目立ちたくない英雄はコッソリ世界を救いたい

四畳半

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第8話 望まない波乱

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有名人がいる部屋の戸が開き、お互いに目が合う

俺たちの目の前にいる有名人は、どうやら最近人気が急上昇中の新人アイドルで如月カノンと言うらしい

俺はそこまで詳しく芸能事を見ていないのでその時は全く知らなかった

彼女は俺達に気が付いてズンズンとこちらに近付いてくる

「やばっ、こっちに気付いたな…」
「先生に言われちゃったら絶対怒られるよな~」

サエキが焦った感じでそう言うと、ミカワが皆を落ち着かせる為に、

「…そうなったら仕方ないな」
「先生に怒られるのは嫌だけど、皆で謝ればいいさ」

ゴトウもミカワの意見に賛同して、

「そうだね、なんだかんだサエキ君のお陰でカノンちゃんに会えたから、僕は感謝してるよ」

そういうとサエキも2人の言葉を聞いて、

「そうそう、怒られるのは一瞬だけど思い出は一生ものだぜ!」

少しは自重してもらいたいのだが…

そう思っていると、如月カノンが更にこちらに向かって歩いて来て俺達に話し掛けて来た

「…ねぇ君達」
「ここの旅館に泊まってる学校の子かな?」

俺とミカワ・ゴトウは驚き黙ってしまうと、サエキが食い気味に、

「そうです!僕達は修学旅行でこの旅館に泊まってるんです!」
「もしかしてアイドルのカノンさんですか?」
「いや~こんな有名人に会えるなんて僕達幸運ですっ!」
「それにこいつなんて、カノンさんのファンクラブに入っている位なんですよ!」
「良かったなゴトウ!」

するとゴトウは恥ずかしそうにしているが顔をニヤつかせながら、

「やめてよ~サエキ君~」
「……あの、いつも応援しています!今度やるライブも見に行きます!」

とかなり興奮していた

一方のミカワはいつもの人見知りが発動していて、いつの間にか俺達より少し離れた所にいた

カノンは笑顔で、

「ありがとう!いつも応援してくれてるんだね?今度のライブも楽しみにしててね」
「そういえば君達ってどこの学校?」

と聞いてきた

それを聞いたゴトウとサエキは元気一杯に、

「「聖ガリエス中学校です!」」

と答えた

学校名を聞いたカノンは驚いた様な表情を見せ、

「え~!そうなんだぁ!じゃあ同じ中学校の私は先輩って事になるんだね?」
「すっごい偶然だねぇ…」

そう言うとカノンは俺の方をじっと見つめて来た

そして少し黙った後、思いついた様にカノンが、

「そうだっ!今度のライブだけど特別に私の楽屋に招待しちゃうっ!」

と言って来た

突然の言葉にゴトウとサエキの2人は喜んでいたが、俺とミカワは微妙な反応しか出来なかった

俺はカノンに対して、

「あの…そういうのって勝手に決めちゃっていいんですか?」
「僕達もそうですけど、カノンさんの関係者の方達に相談した方が……」

そういうとカノンはまた俺の方を少し見つめる様な仕草をした

そしてほんの少しの間を開けてカノンが、

「う~~ん、まぁ大丈夫でしょっ?」
「偶然後輩に会えたんだから、この位はサービスしちゃう!」

…偶然って、俺達の他にも沢山生徒がいるんだぞ?皆後輩じゃないか

と思ってると、まるで心の声が聞こえるかの様に、

「あっ、もちろん君達4人だけだよ?」
「他の子達まで招待したら楽屋に入りきれなくなっちゃうから」

…そういう問題でも無いと思うが…

しかしゴトウとサエキは大喜びで、

「良いんですか?ありがとうございます!」

と言って相当喜んでいた

俺は半ば呆れていたが、横目でミカワを見ると小さくガッツポーズをして喜んでいた

カノンは俺達の反応を見るとまた笑顔でこう言った

「じゃあ今度招待状送るね?後で私のマネージャーに連絡先聞きに行ってもらうからっ」
「それじゃあ宜しくねっ」

と言って去っていった

怒涛の展開に置いてけぼりを食らったが、俺を除く3人の興奮が冷めぬまま部屋に戻る事にした

案の定部屋に帰る途中で見事に先生と出くわし、当然の事ながら説教を食らった

「お前たち、こんな所で何をしているんだ!」
「部屋で待機をしていろと言っていただろう?」
「まさか今日来た有名人に会いにいったんじゃないだろうな?」

そう聞かれ、何となく誤魔化そうと思った矢先、正直者のゴトウが、

「すみません!どうしても気になって見に行ってしました!」

と素直に謝った

先生は呆れた感じで、

「全く、しょうがないな…あちら側に迷惑掛けて無いだろうな?」

サエキが焦った感じで先生に答える

「迷惑なんて掛けて無いっすよ!」
「なんなら僕達と同じ中学校を卒業した先輩でしたよ!」
「それで何か盛り上がっちゃって~、今度楽屋に遊びに来てね~なんて言われた位ですよ!」

…こいつは本当に余計な事まで喋ってくれるな

それを聞いた先生はサエキの言った事に驚いた表情で、

「うちの卒業生だったのかぁ」
「…だったら俺も挨拶位しようかなぁ…」
「…ウホン、それにしてもそんな有名人に声掛けてもらえるなんて、お前ら運が良いんだなぁ」
「だけど、先生の言う事を守らなった事は間違いないんだから、ちゃんと後で反省文を書いて持って来いよ?」
「後、この事は他の生徒には話すなよ?殺到して向こうに迷惑掛かるからな」
「それにもう少しで夕食の時間だ、フラフラしてないで時間になったら来るんだぞ、いいな?」

俺達は返事をして一度部屋に戻った

ミカワが小声で、

「…反省文か、面倒だな」

するとサエキが俺達に向かって、

「お前らゴメン!俺が行こうって言ったばかりに反省文書くハメになった!」

それを聞いたゴトウが、

「確かに言い出しっぺはサエキ君だけど、結局自分の意志でついていったんだからさ、謝らないでよ」
「それに、カノンちゃんに会えた上に楽屋に招待だなんて、悪い事以上に良い事あったから、僕は感謝してるよ?」

と言った

サエキはウルウルとした瞳で、

「ゴトウ…お前ってやっぱり良い奴だなぁ…」
「まぁでも説教食らったのは俺のせいだから、ここはちゃんと謝っておくよ、『すんませんでしたっ!』」

ミカワもサエキの素直に謝る姿勢を見て、

「…良しっ!これで後腐れ無しだ」
「とっとと反省文書いて終わらせるかっ!」

俺はこういう素直で相手の事をちゃんと考えて接しているこの3人が大切な存在なんだと改めて思った

その後夕食を終えた俺以外の3人は風呂に行った

こうしている間にも今後の為に準備を進めておかないといけないからな

部屋に一人でいるとドアをノックする音が聞こえた

コンコンコン

誰だろう、先生か?そう思ってドアの所へ行き、

「先生ですか?僕以外の3人は今お風呂に行ってますよ?」

とドア越しに声を掛けると、

「…あっ、いいえ違います」
「カノンのマネージャーをしています南雲ヒイロと言う者です」

あぁ、そう言えば後で連絡先を聞きに来るって言ってたっけ?

「あ、あぁ、そうですか、ちょっと待ってて下さい」

そう言ってドアを開けた時、俺の顔を見た相手の動きが止まり目をパチクリさせていた

「あれ?…もしかして、デミス?」

その女性の一言で俺は一気に血の気が引いた

顔を見た時には気づかなったが、この声を聞いてピンときた

「えっ、ミケ…」

そう口走ってしまった

後になって冷静に考え、誤魔化すべきだったと思った

しかしもう手遅れだった…

「どうしてあなたがここに?」

そう聞いて来たが、俺も反射的に、

「君こそ何故ここに?」

するとミケが、

「私はカノンのマネージャーで、貴方達の連絡先を聞きに来たのよ?」
「流石にびっくり!」
「でも…デミスって結構ミーハーなのね?」
「初めて会った時にはクールに装ってたんだぁ~」
「ちゃんと青春してるじゃん!」

確実に俺の事を馬鹿にしているな…

近くでミケの反応があったが、まさかこんな形で出会うとは思ってもみなかった

不可思議な現象が発生しなければ魔力の反応は無い

少し油断していたのは事実だった

「とにかく中に入って」

といってミケの手を引き部屋に入れた

「…整理しよう」

そういって俺は一度深呼吸をした後、

「まずは俺の方から話そうか…」
「俺は今修学旅行でここに来ている」
「もちろん学生としてだ…」
「そして今日泊まる旅館に有名人が来たという事で、友達に連れられて『無理矢理』見に行く事になった」
「で、会えた有名人は俺の通っている学校の卒業生」
「そして何故か楽屋にお邪魔する事になった」
「確かに後でマネージャーが来るとは言ってたが…」
「そして来たマネージャーが君だった…と」
「思い返せばとても綺麗な流れで事が進んでる…」

そう言うとミケもあまり状況を理解していない様子で、

「私だって驚いているわよ」
「カノンが自分の後輩に会った~ってテンション上がってて、楽屋に招待するから連絡先聞いてきてと頼まれて来てみれば…」
「あのとんでもない魔力を持ったあなたが目の前にいたんだから」
「あの時私は顔を隠していたけど、あなたはそのままだったから顔見て直ぐ分かったわ」
「顔見て幼いとは思ったけど、まさか中学生とはねぇ」
「妙に落ち着いてて、口調も大人びてたからもっと年齢は上かと思ってた」
「…そうだ!あなた、何度か私が魔物と戦っている時に近くまで来ていたわよね?」
「私だって魔力感知位出来るんだから、知ってたわよ?」

侮っていたな…近づく前には魔力は抑えていた筈なのに…

やはりこのミケという女性はかなりの実力者なのだろう

続けてミケが少し不機嫌な顔で、

「どうして近くまで来たのに顔すら見せてくれなかったの?」
「魔物退治は出来たけど、いつの間にかどっか行っちゃってたし…」
「…ねぇ、もしかして私の事避けてる?」

怒涛の言葉に圧倒された俺は、

「避けてるというか、あまりこちらの事を知られたく無かったってだけなんだ」
「詳しくは話せないが、目立つ行動はなるべく避けているから…」

誤魔化しながらそう言うと、

「…私はあなたの事を凄く知りたかったのに」

突然のデレ発言に不意を突かれドキッとしてしまった

そんな俺の心情を知ってか知らずかミケは、

「だって私があんなに苦戦していた魔物を一瞬で倒してしまうんだもの」
「…あの日からあなたの事を忘れた事は無かったわよ?」
「それ程衝撃的な出会いだったのよ、私にとって」
「あの後自分なりに色々調べていたけど、何も分からなかった」
「いつか何処かで又会えるかなぁなんて思ってたら、まさかここで会うなんて」
「今は仕事中だから根掘り葉掘り聞かないでおくけど、もう逃がさないからね?」
「…そうだ、名前教えて?デミスって本名の訳無いでしょ?」

俺は思わず圧力に負け話してしまいそうになるが、

「出来れば名乗りたく無いけど…」

と何とか絞り出した事を言うと、

「今更何言ってんの?」
「通ってる学校が分かったんだから、調べようと思えば今度は調べられるのよ?」
「あなたの口からちゃんと聞きたかったの」
「そうね、まずは私から」
「私の名前は『南雲(なくも)ヒイロ』、普段はカノンのマネージャーをしながら、魔物が出た時に聖霊騎士として退治をしているわ」
「ミケって言うのは私達聖霊騎士の間で『戦の女神』と言われている存在よ」
「実は私…その聖霊騎士を束ねる長として活動しているの!」
「…さぁ、私はここまで話したんだから、あなたの事もちゃんと教えてよね?」

と言うと、顔を近づけ凄んできた

まさかとは思っていたが、ミケが聖霊騎士団の長を勤める程の実力者だとは思わなかった

聖霊力だけみれば俺が感知した中でもかなり強かったからな…

魔物退治をしながらマネージャーもやっているのか…

聖霊騎士とマネージャー、何の接点も無い様に思えるが…

何故ミケはこの2つを両立させようと思ったのか疑問が湧いた

いきなりの情報で完全に整理は付いていないが、彼女を見る限り包み隠さず話しているのが分かる

…流石にこれ以上の言い逃れは出来ないな…ある程度本当の事を隠しながら話すしかなさそうだ…

「……ふぅ、分かったよ」
「俺の名前は城島ジュン、見ての通り中学生が」
「俺の母親は両親が教会を営んでいる影響で信心深くてね、中学校はカトリック系の学校に行かせたかったみたい」
「俺自身は根っからのカトリック信者では無いが、その祖父母の影響なのかわからないけど、小さい頃から邪悪な気配や不可思議な現象を感じ取る事が出来た」
「初めて自分にその才能があると分かった時が、俺の友達が犬に襲われた時に、その犬から邪悪な気配を感じ取ったんだ」
「俺は友達を助けたくて無我夢中で戦い、怪我をしたが何とか追い払うことが出来た」
「それから俺は今後同じ様な事が起きた時の為に強くなろうと思い、親に隠れて修行を始めたんだ」
「出来ればその事を誰にも知られたくなかったから、1人で修業を続けていたけどね」
「それで今は、その魔物やら怪現象を見つけては対処してるって訳だ」
「因みにデミスは、その時読んでいた著書の題名を簡略化しただけで特に意味は無い」

俺は自分の事を話したが、流石に転生の話しや呪いの話しはしなかった

注目を浴びないようにするのは当然だが、ミケを巻き込みたくないという気持ちがあったのも確かだ

「ふ~ん、そうなんだぁ」
「ジュン君ね?…何か呼びにくいから2人の時はデミスのままで良いよね?」
「今の話しだと、なるほどと思う事もあったけど、あの力はその説明だけじゃ納得出来る内容じゃ無いわねぇ」
「1人で修業したからってあそこまで強い力は備わないわ」
「なんて言うのかなぁ…天性というか、それこそ何十年と修業をして身に着けた力って感じだったわ」

…鋭いな、伊達に長は努めていないと言う事か…

「でもいいわ、あなたの事を大分知れたし、今はこれ以上聞かないでおく」

また『今は』か…嫌な予感しかしない

「あっそうだ、頼まれた事忘れる所だった」
「カノンに教えなきゃいけないから、あなた達の連絡先教えて?」
「携帯…は、君達の年じゃ持ってないか」
「じゃあこれ、私の携帯番号」
「デミスだけにあげるわ♡」
「気が向いたら連絡ちょうだい」

そういって耳元で、

「…あなただけに特別よ?」

俺は胸の鼓動が相手に聞かれるんじゃ無いかと思う位動いていた

そしてミケは去り際に、

「皆の連絡先教えてくれてありがとう!」
「…後、私の事は今後も『ミケ』で良いからね?デ・ミ・ス♡」

と言って去って行った

結局根掘り葉掘り聞かれた様な…

俺は一連の事を思い出しながら「これも呪いの影響か?」と呟いた

第9話に続く
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