力が流れる感じはつかめた?」
「なんとなくだけど」
「エリナ、わかった」
「そう、じゃあ二人とも掌に魔力を集中させてそれを水の塊になるようにイメージしてみて、大きさも実際にどのくらいか想像するのよ」
俺は掌に魔力を集中させて水の塊を掌に出現させる。
ふう、スキルが無い状態だと集中力がかなりいるんだよな。
「ショータ、すごいわ。後はそれを遠くに飛ばすように魔力を放出するだけよ」
俺はマリアに言われた通り水の塊を放出する。
「ウォーターショット」
手のひらから放出された水の塊はすごい勢いで飛んでいった。
「ショータ。それが『ウォーターショット』よ。まさか、一回で出来ちゃうなんて、すごいわ」
「そんな、嘘だろ……」
マリアは俺を賞賛しルードはショックを受けているようだ。
マリアは俺が魔法を使えることを知っているんだけどね。
さて、エリナはどうかな?
エリナの方を見ると俺のウォーターショットには目もくれず目を閉じてすごい集中している。
そして、エリナが目を開いたと思ったら掌には水の塊が出現した。
「うぉーたーしょっと!」
エリナの掌から水の塊がすごい勢いで発射された。
まじか、俺が初めてストーンショットを自力取得したときは2回かかったのに。
「やったー! できたー!」
「すごいわ、エリナ。エリナも一回で出来ちゃうなんて」
「……」
エリナは飛び跳ねて喜び、マリアはそれを賞賛し、ルードは何も言わずに落ち込んでいる。
ルードをここに連れてきたのは失敗だったな。
連れてこなくても仲間外れにされたとかで怒りそうではあるが。
それにしても、エリナは三歳とは思えない集中力だ。
精神は大人の俺が二回かかった習得したことをたったの一回でやってのけてしまった。
隠されたステータスなのか、本人の資質なのか。
やはり、エリナはただ者ではないらしい。
「うぉーたーしょっと! うぉーたーしょっと!」
気をよくしたエリナはウォーターショットを何度も打ち出す。
「あっ、ダメよエリナ! そんなに魔法を使ったら」
「あはは、うぉーたーしょっと! うぉーたー……」
エリナはさっきまでの元気が嘘のようにコテンとその場に倒れ込んだ。
「エリナ!」
マリアが慌ててエリナに近づいて介抱する。
「すぅ、すぅ」
「よかった。気を失っただけだわ」
「いい、ショータ。魔力を使い切ると、とても危険なの。調子に乗って魔法を使ってはダメよ」
「うん、わかったよ」
「よし、じゃあ今日は帰りましょう」
マリアはエリナを抱きかかえて孤児院へと向かう。
ルードはぶつぶつと何かいいながらマリアへと続く。
もう少し魔法の練習がしたかったけど仕方ないか。
それに今日の本当のお楽しみは夜だしな。
俺もマリアに続いて孤児院へと戻った。
もちろん昼間に魔法が使えるから浮き足だっている訳では無い。
今日の夜の事を考えるだけで、落ち着かないのだ。
「ショータ。きょうはマリア様のスカートめくらないの?」
「僕はもう大人の階段を上ったんだ。もうそんな子供の遊びはやっていられないのさ」
「おとなのかいだん? エリナものぼる!」
正確には今日大人の階段を上る予定なのでまだ上っていないのだけれどね。
「こら、ショータ。エリナに変なこと教えないの」
エリナと話していたらマリアがやって来た。
そわそわは別にしても、今日から魔法の特訓が昼間も出来ると思うと嬉しいかぎりだ。
「マリア様。別に変な事は教えてないよ。それより今日は約束してたよね」
「そうね。じゃあ、早速だけど外に行きましょうか」
「わーい、お外いくー」
僕とエリナがマリアに着いて行くとその後ろからルードも着いてきた。
「お前ら、マリア様と何するんだ?」
「ああ、今日から魔法を教えて貰うんだ」
「えー、俺は5歳からだったのにずっこいぞ」
俺の返事にルードが憤る。
そう言えば、ルードは5歳になったときに魔法を教えて貰ってたな。
全く才能がなかったから、すぐに諦めたみたいだけど。
この魔法の才能があるとか、剣の才能があるとかはやってみないとわからない。
マニュアルでステータスを見ても適性は出てこないから、こればっかりはやってみるしかないわけだ。
俺の場合はスキルポイントを割り振って強制的に取得できるが、適性があるにこしたことはない。
エローリアが用意した身体だし、適性も高いような気はするけどね。
「二人は剣術がとても強いとカイルから聞いているわ。だから、魔法も少し早く教えてみることにしたのよ」
ルードは既にエリナにも剣術で全く勝てなくなっている。
マリアにそう言われては何も反論できないようだった。
「ちぇっ、お前ら二人揃ってずっこいんだよ」
ルードは拗ねた口調になって僕達の事を妬む。
いや、ルード。
お前も真剣に特訓してたらまだエリナとどっこいどっこいだったと思うぞ。
誰にも勝てないルードが腐ってしまうのも分からなくないけどな。
いや、五歳という年齢を考えれば当たり前かもしれない。
だが、俺がルードにしてやれることは特にないんだよな。
すまん、ルード。
せめてビシバシ鍛えて貰えるようにマリアに頼んでおくからな。
「さあ、じゃあ見本を見せるわね。危ないから少し離れていてね」
孤児院を出て開けた空き地に着くと、マリアは魔法の実演をしてくれた。
片手を前にだして、魔力を集中させている。
すぐにマリアの手のひらから直径30cm位の水の塊が出現する。
「ウォーターショット!」
マリアが魔法名を唱えると、マリアの手からすごい勢いで水の塊が飛び出していった。
飛び出して言った水の塊は大きな岩にぶつかり穴を開ける。
「おおー! すごいすごい!」
エリナが目を輝かせて喜んでいる。
「これが水魔法Lv1『ウォーターショット』よ。それじゃ二人とも早速やってみましょうか」
「はい」
「はーい」
俺は既に水魔法は習得している。ただ、今日の為に水魔法のスキルは未習得状態にしてある。
「先ずは体内の魔力を感じるところからよ。エリナ、体内にある魔力を感じられる?」
「うーん、エリナわかんない」
「ショータは?」
「僕もわかりません」
俺は今日初めて魔法を学ぶことになっているのだ。
マリアが事情を知っていると言っても、ルードやエリナの前でいきなり魔法を使うわけにわいかない。
「わかった。じゃあ二人とも私と手をつないでくれる」
「はい」
「はーい」
俺とエリナはマリアの手をそれぞれ取って手をつなぐ。
「これから貴方たちに少しだけ魔力を流します。それで体内に魔力が循環するイメージを掴んでください」
マリアはそう言うと俺とエリナに魔力を流し始める。
マリアの魔力が俺の中に入ってきて、俺の魔力を押しのけるように身体を巡っている感じだ。
魔力を押しのけられるのが、何だかむず痒い。
エリナも同じだったみたいでむむむ、と顔を少ししかめている。
「どう? 魔力が流れる感じはつかめた?」
「なんとなくだけど」
「エリナ、わかった」
「そう、じゃあ二人とも掌に魔力を集中させてそれを水の塊になるようにイメージしてみて、大きさも実際にどのくらいか想像するのよ」
俺は掌に魔力を集中させて水の塊を掌に出現させる。
ふう、スキルが無い状態だと集中力がかなりいるんだよな。
「ショータ、すごいわ。後はそれを遠くに飛ばすように魔力を放出するだけよ」
俺はマリアに言われた通り水の塊を放出する。
「ウォーターショット」
手のひらから放出された水の塊はすごい勢いで飛んでいった。
「ショータ。それが『ウォーターショット』よ。まさか、一回で出来ちゃうなんて、すごいわ」
「そんな、嘘だろ……」
マリアは俺を賞賛しルードはショックを受けているようだ。
マリアは俺が魔法を使えることを知っているんだけどね。
さて、エリナはどうかな?
エリナの方を見ると俺のウォーターショットには目もくれず目を閉じてすごい集中している。
そして、エリナが目を開いたと思ったら掌には水の塊が出現した。
「うぉーたーしょっと!」
エリナの掌から水の塊がすごい勢いで発射された。
まじか、俺が初めてストーンショットを自力取得したときは2回かかったのに。
「やったー! できたー!」
「すごいわ、エリナ。エリナも一回で出来ちゃうなんて」
「……」
エリナは飛び跳ねて喜び、マリアはそれを賞賛し、ルードは何も言わずに落ち込んでいる。
ルードをここに連れてきたのは失敗だったな。
連れてこなくても仲間外れにされたとかで怒りそうではあるが。
それにしても、エリナは三歳とは思えない集中力だ。
精神は大人の俺が二回かかった習得したことをたったの一回でやってのけてしまった。
隠されたステータスなのか、本人の資質なのか。
やはり、エリナはただ者ではないらしい。
「うぉーたーしょっと! うぉーたーしょっと!」
気をよくしたエリナはウォーターショットを何度も打ち出す。
「あっ、ダメよエリナ! そんなに魔法を使ったら」
「あはは、うぉーたーしょっと! うぉーたー……」
エリナはさっきまでの元気が嘘のようにコテンとその場に倒れ込んだ。
「エリナ!」
マリアが慌ててエリナに近づいて介抱する。
「すぅ、すぅ」
「よかった。気を失っただけだわ」
「いい、ショータ。魔力を使い切ると、とても危険なの。調子に乗って魔法を使ってはダメよ」
「うん、わかったよ」
「よし、じゃあ今日は帰りましょう」
マリアはエリナを抱きかかえて孤児院へと向かう。
ルードはぶつぶつと何かいいながらマリアへと続く。
もう少し魔法の練習がしたかったけど仕方ないか。
それに今日の本当のお楽しみは夜だしな。
俺もマリアに続いて孤児院へと戻った。
0
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる