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09.修羅場?
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イーシャと初エッチをした翌日。
目を覚ますと、可愛い寝息を立てているイーシャの姿があった。
『おはようございます』
うおっ! お、おはようございます。ミローネ、早くないか? 俺は目を覚ましたばかりだぞ。
『ふふっ、アキトさんとイーシャの事が気になって仕方なかったのですよ。昨日は上手くいきましたか?』
そうだな、上手くいったと思う。
『そうですか、それはよかったです。ちなみに何回程したんですか?』
それを聞くのか、まあ、五回だな。
『五回、かなりハッスルしましたね。そんなにイーシャの身体はよかったですか?』
いや、イーシャからおねだりされたんだよ。
『イーシャからおねだり? ……なるほど、イーシャをスキルでメロメロにしちゃったわけですね』
そう言われると、そうなのだが、感度上昇は使ってないぞ。
『私としては、感度上昇も使って欲しかったのですけどね』
「んんんっ……」
イーシャが目を覚ましたみたいだ。
『わかりました。後で冒険者ギルドに来てください。その時に制服もお渡しします』
さすが、ミローネ。愛してる。
『ふふっ、私もアキトさんのこと愛してますよ。それでは』
「ふわ、あ、アキトさん、おはようございます」
「ああ、おはよう」
「えへへ、アキトさん」
イーシャは目が覚めるなり、俺に抱きついてきた。
むにゅっ♡ っと柔らかい感触が伝わってくる。
昨日までの緊張した様子は一切なく、俺に甘えるように頬ずりしている。
もう少し慌てふためく姿を想像していたが、思っていたよりも心を許してくれているようだ。それに、この甘えん坊な感じがイーシャの素なのかもしれない。
自然と手が伸び、イーシャの頭を撫でてやる。
「えへへ」
嬉しそうに微笑まれると、こちらもとても嬉しくなるな。
イーシャと少しゆったりと過ごしてから、ベッドから出るため、布団をめくった。
「あっ」
そこで、ギンギンにそり立っている肉棒をイーシャは見た。
イーシャは少しだけ考えて、頬を赤くして俺を見る。
「アキトさんがよければ、その、しませんか?」
イーシャのお誘いを断る選択肢など今の俺には特にない。
イーシャを抱いてから、冒険者ギルドへと向かった。
冒険者ギルドに着いて中に入ると、オレンジ髪童顔巨乳の受付嬢が声をかけてきた。
「随分と仲がいいんですねぇ」
語尾を間延びさせる話し方をしていて、ちょっと独特な雰囲気がある。
童顔巨乳の受付嬢だからな、ある意味一番エロい存在だと言ってもいい。
「えっと……」
俺はミローネとは違う受付嬢に初めて話しかけられて、嬉しさに戸惑ってしまう。
「初めまして、アタシはトリルと言います。アキトさん、イーシャちゃん、今後も宜しくお願いします」
俺が戸惑っていると、一転しっかりとした口調で、美少女受付嬢はトリルと名乗り、俺とイーシャの名前を口にする。
名前を覚えられている。俺から名乗った事もないと言うのになんて嬉しいんだろうか。
「初めまして、アキトです」
「イーシャです」
お互いの自己紹介が終わると、トリルは俺とイーシャを交互に見てニヤニヤしながらつぶやいた。
「くふふ、なるほど、六回ですか? 結構やりますねぇ」
「六回? 何のことだ?」
「それは、お二人が一番お分かりじゃないですか? おっと、ミローネ先輩が睨んでますねぇ。アキトさん、私も楽しみに待ってますから」
トリルは意味深な言葉だけ残して、俺達から離れていく。
ミローネの方を見ると、とても爽やかな笑顔でこちらを見ている。なるほど、あれは睨んでいるのか。
「ようこそ、冒険者ギルドへ」
睨んでいるらしいミローネの所へ行くと、そっと制服を渡してきた。
軽く雑談をしてから、今日もイーシャと魔物狩りに出向く。
特に怒っている様子は感じられなかったが、狩りの道中、ミローネが遠話で話しかけて来た。
『朝はずいぶんお楽しみのようでしたね』
お楽しみって、覗いたのか?
『ちょっと来るのが遅すぎるなと思ったので、様子を確認してみれば、アキトさんとイーシャがとても仲良くさかってるじゃないですか。するならするで一言貰えれば、私も覗かなかったんですが』
ミローネの声はちょっと怒っているようだった。これは下手に言い訳をしてはいけない奴だ。
すまない。今度はちゃんと報告する。
『ふふっ、わかって貰えればいいのです』
どうやら許してくれたようだ。本当に怒っていたのかも怪しい所だけど。
何となく気まずく感じて、他の話題を絞り出す。
そう言えば、トリルが六回って言ってた意味わかるか?
『分からないんですか? 六回と言うのは、アキトさんとイーシャがセックスした回数ですね』
あっ、そう言えばそうだったような。昨日五回して、朝一回したから、計六回だ。
『イーシャのレベル上限が6上がっていたので、六回したと判断したのでしょう』
何だと? と言うことは、イーシャと何回行為を行ったか丸わかりなのか。
『あまり気にする必要はないと思いますよ。私やトリルのように鑑定のギフトを持っていない限りはわからないでしょうし』
そ、それもそうか。でもトリルも鑑定のギフトを持っているんだな。そんなにありふれたギフトなのか?
『いえ、鑑定のギフトはかなりレアなギフトです。闘人や賢者と同ランクのギフトで、一つの国に一人いるかいないか位でしょうか』
二人が同じ冒険者ギルドにいるわけだが?
『確率の問題ですからね。そういうこともありますよ』
いや、そうかもしれないけど。
釈然としない思いはあったが、今はトリルの事を聞いておく。
トリルって何者なんだ?
『実は私にもよく分からないのです。どうやら、ケーナに支配されておらず、私の敵ではなさそうと言う所ですね』
それってケーナや他の受付嬢は分かっているのか?
『分かっていないと思います。表向きは私に嫌がらせをしているように見せかけていますから。ですが、私がトリルから嫌がらせを受けた事は実はありません』
なるほど、敵ではなさそうだが、味方でもなさそうだと。
『そう言うことです』
「アキトさん、アキトさん、今日は何処に行くんですか?」
イーシャは町を出てから、俺の腕に抱きつきながら歩いている。
「ああ、今日はダンジョンに潜って連携の練度を上げるのとレベル上げだ」
「はいっ」
良い笑顔を見せ、腕に抱きつきながら、鼻歌を口ずさみ、とても楽しそうだ。
道中では、俺の事を知りたがり、どんどん質問が飛んできた。
異世界からこの世界に来て四日目の俺は、所々はぐらかしながら、その質問に答えた。
『うーん、朝イーシャを見た時も思いましたけど、完全にアキトさんに惚れちゃってますね』
やっぱりそうだよな。ミローネの目から見てもそう思うよな。
スキルにそんな効果があるものはないのだが、どうしてこうなった。
『よっぽど昨日の初体験がよかったのか、元々アキトさんが好みのタイプだったのか、真相はイーシャ本人にしかわかりませんね。……よかったじゃないですか、モテモテで』
最後に少し拗ねたような口調で言うミローネ。
いや、その、ミローネの事愛してるよ。決してイーシャに心が移ったりしてないぞ。
『イーシャは冒険者ギルドの受付嬢じゃないから、ですか?』
……。
確信を突かれ、もはや黙るしかない。
『その理屈で行くと、私が冒険者ギルドの受付嬢を辞めたらどう言う反応をするのか気になりますね』
……俺はミローネが冒険者ギルドの受付嬢じゃなくなっても愛しますよ。
『ふふっ、冗談はこれ位にしておきましょう』
……そうだな。
『イーシャの事はこのまま惚れさせておきましょう。アキトさんがイーシャを貰ってあげればいいだけですし』
そう言うつもりで抱いたけど、ミローネが言うのはおかしくないですか?
『そう言えば、屈服をイーシャに刻む事には成功したんですよね?』
ミローネは俺の抗議を無視して話を続ける。
ああ、ちゃんと屈服を刻んださ。
『ヘルミナの魔の手からイーシャを守る事が出来そうで何よりです』
ヘルミナか、ミローネの隣にいた赤髪ショートカットの受付嬢だよな。
そろそろ、他の受付嬢をどうやって攻略して行くのか具体的な作戦を知りたいのだが。
『……そうですね。それでは、今日はイーシャを連れて、私の家に来てください。そこで話をしましょう』
ミローネの家に、イーシャを連れて? ……マジですか?
『はい、イーシャとは早めに話をしておいた方がいいと思いますしね』
いや、ミローネは事情を知ってるからいいんだが。
「どうしたんですか?」
思わず歩みを止めてイーシャの方を見ると、可愛らしく首を傾げている。
ミローネの家に連れて行ったとき、イーシャがどういう反応をするのか分からない。
とても気分が重たいが、ミローネに言われている以上、先延ばしすることは出来ない。
『ご飯を食べてからでいいので、私の家にちゃんと来てくださいね』
わかった。
俺にはそう答えるしかなかった。
今日の狩りも無事に終わり、冒険者ギルドに行ってから、飯を食べに行く。
食事も終わりに差し掛かりそうなタイミングで、俺は話しを切り出した。
「実はこの後一緒に行って欲しい場所があるんだ」
「? はい、何処ですか?」
「ミローネの家だ」
「……ミローネって、あの冒険者ギルドのミローネさんですか?」
「そうだ」
イーシャは少しだけ考えてから、力強い眼差しで俺を見る。
「……わかりました。行きます」
イーシャを無事? に説得する事が出来た俺は、イーシャを連れてミローネの家へと向かった。
この家に来る時は、何時もウハウハな気分で来ていたはずなのだが、どうしてこうなった。
扉の前で少し逡巡してから、ノックをする。
「はーい、今開けます」
ミローネがすぐにやって来て、扉を開けた。
「ようこそ、お待ちしていました」
ミローネに笑顔で案内され、俺とイーシャは家の中へと入った。
部屋に通されて、俺とイーシャが並んで座り、その対面にミローネが座る。
ミローネが一人笑顔で、俺とイーシャは緊張した面持ちだ。
「イーシャ、今日は来てくれてありがとう」
「いえ、私もミローネさんに聞きたい事があったので」
「聞きたい事?」
「アキトさんとミローネさんの関係についてです。お二人はどのような関係なんですか?」
いきなり確信を突く質問をするイーシャ。
「その質問に答える前に聞いておきたいのだけれど、イーシャはアキトさんのことが好きですか?」
「はい、好きです」
「アキトさんがイーシャの事を好きじゃなかったとしても?」
「……それなら、アキトさんが好きになってくれるまで頑張ります。私、諦めません」
そこまで言われると、嬉しい気持ちもあるが、結構重たく感じてしまうぞイーシャ。
「そうですか。わかりました。私とアキトさんの関係をお答えしましょう。アキトさんは私の理解者であり協力者なのです」
「協力者、ですか?」
「はい、そうです。私にはやらなければならない使命があり、その使命を果たすためにアキトさんは協力してくれているのです」
「使命、ですか?」
「はい、説明しましょう」
ミローネは、現在の冒険者ギルドの状態とミローネ自身がどのような状態かについて、イーシャに説明した。
ケーナに職員が支配されていること、スーネリアとヘルミナを支配から解放しないといけない事などだ。
そして、スーネリアとヘルミナを俺が抱くという話に入る。
「そして、スーネリアとヘルミナを解放するためには、アキトさんの性者の力で抱いて貰わないといけないのです。ですから、アキトさんに協力をお願いしたわけです」
イーシャは黙ってミローネの話を聞いていた。ミローネの話が一通り終わると、ミローネではなく俺をみる。
「アキトさんはそれでいいんですか?」
「ああ、俺はミローネに力を貸すと決めた」
本当は半ば強制的に従わされているのだが、俺自身も進んで協力している部分もある。ミローネのユニークスキルの話をすれば、話が拗れるのは間違いないので、黙っておくほうがいいだろう。
それよりも、イーシャはミローネの話を信じたのだろうか。俺ですら、まだ少し疑っている部分もあるのだが。
「そう、ですか。……あの、アキトさんはミローネさんの事どう思っているんですか?」
或いは、イーシャにとってはそんな事はどうでも良かったのかもしれない。俺はその質問に正直に答えた。
「まあ、好きだな」
一目見た時からミローネに心奪われているのは確かだ。そうでなければ、俺はミローネに支配されて発狂していたかもしれない。ミローネが冒険者ギルドの受付嬢だったいうのも勿論あるが。
「わかりました。私アキトさんに好きになって貰えるように頑張ります」
イーシャはそう言って、ミローネの前で俺に抱きついてきた。
「ふふっ、とても仲が良いですね」
ミローネはとても爽やかな笑顔でこちらを見ている。
「はい、私アキトさんと、とても仲がいいんです」
「そうですか。私とイーシャはアキトさんに純潔を散らされた仲ですからね。これからは、是非仲良くしていきましょう」
「純潔を……そういうことですか、わかりました。ミローネさんよろしくお願いします」
二人は笑顔で言葉を交わし、俺は唯々それを見ていた。
ミローネは強い奴だと思っていたが、どうやらイーシャも負けず劣らずの強さらしい。
いや、レベル上限をあげる為に俺に抱かれる事をすぐに決断するような子だ。それに一家の借金を返そうと一人奮闘しようとしている。そう考えれば、イーシャはとても強い女だったのだろう。
「ふふっ」
「ふふふ」
二人は余計な言葉を発さず、ただお互いを見て笑いあっている。
強い女二人に囲まれるのはとても魅力的に思えるが、この状況が好きな奴は中々いないだろう。
ただ、ありがたいことにこの状況は長く続かず、ミローネの発言で違う方向へと向かい出す。
「それでは、三人の仲を深める為にも、三人でしましょうか」
ミローネの3P発言。マジですか、ミローネ先輩。
『私もストレス解消したくてたまらないんですよ』
ミローネの方を見ると、すぐに遠話で欲求不満であることを伝えてきた。
「わかりました」
イーシャもすぐに了承する。
二人が同意するのなら、俺には何の文句もない。
俺達三人は、三人でセックスをする事になった。
目を覚ますと、可愛い寝息を立てているイーシャの姿があった。
『おはようございます』
うおっ! お、おはようございます。ミローネ、早くないか? 俺は目を覚ましたばかりだぞ。
『ふふっ、アキトさんとイーシャの事が気になって仕方なかったのですよ。昨日は上手くいきましたか?』
そうだな、上手くいったと思う。
『そうですか、それはよかったです。ちなみに何回程したんですか?』
それを聞くのか、まあ、五回だな。
『五回、かなりハッスルしましたね。そんなにイーシャの身体はよかったですか?』
いや、イーシャからおねだりされたんだよ。
『イーシャからおねだり? ……なるほど、イーシャをスキルでメロメロにしちゃったわけですね』
そう言われると、そうなのだが、感度上昇は使ってないぞ。
『私としては、感度上昇も使って欲しかったのですけどね』
「んんんっ……」
イーシャが目を覚ましたみたいだ。
『わかりました。後で冒険者ギルドに来てください。その時に制服もお渡しします』
さすが、ミローネ。愛してる。
『ふふっ、私もアキトさんのこと愛してますよ。それでは』
「ふわ、あ、アキトさん、おはようございます」
「ああ、おはよう」
「えへへ、アキトさん」
イーシャは目が覚めるなり、俺に抱きついてきた。
むにゅっ♡ っと柔らかい感触が伝わってくる。
昨日までの緊張した様子は一切なく、俺に甘えるように頬ずりしている。
もう少し慌てふためく姿を想像していたが、思っていたよりも心を許してくれているようだ。それに、この甘えん坊な感じがイーシャの素なのかもしれない。
自然と手が伸び、イーシャの頭を撫でてやる。
「えへへ」
嬉しそうに微笑まれると、こちらもとても嬉しくなるな。
イーシャと少しゆったりと過ごしてから、ベッドから出るため、布団をめくった。
「あっ」
そこで、ギンギンにそり立っている肉棒をイーシャは見た。
イーシャは少しだけ考えて、頬を赤くして俺を見る。
「アキトさんがよければ、その、しませんか?」
イーシャのお誘いを断る選択肢など今の俺には特にない。
イーシャを抱いてから、冒険者ギルドへと向かった。
冒険者ギルドに着いて中に入ると、オレンジ髪童顔巨乳の受付嬢が声をかけてきた。
「随分と仲がいいんですねぇ」
語尾を間延びさせる話し方をしていて、ちょっと独特な雰囲気がある。
童顔巨乳の受付嬢だからな、ある意味一番エロい存在だと言ってもいい。
「えっと……」
俺はミローネとは違う受付嬢に初めて話しかけられて、嬉しさに戸惑ってしまう。
「初めまして、アタシはトリルと言います。アキトさん、イーシャちゃん、今後も宜しくお願いします」
俺が戸惑っていると、一転しっかりとした口調で、美少女受付嬢はトリルと名乗り、俺とイーシャの名前を口にする。
名前を覚えられている。俺から名乗った事もないと言うのになんて嬉しいんだろうか。
「初めまして、アキトです」
「イーシャです」
お互いの自己紹介が終わると、トリルは俺とイーシャを交互に見てニヤニヤしながらつぶやいた。
「くふふ、なるほど、六回ですか? 結構やりますねぇ」
「六回? 何のことだ?」
「それは、お二人が一番お分かりじゃないですか? おっと、ミローネ先輩が睨んでますねぇ。アキトさん、私も楽しみに待ってますから」
トリルは意味深な言葉だけ残して、俺達から離れていく。
ミローネの方を見ると、とても爽やかな笑顔でこちらを見ている。なるほど、あれは睨んでいるのか。
「ようこそ、冒険者ギルドへ」
睨んでいるらしいミローネの所へ行くと、そっと制服を渡してきた。
軽く雑談をしてから、今日もイーシャと魔物狩りに出向く。
特に怒っている様子は感じられなかったが、狩りの道中、ミローネが遠話で話しかけて来た。
『朝はずいぶんお楽しみのようでしたね』
お楽しみって、覗いたのか?
『ちょっと来るのが遅すぎるなと思ったので、様子を確認してみれば、アキトさんとイーシャがとても仲良くさかってるじゃないですか。するならするで一言貰えれば、私も覗かなかったんですが』
ミローネの声はちょっと怒っているようだった。これは下手に言い訳をしてはいけない奴だ。
すまない。今度はちゃんと報告する。
『ふふっ、わかって貰えればいいのです』
どうやら許してくれたようだ。本当に怒っていたのかも怪しい所だけど。
何となく気まずく感じて、他の話題を絞り出す。
そう言えば、トリルが六回って言ってた意味わかるか?
『分からないんですか? 六回と言うのは、アキトさんとイーシャがセックスした回数ですね』
あっ、そう言えばそうだったような。昨日五回して、朝一回したから、計六回だ。
『イーシャのレベル上限が6上がっていたので、六回したと判断したのでしょう』
何だと? と言うことは、イーシャと何回行為を行ったか丸わかりなのか。
『あまり気にする必要はないと思いますよ。私やトリルのように鑑定のギフトを持っていない限りはわからないでしょうし』
そ、それもそうか。でもトリルも鑑定のギフトを持っているんだな。そんなにありふれたギフトなのか?
『いえ、鑑定のギフトはかなりレアなギフトです。闘人や賢者と同ランクのギフトで、一つの国に一人いるかいないか位でしょうか』
二人が同じ冒険者ギルドにいるわけだが?
『確率の問題ですからね。そういうこともありますよ』
いや、そうかもしれないけど。
釈然としない思いはあったが、今はトリルの事を聞いておく。
トリルって何者なんだ?
『実は私にもよく分からないのです。どうやら、ケーナに支配されておらず、私の敵ではなさそうと言う所ですね』
それってケーナや他の受付嬢は分かっているのか?
『分かっていないと思います。表向きは私に嫌がらせをしているように見せかけていますから。ですが、私がトリルから嫌がらせを受けた事は実はありません』
なるほど、敵ではなさそうだが、味方でもなさそうだと。
『そう言うことです』
「アキトさん、アキトさん、今日は何処に行くんですか?」
イーシャは町を出てから、俺の腕に抱きつきながら歩いている。
「ああ、今日はダンジョンに潜って連携の練度を上げるのとレベル上げだ」
「はいっ」
良い笑顔を見せ、腕に抱きつきながら、鼻歌を口ずさみ、とても楽しそうだ。
道中では、俺の事を知りたがり、どんどん質問が飛んできた。
異世界からこの世界に来て四日目の俺は、所々はぐらかしながら、その質問に答えた。
『うーん、朝イーシャを見た時も思いましたけど、完全にアキトさんに惚れちゃってますね』
やっぱりそうだよな。ミローネの目から見てもそう思うよな。
スキルにそんな効果があるものはないのだが、どうしてこうなった。
『よっぽど昨日の初体験がよかったのか、元々アキトさんが好みのタイプだったのか、真相はイーシャ本人にしかわかりませんね。……よかったじゃないですか、モテモテで』
最後に少し拗ねたような口調で言うミローネ。
いや、その、ミローネの事愛してるよ。決してイーシャに心が移ったりしてないぞ。
『イーシャは冒険者ギルドの受付嬢じゃないから、ですか?』
……。
確信を突かれ、もはや黙るしかない。
『その理屈で行くと、私が冒険者ギルドの受付嬢を辞めたらどう言う反応をするのか気になりますね』
……俺はミローネが冒険者ギルドの受付嬢じゃなくなっても愛しますよ。
『ふふっ、冗談はこれ位にしておきましょう』
……そうだな。
『イーシャの事はこのまま惚れさせておきましょう。アキトさんがイーシャを貰ってあげればいいだけですし』
そう言うつもりで抱いたけど、ミローネが言うのはおかしくないですか?
『そう言えば、屈服をイーシャに刻む事には成功したんですよね?』
ミローネは俺の抗議を無視して話を続ける。
ああ、ちゃんと屈服を刻んださ。
『ヘルミナの魔の手からイーシャを守る事が出来そうで何よりです』
ヘルミナか、ミローネの隣にいた赤髪ショートカットの受付嬢だよな。
そろそろ、他の受付嬢をどうやって攻略して行くのか具体的な作戦を知りたいのだが。
『……そうですね。それでは、今日はイーシャを連れて、私の家に来てください。そこで話をしましょう』
ミローネの家に、イーシャを連れて? ……マジですか?
『はい、イーシャとは早めに話をしておいた方がいいと思いますしね』
いや、ミローネは事情を知ってるからいいんだが。
「どうしたんですか?」
思わず歩みを止めてイーシャの方を見ると、可愛らしく首を傾げている。
ミローネの家に連れて行ったとき、イーシャがどういう反応をするのか分からない。
とても気分が重たいが、ミローネに言われている以上、先延ばしすることは出来ない。
『ご飯を食べてからでいいので、私の家にちゃんと来てくださいね』
わかった。
俺にはそう答えるしかなかった。
今日の狩りも無事に終わり、冒険者ギルドに行ってから、飯を食べに行く。
食事も終わりに差し掛かりそうなタイミングで、俺は話しを切り出した。
「実はこの後一緒に行って欲しい場所があるんだ」
「? はい、何処ですか?」
「ミローネの家だ」
「……ミローネって、あの冒険者ギルドのミローネさんですか?」
「そうだ」
イーシャは少しだけ考えてから、力強い眼差しで俺を見る。
「……わかりました。行きます」
イーシャを無事? に説得する事が出来た俺は、イーシャを連れてミローネの家へと向かった。
この家に来る時は、何時もウハウハな気分で来ていたはずなのだが、どうしてこうなった。
扉の前で少し逡巡してから、ノックをする。
「はーい、今開けます」
ミローネがすぐにやって来て、扉を開けた。
「ようこそ、お待ちしていました」
ミローネに笑顔で案内され、俺とイーシャは家の中へと入った。
部屋に通されて、俺とイーシャが並んで座り、その対面にミローネが座る。
ミローネが一人笑顔で、俺とイーシャは緊張した面持ちだ。
「イーシャ、今日は来てくれてありがとう」
「いえ、私もミローネさんに聞きたい事があったので」
「聞きたい事?」
「アキトさんとミローネさんの関係についてです。お二人はどのような関係なんですか?」
いきなり確信を突く質問をするイーシャ。
「その質問に答える前に聞いておきたいのだけれど、イーシャはアキトさんのことが好きですか?」
「はい、好きです」
「アキトさんがイーシャの事を好きじゃなかったとしても?」
「……それなら、アキトさんが好きになってくれるまで頑張ります。私、諦めません」
そこまで言われると、嬉しい気持ちもあるが、結構重たく感じてしまうぞイーシャ。
「そうですか。わかりました。私とアキトさんの関係をお答えしましょう。アキトさんは私の理解者であり協力者なのです」
「協力者、ですか?」
「はい、そうです。私にはやらなければならない使命があり、その使命を果たすためにアキトさんは協力してくれているのです」
「使命、ですか?」
「はい、説明しましょう」
ミローネは、現在の冒険者ギルドの状態とミローネ自身がどのような状態かについて、イーシャに説明した。
ケーナに職員が支配されていること、スーネリアとヘルミナを支配から解放しないといけない事などだ。
そして、スーネリアとヘルミナを俺が抱くという話に入る。
「そして、スーネリアとヘルミナを解放するためには、アキトさんの性者の力で抱いて貰わないといけないのです。ですから、アキトさんに協力をお願いしたわけです」
イーシャは黙ってミローネの話を聞いていた。ミローネの話が一通り終わると、ミローネではなく俺をみる。
「アキトさんはそれでいいんですか?」
「ああ、俺はミローネに力を貸すと決めた」
本当は半ば強制的に従わされているのだが、俺自身も進んで協力している部分もある。ミローネのユニークスキルの話をすれば、話が拗れるのは間違いないので、黙っておくほうがいいだろう。
それよりも、イーシャはミローネの話を信じたのだろうか。俺ですら、まだ少し疑っている部分もあるのだが。
「そう、ですか。……あの、アキトさんはミローネさんの事どう思っているんですか?」
或いは、イーシャにとってはそんな事はどうでも良かったのかもしれない。俺はその質問に正直に答えた。
「まあ、好きだな」
一目見た時からミローネに心奪われているのは確かだ。そうでなければ、俺はミローネに支配されて発狂していたかもしれない。ミローネが冒険者ギルドの受付嬢だったいうのも勿論あるが。
「わかりました。私アキトさんに好きになって貰えるように頑張ります」
イーシャはそう言って、ミローネの前で俺に抱きついてきた。
「ふふっ、とても仲が良いですね」
ミローネはとても爽やかな笑顔でこちらを見ている。
「はい、私アキトさんと、とても仲がいいんです」
「そうですか。私とイーシャはアキトさんに純潔を散らされた仲ですからね。これからは、是非仲良くしていきましょう」
「純潔を……そういうことですか、わかりました。ミローネさんよろしくお願いします」
二人は笑顔で言葉を交わし、俺は唯々それを見ていた。
ミローネは強い奴だと思っていたが、どうやらイーシャも負けず劣らずの強さらしい。
いや、レベル上限をあげる為に俺に抱かれる事をすぐに決断するような子だ。それに一家の借金を返そうと一人奮闘しようとしている。そう考えれば、イーシャはとても強い女だったのだろう。
「ふふっ」
「ふふふ」
二人は余計な言葉を発さず、ただお互いを見て笑いあっている。
強い女二人に囲まれるのはとても魅力的に思えるが、この状況が好きな奴は中々いないだろう。
ただ、ありがたいことにこの状況は長く続かず、ミローネの発言で違う方向へと向かい出す。
「それでは、三人の仲を深める為にも、三人でしましょうか」
ミローネの3P発言。マジですか、ミローネ先輩。
『私もストレス解消したくてたまらないんですよ』
ミローネの方を見ると、すぐに遠話で欲求不満であることを伝えてきた。
「わかりました」
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異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
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