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第3話 現れた前兆
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更に時間が経過し、小学5年生になった位から徐々に身の回りに不可解な事が起き始める
最初は学校の七不思議とか都市伝説的な事だと思っていたが、日を追う毎に不可解な現象の目撃者や中には実際に被害を受けた人が出てきた
特に珍獣・怪物の目撃者が多く、俺のクラスでも体験者が出てきた
…妙な胸騒ぎと嫌な予感がする
前回の転生した世界、中世の時もモンスターや敵対勢力等の様な相手は出てきたんだか、その時にはこういう世界なんだろうと思って特に気にはしなかった
が、今は俺の知る現代の筈
この時代にそんな物が現れたら普通に考えて異常だろう
そんなモヤモヤを抱えていたある日、俺が感じていた嫌な予感は的中した
この日は母の実家から帰る途中の出来事だった
いつもより母の実家を出るのが遅くなってしまい、急いで帰らなければいけなくなってしまっていた
帰りの道に通る場所には木々が生えている広場の様な所があり、昼間は家族や運動する人が利用している
夕方になり日が落ちると人気は少なくなりとても静かで落ち着くようなこの通りを歩いて帰っている時だった
すると突然、木の陰から人や動物とは明らかに違う気配を感じた!
俺は咄嗟に《異質》的な気配を感じたので、その《異質》な何かに気が付かれない様に確認しようと近づく…
すると俺の前に現れた明らかに現代には似つかわしくない《異質》な生き物がいる
…いや、生き物と分類するべきか、どうみても《怪物》と言う表現が近いだろう
そしてこの世界では初めて見るその《怪物》を俺は知っている…
目の前の《怪物》は、いわゆるオーク(半獣人)と分類されるモンスターだった
正直な所、俺はその正体が分かった所で全く恐怖心を感じる事は無い
このタイプのモンスターとは転生した世界で何度も戦っているからだ
俺からしたらこのオークも雑魚モンスターの部類に入る
しかし現代では存在するはずの無い生物なので、普通の人が見たら恐怖でしか無いだろう
…どうやらオークはまだこちらの存在には気が付いていないようだ
この程度のモンスターなら俺が持っているスキルと魔法を使えば一瞬で片が付く
とっとと退治しようかと思ったが、その瞬間ふと脳裏を過った
『誰かに見られてはいないか?』
そう、倒すのは簡単だが俺には厄介な呪いが掛かってるのだ
もしここでこのオークを退治した所を誰かに見られてしまったら、この呪いが発動する可能性がある
そんな事を考えてしまい躊躇してしまった
パキッ!
足元の木の枝を踏んでしまい大きな音が鳴ってしまった!
グルルル…
唸りを上げるオークが此方の方を向く…
完全にオークがこちらの存在に気付いた様だ!
こちらを見て鼻息を荒くし、手に持ったこん棒の様な物を握りしめ、ゆっくりだが確実にこちらへ向かってくる
とりあえずもっと人気の無い所まで逃げるか?
ぱっと見て周りには他に人が居るようには見えないが、オークが俺を追いかけた先にもし人が居たら危害を加えるかもしれない
自分が助かる為に他の誰かが傷付くのは絶対に避けたい!
どうする…どうしたらいい…
悠長に考えてる時間は無さそうだ…
………よしっ、覚悟を決めた!
オークはこの場で退治する!
万が一誰かに見られ、最悪の事態になったとしても40歳になる前に呪いを解く方法を見つければいい
とにかく今はコイツを倒さなければ!
そうと決めたら勝負は一瞬の出来事だった
確実に倒す為、魔力を集中させてオークの胸元を中級消滅魔法を放ち消し飛ばした
胸に20cm程の穴を空けられ力なく倒れるオーク
オ-ク倒した後には冷静になり、このままの状態で放置するのは誰かに見つかり大事になるだろうと考えた
覚悟を決めている俺は、今自分が出来る方法でこのオークを処分する事を考える
まずは隠匿魔法でオークと俺の姿を見えない様にした後、移動魔法を使いオークを極力人の来ないであろう所に運ぼう
そしてその後の事も考えた結果、証拠を残さない様にオークは完全消滅させる方法を考えた
まずは、オークが倒れていた周辺のあちらこちらに足跡や傷痕等が残っているので、属性魔法を使い目立たない様にカモフラージュする
移動させたオークは封緘魔法で隔離させ、その中で圧縮魔法を使い極限まで小さくさせる
小さくさせた塊に向け超級消滅魔法を使い完全に消滅させる
オークは完全消滅し、現場も何とかカモフラージュ出来た様だ
…ふぅ、とりあえず片が付いたか…
久しぶり色々な魔法を使ったので疲れた…
まずは家に帰ろう
その帰り道で俺はふと思った、
『そう言えばオークは何処からやって来た?』
『周辺の痕跡を無くす為に魔法を使ったが、オークの足跡は突然現れたかの様だったな』
『だとしたらその場に転移して来たのか?』
『ピンポイントで俺も狙って来たのか、それとも何かの条件があってそこに現れたのか…』
『たまたまそのポイントに今回は俺がいたという事か』
俺が今までいた世界ではモンスターの存在が当たり前過ぎて考えもしなかった
考え始めると色々な事が疑問となって浮かんでくる
そもそも今この世界で起きている不可解な現象とは一体何なんだ?
急に起き始めたこの現象はもしかして俺の呪いと関係しているのか?
頭に過った呪術師の言葉…
《お前は永遠に安息を得ることは出来ない》
これはもしかして、単純に俺が40歳で死ぬ事だけではなく、俺の存在している世界そのものに安息が無いと言う事なのか?
だとしたら今後の状況は更にマズい事になるのではないかと考え始めた
今までの世界とは違い、現代の世界ではモンスターは存在していない(はず)
そもそも存在していない物にはその対応策はほぼ皆無と言えるのではないか
……と言う事は、現時点でこの不可解な現象に対応出来るのは世界で俺唯一人?
そんなバカな…あの呪術師の呪いはここまで強力なものなのか?
今までの世界と比べても数段厄介なんだか…
世界中で俺1人……って普通に無理ゲーだろ!
しかも肉体はまだ小学5年生だぞ?
全てに対応するって事は、もう映画の主人公並みに活躍する世界的ヒーローにまでならなきゃいけないじゃないか…
今まで世界には俺の他にも冒険者や戦士達が居たから気にしなかったが、この世界は違う
戦争の様な兵器を使った戦いはあったが、モンスターと戦った歴史等は無い
今まで世界でモンスターと戦った俺なら解る
現代の兵器ではあのモンスター達には対抗しきれない
オークやゴブリンの様な比較的人に近い形のモンスターなら何とかなるかもしれないが、魔法を使う相手や超大型の敵が現れたら現代人には手の打ちようが無いだろう
今はまだその様なモンスターが目撃された情報は無いが、もし俺の呪いが関係しているのならば、今後その様なモンスターが出てきても不思議じゃない
色々と余計な事を考えてしまい、自分で自分を苦しめる事になってしまっている
…一旦落ち着こう
まずは様子を見ながら今後の対応を考えよう
そんな事を考えていたらあっという間に1週間が経っていた
そう言えば、あのオークとの戦いは誰かに見られていたのだろうか?
テレビでは何も報道されていないし、近所でも話題になっていない
もし目撃者がいれば騒ぎになってるはずだ
運良く誰にも気付かれなかったのか?
だとしたらラッキーだな
もし本当に誰にも見られていないなら、今後は気を付けないと…
とにかく目立ってはいけない
この不可解な現象に対抗しつつ目立たない様に行動しなければ…
今俺が使えるスキルは……
4属性(火・水・風・土)の魔法、2精霊(聖・邪)の加護
更にはそれとは別に付与と合成という特殊なスキルを持っている
魔法は攻撃・防御に特化した能力で、加護は効果・現象に特化した能力
特殊スキルの付与は物体や空間に作用させる事の出来る能力で、合成は魔法・加護・付与を組み合わせる事が出来る能力だ
かなり汎用のきくスキルなので、正直相当強い能力だ
今までの世界で無双出来たのもこの能力があったからと言っても過言ではない
そしてこの合成スキルにはちょっとしたルールがある
魔法や加護を組み合わせるのだが、それぞれ決まった形のピース(単位はraison:リゾン、以下1R・2R)があり、最大5Rで構成されている
単純に1Rは20%の力があり、イメージ内に9✕9のマスに当てはめる、パズルの様な考え方で合成・発動させる事が出来る
使い方には様々な方法があり、マス内のリゾンを攻撃・防御に分ける事も出来る為、自身・空間どちらにも効果を出すことが出来る
このマスからはピースがハミ出しても問題は無いが、ハミ出した分のリゾンは効果が無くなるといったものだ
更に、そのマス内でピースが重なり合う事は出来ない
ちなみに相反するリゾンも合成可能だか、同じリゾンの割合で合成すると打ち消し合ってしまうので、どちらかを多めに合成しなければならない
精霊の合成は特別で、同じ割合で合成する事で『消滅』を作り出せる
ただし、この消滅は作用範囲が狭く、最大リゾンでの合成でも直径40cmが限界の上、1度合成させて発動すると30分のインターバルが必要になるので、使い勝手が難しい
とはいえ能力としては間違いなく最強レベルなので、重宝している
俺はこれまでも以上のスキルを駆使して戦ってきた
それにしても今回の件に関しては本当に見られないで良かった…
不可解な現象は何時・何処で起きるか分からない
まずは被害が出る前にモンスターや不可解な現象から発せられる魔力を探知する方法を考えないといけないな
よし、まずは世界地図に聖1R・邪3R・火2R・土2R・風1Rのリゾンを付与させて魔力反応を感知して出来る様にしよう
魔力の感知は以前の世界で同じ様な事をしていたが、今回は世界中となると時間が掛かりそうだ…
移動に関しては風5R・聖2R・水1R・土1Rのリゾンを入れる事で、超高速移動が出来るので問題は無いだろう
次に目立たない様に行動する為には、邪5R・土2R・水2Rを合成させ隠匿魔法を作り身の回りの空間に付与させる事で、周囲から認知されない様には出来る
この魔法を使えば俺の姿を見る事はそうそう出来ないだろう
この前のオークもこれを始めにしておけば良かったと今更ながら思ったよ…
ただしこれはあくまで空間に作用しているだけなので、身体に触れられてしまえば解除されてしまう
後は敵が複数現れたら時の為に、ガラスの小瓶に様々な組み合わせのリゾンを付与させて、咄嗟の場合に備えて持っておこう
この不可解な現象に対応できるのは世界で俺だけだからな…
必要以上に用心をしておいて損は無いだろう
その後俺は、たまに起こる不可解な現象に暫くの間対応していた
以前の活躍していた世界を思い出し、俺はどこかで高揚感に浸ってしまっていた
第4話に続く
最初は学校の七不思議とか都市伝説的な事だと思っていたが、日を追う毎に不可解な現象の目撃者や中には実際に被害を受けた人が出てきた
特に珍獣・怪物の目撃者が多く、俺のクラスでも体験者が出てきた
…妙な胸騒ぎと嫌な予感がする
前回の転生した世界、中世の時もモンスターや敵対勢力等の様な相手は出てきたんだか、その時にはこういう世界なんだろうと思って特に気にはしなかった
が、今は俺の知る現代の筈
この時代にそんな物が現れたら普通に考えて異常だろう
そんなモヤモヤを抱えていたある日、俺が感じていた嫌な予感は的中した
この日は母の実家から帰る途中の出来事だった
いつもより母の実家を出るのが遅くなってしまい、急いで帰らなければいけなくなってしまっていた
帰りの道に通る場所には木々が生えている広場の様な所があり、昼間は家族や運動する人が利用している
夕方になり日が落ちると人気は少なくなりとても静かで落ち着くようなこの通りを歩いて帰っている時だった
すると突然、木の陰から人や動物とは明らかに違う気配を感じた!
俺は咄嗟に《異質》的な気配を感じたので、その《異質》な何かに気が付かれない様に確認しようと近づく…
すると俺の前に現れた明らかに現代には似つかわしくない《異質》な生き物がいる
…いや、生き物と分類するべきか、どうみても《怪物》と言う表現が近いだろう
そしてこの世界では初めて見るその《怪物》を俺は知っている…
目の前の《怪物》は、いわゆるオーク(半獣人)と分類されるモンスターだった
正直な所、俺はその正体が分かった所で全く恐怖心を感じる事は無い
このタイプのモンスターとは転生した世界で何度も戦っているからだ
俺からしたらこのオークも雑魚モンスターの部類に入る
しかし現代では存在するはずの無い生物なので、普通の人が見たら恐怖でしか無いだろう
…どうやらオークはまだこちらの存在には気が付いていないようだ
この程度のモンスターなら俺が持っているスキルと魔法を使えば一瞬で片が付く
とっとと退治しようかと思ったが、その瞬間ふと脳裏を過った
『誰かに見られてはいないか?』
そう、倒すのは簡単だが俺には厄介な呪いが掛かってるのだ
もしここでこのオークを退治した所を誰かに見られてしまったら、この呪いが発動する可能性がある
そんな事を考えてしまい躊躇してしまった
パキッ!
足元の木の枝を踏んでしまい大きな音が鳴ってしまった!
グルルル…
唸りを上げるオークが此方の方を向く…
完全にオークがこちらの存在に気付いた様だ!
こちらを見て鼻息を荒くし、手に持ったこん棒の様な物を握りしめ、ゆっくりだが確実にこちらへ向かってくる
とりあえずもっと人気の無い所まで逃げるか?
ぱっと見て周りには他に人が居るようには見えないが、オークが俺を追いかけた先にもし人が居たら危害を加えるかもしれない
自分が助かる為に他の誰かが傷付くのは絶対に避けたい!
どうする…どうしたらいい…
悠長に考えてる時間は無さそうだ…
………よしっ、覚悟を決めた!
オークはこの場で退治する!
万が一誰かに見られ、最悪の事態になったとしても40歳になる前に呪いを解く方法を見つければいい
とにかく今はコイツを倒さなければ!
そうと決めたら勝負は一瞬の出来事だった
確実に倒す為、魔力を集中させてオークの胸元を中級消滅魔法を放ち消し飛ばした
胸に20cm程の穴を空けられ力なく倒れるオーク
オ-ク倒した後には冷静になり、このままの状態で放置するのは誰かに見つかり大事になるだろうと考えた
覚悟を決めている俺は、今自分が出来る方法でこのオークを処分する事を考える
まずは隠匿魔法でオークと俺の姿を見えない様にした後、移動魔法を使いオークを極力人の来ないであろう所に運ぼう
そしてその後の事も考えた結果、証拠を残さない様にオークは完全消滅させる方法を考えた
まずは、オークが倒れていた周辺のあちらこちらに足跡や傷痕等が残っているので、属性魔法を使い目立たない様にカモフラージュする
移動させたオークは封緘魔法で隔離させ、その中で圧縮魔法を使い極限まで小さくさせる
小さくさせた塊に向け超級消滅魔法を使い完全に消滅させる
オークは完全消滅し、現場も何とかカモフラージュ出来た様だ
…ふぅ、とりあえず片が付いたか…
久しぶり色々な魔法を使ったので疲れた…
まずは家に帰ろう
その帰り道で俺はふと思った、
『そう言えばオークは何処からやって来た?』
『周辺の痕跡を無くす為に魔法を使ったが、オークの足跡は突然現れたかの様だったな』
『だとしたらその場に転移して来たのか?』
『ピンポイントで俺も狙って来たのか、それとも何かの条件があってそこに現れたのか…』
『たまたまそのポイントに今回は俺がいたという事か』
俺が今までいた世界ではモンスターの存在が当たり前過ぎて考えもしなかった
考え始めると色々な事が疑問となって浮かんでくる
そもそも今この世界で起きている不可解な現象とは一体何なんだ?
急に起き始めたこの現象はもしかして俺の呪いと関係しているのか?
頭に過った呪術師の言葉…
《お前は永遠に安息を得ることは出来ない》
これはもしかして、単純に俺が40歳で死ぬ事だけではなく、俺の存在している世界そのものに安息が無いと言う事なのか?
だとしたら今後の状況は更にマズい事になるのではないかと考え始めた
今までの世界とは違い、現代の世界ではモンスターは存在していない(はず)
そもそも存在していない物にはその対応策はほぼ皆無と言えるのではないか
……と言う事は、現時点でこの不可解な現象に対応出来るのは世界で俺唯一人?
そんなバカな…あの呪術師の呪いはここまで強力なものなのか?
今までの世界と比べても数段厄介なんだか…
世界中で俺1人……って普通に無理ゲーだろ!
しかも肉体はまだ小学5年生だぞ?
全てに対応するって事は、もう映画の主人公並みに活躍する世界的ヒーローにまでならなきゃいけないじゃないか…
今まで世界には俺の他にも冒険者や戦士達が居たから気にしなかったが、この世界は違う
戦争の様な兵器を使った戦いはあったが、モンスターと戦った歴史等は無い
今まで世界でモンスターと戦った俺なら解る
現代の兵器ではあのモンスター達には対抗しきれない
オークやゴブリンの様な比較的人に近い形のモンスターなら何とかなるかもしれないが、魔法を使う相手や超大型の敵が現れたら現代人には手の打ちようが無いだろう
今はまだその様なモンスターが目撃された情報は無いが、もし俺の呪いが関係しているのならば、今後その様なモンスターが出てきても不思議じゃない
色々と余計な事を考えてしまい、自分で自分を苦しめる事になってしまっている
…一旦落ち着こう
まずは様子を見ながら今後の対応を考えよう
そんな事を考えていたらあっという間に1週間が経っていた
そう言えば、あのオークとの戦いは誰かに見られていたのだろうか?
テレビでは何も報道されていないし、近所でも話題になっていない
もし目撃者がいれば騒ぎになってるはずだ
運良く誰にも気付かれなかったのか?
だとしたらラッキーだな
もし本当に誰にも見られていないなら、今後は気を付けないと…
とにかく目立ってはいけない
この不可解な現象に対抗しつつ目立たない様に行動しなければ…
今俺が使えるスキルは……
4属性(火・水・風・土)の魔法、2精霊(聖・邪)の加護
更にはそれとは別に付与と合成という特殊なスキルを持っている
魔法は攻撃・防御に特化した能力で、加護は効果・現象に特化した能力
特殊スキルの付与は物体や空間に作用させる事の出来る能力で、合成は魔法・加護・付与を組み合わせる事が出来る能力だ
かなり汎用のきくスキルなので、正直相当強い能力だ
今までの世界で無双出来たのもこの能力があったからと言っても過言ではない
そしてこの合成スキルにはちょっとしたルールがある
魔法や加護を組み合わせるのだが、それぞれ決まった形のピース(単位はraison:リゾン、以下1R・2R)があり、最大5Rで構成されている
単純に1Rは20%の力があり、イメージ内に9✕9のマスに当てはめる、パズルの様な考え方で合成・発動させる事が出来る
使い方には様々な方法があり、マス内のリゾンを攻撃・防御に分ける事も出来る為、自身・空間どちらにも効果を出すことが出来る
このマスからはピースがハミ出しても問題は無いが、ハミ出した分のリゾンは効果が無くなるといったものだ
更に、そのマス内でピースが重なり合う事は出来ない
ちなみに相反するリゾンも合成可能だか、同じリゾンの割合で合成すると打ち消し合ってしまうので、どちらかを多めに合成しなければならない
精霊の合成は特別で、同じ割合で合成する事で『消滅』を作り出せる
ただし、この消滅は作用範囲が狭く、最大リゾンでの合成でも直径40cmが限界の上、1度合成させて発動すると30分のインターバルが必要になるので、使い勝手が難しい
とはいえ能力としては間違いなく最強レベルなので、重宝している
俺はこれまでも以上のスキルを駆使して戦ってきた
それにしても今回の件に関しては本当に見られないで良かった…
不可解な現象は何時・何処で起きるか分からない
まずは被害が出る前にモンスターや不可解な現象から発せられる魔力を探知する方法を考えないといけないな
よし、まずは世界地図に聖1R・邪3R・火2R・土2R・風1Rのリゾンを付与させて魔力反応を感知して出来る様にしよう
魔力の感知は以前の世界で同じ様な事をしていたが、今回は世界中となると時間が掛かりそうだ…
移動に関しては風5R・聖2R・水1R・土1Rのリゾンを入れる事で、超高速移動が出来るので問題は無いだろう
次に目立たない様に行動する為には、邪5R・土2R・水2Rを合成させ隠匿魔法を作り身の回りの空間に付与させる事で、周囲から認知されない様には出来る
この魔法を使えば俺の姿を見る事はそうそう出来ないだろう
この前のオークもこれを始めにしておけば良かったと今更ながら思ったよ…
ただしこれはあくまで空間に作用しているだけなので、身体に触れられてしまえば解除されてしまう
後は敵が複数現れたら時の為に、ガラスの小瓶に様々な組み合わせのリゾンを付与させて、咄嗟の場合に備えて持っておこう
この不可解な現象に対応できるのは世界で俺だけだからな…
必要以上に用心をしておいて損は無いだろう
その後俺は、たまに起こる不可解な現象に暫くの間対応していた
以前の活躍していた世界を思い出し、俺はどこかで高揚感に浸ってしまっていた
第4話に続く
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