541 / 661
12章 美味しいもの大好き!
495.幸運は次々に…
ハカセからの依頼はクリアできなさそうだし、なかったことにしよう。
それよりも、さっさとハカセの研究室に行くぞー。
まずは防爆ポンチョを着るべし。
「僕は何色にしようかな~?」
ポンチョを並べて眺める。
赤・青・黄色・緑・ピンク・黒の六色のポンチョ。
僕はピンク系の体色だし、ここでピンクを選んだらピンク過ぎる気がする。
名前をピンクに変更しなきゃいけない勢いでピンク。
「きゅぃ(モモは赤が似合いそうだよ!)」
「そう? 赤はエースの色だしね。みんなのリーダーの僕に相応しいかも!」
スラリンにオススメされて赤色のポンチョを着ることにした。
色のイメージは、完全に戦隊ヒーローの影響だよ。
フードまで被ると、猫を被ったウサギの完成! にゃん♡
「スラリンは黄色かなー」
「きゅぃ(ありがとう!)」
スラリンの上からポンチョをかける。スラリンにはフードだけで十分な気がするサイズ感だ。
まあ、引きずるけど着れないことはないしオッケーってことにしとこう。
スラリンは明るいムードメーカーな感じだから黄色にしたよ。
「ユキマルは青!」
冷静なタイプのユキマルにピッタリな色を選んで着せる。
もぞもぞとフードの下から目を覗かせたユキマルは、「ぴぅ(これじゃ戦えないね)」と言いつつも面白がっている感じだ。
「ヒスイは黒!」
「にゃ(強そうな色にゃー♪)」
強さを求めるヒスイには、引き締まった色が似合うと思う。
ということで着せてあげたら、ヒスイも気に入ったみたいだ。
「ピアは緑だよ~」
「もふ(桃みたいだね~)」
緑のポンチョを被ったピアは、葉っぱに包まれた桃みたいな見た目になってる。可愛いよ。
癒し系はやっぱり緑色だよね!
「ラッタンはピンクにしたよ」
「らぴゅ(モモの色ぉ♪)」
ラッタンにピンクのポンチョを着せたら、嬉しそうに飛び跳ねた。
甘えん坊には可愛い色が似合う。
「【もふぷる戦隊】準備おっけー!」
仕上げにビシッとポーズを取ってみたら、すぐさまスラリンがあわせてポーズしてくれた。さすがスラリン。
ユキマルは『何してるの……?』と不思議そうながら、スラリンに寄り添って動きを止める。
ピアとラッタンは『楽しいの~?』『ラッたんもビシッとするぅ♪』と、スラリンに一拍遅れてポーズ。
最後のヒスイは『……さっさと行こうにゃ』と呆れた顔をして、僕の背中を軽く叩いた。
超クール。ヒスイは僕のノリに合わせてくれる時もあるんだけど、今日はそんな気分じゃないらしい。
「ありゃりゃ? よくわかんないけど、楽しそうで良かったにゃー。それじゃあ、我輩についてきてにゃ」
首を傾げながら、ハカセが階段を下り始める。
その後に続きながら、僕は密かに爆発への警戒を続けた。
爆発の影響は受けないにしても、急に爆発したらビックリするからね。
心構えしておくのは大切!
「長い階段だなー。あ、こっちは別の穴に続いてそう……」
階段の途中で横穴を発見する。
ちょっと覗いてみると、ちょっとした空間があって、食料らしきものが積まれていた。その奥には、別の階段があるようだ。
ほんとに、穴同士が地下で繋がってるんだなぁ。
テクテクと下り、横穴を見つける度に、食料やモンスターのドロップアイテムなどが積まれているのを目にした。
爆発でできた余計な穴は、倉庫代わりに使われているらしい。
入り組んだ作りだけど、意外と快適な感じ。
僕がここで生活したら、友だちに会いに行こうとして迷子になるに違いないけど。
「あ、そうだにゃ」
階段を下りきった先に、ナーグの部屋とそっくりな空間が見えたところで、ハカセが僕を振り返った。
とりあえず、爆発に巻き込まれずに辿り着けてよかったー。ちょっぴり緊張して損した気がするけど。
「なぁに?」
「さっき渡した納品リストにある龍馬は、たまに竜の里から出奔して、人里の近くを放浪してることがあるらしいにゃ。友好的な種族だから、出会ったら戦うより対話を心掛けてにゃ。交渉次第では、対価なしで鬣をもらえるはずにゃー」
なんか凄い情報を何気なく入手した気がする。
その放浪竜さん、今、王都近くにいませんか?
モンちゃんとリカちゃんが話していたことを思い出して、遠い目をしちゃった。
こんなベストタイミングで情報を入手できるのも、幸運値のおかげかなー? 自分のことながら怖いくらい凄いね!
「……わかったよ。ちゃんとお話するね」
僕は敵対されなければまず対話を試みるタイプだから、事前情報がなくても、龍馬との交渉が上手くいった可能性が高い。
それでも、情報をもらえたのは、会う前に心構えができてありがたいから、ちゃんとお礼を告げた。
「がんばってにゃあ。簡単には意思疎通が難しいかもしれないけど……不思議とモモなら大丈夫な気がするにゃ」
僕をジッと見つめた後に、ハカセがウンウンと頷く。
なんでそう感じるんだろうね?
首を傾げてから、僕は滅多に使わないスキルを思い出した。
「あ、龍馬が竜種なら、【竜操縦】スキルの『竜種との意思疎通がスムーズになる』っていう効果が発揮される感じかな?」
すっかり忘れてたけど、そういう効果もあったはず。
僕も納得ですー。
「よくわからないけど、モモは竜にも乗れる凄い天兎ってことかにゃ?」
「……特殊であることは間違いないよ」
普通の天兎は、僕みたいな性質ないもんね。
凄いって言っていいかは、わかんなーい!
ちょっぴりハカセから目を逸らしちゃった。ハカセがキラキラした目で見てくるんだもん。
僕、アイドル性はともかく、そんな感じで憧れられるようなタイプじゃないよ……。
それよりも、さっさとハカセの研究室に行くぞー。
まずは防爆ポンチョを着るべし。
「僕は何色にしようかな~?」
ポンチョを並べて眺める。
赤・青・黄色・緑・ピンク・黒の六色のポンチョ。
僕はピンク系の体色だし、ここでピンクを選んだらピンク過ぎる気がする。
名前をピンクに変更しなきゃいけない勢いでピンク。
「きゅぃ(モモは赤が似合いそうだよ!)」
「そう? 赤はエースの色だしね。みんなのリーダーの僕に相応しいかも!」
スラリンにオススメされて赤色のポンチョを着ることにした。
色のイメージは、完全に戦隊ヒーローの影響だよ。
フードまで被ると、猫を被ったウサギの完成! にゃん♡
「スラリンは黄色かなー」
「きゅぃ(ありがとう!)」
スラリンの上からポンチョをかける。スラリンにはフードだけで十分な気がするサイズ感だ。
まあ、引きずるけど着れないことはないしオッケーってことにしとこう。
スラリンは明るいムードメーカーな感じだから黄色にしたよ。
「ユキマルは青!」
冷静なタイプのユキマルにピッタリな色を選んで着せる。
もぞもぞとフードの下から目を覗かせたユキマルは、「ぴぅ(これじゃ戦えないね)」と言いつつも面白がっている感じだ。
「ヒスイは黒!」
「にゃ(強そうな色にゃー♪)」
強さを求めるヒスイには、引き締まった色が似合うと思う。
ということで着せてあげたら、ヒスイも気に入ったみたいだ。
「ピアは緑だよ~」
「もふ(桃みたいだね~)」
緑のポンチョを被ったピアは、葉っぱに包まれた桃みたいな見た目になってる。可愛いよ。
癒し系はやっぱり緑色だよね!
「ラッタンはピンクにしたよ」
「らぴゅ(モモの色ぉ♪)」
ラッタンにピンクのポンチョを着せたら、嬉しそうに飛び跳ねた。
甘えん坊には可愛い色が似合う。
「【もふぷる戦隊】準備おっけー!」
仕上げにビシッとポーズを取ってみたら、すぐさまスラリンがあわせてポーズしてくれた。さすがスラリン。
ユキマルは『何してるの……?』と不思議そうながら、スラリンに寄り添って動きを止める。
ピアとラッタンは『楽しいの~?』『ラッたんもビシッとするぅ♪』と、スラリンに一拍遅れてポーズ。
最後のヒスイは『……さっさと行こうにゃ』と呆れた顔をして、僕の背中を軽く叩いた。
超クール。ヒスイは僕のノリに合わせてくれる時もあるんだけど、今日はそんな気分じゃないらしい。
「ありゃりゃ? よくわかんないけど、楽しそうで良かったにゃー。それじゃあ、我輩についてきてにゃ」
首を傾げながら、ハカセが階段を下り始める。
その後に続きながら、僕は密かに爆発への警戒を続けた。
爆発の影響は受けないにしても、急に爆発したらビックリするからね。
心構えしておくのは大切!
「長い階段だなー。あ、こっちは別の穴に続いてそう……」
階段の途中で横穴を発見する。
ちょっと覗いてみると、ちょっとした空間があって、食料らしきものが積まれていた。その奥には、別の階段があるようだ。
ほんとに、穴同士が地下で繋がってるんだなぁ。
テクテクと下り、横穴を見つける度に、食料やモンスターのドロップアイテムなどが積まれているのを目にした。
爆発でできた余計な穴は、倉庫代わりに使われているらしい。
入り組んだ作りだけど、意外と快適な感じ。
僕がここで生活したら、友だちに会いに行こうとして迷子になるに違いないけど。
「あ、そうだにゃ」
階段を下りきった先に、ナーグの部屋とそっくりな空間が見えたところで、ハカセが僕を振り返った。
とりあえず、爆発に巻き込まれずに辿り着けてよかったー。ちょっぴり緊張して損した気がするけど。
「なぁに?」
「さっき渡した納品リストにある龍馬は、たまに竜の里から出奔して、人里の近くを放浪してることがあるらしいにゃ。友好的な種族だから、出会ったら戦うより対話を心掛けてにゃ。交渉次第では、対価なしで鬣をもらえるはずにゃー」
なんか凄い情報を何気なく入手した気がする。
その放浪竜さん、今、王都近くにいませんか?
モンちゃんとリカちゃんが話していたことを思い出して、遠い目をしちゃった。
こんなベストタイミングで情報を入手できるのも、幸運値のおかげかなー? 自分のことながら怖いくらい凄いね!
「……わかったよ。ちゃんとお話するね」
僕は敵対されなければまず対話を試みるタイプだから、事前情報がなくても、龍馬との交渉が上手くいった可能性が高い。
それでも、情報をもらえたのは、会う前に心構えができてありがたいから、ちゃんとお礼を告げた。
「がんばってにゃあ。簡単には意思疎通が難しいかもしれないけど……不思議とモモなら大丈夫な気がするにゃ」
僕をジッと見つめた後に、ハカセがウンウンと頷く。
なんでそう感じるんだろうね?
首を傾げてから、僕は滅多に使わないスキルを思い出した。
「あ、龍馬が竜種なら、【竜操縦】スキルの『竜種との意思疎通がスムーズになる』っていう効果が発揮される感じかな?」
すっかり忘れてたけど、そういう効果もあったはず。
僕も納得ですー。
「よくわからないけど、モモは竜にも乗れる凄い天兎ってことかにゃ?」
「……特殊であることは間違いないよ」
普通の天兎は、僕みたいな性質ないもんね。
凄いって言っていいかは、わかんなーい!
ちょっぴりハカセから目を逸らしちゃった。ハカセがキラキラした目で見てくるんだもん。
僕、アイドル性はともかく、そんな感じで憧れられるようなタイプじゃないよ……。
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢にされたので婚約破棄を受け入れたら、なぜか全員困っています
かきんとう
恋愛
王城の大広間は、いつも以上に華やいでいた。
磨き上げられた床は燭台の光を反射し、色とりどりのドレスが揺れるたびに、まるで花畑が動いているかのように見える。貴族たちの笑い声、楽団の優雅な旋律、そして、ひそやかな噂話が、空気を満たしていた。
その中心に、私は立っていた。
――今日、この瞬間のために。
「エレノア・フォン・リーベルト嬢」
高らかに呼ばれた私の名に、ざわめきがぴたりと止む。
『彼を解放して!』とおっしゃいましたが、何から解放されたいのですか?
シエル
恋愛
「彼を解放してください!」
友人たちと教室に戻ろうとしていると、突如、知らない令嬢に呼び止められました。
「どなたかしら?」
なぜ、先ほどから私が問いかける度に驚いているのでしょう?
まるで「え!?私のこと知らないの!?」と言わんばかりですけれど、知りませんよ?
どうやら、『彼』とは私の婚約者のことのようです。
「解放して」とおっしゃっいましたが、私の目には何かに囚われているようには見えないのですが?
※ 中世ヨーロッパモデルの架空の世界
※ ご都合主義です。
※ 誤字、脱字、文章がおかしい箇所は気付いた際に修正しております。
(完)妹の子供を養女にしたら・・・・・・
青空一夏
恋愛
私はダーシー・オークリー女伯爵。愛する夫との間に子供はいない。なんとかできるように努力はしてきたがどうやら私の身体に原因があるようだった。
「養女を迎えようと思うわ・・・・・・」
私の言葉に夫は私の妹のアイリスのお腹の子どもがいいと言う。私達はその産まれてきた子供を養女に迎えたが・・・・・・
異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定。ざまぁ。魔獣がいる世界。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
空港清掃員58歳、転生先の王宮でも床を磨いたら双子に懐かれ、国王に溺愛される
木風
恋愛
羽田空港で十五年、黙々と床を磨いてきた清掃員・田中幸子(58)は事故死し、没落寸前の子爵令嬢エルシアとして転生する。
婚約破棄の末に家を追われた彼女が選んだのは、王宮の清掃員――前世の技で空気まで変わるほど磨き上げていく仕事だった。
やがて母を亡くした双子王子王女に懐かれ、荒れた執務室の主である喪中の国王とも距離が縮まり……。
「泣くなら俺の胸で」――床も心も磨き直す、清掃令嬢の溺愛成り上がり。
畑の隣にダンジョンが生えたので、農家兼ダンチューバーになることにした件について〜隠れ最強の元エリート、今日も野菜を育てながら配信中〜
グリゴリ
ファンタジー
木嶋蒼、35歳。表向きは田舎で農業を始めて1年目の、どこにでもいる素朴な農家だ。しかし実態は、内閣直轄の超エリート組織・ダンジョン対策庁において「特総(特別総括官)」という非公開の最高職を務める、日本最高峰の実力者である。その事実を知る者は内閣総理大臣を含む極少数のみ。家族でさえ、蒼が対策庁を早々に退庁したと信じて疑わない。
SSSランクのテイムスキルと攻撃スキル、SSランクの支援スキルと農業スキルを18歳時に鑑定され、誰もが「化け物」と称えたその実力を、蒼は今日も畑仕事に注ぎ込んでいる。農作物の品質は驚異的に高く、毎日の収穫が静かな喜びだ。少し抜けているところはあるが、それもご愛嬌——と思っていた矢先、農業開始から1年が経ったある朝、異変が起きた。
祖父母の旧宅に隣接する納屋の床に、漆黒に金の縁取りをしたゲートリングが突如出現したのだ。通常の探索者には認識すらできないそれは、蒼だけが見えるシークレットプライベートダンジョン——後に「蒼天の根」と呼ばれることになる、全100階層の特異空間だった。
恐る恐る潜ったダンジョンの第1層で、蒼は虹色に輝くベビースライム「ソル」と出会い、即座に従魔として契約。さらに探索を進める中でベビードラゴンの「ルナ」、神狼種のベビーシルバーウルフ「クロ」を仲間に加えていく。そしてダンジョン初潜入の最中、蒼の体内に「究極進化システム」が覚醒する。ダンジョン内の素材をエボリューションポイント・ショップポイント・現金へと変換し、自身や従魔、親しい者を際限なく強化・進化させるこのシステムは、ガチャ機能・ショップ機能・タスク機能まで備えた、あまりにもチートじみた代物だった。
蒼は決める。「せっかくだから配信もしよう」と。農家兼ダンチューバーという前代未聞のスタイルで探索者ライセンスを取得し、「農家のダンジョン攻略配信」を開始した彼の動画はじわじわと注目を集め始める。
そんな中、隣のダンジョンの取材にやってきたのが、C級探索者ライセンスを持つ美人記者兼ダンチューバー・藤宮詩織だった。国際探索者協会の超エリート一家に生まれながら自らの道を切り開いてきた彼女は、蒼の「農家なのになぜかとても強い」という矛盾に鋭い鑑定眼を向ける。
隠れ最強の農家配信者と、本質を見抜く美人記者。チート級の従魔たちが賑やかに囲む日常の中で、二人の距離は少しずつ縮まっていく。ダンジョン攻略・農業・配信・ガチャ・そして予期せぬ大事件——波乱と笑いと感動が交錯する、最強農家の新米配信者ライフが、今幕を開ける。
死にたくないので、今世は「悪女」の看板を下ろして「聖女」の利権を奪い尽くします
あめとおと
恋愛
「死に様なら、もう八通りも見てきたわ」
公爵令嬢レオノーラは、義妹ミアを「聖女」として引き立てるための「悪役」として、九回の人生をループしてきた。
どれほど善人に振る舞おうと、どれほど婚約者の王太子に縋ろうと、最後は常に処刑台か追放。
すべては、周囲の好感度を強制的に書き換えるミアの「偽りの奇跡」のせいだった。
十度目の十六歳。
累計八十年の人生を経験し、精神年齢も魔導知識も「枯れた」域に達したレオノーラは、ついに決意する。
「いい子を演じるのは、もう飽きたわ。今世は悪役令嬢らしく、あなたの『幸運』をすべて奪い尽くしてあげる」
ミアが手に入れるはずだった【癒やしの聖杯】を先回りして献上し、
ミアの信奉者になるはずだった【最強の騎士団長】を魔導の力で救済して味方につけ、
王太子との「思い出の場所」を物理的に整地してバラ園に変える。
「あら、殿下。ゴミ(思い出)を片付けて何が悪いのかしら?」
冷徹に、そして優雅に「ざまぁ」を完遂していくレオノーラ。
そんな彼女の前に、前世では「死神」と恐れられた隣国の皇帝ギルバートが現れる。
彼は、聖女の補正が効かない唯一の男。そして、誰よりも重すぎる独占欲を抱えた男だった――。
「君は世界を奪え。私は、そんな君を奪うとしよう」
これは、九回殺された悪役令嬢が、十回目で「真の幸福」と「最強の地位」を力ずくでもぎ取る、逆転無双の物語。
【全10話+後日談 完結まで投稿済 最終投稿は3/27】