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愛のカタチ
愛のカタチ(1)
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「一真、これ見て」
事件発生から1ヶ月が経った。雑多な事件に追われて、なかなか捜査も進まない。時折、人権派の弁護士が捜査状況を聞きにくるけど、あれきり、聡子とも会っていない。
「先週、覚醒剤の密売グループが摘発されただろ? その購入者リストに、ほら」
「えっ、これ……梅木雅子って、あの梅木雅子か?」
「彼女、学生時代からクスリに手出してたらしい。ドラッグから、覚醒剤まで行ってしまったみたいだ。なあ、宮川はゆすりが本業だって言ってたろ? このことで、梅木社長がゆすられてたとしたら?」
「もしそうでも、5年前に本人が死んでる。今、宮川をやる意味はないだろう」
「もう一つあるんだよ。あの八田って医者、元は雅子の主治医だったんだ。雅子は生まれつき体が弱くて、定期的に医者にかかってたらしい。それに、その2人は、不倫関係にあったって噂もある」
「ちょ、ちょっと待て。どう見ても、八田は聡子にぞっこんだろう」
「彼女の友達に気持ちが動くことなんて、よくあることだろ」
「たとえそうでも、本人はもういない、今回のことにはつながらない」
「ゆすりのネタが続いてたんだよ、キーはあの火事だ。あの火事の前、梅木製作所は倒産寸前で、利益の薄い注文に四苦八苦してたらしい。それがあの火事で莫大な保険金が手に入った。会社の火災保険と、雅子の生命保険だ。火事の原因は漏電みたいだから、電力会社からの賠償金も入ってる。その資金で設備投資して、今に至る、だ。設備も建物も最新だっただろ?」
確かに、従業員もたくさんいたし、経営はうまくいってそうな感じだった。
「保険金詐欺の線は?」
「まあ、考えられなくもないけど、出来すぎてる。あれだけでかい火事なら、警察も捜査してるだろう。それで保険金が全額おりてるんなら、詐欺とは考えにくいな」
「今の世の中はさ、噂が真実になるんだよ。こういうネタは、ネット民の絶好のネタだ。ありもしないフェイクニュースで、潰れる会社も多い」
なるほどな……ゆすりのネタが、真実とは限らないってことか。
「梅木をたたこうよ」
「いや、まだ弱いな。ゆすりの事実が欲しい。宮川の金の動きは現金だ、掴みづらい……」
現金? そういえば、あのとき、100万がどうとか……そうか、聡子はゆすられてることを知ってたのか。でも、なぜ聡子が庇う? 梅木とは、そんなにいい関係のようには思えなかった。庇う理由は……
あの夜、聡子は、死にたいと言った。あの火事で、死ねば良かったと。なぜ自分が生き残ってしまったのか、恨んでいるかのように。
「なぜ、聡子だけ生き残ったんだ。一緒に救助されたんだろ?」
「カルテには、雅子は基礎疾患があって、手術に耐えられなかったって書いてあった。あれ? そういえば、執刀医は八田じゃなかったよね……」
「普通は主治医がするもんじゃないのか?」
「そうだよね、どうしてだろう」
「でも、聡子は八田が担当してる。非番だったとは考えにくいな。よし、そのあたりをつつくか」
事務所のドアをたたくと、若い女が出てきた。
「失礼ですが、お約束は?」
警察手帳を出そうとして、奥から、慌てて聡子が走ってきた。
「辰巳さん、御堂さんも! わあ、びっくり。あ、この人たち、社長の知り合いなのよ、私が案内するわ」
仕事中の聡子は、オフィスカジュアルってやつか、白いブラウスに、紺色のパンツを履いて、ヒールをカツカツ言わせて歩く。
「お久しぶりね」
「体はどう? あれから、熱とか出てない?」
「うん、大丈夫」
「なんか違う人みたいだね、そんなスタイルの聡子ちゃんもいいなあ、かわいいよ」
「もう、御堂さんったら」
なんなんだ、またデート気分かよ!
「あの事件のこと?」
「まあね、ちょっと、社長に聞きたいことあって」
ふうん、と、聡子は不安な目で頷いた。
「社長、辰巳さんがお見えです」
中から、梅木が慌てて出てきて、お茶を頼む、と言った。
「はじめまして、この事件を担当しております、御堂です」
「御堂さん、ああ、そうですか、それはそれは……」
相変わらず、梅木はしきりにハンカチで汗を拭って、せわしなく貧乏ゆすり。聡子が、冷たいお茶を出してくれた。
「今日うかがったのは、5年前の火事のことです。噂では、保険金詐欺だったんじゃないかとか」
「そんなこと、根も葉もない噂ですよ! 警察にもちゃんと捜査してもらったんだ。もし詐欺なんかなら、警察の捜査がおかしいってことになるでしょう」
「それはそうですね、失礼しました。ところで、あの火事で、奥様を亡くされてますよね。野江聡子さんとは一緒に救助されたのに、どうして、奥様だけ? 状態は、野江さんの方が悪かったとか」
「それは……雅子の体力がなかったからだと……」
「雅子さんは、以前からあの病院にかかられてたようですね。主治医は、八田先生だった」
「ええ、先生にはお世話になりました。いい先生ですよ、何回か手術してもらってますが、腕もいい」
「それなのに、なぜ、あの火事の時は八田先生が執刀しなかったんですか」
「あのとき、八田先生は別の手術をしていたと聞いています。だから別の先生が執刀したと。状態の良かった雅子を先に、手術したそうです」
「八田先生なら、助けられたんじゃないですか?」
「それはわからないでしょう。もう今更です、何を言っても、雅子は帰ってこない」
梅木はぼんやり、夫婦の笑う写真を見た。写真を見る限り、年は離れてるけど、仲は良さそうだ。
「そのことで、世間から噂をたてられました。保険金殺人じゃないのかとかね。まったく、冗談じゃない、私は……雅子を愛してました。歳が離れてるから余計に、妻が可愛くてね、甘やかしてしまったところもあります」
「クスリのことは、ご存知でしたか」
「ええ、知ってました。何度もやめるように言いましたが……ああいうものは、一度やってしまうと、なかなか抜けられないんですね、すみません、止められなくて」
梅木はため息をついて、俺たちの視線を避けるように写真を見ている。
「宮川に、ゆすられてましたね」
「な、なんのことですか。そんなわけないでしょう。刑事さん、こんなことは言いたくないんですけど……」
「何ですか、何でもお話しください」
「ゆすられてたのは……野江くんです」
「野江さんが? どうして」
「野江くんの過去はご存知でしょう。今は
あんな風に、東京に馴染んでますけどね、昔は相当な不良だったとか。それに、その、事件も……野江くんは、必死で過去を隠しています。そのことを、宮川に……何度か金を工面してやったんですよ。雅子を助けてくれたこともあって、彼女の希望はできるだけ聞いてるんです。あの事件の日も、金を貸して欲しいと言われて、現金で100万、渡しました」
「何に使うか聞かなかったんですか?」
「聞いても、どうしようもないですから。宮川に渡す金だったんだと思います」
しおらしい顔で、目の前の男は嘘をついた。俺たちは吐き気を感じながら、今にも殴ってしまいそうだ。
「雅子も言ってました。昔は相当悪くて、自分は舎弟のように扱われてたって。東京に呼んでみたものの、怖くて仕方がないと……なにしろ、暴力団員を……殴り殺したんですからね」
「なるほど、貴重な情報をありがとうございました」
「ああ、このことは、野江くんには……何をされるかわかりませんから」
「もちろんです。ご協力、ありがとうございました」
エレベーターを待っていると、聡子がまた走ってくる。カツカツとヒールが滑りそうだ。
「待って待って! これ、どうぞ」
笑って差し出した紙袋には、クッキーとインスタントのコーヒーが入っていた。
「お仕事大変でしょ? 甘いものは疲れをとるんだって。どっちももらいものだけど」
無邪気な笑顔の聡子を、思わず抱きしめそうになる。きっと、隣の御堂も同じだろう。
「どうしたの、2人とも、怖い顔しちゃって。じゃあ、私、仕事中だから、またね」
後ろ姿を見送って、俺たちは車で、タバコを荒く吸った。
「なんでなんだよ」
「さあな」
「おかしいだろ! 彼女が何をしたっていうんだ!」
「殺人を犯した。その罪は、消えないんだよ」
「そうだけど……あんな言い草、ひどいじゃないか」
「残念ながら、世の中はそういうもんだ」
そういうもの……聡子はそういう子……
もしかしたら、俺たちが考えてるより、もっと単純なのかもしれない。もしかしたら、聡子に理由なんて、ないのかもしれない。
事件発生から1ヶ月が経った。雑多な事件に追われて、なかなか捜査も進まない。時折、人権派の弁護士が捜査状況を聞きにくるけど、あれきり、聡子とも会っていない。
「先週、覚醒剤の密売グループが摘発されただろ? その購入者リストに、ほら」
「えっ、これ……梅木雅子って、あの梅木雅子か?」
「彼女、学生時代からクスリに手出してたらしい。ドラッグから、覚醒剤まで行ってしまったみたいだ。なあ、宮川はゆすりが本業だって言ってたろ? このことで、梅木社長がゆすられてたとしたら?」
「もしそうでも、5年前に本人が死んでる。今、宮川をやる意味はないだろう」
「もう一つあるんだよ。あの八田って医者、元は雅子の主治医だったんだ。雅子は生まれつき体が弱くて、定期的に医者にかかってたらしい。それに、その2人は、不倫関係にあったって噂もある」
「ちょ、ちょっと待て。どう見ても、八田は聡子にぞっこんだろう」
「彼女の友達に気持ちが動くことなんて、よくあることだろ」
「たとえそうでも、本人はもういない、今回のことにはつながらない」
「ゆすりのネタが続いてたんだよ、キーはあの火事だ。あの火事の前、梅木製作所は倒産寸前で、利益の薄い注文に四苦八苦してたらしい。それがあの火事で莫大な保険金が手に入った。会社の火災保険と、雅子の生命保険だ。火事の原因は漏電みたいだから、電力会社からの賠償金も入ってる。その資金で設備投資して、今に至る、だ。設備も建物も最新だっただろ?」
確かに、従業員もたくさんいたし、経営はうまくいってそうな感じだった。
「保険金詐欺の線は?」
「まあ、考えられなくもないけど、出来すぎてる。あれだけでかい火事なら、警察も捜査してるだろう。それで保険金が全額おりてるんなら、詐欺とは考えにくいな」
「今の世の中はさ、噂が真実になるんだよ。こういうネタは、ネット民の絶好のネタだ。ありもしないフェイクニュースで、潰れる会社も多い」
なるほどな……ゆすりのネタが、真実とは限らないってことか。
「梅木をたたこうよ」
「いや、まだ弱いな。ゆすりの事実が欲しい。宮川の金の動きは現金だ、掴みづらい……」
現金? そういえば、あのとき、100万がどうとか……そうか、聡子はゆすられてることを知ってたのか。でも、なぜ聡子が庇う? 梅木とは、そんなにいい関係のようには思えなかった。庇う理由は……
あの夜、聡子は、死にたいと言った。あの火事で、死ねば良かったと。なぜ自分が生き残ってしまったのか、恨んでいるかのように。
「なぜ、聡子だけ生き残ったんだ。一緒に救助されたんだろ?」
「カルテには、雅子は基礎疾患があって、手術に耐えられなかったって書いてあった。あれ? そういえば、執刀医は八田じゃなかったよね……」
「普通は主治医がするもんじゃないのか?」
「そうだよね、どうしてだろう」
「でも、聡子は八田が担当してる。非番だったとは考えにくいな。よし、そのあたりをつつくか」
事務所のドアをたたくと、若い女が出てきた。
「失礼ですが、お約束は?」
警察手帳を出そうとして、奥から、慌てて聡子が走ってきた。
「辰巳さん、御堂さんも! わあ、びっくり。あ、この人たち、社長の知り合いなのよ、私が案内するわ」
仕事中の聡子は、オフィスカジュアルってやつか、白いブラウスに、紺色のパンツを履いて、ヒールをカツカツ言わせて歩く。
「お久しぶりね」
「体はどう? あれから、熱とか出てない?」
「うん、大丈夫」
「なんか違う人みたいだね、そんなスタイルの聡子ちゃんもいいなあ、かわいいよ」
「もう、御堂さんったら」
なんなんだ、またデート気分かよ!
「あの事件のこと?」
「まあね、ちょっと、社長に聞きたいことあって」
ふうん、と、聡子は不安な目で頷いた。
「社長、辰巳さんがお見えです」
中から、梅木が慌てて出てきて、お茶を頼む、と言った。
「はじめまして、この事件を担当しております、御堂です」
「御堂さん、ああ、そうですか、それはそれは……」
相変わらず、梅木はしきりにハンカチで汗を拭って、せわしなく貧乏ゆすり。聡子が、冷たいお茶を出してくれた。
「今日うかがったのは、5年前の火事のことです。噂では、保険金詐欺だったんじゃないかとか」
「そんなこと、根も葉もない噂ですよ! 警察にもちゃんと捜査してもらったんだ。もし詐欺なんかなら、警察の捜査がおかしいってことになるでしょう」
「それはそうですね、失礼しました。ところで、あの火事で、奥様を亡くされてますよね。野江聡子さんとは一緒に救助されたのに、どうして、奥様だけ? 状態は、野江さんの方が悪かったとか」
「それは……雅子の体力がなかったからだと……」
「雅子さんは、以前からあの病院にかかられてたようですね。主治医は、八田先生だった」
「ええ、先生にはお世話になりました。いい先生ですよ、何回か手術してもらってますが、腕もいい」
「それなのに、なぜ、あの火事の時は八田先生が執刀しなかったんですか」
「あのとき、八田先生は別の手術をしていたと聞いています。だから別の先生が執刀したと。状態の良かった雅子を先に、手術したそうです」
「八田先生なら、助けられたんじゃないですか?」
「それはわからないでしょう。もう今更です、何を言っても、雅子は帰ってこない」
梅木はぼんやり、夫婦の笑う写真を見た。写真を見る限り、年は離れてるけど、仲は良さそうだ。
「そのことで、世間から噂をたてられました。保険金殺人じゃないのかとかね。まったく、冗談じゃない、私は……雅子を愛してました。歳が離れてるから余計に、妻が可愛くてね、甘やかしてしまったところもあります」
「クスリのことは、ご存知でしたか」
「ええ、知ってました。何度もやめるように言いましたが……ああいうものは、一度やってしまうと、なかなか抜けられないんですね、すみません、止められなくて」
梅木はため息をついて、俺たちの視線を避けるように写真を見ている。
「宮川に、ゆすられてましたね」
「な、なんのことですか。そんなわけないでしょう。刑事さん、こんなことは言いたくないんですけど……」
「何ですか、何でもお話しください」
「ゆすられてたのは……野江くんです」
「野江さんが? どうして」
「野江くんの過去はご存知でしょう。今は
あんな風に、東京に馴染んでますけどね、昔は相当な不良だったとか。それに、その、事件も……野江くんは、必死で過去を隠しています。そのことを、宮川に……何度か金を工面してやったんですよ。雅子を助けてくれたこともあって、彼女の希望はできるだけ聞いてるんです。あの事件の日も、金を貸して欲しいと言われて、現金で100万、渡しました」
「何に使うか聞かなかったんですか?」
「聞いても、どうしようもないですから。宮川に渡す金だったんだと思います」
しおらしい顔で、目の前の男は嘘をついた。俺たちは吐き気を感じながら、今にも殴ってしまいそうだ。
「雅子も言ってました。昔は相当悪くて、自分は舎弟のように扱われてたって。東京に呼んでみたものの、怖くて仕方がないと……なにしろ、暴力団員を……殴り殺したんですからね」
「なるほど、貴重な情報をありがとうございました」
「ああ、このことは、野江くんには……何をされるかわかりませんから」
「もちろんです。ご協力、ありがとうございました」
エレベーターを待っていると、聡子がまた走ってくる。カツカツとヒールが滑りそうだ。
「待って待って! これ、どうぞ」
笑って差し出した紙袋には、クッキーとインスタントのコーヒーが入っていた。
「お仕事大変でしょ? 甘いものは疲れをとるんだって。どっちももらいものだけど」
無邪気な笑顔の聡子を、思わず抱きしめそうになる。きっと、隣の御堂も同じだろう。
「どうしたの、2人とも、怖い顔しちゃって。じゃあ、私、仕事中だから、またね」
後ろ姿を見送って、俺たちは車で、タバコを荒く吸った。
「なんでなんだよ」
「さあな」
「おかしいだろ! 彼女が何をしたっていうんだ!」
「殺人を犯した。その罪は、消えないんだよ」
「そうだけど……あんな言い草、ひどいじゃないか」
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