467 / 555
11章 夏の海ではしゃいじゃお
431.好奇心ウズウズ
しおりを挟む
ヒスイの活躍に最大限の賛辞を贈るのは当然として──そもそもあの攻撃はなんだったの? いつの間に敵が現れたの? ボス戦開始のアナウンスはないの?
「ロボットは壊れてて動いてないし……?」
「っ……ボスのくせに、姿を隠してる感じか?」
僕がきょろきょろと周囲を見回していたら、ルトが地面を蹴って飛び退いた。その直後に、地面から氷の槍のようなものが飛び出してくる。
……よく見たら、氷とはちょっと違うような?
んん? と首を傾げながら観察していると、それは地面にスッと引っ込んだ。地面に大きな穴が残ってる。僕くらいのサイズなら入れそう。
「穴ごと消えるんじゃないんだ……」
「消えるタイプの方がよかったよな。これ、攻撃され続けたら地面なくなるぜ?」
ルトが苦い表情で呟きながら泳ぐ。迂闊に地面におりられないもんね。
「まぁ、水中だから、地面がなくてもなんとかなるような気がする」
「ずっと泳いでんのは地味にしんどいけどな」
僕の言葉にすぐさま言い返してくるルトの思いもわからないではない。
とはいえ、敵の姿さえ見えないから、今のところ対策のしようがないよ。
「きゃっ」
「リリ! ──ふーっ、危なかったな……」
ルトの近くまで泳いできていたリリが、透明な槍のようなものに襲われた。
でも、咄嗟にルトが手を伸ばして引き寄せたから、ギリギリで回避できたみたいだ。
「泳いでても攻撃してくるの!?」
僕は悲鳴を上げちゃった。
逃げ場がないじゃん! 水中で素早さが落ちている中、不可視の敵に攻撃されるのはつらいよ。
一応、人魚薬とかのアイテムを使って、できる限り素早さが下がるのを抑えてるんだよ?
それでも、一方的に攻撃され続けるのはなかなか厳しい気がする。
「ルト、ありがとう」
「おう──でも、このままじゃやられるばっかりだよな。せめて敵がどこにいるかわかりゃいいんだけど……」
リリの肩を抱きながらルトが周囲を見渡す。
どうでもいいけど、ここでイチャイチャするのはどうかと思うよ?
ジトッと見つめる僕の視線に気づいたのか、ルトがそっとリリから手を離した。
ちょっと気まずそうだから、完全に無意識でしてた行動だったんだねー。リリが全然気にしてない感じなのは、いいことなのかな……?
「地面から攻撃されてるってことは、本体はこの下、とかありえる?」
リリが地面を指しながら首を傾げた。
ルトが「げっ、それめんどくせーパターン」と嫌そうに顔を歪めて呟く。
地面の下にいるモンスターかぁ……攻撃されてできた穴から行けってこと? いつ攻撃されるかわからないのに?
「とりあえず、モモ、風の玉を投げ込んでみてくれ」
「僕が!? ……うぅ、いいけど」
ルトに頼まれて、僕は驚きながらも渋々と頷く。
僕が一番たくさん遠距離攻撃のスキルを持ってるもんね。何かあっても、リリより防御力が高いからなんとかなりそうだし。
「くるる(ボクが攻撃しようか?)」
「にゃ(ヒスイがするにゃ!)」
穴に近づこうとした僕に、ペタとヒスイが声をかけてくれた。特にヒスイはやる気満々だ。
「そう? じゃあ、ヒスイに頼もうかな。攻撃されそうだったらすぐに回避してね」
「にゃ(素早さ上げとくにゃー。【疾風】!)」
ヒスイが水中を駆けてスキルを使い、パーティ全体の素早さを上げてくれた。そして、すぐさま一番近い穴に向かう。
ハラハラしながら見守る僕たちの前で、ヒスイは「にゃ(【鎌鼬】!)」と穴の奥に向かって攻撃スキルを叩き込んだ。
「……にゃっ!?」
不意にヒスイが身を翻して駆ける。
その直後、数多の槍のようなものが地面から突き出された。
攻撃したら、槍の数が増えるってひどくない!?
「ふぎゃっ!?」
僕の傍にも出てきたから慌てて回避する──けど避けきれない!
咄嗟に「【嵐蹴り】!」と蹴り技を放って槍を攻撃した。攻撃は最大の防御なり!
荒れ狂う風を纏った蹴りが槍に直撃し──
「ギュルルルルゥ!」
「え、誰かお腹壊した?」
「おい、モモ、なんか汚ぇからやめろ」
僕までお腹が痛くなりそうな音がして、反射的に呟いたら、ルトに冷たい声でツッコミを入れられた。
ちょっとしたジョークだよぉ。それくらいで怒らないで。
「モモが槍を攻撃したら、敵にダメージを与えられたみたいだね」
「出てきた槍を攻撃するのが正解か?」
リリとルトが話し合ってる。
モグラ叩きみたいに、ひたすら出てきたものを叩くの? それ結構楽しそう!
でも、敵の体力バーが見えないから、いつまで攻撃すればいいかわからないのは疲れるだろうなぁ。さっきの僕の蹴り技は、大ダメージを与えたような手応えもなかったし。
嵐蹴りは結構強いスキルのはずなんだけど。ちょっと悔しい。
「別の攻略法もありそうなんだけどなぁ……」
ルトたちが穴の奥に攻撃スキルを叩き込み、その後に飛び出してくる槍(?)を攻撃し始めるのに合わせて、僕も蹴りや魔法を放つ。
うーん、スキルレベルを高める訓練としてはいいかも? 槍(?)を回避できなかったら大ダメージを負っちゃいそうだけど。
そんなことを考えながら、次の槍(?)はどこかなー、と視線を巡らせていると、壊れた防衛兵が視界に入りちょっと気になった。
「……これって、モンスターじゃなくて人工物だよね? つまり、人か海エルフがわざわざここに用意した? もしくはダンジョンが……?」
意味のないものが置かれているなんて不自然だ。これこそが攻略法の一つの可能性が高い。
「ルトー、このロボット、直せない?」
「無理! 材料がわかんねぇし、直し方も知らねぇ。俺だって、それを直すのが一番の攻略法なんだってのは察してるぜ? けど、たぶん、事前の情報集めが足りなかった」
僕が気づいたことは、ゲーマーのルトにとっては察していて当然のことだったみたいだ。その上で無理と言われて、僕は「むぅ……」と黙るしかない。
確かに、ダンジョン内の情報収集を怠ったのはダメだったねぇ。リオさんに聞いたら、何か資料を出してくれたかもしれないのに。
でも、すんなりと諦めるのはもったいない気がして、攻撃を中断し防衛兵の周囲を泳いで観察してみる。
何か攻略のヒントがないかなー?
「……およ?」
防衛兵の背後──人間だったらうなじの辺りに来たところで、小さな隙間を見つけた。
元々蓋がされてたけど、壊れて開いたままになっちゃってる感じ。結構奥まで穴が続いてるみたいだ。
僕だったらギリギリ中に入れそう。……好奇心がウズウズしちゃうぞ。
槍(?)と戦っているルトたちをチラリと見てから、再び隙間に視線を落とす。
行っちゃう? 何かいい発見があるかもしれないし、楽しそう!
「♪うさちゃん、ころころ、もっふもふ~、隙間にはまって、さあたいへ~ん」
童謡どんぐりころころを替え歌しながら、好奇心に任せていざ突入だー!
「モモ、何してんだ!?」
なんかルトの叫び声が聞こえた気がするけど、聞こえなかったフリをして、いってきまーす♪
「ロボットは壊れてて動いてないし……?」
「っ……ボスのくせに、姿を隠してる感じか?」
僕がきょろきょろと周囲を見回していたら、ルトが地面を蹴って飛び退いた。その直後に、地面から氷の槍のようなものが飛び出してくる。
……よく見たら、氷とはちょっと違うような?
んん? と首を傾げながら観察していると、それは地面にスッと引っ込んだ。地面に大きな穴が残ってる。僕くらいのサイズなら入れそう。
「穴ごと消えるんじゃないんだ……」
「消えるタイプの方がよかったよな。これ、攻撃され続けたら地面なくなるぜ?」
ルトが苦い表情で呟きながら泳ぐ。迂闊に地面におりられないもんね。
「まぁ、水中だから、地面がなくてもなんとかなるような気がする」
「ずっと泳いでんのは地味にしんどいけどな」
僕の言葉にすぐさま言い返してくるルトの思いもわからないではない。
とはいえ、敵の姿さえ見えないから、今のところ対策のしようがないよ。
「きゃっ」
「リリ! ──ふーっ、危なかったな……」
ルトの近くまで泳いできていたリリが、透明な槍のようなものに襲われた。
でも、咄嗟にルトが手を伸ばして引き寄せたから、ギリギリで回避できたみたいだ。
「泳いでても攻撃してくるの!?」
僕は悲鳴を上げちゃった。
逃げ場がないじゃん! 水中で素早さが落ちている中、不可視の敵に攻撃されるのはつらいよ。
一応、人魚薬とかのアイテムを使って、できる限り素早さが下がるのを抑えてるんだよ?
それでも、一方的に攻撃され続けるのはなかなか厳しい気がする。
「ルト、ありがとう」
「おう──でも、このままじゃやられるばっかりだよな。せめて敵がどこにいるかわかりゃいいんだけど……」
リリの肩を抱きながらルトが周囲を見渡す。
どうでもいいけど、ここでイチャイチャするのはどうかと思うよ?
ジトッと見つめる僕の視線に気づいたのか、ルトがそっとリリから手を離した。
ちょっと気まずそうだから、完全に無意識でしてた行動だったんだねー。リリが全然気にしてない感じなのは、いいことなのかな……?
「地面から攻撃されてるってことは、本体はこの下、とかありえる?」
リリが地面を指しながら首を傾げた。
ルトが「げっ、それめんどくせーパターン」と嫌そうに顔を歪めて呟く。
地面の下にいるモンスターかぁ……攻撃されてできた穴から行けってこと? いつ攻撃されるかわからないのに?
「とりあえず、モモ、風の玉を投げ込んでみてくれ」
「僕が!? ……うぅ、いいけど」
ルトに頼まれて、僕は驚きながらも渋々と頷く。
僕が一番たくさん遠距離攻撃のスキルを持ってるもんね。何かあっても、リリより防御力が高いからなんとかなりそうだし。
「くるる(ボクが攻撃しようか?)」
「にゃ(ヒスイがするにゃ!)」
穴に近づこうとした僕に、ペタとヒスイが声をかけてくれた。特にヒスイはやる気満々だ。
「そう? じゃあ、ヒスイに頼もうかな。攻撃されそうだったらすぐに回避してね」
「にゃ(素早さ上げとくにゃー。【疾風】!)」
ヒスイが水中を駆けてスキルを使い、パーティ全体の素早さを上げてくれた。そして、すぐさま一番近い穴に向かう。
ハラハラしながら見守る僕たちの前で、ヒスイは「にゃ(【鎌鼬】!)」と穴の奥に向かって攻撃スキルを叩き込んだ。
「……にゃっ!?」
不意にヒスイが身を翻して駆ける。
その直後、数多の槍のようなものが地面から突き出された。
攻撃したら、槍の数が増えるってひどくない!?
「ふぎゃっ!?」
僕の傍にも出てきたから慌てて回避する──けど避けきれない!
咄嗟に「【嵐蹴り】!」と蹴り技を放って槍を攻撃した。攻撃は最大の防御なり!
荒れ狂う風を纏った蹴りが槍に直撃し──
「ギュルルルルゥ!」
「え、誰かお腹壊した?」
「おい、モモ、なんか汚ぇからやめろ」
僕までお腹が痛くなりそうな音がして、反射的に呟いたら、ルトに冷たい声でツッコミを入れられた。
ちょっとしたジョークだよぉ。それくらいで怒らないで。
「モモが槍を攻撃したら、敵にダメージを与えられたみたいだね」
「出てきた槍を攻撃するのが正解か?」
リリとルトが話し合ってる。
モグラ叩きみたいに、ひたすら出てきたものを叩くの? それ結構楽しそう!
でも、敵の体力バーが見えないから、いつまで攻撃すればいいかわからないのは疲れるだろうなぁ。さっきの僕の蹴り技は、大ダメージを与えたような手応えもなかったし。
嵐蹴りは結構強いスキルのはずなんだけど。ちょっと悔しい。
「別の攻略法もありそうなんだけどなぁ……」
ルトたちが穴の奥に攻撃スキルを叩き込み、その後に飛び出してくる槍(?)を攻撃し始めるのに合わせて、僕も蹴りや魔法を放つ。
うーん、スキルレベルを高める訓練としてはいいかも? 槍(?)を回避できなかったら大ダメージを負っちゃいそうだけど。
そんなことを考えながら、次の槍(?)はどこかなー、と視線を巡らせていると、壊れた防衛兵が視界に入りちょっと気になった。
「……これって、モンスターじゃなくて人工物だよね? つまり、人か海エルフがわざわざここに用意した? もしくはダンジョンが……?」
意味のないものが置かれているなんて不自然だ。これこそが攻略法の一つの可能性が高い。
「ルトー、このロボット、直せない?」
「無理! 材料がわかんねぇし、直し方も知らねぇ。俺だって、それを直すのが一番の攻略法なんだってのは察してるぜ? けど、たぶん、事前の情報集めが足りなかった」
僕が気づいたことは、ゲーマーのルトにとっては察していて当然のことだったみたいだ。その上で無理と言われて、僕は「むぅ……」と黙るしかない。
確かに、ダンジョン内の情報収集を怠ったのはダメだったねぇ。リオさんに聞いたら、何か資料を出してくれたかもしれないのに。
でも、すんなりと諦めるのはもったいない気がして、攻撃を中断し防衛兵の周囲を泳いで観察してみる。
何か攻略のヒントがないかなー?
「……およ?」
防衛兵の背後──人間だったらうなじの辺りに来たところで、小さな隙間を見つけた。
元々蓋がされてたけど、壊れて開いたままになっちゃってる感じ。結構奥まで穴が続いてるみたいだ。
僕だったらギリギリ中に入れそう。……好奇心がウズウズしちゃうぞ。
槍(?)と戦っているルトたちをチラリと見てから、再び隙間に視線を落とす。
行っちゃう? 何かいい発見があるかもしれないし、楽しそう!
「♪うさちゃん、ころころ、もっふもふ~、隙間にはまって、さあたいへ~ん」
童謡どんぐりころころを替え歌しながら、好奇心に任せていざ突入だー!
「モモ、何してんだ!?」
なんかルトの叫び声が聞こえた気がするけど、聞こえなかったフリをして、いってきまーす♪
1,060
あなたにおすすめの小説
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
異世界に召喚されたけど、戦えないので牧場経営します~勝手に集まってくる動物達が、みんな普通じゃないんだけど!?~
黒蓬
ファンタジー
白石悠真は、ある日突然異世界へ召喚される。しかし、特別なスキルとして授かったのは「牧場経営」。戦えない彼は、与えられた土地で牧場を経営し、食料面での貢献を望まれる。ところが、彼の牧場には不思議な動物たちが次々と集まってきて――!? 異世界でのんびり牧場ライフ、始まります!
嘘つきと呼ばれた精霊使いの私
ゆるぽ
ファンタジー
私の村には精霊の愛し子がいた、私にも精霊使いとしての才能があったのに誰も信じてくれなかった。愛し子についている精霊王さえも。真実を述べたのに信じてもらえず嘘つきと呼ばれた少女が幸せになるまでの物語。
異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと凄腕冒険者が常連になりました ~定休日にはレア食材を求めてダンジョンへ~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
辺境の町バラムに暮らす青年マルク。
子どもの頃から繰り返し見る夢の影響で、自分が日本(地球)から転生したことを知る。
マルクは日本にいた時、カフェを経営していたが、同業者からの嫌がらせ、客からの理不尽なクレーム、従業員の裏切りで店は閉店に追い込まれた。
その後、悲嘆に暮れた彼は酒浸りになり、階段を踏み外して命を落とした。
当時の記憶が復活した結果、マルクは今度こそ店を経営して成功することを誓う。
そんな彼が思いついたのが焼肉屋だった。
マルクは冒険者をして資金を集めて、念願の店をオープンする。
焼肉をする文化がないため、その斬新さから店は繁盛していった。
やがて、物珍しさに惹かれた美食家エルフや凄腕冒険者が店を訪れる。
HOTランキング1位になることができました!
皆さま、ありがとうございます。
他社の投稿サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。