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普段通りの日常
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普段通りの朝。普段通りに通う道。普段通りの風景。
青い空、白い雲。閑静な住宅地。
そして、灰色の道路に飛び散った血痕に瀕死のヤンキー数人。
「ほらほら、こっち向いて向いて」
私はスマホのカメラ機能でパシャパシャと何枚も写真撮り続けている。だって、やっぱり面白いから。女子高生に顔を踏みつけられるヤンキーなんて爆笑ものだからね。
「う、ぐぐぐ」
顔が膨れ上がったヤンキーが何か言っている。
あはっ、何言ってんのか分かんないって。
「あははは、アンパンみたい。ウケる。夏芽もそう思うでしょ」
「うぜぇ」
顔を踏みつけている女子高生は私じゃない。私の双子の妹、夏芽。
夏芽は制服のスカートのポケットに突っこんだまま、不機嫌そうにヤンキーの顔をぐりぐり踏みつけている。
うっわうっわ痛そう痛そう。
こんだけ、パンパンに膨れ上がった顔なんてそうそうお目に掛かれないぞ。
よかった、今日は面白い喧嘩写真がアップできそう。いや、一発も夏芽に当たってないから喧嘩じゃなくて夏芽のフルボッコ写真になるか。
ま、どっちでもいっか。最近、マンネリ化が否めなかったからな。
ていうかこいつ、夏芽相手に意外とがんばったよね。あっちにいる5人は根性足りなかったね。
私はちらりと視線を横に向けた。そこには夏芽に滅多打ちにされて、失神状態にあるヤンキー達が転がっていた。
その男たちの写真を1枚撮ろうとしてた時だった。
「お、おい!」
声がした方向に目を向けるとリーゼント頭が電柱に隠れて私たち二人を睨んでいた。
しかも、かなり遠い。
「どちらさんですか?」
「そいつらの仲間だ」
「仲間………ってあんた、夏芽が一人目ボコってる最中に逃げ出した奴じゃん」
私は思わず指差して笑った。
「う、うるせぇ!よ、よくも仲間をボコってくれたな!」
「逃げ出したお前が言うなよ」
それにメンチ切るんなら、電柱に隠れないでやれっての。
「ていうか、あんたら私らに一体何の用?」
「はぁ!?わかってなかったのかよ!」
「だって、いきなり殴りかかってきたんだからさ」
それなりに驚いたっての。学校サボるかどうか夏芽と話してると、道の真ん中で立ち往生してるヤンキーが待ち構えてるんだから。なんだなんだと思っていたら「待ってたぞ」と言わんばかりにヤンキー達が向かってきた。
基本、記録係の私は一発ヤンキーに蹴り入れると他の拳をのらりくらりと交わし、後を夏芽に任せて、傍観に徹した。
まぁ、今日はまだちょっと眠気が取れてなくて面倒くさかったのも入っていたけど。いや、それは夏芽も同じか。あの時の夏芽の顔は眠気が取れていない感じの不機嫌顔だった。
不機嫌時の夏芽の拳はヤバイくらいの威力があるからボコられてるヤンキー達、ちょっとかわいそうだと思ったな。
って、笑いながらカメラを向けてた私が言うなって感じか。
「いきなりはおめぇらだろうが!3日前いきなり俺らに殴りかかってきたんだろうが!これはリベンジだリベンジ!」
「三日前………………あ~、そういえばあったな、そんなこと」
「全治一か月の怪我負ったやつもいたんだぞ!」
「え~、だってさ。あん時は」
私はちらちら夏芽に視線を送った。
って夏芽、あんたずっとヤンキーの顔、踏みつけままだったの?ヤンキーの顔、さっきより膨らんでるじゃん。
あ~あ、その膨れ上がっている様子、録画したかったな。
ま、いっか。さっきあれだけ撮ったんだから。
そんなことより、答えてあげなって。
夏芽はヤンキーの顔を踏みつけるのに飽きたのか、足をゆっくりとどかし、いまだに電柱に体の半分を私たちから隠しているリーゼント男をギロリと睨みつけた。
「すれ違いざまに肩ぶつけておきながら、謝りもしないヤンキーなんてありえねぇ」
「そゆこと」
「ざっけんな!」
だから、メンチ切るならせめて体全部だしなって。
どんだけ、私らにビビってんだよ。
「というか、よく私らがここ通るってわかったね」
「あったりまえだろ。お前ら、ここいらじゃ有名なんだよ。どこ住んでるかなんてすぐわかったわ。極悪非道、唯我独尊、喧嘩上等がまさにそのまま服着て歩いてやがる性悪双子ってお前らだろうが」
「え~、私はあんまり喧嘩に参加してないと思うけど。こうやってボコられたヤンキー撮影してSNSにアップするだけで」
私はさっそくさっきのパンパンに顔が腫れたヤンキー写真をSNSにアップした。
今回のタイトルは「まずいアンパン」にしよう。前より「いいな」が多くなりますように。
「おい、聞いてんのか」
「ああ、聞いてる聞いてる」
私はスマホをいじりながらでも、ちゃんと人の話を聞ける器用な女子高生です。
「くっそ!なめやがって!」
「ちっ」
聞き慣れているとはいえ、相変らず夏芽の舌打ちってすっごく大きいな。
逃げるなら早く逃げたほうがいいよ、リーゼント君。この舌打ちをされた相手は数秒後百パー生死の境を彷徨うから。
「い、今来るんだからな!お、俺たちのリーダーが!ま、待ってろよ!」
そう言うとリーゼント頭は走り出し、逃げていった。
結局終始隠れたままだったな、あの男。
あの男の言う通り、私たちは双子。体型も身長も体重も髪型もほぼ同じの一卵性双生児。この不機嫌顔が直らないほうが妹の夏芽で、一応姉ということになっているのが私、深冬。
初見で見分けるのが難しいほどそっくりな私たちだけど、夏芽はよく人にメンチ切り過ぎているため、私よりもちょっと目が吊り上がっている。
だから、もし私たちを見分けたいなら目元を見ることをおすすめしたい。でも、夏芽は基本じっと見つめられるのが嫌いな子だから2秒ほどで見分けないとグーパンが来ると思うので見つめるなら細心の注意を払うこともおすすめする。なんて、2秒で交互に見るなんて芸当そうそういないと思うため、すぐに他人が見分けられるように私は横髪を一部縛ったワンサイドアップにしていた。
私は別に2秒でグーパンはしないため、少しはじっと見られても平気。
「性悪はどうかは知らないけど、私らってそんな有名なんだ」
たしかに自覚はある。普通の女子高生よりちょっと喧嘩をしてて、ちょっと強くて、ちょっと沸点が低いという自覚は。そして、色々な意味で体を動かす担当が夏芽でそれを面白おかしく撮影したり笑ったりする担当がこの私。
最近の私のマイブームはスマホで撮影した写真をSNSにアップすること。色々なものをアップしているけど、やっぱり多いのがヤンキーVS夏芽の写真。
まぁ、夏芽の顔は諸々の事情でフレームアウトするようにしているけど。一人のヤンキーを夏芽がボコっている写真をアップしてから、これがけっこうハマっちゃったんだよね。一日に何回かはスマホに映えてる写真をアップしないと気が済まないほど。
それを何年も繰り返してたら、ヤンキーとか暴走族とかチンピラとかに名前やら顏やらが嫌がおうにも知れ渡っちゃった感じなんだよね。まぁ、性悪とか極悪とか言われているけど私たちからすればただ単に欲望に身を任せているだけなんだけど。
「どうする?あのリーゼント男、すぐに仲間連れてくると思うけど。待ち構える?それとも無視して学校行く?それとも帰る?」
私は後ろを振り返った。
いつのまにか夏芽はスクールバックに常備していたミニ容器に入ったマヨネーズを吸っていた。私のマイブームがSNSであるように夏芽のマイブームがマヨネーズ。私のマイブーム歴は1、2年程度だが夏芽のマイブーム歴は私の倍長い。
学校にはもちろん持っていくし、寝る前にも口にしている。そして、今回のように相手をぶちのめした後、まるで喉の渇きを癒すかのようにごくごくと吸っている。一日に何回は定期的に吸わないとストレスが内側に溜まりに溜まって禁断症状のように周囲に当たり散らしていた。放置が基本の私が思わずストップをかけてしまうほど、夏芽は暴走する。だから、マヨネーズは夏芽にとって必要不可欠なものだった。
「帰る。寝足りない」
夏芽はぼそりと呟いた。
マヨネーズを思う存分吸ったためか吸う前の時よりかは幾分機嫌がよくなったようだった。夏芽は半分になった容器を乱雑にスクールバックの中に放り投げ、帰ろうとくるりと体を反転させた。
「私は………どうしよっかな。帰ろっかな………でも、せっかく制服着たんだしな………1限くらいは受けよっかな」
朝から面白いものが取れたから不機嫌な夏芽とは違って私は個人的に、大満足。私はスマホで何枚も撮った写真をスライドさせながら、確認していった。
ヤンキーの逆さ吊り写真、族長の丸刈り写真、チンピラどもの土下座写真。
「う~ん、こうして見ると似たり寄ったりかな」
大満足だけど、全体的な投稿写真が偏っている。
次からはもうちょっと、凝ったものを撮りたい。
「やっぱり、私も帰ろっかな。次から撮る投稿写真のこととかもちょっと家で考えたいし」
私も夏芽の後に続こうとくるりと体を回した。
青い空、白い雲。閑静な住宅地。
そして、灰色の道路に飛び散った血痕に瀕死のヤンキー数人。
「ほらほら、こっち向いて向いて」
私はスマホのカメラ機能でパシャパシャと何枚も写真撮り続けている。だって、やっぱり面白いから。女子高生に顔を踏みつけられるヤンキーなんて爆笑ものだからね。
「う、ぐぐぐ」
顔が膨れ上がったヤンキーが何か言っている。
あはっ、何言ってんのか分かんないって。
「あははは、アンパンみたい。ウケる。夏芽もそう思うでしょ」
「うぜぇ」
顔を踏みつけている女子高生は私じゃない。私の双子の妹、夏芽。
夏芽は制服のスカートのポケットに突っこんだまま、不機嫌そうにヤンキーの顔をぐりぐり踏みつけている。
うっわうっわ痛そう痛そう。
こんだけ、パンパンに膨れ上がった顔なんてそうそうお目に掛かれないぞ。
よかった、今日は面白い喧嘩写真がアップできそう。いや、一発も夏芽に当たってないから喧嘩じゃなくて夏芽のフルボッコ写真になるか。
ま、どっちでもいっか。最近、マンネリ化が否めなかったからな。
ていうかこいつ、夏芽相手に意外とがんばったよね。あっちにいる5人は根性足りなかったね。
私はちらりと視線を横に向けた。そこには夏芽に滅多打ちにされて、失神状態にあるヤンキー達が転がっていた。
その男たちの写真を1枚撮ろうとしてた時だった。
「お、おい!」
声がした方向に目を向けるとリーゼント頭が電柱に隠れて私たち二人を睨んでいた。
しかも、かなり遠い。
「どちらさんですか?」
「そいつらの仲間だ」
「仲間………ってあんた、夏芽が一人目ボコってる最中に逃げ出した奴じゃん」
私は思わず指差して笑った。
「う、うるせぇ!よ、よくも仲間をボコってくれたな!」
「逃げ出したお前が言うなよ」
それにメンチ切るんなら、電柱に隠れないでやれっての。
「ていうか、あんたら私らに一体何の用?」
「はぁ!?わかってなかったのかよ!」
「だって、いきなり殴りかかってきたんだからさ」
それなりに驚いたっての。学校サボるかどうか夏芽と話してると、道の真ん中で立ち往生してるヤンキーが待ち構えてるんだから。なんだなんだと思っていたら「待ってたぞ」と言わんばかりにヤンキー達が向かってきた。
基本、記録係の私は一発ヤンキーに蹴り入れると他の拳をのらりくらりと交わし、後を夏芽に任せて、傍観に徹した。
まぁ、今日はまだちょっと眠気が取れてなくて面倒くさかったのも入っていたけど。いや、それは夏芽も同じか。あの時の夏芽の顔は眠気が取れていない感じの不機嫌顔だった。
不機嫌時の夏芽の拳はヤバイくらいの威力があるからボコられてるヤンキー達、ちょっとかわいそうだと思ったな。
って、笑いながらカメラを向けてた私が言うなって感じか。
「いきなりはおめぇらだろうが!3日前いきなり俺らに殴りかかってきたんだろうが!これはリベンジだリベンジ!」
「三日前………………あ~、そういえばあったな、そんなこと」
「全治一か月の怪我負ったやつもいたんだぞ!」
「え~、だってさ。あん時は」
私はちらちら夏芽に視線を送った。
って夏芽、あんたずっとヤンキーの顔、踏みつけままだったの?ヤンキーの顔、さっきより膨らんでるじゃん。
あ~あ、その膨れ上がっている様子、録画したかったな。
ま、いっか。さっきあれだけ撮ったんだから。
そんなことより、答えてあげなって。
夏芽はヤンキーの顔を踏みつけるのに飽きたのか、足をゆっくりとどかし、いまだに電柱に体の半分を私たちから隠しているリーゼント男をギロリと睨みつけた。
「すれ違いざまに肩ぶつけておきながら、謝りもしないヤンキーなんてありえねぇ」
「そゆこと」
「ざっけんな!」
だから、メンチ切るならせめて体全部だしなって。
どんだけ、私らにビビってんだよ。
「というか、よく私らがここ通るってわかったね」
「あったりまえだろ。お前ら、ここいらじゃ有名なんだよ。どこ住んでるかなんてすぐわかったわ。極悪非道、唯我独尊、喧嘩上等がまさにそのまま服着て歩いてやがる性悪双子ってお前らだろうが」
「え~、私はあんまり喧嘩に参加してないと思うけど。こうやってボコられたヤンキー撮影してSNSにアップするだけで」
私はさっそくさっきのパンパンに顔が腫れたヤンキー写真をSNSにアップした。
今回のタイトルは「まずいアンパン」にしよう。前より「いいな」が多くなりますように。
「おい、聞いてんのか」
「ああ、聞いてる聞いてる」
私はスマホをいじりながらでも、ちゃんと人の話を聞ける器用な女子高生です。
「くっそ!なめやがって!」
「ちっ」
聞き慣れているとはいえ、相変らず夏芽の舌打ちってすっごく大きいな。
逃げるなら早く逃げたほうがいいよ、リーゼント君。この舌打ちをされた相手は数秒後百パー生死の境を彷徨うから。
「い、今来るんだからな!お、俺たちのリーダーが!ま、待ってろよ!」
そう言うとリーゼント頭は走り出し、逃げていった。
結局終始隠れたままだったな、あの男。
あの男の言う通り、私たちは双子。体型も身長も体重も髪型もほぼ同じの一卵性双生児。この不機嫌顔が直らないほうが妹の夏芽で、一応姉ということになっているのが私、深冬。
初見で見分けるのが難しいほどそっくりな私たちだけど、夏芽はよく人にメンチ切り過ぎているため、私よりもちょっと目が吊り上がっている。
だから、もし私たちを見分けたいなら目元を見ることをおすすめしたい。でも、夏芽は基本じっと見つめられるのが嫌いな子だから2秒ほどで見分けないとグーパンが来ると思うので見つめるなら細心の注意を払うこともおすすめする。なんて、2秒で交互に見るなんて芸当そうそういないと思うため、すぐに他人が見分けられるように私は横髪を一部縛ったワンサイドアップにしていた。
私は別に2秒でグーパンはしないため、少しはじっと見られても平気。
「性悪はどうかは知らないけど、私らってそんな有名なんだ」
たしかに自覚はある。普通の女子高生よりちょっと喧嘩をしてて、ちょっと強くて、ちょっと沸点が低いという自覚は。そして、色々な意味で体を動かす担当が夏芽でそれを面白おかしく撮影したり笑ったりする担当がこの私。
最近の私のマイブームはスマホで撮影した写真をSNSにアップすること。色々なものをアップしているけど、やっぱり多いのがヤンキーVS夏芽の写真。
まぁ、夏芽の顔は諸々の事情でフレームアウトするようにしているけど。一人のヤンキーを夏芽がボコっている写真をアップしてから、これがけっこうハマっちゃったんだよね。一日に何回かはスマホに映えてる写真をアップしないと気が済まないほど。
それを何年も繰り返してたら、ヤンキーとか暴走族とかチンピラとかに名前やら顏やらが嫌がおうにも知れ渡っちゃった感じなんだよね。まぁ、性悪とか極悪とか言われているけど私たちからすればただ単に欲望に身を任せているだけなんだけど。
「どうする?あのリーゼント男、すぐに仲間連れてくると思うけど。待ち構える?それとも無視して学校行く?それとも帰る?」
私は後ろを振り返った。
いつのまにか夏芽はスクールバックに常備していたミニ容器に入ったマヨネーズを吸っていた。私のマイブームがSNSであるように夏芽のマイブームがマヨネーズ。私のマイブーム歴は1、2年程度だが夏芽のマイブーム歴は私の倍長い。
学校にはもちろん持っていくし、寝る前にも口にしている。そして、今回のように相手をぶちのめした後、まるで喉の渇きを癒すかのようにごくごくと吸っている。一日に何回は定期的に吸わないとストレスが内側に溜まりに溜まって禁断症状のように周囲に当たり散らしていた。放置が基本の私が思わずストップをかけてしまうほど、夏芽は暴走する。だから、マヨネーズは夏芽にとって必要不可欠なものだった。
「帰る。寝足りない」
夏芽はぼそりと呟いた。
マヨネーズを思う存分吸ったためか吸う前の時よりかは幾分機嫌がよくなったようだった。夏芽は半分になった容器を乱雑にスクールバックの中に放り投げ、帰ろうとくるりと体を反転させた。
「私は………どうしよっかな。帰ろっかな………でも、せっかく制服着たんだしな………1限くらいは受けよっかな」
朝から面白いものが取れたから不機嫌な夏芽とは違って私は個人的に、大満足。私はスマホで何枚も撮った写真をスライドさせながら、確認していった。
ヤンキーの逆さ吊り写真、族長の丸刈り写真、チンピラどもの土下座写真。
「う~ん、こうして見ると似たり寄ったりかな」
大満足だけど、全体的な投稿写真が偏っている。
次からはもうちょっと、凝ったものを撮りたい。
「やっぱり、私も帰ろっかな。次から撮る投稿写真のこととかもちょっと家で考えたいし」
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