17 / 29
愛のカタチ
愛のカタチ(1)
しおりを挟む
「一真、これ見て」
事件発生から1ヶ月が経った。雑多な事件に追われて、なかなか捜査も進まない。時折、人権派の弁護士が捜査状況を聞きにくるけど、あれきり、聡子とも会っていない。
「先週、覚醒剤の密売グループが摘発されただろ? その購入者リストに、ほら」
「えっ、これ……梅木雅子って、あの梅木雅子か?」
「彼女、学生時代からクスリに手出してたらしい。ドラッグから、覚醒剤まで行ってしまったみたいだ。なあ、宮川はゆすりが本業だって言ってたろ? このことで、梅木社長がゆすられてたとしたら?」
「もしそうでも、5年前に本人が死んでる。今、宮川をやる意味はないだろう」
「もう一つあるんだよ。あの八田って医者、元は雅子の主治医だったんだ。雅子は生まれつき体が弱くて、定期的に医者にかかってたらしい。それに、その2人は、不倫関係にあったって噂もある」
「ちょ、ちょっと待て。どう見ても、八田は聡子にぞっこんだろう」
「彼女の友達に気持ちが動くことなんて、よくあることだろ」
「たとえそうでも、本人はもういない、今回のことにはつながらない」
「ゆすりのネタが続いてたんだよ、キーはあの火事だ。あの火事の前、梅木製作所は倒産寸前で、利益の薄い注文に四苦八苦してたらしい。それがあの火事で莫大な保険金が手に入った。会社の火災保険と、雅子の生命保険だ。火事の原因は漏電みたいだから、電力会社からの賠償金も入ってる。その資金で設備投資して、今に至る、だ。設備も建物も最新だっただろ?」
確かに、従業員もたくさんいたし、経営はうまくいってそうな感じだった。
「保険金詐欺の線は?」
「まあ、考えられなくもないけど、出来すぎてる。あれだけでかい火事なら、警察も捜査してるだろう。それで保険金が全額おりてるんなら、詐欺とは考えにくいな」
「今の世の中はさ、噂が真実になるんだよ。こういうネタは、ネット民の絶好のネタだ。ありもしないフェイクニュースで、潰れる会社も多い」
なるほどな……ゆすりのネタが、真実とは限らないってことか。
「梅木をたたこうよ」
「いや、まだ弱いな。ゆすりの事実が欲しい。宮川の金の動きは現金だ、掴みづらい……」
現金? そういえば、あのとき、100万がどうとか……そうか、聡子はゆすられてることを知ってたのか。でも、なぜ聡子が庇う? 梅木とは、そんなにいい関係のようには思えなかった。庇う理由は……
あの夜、聡子は、死にたいと言った。あの火事で、死ねば良かったと。なぜ自分が生き残ってしまったのか、恨んでいるかのように。
「なぜ、聡子だけ生き残ったんだ。一緒に救助されたんだろ?」
「カルテには、雅子は基礎疾患があって、手術に耐えられなかったって書いてあった。あれ? そういえば、執刀医は八田じゃなかったよね……」
「普通は主治医がするもんじゃないのか?」
「そうだよね、どうしてだろう」
「でも、聡子は八田が担当してる。非番だったとは考えにくいな。よし、そのあたりをつつくか」
事務所のドアをたたくと、若い女が出てきた。
「失礼ですが、お約束は?」
警察手帳を出そうとして、奥から、慌てて聡子が走ってきた。
「辰巳さん、御堂さんも! わあ、びっくり。あ、この人たち、社長の知り合いなのよ、私が案内するわ」
仕事中の聡子は、オフィスカジュアルってやつか、白いブラウスに、紺色のパンツを履いて、ヒールをカツカツ言わせて歩く。
「お久しぶりね」
「体はどう? あれから、熱とか出てない?」
「うん、大丈夫」
「なんか違う人みたいだね、そんなスタイルの聡子ちゃんもいいなあ、かわいいよ」
「もう、御堂さんったら」
なんなんだ、またデート気分かよ!
「あの事件のこと?」
「まあね、ちょっと、社長に聞きたいことあって」
ふうん、と、聡子は不安な目で頷いた。
「社長、辰巳さんがお見えです」
中から、梅木が慌てて出てきて、お茶を頼む、と言った。
「はじめまして、この事件を担当しております、御堂です」
「御堂さん、ああ、そうですか、それはそれは……」
相変わらず、梅木はしきりにハンカチで汗を拭って、せわしなく貧乏ゆすり。聡子が、冷たいお茶を出してくれた。
「今日うかがったのは、5年前の火事のことです。噂では、保険金詐欺だったんじゃないかとか」
「そんなこと、根も葉もない噂ですよ! 警察にもちゃんと捜査してもらったんだ。もし詐欺なんかなら、警察の捜査がおかしいってことになるでしょう」
「それはそうですね、失礼しました。ところで、あの火事で、奥様を亡くされてますよね。野江聡子さんとは一緒に救助されたのに、どうして、奥様だけ? 状態は、野江さんの方が悪かったとか」
「それは……雅子の体力がなかったからだと……」
「雅子さんは、以前からあの病院にかかられてたようですね。主治医は、八田先生だった」
「ええ、先生にはお世話になりました。いい先生ですよ、何回か手術してもらってますが、腕もいい」
「それなのに、なぜ、あの火事の時は八田先生が執刀しなかったんですか」
「あのとき、八田先生は別の手術をしていたと聞いています。だから別の先生が執刀したと。状態の良かった雅子を先に、手術したそうです」
「八田先生なら、助けられたんじゃないですか?」
「それはわからないでしょう。もう今更です、何を言っても、雅子は帰ってこない」
梅木はぼんやり、夫婦の笑う写真を見た。写真を見る限り、年は離れてるけど、仲は良さそうだ。
「そのことで、世間から噂をたてられました。保険金殺人じゃないのかとかね。まったく、冗談じゃない、私は……雅子を愛してました。歳が離れてるから余計に、妻が可愛くてね、甘やかしてしまったところもあります」
「クスリのことは、ご存知でしたか」
「ええ、知ってました。何度もやめるように言いましたが……ああいうものは、一度やってしまうと、なかなか抜けられないんですね、すみません、止められなくて」
梅木はため息をついて、俺たちの視線を避けるように写真を見ている。
「宮川に、ゆすられてましたね」
「な、なんのことですか。そんなわけないでしょう。刑事さん、こんなことは言いたくないんですけど……」
「何ですか、何でもお話しください」
「ゆすられてたのは……野江くんです」
「野江さんが? どうして」
「野江くんの過去はご存知でしょう。今は
あんな風に、東京に馴染んでますけどね、昔は相当な不良だったとか。それに、その、事件も……野江くんは、必死で過去を隠しています。そのことを、宮川に……何度か金を工面してやったんですよ。雅子を助けてくれたこともあって、彼女の希望はできるだけ聞いてるんです。あの事件の日も、金を貸して欲しいと言われて、現金で100万、渡しました」
「何に使うか聞かなかったんですか?」
「聞いても、どうしようもないですから。宮川に渡す金だったんだと思います」
しおらしい顔で、目の前の男は嘘をついた。俺たちは吐き気を感じながら、今にも殴ってしまいそうだ。
「雅子も言ってました。昔は相当悪くて、自分は舎弟のように扱われてたって。東京に呼んでみたものの、怖くて仕方がないと……なにしろ、暴力団員を……殴り殺したんですからね」
「なるほど、貴重な情報をありがとうございました」
「ああ、このことは、野江くんには……何をされるかわかりませんから」
「もちろんです。ご協力、ありがとうございました」
エレベーターを待っていると、聡子がまた走ってくる。カツカツとヒールが滑りそうだ。
「待って待って! これ、どうぞ」
笑って差し出した紙袋には、クッキーとインスタントのコーヒーが入っていた。
「お仕事大変でしょ? 甘いものは疲れをとるんだって。どっちももらいものだけど」
無邪気な笑顔の聡子を、思わず抱きしめそうになる。きっと、隣の御堂も同じだろう。
「どうしたの、2人とも、怖い顔しちゃって。じゃあ、私、仕事中だから、またね」
後ろ姿を見送って、俺たちは車で、タバコを荒く吸った。
「なんでなんだよ」
「さあな」
「おかしいだろ! 彼女が何をしたっていうんだ!」
「殺人を犯した。その罪は、消えないんだよ」
「そうだけど……あんな言い草、ひどいじゃないか」
「残念ながら、世の中はそういうもんだ」
そういうもの……聡子はそういう子……
もしかしたら、俺たちが考えてるより、もっと単純なのかもしれない。もしかしたら、聡子に理由なんて、ないのかもしれない。
事件発生から1ヶ月が経った。雑多な事件に追われて、なかなか捜査も進まない。時折、人権派の弁護士が捜査状況を聞きにくるけど、あれきり、聡子とも会っていない。
「先週、覚醒剤の密売グループが摘発されただろ? その購入者リストに、ほら」
「えっ、これ……梅木雅子って、あの梅木雅子か?」
「彼女、学生時代からクスリに手出してたらしい。ドラッグから、覚醒剤まで行ってしまったみたいだ。なあ、宮川はゆすりが本業だって言ってたろ? このことで、梅木社長がゆすられてたとしたら?」
「もしそうでも、5年前に本人が死んでる。今、宮川をやる意味はないだろう」
「もう一つあるんだよ。あの八田って医者、元は雅子の主治医だったんだ。雅子は生まれつき体が弱くて、定期的に医者にかかってたらしい。それに、その2人は、不倫関係にあったって噂もある」
「ちょ、ちょっと待て。どう見ても、八田は聡子にぞっこんだろう」
「彼女の友達に気持ちが動くことなんて、よくあることだろ」
「たとえそうでも、本人はもういない、今回のことにはつながらない」
「ゆすりのネタが続いてたんだよ、キーはあの火事だ。あの火事の前、梅木製作所は倒産寸前で、利益の薄い注文に四苦八苦してたらしい。それがあの火事で莫大な保険金が手に入った。会社の火災保険と、雅子の生命保険だ。火事の原因は漏電みたいだから、電力会社からの賠償金も入ってる。その資金で設備投資して、今に至る、だ。設備も建物も最新だっただろ?」
確かに、従業員もたくさんいたし、経営はうまくいってそうな感じだった。
「保険金詐欺の線は?」
「まあ、考えられなくもないけど、出来すぎてる。あれだけでかい火事なら、警察も捜査してるだろう。それで保険金が全額おりてるんなら、詐欺とは考えにくいな」
「今の世の中はさ、噂が真実になるんだよ。こういうネタは、ネット民の絶好のネタだ。ありもしないフェイクニュースで、潰れる会社も多い」
なるほどな……ゆすりのネタが、真実とは限らないってことか。
「梅木をたたこうよ」
「いや、まだ弱いな。ゆすりの事実が欲しい。宮川の金の動きは現金だ、掴みづらい……」
現金? そういえば、あのとき、100万がどうとか……そうか、聡子はゆすられてることを知ってたのか。でも、なぜ聡子が庇う? 梅木とは、そんなにいい関係のようには思えなかった。庇う理由は……
あの夜、聡子は、死にたいと言った。あの火事で、死ねば良かったと。なぜ自分が生き残ってしまったのか、恨んでいるかのように。
「なぜ、聡子だけ生き残ったんだ。一緒に救助されたんだろ?」
「カルテには、雅子は基礎疾患があって、手術に耐えられなかったって書いてあった。あれ? そういえば、執刀医は八田じゃなかったよね……」
「普通は主治医がするもんじゃないのか?」
「そうだよね、どうしてだろう」
「でも、聡子は八田が担当してる。非番だったとは考えにくいな。よし、そのあたりをつつくか」
事務所のドアをたたくと、若い女が出てきた。
「失礼ですが、お約束は?」
警察手帳を出そうとして、奥から、慌てて聡子が走ってきた。
「辰巳さん、御堂さんも! わあ、びっくり。あ、この人たち、社長の知り合いなのよ、私が案内するわ」
仕事中の聡子は、オフィスカジュアルってやつか、白いブラウスに、紺色のパンツを履いて、ヒールをカツカツ言わせて歩く。
「お久しぶりね」
「体はどう? あれから、熱とか出てない?」
「うん、大丈夫」
「なんか違う人みたいだね、そんなスタイルの聡子ちゃんもいいなあ、かわいいよ」
「もう、御堂さんったら」
なんなんだ、またデート気分かよ!
「あの事件のこと?」
「まあね、ちょっと、社長に聞きたいことあって」
ふうん、と、聡子は不安な目で頷いた。
「社長、辰巳さんがお見えです」
中から、梅木が慌てて出てきて、お茶を頼む、と言った。
「はじめまして、この事件を担当しております、御堂です」
「御堂さん、ああ、そうですか、それはそれは……」
相変わらず、梅木はしきりにハンカチで汗を拭って、せわしなく貧乏ゆすり。聡子が、冷たいお茶を出してくれた。
「今日うかがったのは、5年前の火事のことです。噂では、保険金詐欺だったんじゃないかとか」
「そんなこと、根も葉もない噂ですよ! 警察にもちゃんと捜査してもらったんだ。もし詐欺なんかなら、警察の捜査がおかしいってことになるでしょう」
「それはそうですね、失礼しました。ところで、あの火事で、奥様を亡くされてますよね。野江聡子さんとは一緒に救助されたのに、どうして、奥様だけ? 状態は、野江さんの方が悪かったとか」
「それは……雅子の体力がなかったからだと……」
「雅子さんは、以前からあの病院にかかられてたようですね。主治医は、八田先生だった」
「ええ、先生にはお世話になりました。いい先生ですよ、何回か手術してもらってますが、腕もいい」
「それなのに、なぜ、あの火事の時は八田先生が執刀しなかったんですか」
「あのとき、八田先生は別の手術をしていたと聞いています。だから別の先生が執刀したと。状態の良かった雅子を先に、手術したそうです」
「八田先生なら、助けられたんじゃないですか?」
「それはわからないでしょう。もう今更です、何を言っても、雅子は帰ってこない」
梅木はぼんやり、夫婦の笑う写真を見た。写真を見る限り、年は離れてるけど、仲は良さそうだ。
「そのことで、世間から噂をたてられました。保険金殺人じゃないのかとかね。まったく、冗談じゃない、私は……雅子を愛してました。歳が離れてるから余計に、妻が可愛くてね、甘やかしてしまったところもあります」
「クスリのことは、ご存知でしたか」
「ええ、知ってました。何度もやめるように言いましたが……ああいうものは、一度やってしまうと、なかなか抜けられないんですね、すみません、止められなくて」
梅木はため息をついて、俺たちの視線を避けるように写真を見ている。
「宮川に、ゆすられてましたね」
「な、なんのことですか。そんなわけないでしょう。刑事さん、こんなことは言いたくないんですけど……」
「何ですか、何でもお話しください」
「ゆすられてたのは……野江くんです」
「野江さんが? どうして」
「野江くんの過去はご存知でしょう。今は
あんな風に、東京に馴染んでますけどね、昔は相当な不良だったとか。それに、その、事件も……野江くんは、必死で過去を隠しています。そのことを、宮川に……何度か金を工面してやったんですよ。雅子を助けてくれたこともあって、彼女の希望はできるだけ聞いてるんです。あの事件の日も、金を貸して欲しいと言われて、現金で100万、渡しました」
「何に使うか聞かなかったんですか?」
「聞いても、どうしようもないですから。宮川に渡す金だったんだと思います」
しおらしい顔で、目の前の男は嘘をついた。俺たちは吐き気を感じながら、今にも殴ってしまいそうだ。
「雅子も言ってました。昔は相当悪くて、自分は舎弟のように扱われてたって。東京に呼んでみたものの、怖くて仕方がないと……なにしろ、暴力団員を……殴り殺したんですからね」
「なるほど、貴重な情報をありがとうございました」
「ああ、このことは、野江くんには……何をされるかわかりませんから」
「もちろんです。ご協力、ありがとうございました」
エレベーターを待っていると、聡子がまた走ってくる。カツカツとヒールが滑りそうだ。
「待って待って! これ、どうぞ」
笑って差し出した紙袋には、クッキーとインスタントのコーヒーが入っていた。
「お仕事大変でしょ? 甘いものは疲れをとるんだって。どっちももらいものだけど」
無邪気な笑顔の聡子を、思わず抱きしめそうになる。きっと、隣の御堂も同じだろう。
「どうしたの、2人とも、怖い顔しちゃって。じゃあ、私、仕事中だから、またね」
後ろ姿を見送って、俺たちは車で、タバコを荒く吸った。
「なんでなんだよ」
「さあな」
「おかしいだろ! 彼女が何をしたっていうんだ!」
「殺人を犯した。その罪は、消えないんだよ」
「そうだけど……あんな言い草、ひどいじゃないか」
「残念ながら、世の中はそういうもんだ」
そういうもの……聡子はそういう子……
もしかしたら、俺たちが考えてるより、もっと単純なのかもしれない。もしかしたら、聡子に理由なんて、ないのかもしれない。
0
あなたにおすすめの小説
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。
手を伸ばした先にいるのは誰ですか~愛しくて切なくて…憎らしいほど愛してる~【完結】
まぁ
恋愛
ワイン、ホテルの企画業務など大人の仕事、そして大人に切り離せない恋愛と…
「Ninagawa Queen's Hotel」
若きホテル王 蜷川朱鷺
妹 蜷川美鳥
人気美容家 佐井友理奈
「オークワイナリー」
国内ワイナリー最大手創業者一族 柏木龍之介
血縁関係のない兄妹と、その周辺の何角関係…?
華やかな人々が繰り広げる、フィクションです。
前の野原でつぐみが鳴いた
小海音かなた
恋愛
鶫野鹿乃江は都内のアミューズメント施設で働く四十代の事務職女性。ある日職場の近くを歩いていたら、曲がり角から突然現れた男性とぶつかりそうになる。
その夜、突然鳴った着信音をたどったらバッグの中に自分のものではないスマートフォン入っていて――?!
『ほんの些細な偶然から始まるラブストーリー』。そんなありきたりなシチュエーションにもかかわらず、まったく異なる二人の立場のせいで波乱含みな恋愛模様をもたらしていく――。
助けた騎士団になつかれました。
藤 実花
恋愛
冥府を支配する国、アルハガウンの王女シルベーヌは、地上の大国ラシュカとの約束で王の妃になるためにやって来た。
しかし、シルベーヌを見た王は、彼女を『醜女』と呼び、結婚を保留して古い離宮へ行けと言う。
一方ある事情を抱えたシルベーヌは、鮮やかで美しい地上に残りたいと思う願いのため、異議を唱えず離宮へと旅立つが……。
☆本編完結しました。ありがとうございました!☆
番外編①~2020.03.11 終了
ドリンクバーさえあれば、私たちは無限に語れるのです。
藍沢咲良
恋愛
同じ中学校だった澄麗、英、碧、梨愛はあることがきっかけで再会し、定期的に集まって近況報告をしている。
集まるときには常にドリンクバーがある。飲み物とつまむ物さえあれば、私達は無限に語り合える。
器用に見えて器用じゃない、仕事や恋愛に人付き合いに苦労する私達。
転んでも擦りむいても前を向いて歩けるのは、この時間があるから。
〜main cast〜
・如月 澄麗(Kisaragi Sumire) 表紙右から二番目 age.26
・山吹 英(Yamabuki Hana) 表紙左から二番目 age.26
・葉月 碧(Haduki Midori) 表紙一番右 age.26
・早乙女 梨愛(Saotome Ria) 表紙一番左 age.26
※作中の地名、団体名は架空のものです。
※この作品はエブリスタ、小説家になろうでも連載しています。
「やはり鍛えることは、大切だな」
イチイ アキラ
恋愛
「こんなブスと結婚なんていやだ!」
その日、一つのお見合いがあった。
ヤロール伯爵家の三男、ライアンと。
クラレンス辺境伯家の跡取り娘、リューゼットの。
そして互いに挨拶を交わすその場にて。
ライアンが開幕早々、ぶちかましたのであった。
けれども……――。
「そうか。私も貴様のような生っ白くてか弱そうな、女みたいな顔の屑はごめんだ。気が合うな」
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる