マギアメイデン・マルアーク

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-74日目 エイルの別れと出会い

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 全ては彼女から始まった。
「さぁ、お楽しみのご褒美はまだまだあるよ。夜が明けてもたっぷり愛してあげよう」
 大柄で筋肉の整った男は、ベッドに寄り掛かる細身の少女を後ろから抑え込む。男を知らなさそうな薄い尻に血走った野太い陰茎を擦り付ける。
「あんなにしたのに……まだこんな狂暴……素敵」
肌の感触で男のモノが分かるほど、彼女は男と肌を重ね続けていた。
勃起と共に皮が剥け、先走りを滲ませる亀頭が露わになる。そのエラの張り具合は、他の男の種を搔きだして自分のものだけを注ぐ気概が形になっていると言っていい。
「はぁっー、はぁっー……」
 少女の乱れた息は湿っており、これがまだ『続き』であることを示していた。左膝をベッドに乗せる形で股を開いているせいか、それまでに注がれた白濁が垂れて内股を汚す。精液が肉棒と淫唇の間に糸を引き、亀頭からも溢れている。
「逃がさないってこの感じ……好き……」
 少女は右腕と腰を掴まれ、抵抗出来ない様にされていたがそれにさえ興奮を覚えていた。絶対に孕ませる。逃がすことなく子種を注ぎ込む。その意思に彼女は震えた。
「は、あぁぁ……ん、くっ……!」
 少女が嬌声を上げる。そのスレンダーな身体には大柄で筋肉隆々な男の肉槍は持て余すのか、二人が繋がる部分からは白濁と愛液が混ざったものが垂れて泡立っている。
「や、んぁっ……突き上げ……っ」
 少女は黒髪のショートヘアを揺らして男との行為を楽しんだ。男は彼女に任せるのではなく、タイミングを合わせて動くことで少女へより強い快楽をぶつけている。
「ふふ、ご褒美とはいえ私の劣情を一人で受けようなんて……欲張りさんだな。デリンジャーは」
「だって……好きなんだもん……あっ」
 男はデリンジャーという少女に特別な愛情を注いでいた。元々は敵対していた組織の魔法少女、エイルと名乗っていた彼女はその清廉さをかなぐり捨てて男の魔羅を咥え込み、淫らに舞う。
「んはっ……あ、あぁんっ!」
 ばちゅばちゅわざとらしくいやらしい音を立て、男はデリンジャーという女の隅々まで愉しむ。デリンジャーも男に夢中だが、男の方もこの麗しく可憐な少女を汚す行為に飽きを感じることは無かった。
「ナカっ……かき回してっ、あぁああっ……!」
 相思相愛のセックスは物理的な快楽は無論、心の通じ合いが身体を火照らせる。教え込めば教え込むほど、犯せば犯すほど、種付けすればするほど自分のモノへとなっていくデリンジャーは愛おしくて仕方ない。そして所有権を刻む様に愛される幸福が彼女を燃やす。
「ナカのせーえき……じゃぷじゃぷ混ぜられ……く、んぅ……」
「君はこのインディラの女だ。それを何度でも身体に教えてあげよう……」
「私は……あなたのモノ……っ」
 耳元で支配を囁かれ、デリンジャーの胎が疼く。欲する様に肉の槍を締め付け、その刺激がインディラを射精まで導いていく。
「や……膨らんで……お願いっ……このまま……」
「ああ、一緒にまたイこうか」
「ええ……射精してっ! 私を孕ませて……!」
 デリンジャーの懇願を受け入れ、男は彼女の一番奥まで槍を突き立ててから爆ぜた。びゅるびゅると激しく送り出される精液の音が二人に身体を通して伝わる。
「あ、あぁああ……っ!」
 愛する人にナマで犯され、種付けされる。その幸福感に包まれデリンジャーは絶頂に至る。びくびく彼女のナカが蠢き、より多くの子種を搾り取る。長い射精が続く。彼女はこの時間が永遠の様に思えていた。
(私にはこれくらいしか出来ないが、君には幸せになってほしいものだ……)
 インディラはデリンジャーがエイルだった時のことを思い出していた。

   @

「ん……くっ」
 魔法少女エイル、その華やかな姿とは対照的に正体は普通の女学生であった。黒いショートヘアを乱し、彼女はベッドの上で同級生に抱かれていた。制服はベッドの傍に脱ぎ散らかしており、下着すら剥かれて覚えたての性欲を一身に受けていた。
「あ、あぁ……」
 魔法少女と学生の両立は想像以上のストレスを伴う。少しでも気が紛れれば、と思い男子と交際してみたが、あまり面白いものではない。他人の部屋に押し込められ汗臭いベッドで滴る汗を受けながら、身体をぶつけられる。セックスは自慰ほど快感が無かった。しかし、他者との繋がりに飢えていたエイルは別れることも出来ず避妊も快楽もない交尾を繰り返すばかりであった。
「あ、あぁっ……」
 流石に学生の身で妊娠するわけにはいかないのでゴムを付ける様に言ったが、ナマの方が気持ちいいという理由で拒否されてしまった。エイルとしては誤差なので付けてほしいが、あまりしつこく言ってもめたくないので頼めずにいた。
「ふぅ……」
「う、あぁああっ、い、イく……っ!」
 薄い水っぽい精液がナカに垂れるのを確認して絶頂する演技をする。こうでもしないと、感じていないことがバレてしまうと考えたからだ。
「どうよ」
「え、ええ……」
 同級生はエイルをイかせたと思って得意げだったが、そんなことはない。自分が満足すれば、とっととベッドに身体を投げ出して眠ってしまう。
「じゃあ、私帰るから……」
 そそくさと服を着こみ、返事もしない同級生に告げてエイルは帰る。重い足取りで帰った自宅は単身者用の家具付きアパートだ。そこを開けると、わらわらと子供がいる中家事をする母親がいた。
 エイルの家は典型的な大家族だ。多くの弟や妹の長女であるエイルの進路は、中卒で働く以外に許されていなかった。この狭い中に押し込められる状況が自分の未来そのものの様で、彼女は入るのもおっくうになり帰宅せずに外へ歩き出した。
「あ……」
鞄から変身アイテムでもあるスマホを取り出し、連絡を確認すると丁度『敵』を見つけたという連絡が組織から入っていた。彼女達魔法少女を束ねる『レギオン』が敵を見つけると付近の魔法少女へ連絡してくれる。
「行かないと……」
 付近には仲間もいるので自分が行かなくてもいいのだが、エイルが行かねばならない理由があった。彼女は敵の正体を知ってしまった。
「変身!」
 スマホにカードを入れ、自撮りをする様に変身する。ピンクのツインテールを靡かせた、プリーツスカートの魔法少女。それがマギアメイデン・エイルだ。衣装もフリルやリボンがあり、魔法少女然としている。
「ぐぁあっ……!」
 その可憐な姿と異なり、変身した途端全身が砕ける様な激痛に見舞われる。最近アイテムか自身の不調なのか、この様な事態に見舞われる様になっていた。だが、敵の元へ誰よりも早く辿り着くにはこの苦痛に耐えるしかない。
 敵の位置は資材置き場だ。この様な目立たない場所に敵はいる。
「いた!」
「見つかったか!」
 敵である狼の顔をした男を見つけ、エイルは立ち止まる。男の後ろには似たような人々がいた。
「ここは俺が引きつける! お前らは逃げろ!」
 狼男が剣を抜き、エイルを睨む。しかし彼女は戦う気が無かった。
「待って! 私は戦うつもりじゃ……」
「そんなこと言っても!」
 狼男は剣を振るい、エイルへ斬りかかる。彼女は腕で攻撃を防ぎ、狼男を説得する。剣と腕がぶつかる瞬間は骨が折れるかと錯覚したが、それでも相手を不安にさせないため痛そうな顔は見せない。
「私に構わず逃げて! 逃げられたことにして他の魔法少女を止めるから!」
「そんな話が信じられると?」
 剣と腕の鍔迫り合いが続く。狼男の怪力にか細い肩と腕が軋む。力を入れれば魔力の流れに沿って鋭い痛みが走る。
「うぅ……お願い……他の魔法少女が来る前に……逃げて……!」
 エイルの祈りも無情に砕かれ、魔法少女が合流してしまう。
「エイル! 今助ける!」
「待ってマルアーク! この人達は……」
 少し意識を反らしただけで肉体の強化が解け、彼女は吹き飛ばされて巨大なセメントの円柱にぶつかる。軽いエイルの身体は紙の様に吹き飛ばされ、セメントを砕いて落下する。
「がはっ……ぁ」
 肺の空気が押し出され、呼吸が止まる。脳も揺さぶられて意識が無くなりかけるが、必死にこらえて仲間へ伝えるべきを伝える。
「エイル! この!」
「ま……って……」
 立ち上がろうにも身体が言うことを聞かない。だが、前々から言っていたからなのか仲間には概ね言いたいことは分かっていた。
「あなたは優しすぎる……、怪人の言うことは鵜呑みにしちゃだめ!」
 魔法少女達は敵が人ならざる怪人、則ち化け物と伝えられていた。だが、彼女達のグループはその正体を知ってしまった。怪人は単なる異種族。同じ知的生命帝で、本来は敵対などしていないことを。そしてそれを弾圧するのが魔法少女の仕事であることを。
 それを知って戦意を鈍らせたのがエイル、知ってもなお葛藤すらなく戦いを続けたのが仲間達。何度もこの戦いをやめようと話し合ってみても、全く通じない。それならば、だれよりも敵に早く接触して逃げられたことにするしかない。
「こいつ強い……」
「だったら、プリンセスフォームよ!」
 事実を知る前に得た強化フォーム。エイルは持っていないが、持っていないからこそ分かる。強い力を振るうことに彼女達は酔っているのだ。最近は魔法少女対策に強力な戦士が投入されており無強化のエイルでは太刀打ちできない。だが強化フォームなら圧倒することが出来る。
「こうなったら……」
 このままでは狼男が殺されてしまう。そしてその後は逃げた人々。エイルはスマホにいくつか指輪を翳し、魔法を使う。爆発的な光と音が魔法少女達を襲い、視界や聴覚を塞ぐ。エイルは自分に保護魔法を掛けているので効いていない。また、狼男にも保護を掛けている。
(意識が……だめ……ここで倒れたら……)
 魔法を使うと変身とは比べ物にならないほどの痛みに襲われる。しかし、悶える暇はない。この隙に狼男の手を引いて脱出し、さらに魔法で煙幕を出す。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
「お前……」
 攻撃されたにも関わらず助けてくれたエイルに狼男は困惑する。
「早く逃げて!」
「なんのつもり……」
「いいから!」
 魔法の効果が晴れる前に狼男を逃がすべく、エイルは必死に訴える。無理矢理彼を遠くにやるとエイルもふらつきながら道を反れてどこかへいく。
「げふっ……」
 せき込むと、口の中に血の味が広がる。抑えた手は赤黒くなっており鼻からもぼたぼたと血が垂れていた。
(あ、死んだ……)
 この状況にエイルは死を覚悟した。身体から力が失われ、地面に崩れる様に倒れた。
(でも……いいか。生きててもいいこと無いし……最後に人助けして死ぬんなら、少しはかっこつくかな……)
 眼は開いたままだったが、視界は黒く狭まっていく。もう身体が限界らしい。後悔はなかった。生きている理由もない。なら、ここで死ぬ方がいい。

   @

「ここは……」
 エイルが目を覚ますと、見知らぬ光景が広がっていた。病室の様な場所なのは分かるが、窓が無く外を確認することは出来ない。ベッドに寝かされ、簡単な検査着に着替えさせられていた。つまり何者かに手当されたのだろうか。
「よかった。意識が戻った様だね」
 そして目の前には椅子に座り、エイルの回復を待っていた男がいた。大柄で筋肉隆々の男。人間に見えるが、よく見ると瞳などの細部から自分達が『怪人』と呼んでいる存在であることに気づいた。
「そう、私は捕まったのね」
「捕まえたわけじゃないさ。ここに逃げ込んできた人達が君を連れてきてね。あと少し遅かったら命がなかった」
 どうも先ほど助けた狼男かその仲間が連れてきたらしい。あのまま死んだ方がよかったのに余計なことを、とエイルは苦々しく思った。
「……っ? 変身が解けていない?」
 その思考もある違和感に打ち消される。魔法少女は意識を失うほどのダメージを負うと変身が解ける。だが、今のエイルはピンクのツインテール。つまり変身した状態のままだ。
「どうやら身体が限界を迎えて、変身を解除すると身体がダメージに耐えられず消滅してしまう様だ」
 男は鎖を巻きつけたスマホをエイルに見せる。変身が解除されない様に細工されているのか。
「返せ……!」
「返したらどうする?」
 エイルは身体が重く、起き上がることすら出来ない。
「敵の手に落ちてみんなの迷惑になりたくない! このまま変身を解いて消えてやる!」
「生き急ぐな。私はここの責任者、インディラ。君は?」
 男は紳士的に名乗った。
「私は魔法少女エイルだ……私を捕らえていると、ここに最強の魔法少女……マルアークが来る。私を解放するんだな」
「脅しにしては元気がないな、エイル」
 エイルの言葉にインディラは動じない。
「疲れてるから……早く帰して」
「それは無理だ。治療が終わるまで返せない」
 家に帰っても休めはしないが、強がってそう言う。しかし、インディラは点滴の装置を転がして言葉を続ける。
「君に魔力でズタズタになった身体を修復する為の薬を投与した。本来なら死んでいるダメージだから……三か月はこれを投与しつつ絶対安静だ。いいね」
「学校とか……あるんだけど」
 死にたいくせに学校の心配が出てしまう自分にエイルは嫌気が差した。インディラはそんな彼女に治療を短縮する方法を教える。
「この薬は特殊でね、あることをすると効果が倍増するから、退院が早まるだろう」
「どうすればいい?」
 エイルはインディラの股間が怒張している時点で嫌な予感がしていた。
「それは快楽、君が気持ちよくなることだ」
 そしてそれは的中する。

 これは回復の為の行為。起き上がったエイルは自分のそう言い聞かせて検査着を脱いだ。はらりと服がベッドの上に落ちる。初対面の人間に肌を見せるのは気恥ずかしいが、処女はもう失っているのでどうでもいいと彼女は照れを隠す。
下着は身に着けておらず、これだけで裸体を晒すことになる。インディラはいきなり犯すのかと思いきや、エイルの胸に触れて愛撫を行う。
「んっ……何して……」
「言っただろう? 快感を与えると」
 同級生とのセックスでは前戯などなく、ただ挿入と射精のみだったのでエイルは困惑する。
「ふっ……く」
 なるべく声を出さない様に我慢しているが、インディラは慣れた手つきで彼女の感じるポイントを探す。
「我慢しなくていいよ。綺麗な身体してるね」
「ん、うう……それは変身しているから……」
「変身ではここまで変わらないよ。照れてるのかい? かわいいね」
 インディラは歯の浮く様な言葉でエイルを責めたてる。他人から褒められ慣れていない彼女は感情を隠すので精一杯だ。
「変なこと言うなっ……もっと事務的に……ひゃっ!」
「そんなんじゃ治らないよ?」
 治療の為に快楽を与える必要がある。どう聞いても犯す為の方便にしか聞こえない。だが不思議なことにむず痒さを感じる度に身体の重さや節々の痛みが薄れていく。
「別に……治りたいわけじゃないし……やけっぱちだし……」
 どうせ治っても、命が救われてもどうにかなるものではない。この先生きても魔法少女を続けてまた同じ様に身体を壊して死ぬか、生き延びても可能性などない将来があるだけだ。もうどうでもいいので流れに身を任せているに過ぎない。
「自棄になるには若いんじゃないかな?」
 インディラは乳房の様な一般的な性感帯だけでなく、へそや腿なども優しく撫でる。ごつごつした頼りがいのある手に触れられ、エイルの胸の奥で何かが込み上げる。
「く……あぁっ! エロいことしながら説教? んっ……」
「そうじゃないさ。君の様に優しい子にはいいこともあると思うよ」
「はぁっ、んくっ……そんなこと言っても」
 背中を撫でられ、誰にも聞かせたことのない声が出る。この男に触れられて感じているという事実を隠すため、他の感情をエイルは吐き出した。
「どうせ弟達が独り立ちするまで自由はないの。その頃には若くもない学も無いおばさんの出来上がり。私には何も……」
 ふと、不意に抱きしめられる。インディラはエイルの声から何かを察したのか、その不安から守る様に彼女を抱いた。
「辛かったんだね? でも偉いよ。苦労は人を歪ませる。なのに君は見知らぬ誰かを助けようと頑張れる」
「違う……命を奪うのが怖いだけなんだ……」
「それが普通さ。そこから一歩進んで、君は助ける側をやったんだ」
「そんなこと……」
 どんな優しい言葉も否定したくなる。そんな自分の卑屈さにエイルは嫌気が差した。
「なんだろう……こんなに優しくされたの、初めてかもしれない」
「ご両親は下の子に掛かり切りだったんだね」
 インディラはエイルの頭を撫でる。彼女が裸の分、布一枚で体温や呼吸、鼓動が伝わる。否定するでも上から高説を垂れるでもなくただ受け止めてくれるインディラに、エイルは自然と溜まっていた思いを吐き出せた。
「うん、貧乏なくせに子供ばっかでさ。うちレオパレスなんだけど、あれ家族で住んじゃダメなんだよね……。おかしいよね、家にも堂々といられないなんて」
「だったらうちに来るかい? 君に助けてほしいこともあるし、君の力にもなりたいんだ」
 明らかな誘惑。しかしエイルにはそれを跳ね除ける力が無かった。家族は重荷、学業に先は無い、仲間は嬉々として命を奪う。何も引き留める存在が無かった。
「私の助け?」
「そうだよ。ほんのちょっとお手伝いしてもらえるだけで助かることが山ほどあるんだ。怪我した人や病気の人を看護したり、散らばった人達を保護したり、そうやって集まった人達のご飯を作ったりここを掃除したり……子供達の勉強も見てもらいたいな。君の話は思いの外、魔法少女に助けられたって有名でね。優しい子がいてくれると嬉しいんだ」
 完全にエイルの心はインディラに傾いていた。騙されているかもしれない。それでも、これまで上辺すらこんなことを言ってくれる人がいなかった。これで騙されたのならもう仕方ない。エイルはそんな気さえしていた。
「私でいいなら……」
「ありがとう。んじゃ、早く元気にならないとね」
 エイルが同意すると、インディラは彼女の下腹部に手を伸ばす。へその下に触れられただけだが、背筋に甘い痺れが走った。
「んぁぁっ!」
「あ、ごめん。あまり慣れてなかったね。処女だったらごめんね」
「べ、別にもう処女じゃ……」
 インディラはエイルをベッドに寝そべらせる。本格的なセックスが始まるのだ、そう考えると彼女はドキドキと胸を高鳴らせる。
「私が言うのもなんだけど早くないかな?」
「しょうがないじゃない……それくらいしか楽しみがないんだもの……」
 少し拗ねた様に言うと、インディラは謝罪した。
「すまない。何かしたいこととか、欲しいものがあったら言ってほしいな。出来る限り叶えてあげる」
「それは身体治ってから考えさせて」
 今はセックスに集中したい。エイルは脚を開き、インディラを受け入れる準備をした。ズボンの上からわかるほど彼の一物は怒張し、その大きさが伺える。
「うん。そうだね」
「ふぁっ……」
 インディラは陰唇の付近に触れる。予想とは異なる行動にエイルはまたしても声を出してしまった。
「あれ? 本当は処女……」
「何してるの? いつまでもべたべたして……もしかしてこっちはこんな感じ?」
 どうも互いに性行為というもののイメージが違うらしい。エイルは種族の差と思ったが、それは払しょくされる。
「いや……身体の構造が近いこともあってあまり変わらないのだが……」
「そう、あの人が下手なだけか……」
 所詮は子供同士のごっこ遊び、エイルはインディラに身を委ねることにした。
「触るね」
 彼は了解を取ってからエイルの蜜壺に優しく触れる。既に濡れており、くちゅっと音が出た。くすぐったさと恥ずかしさで彼女は顔を赤くして声を上げた。
「あっ……」
「うん、濡れてる……けど痛くない様にしてあげる」
 インディラは確認した後、ローションを手に取ってそれをエイルの秘部に垂らした。ひんやりとした感覚に彼女は目を硬く閉じて耐える。
「ひゃ……ぅ……何これ……?」
「しっかり濡らしておかないと痛いからね」
「濡ら……ぁ……」
 濡らす、ということの意味が分からなかったがここはインディラに任せる。しっかりと爪を切ってある彼の指が陰核に触れるか触れないかのギリギリを責める。あまり激しくないにも関わらず、エイルは全身がびりびりと痺れてきた。魔力が流れる時のそれではない。甘く、脳の奥まで蕩ける様なびりびりだ。
「あ、ぁああっ、なに、これ……」
「もしかして、イったことない?」
「イ、 イく?」
 今までは同級生にオナホの様に扱われて感じたことが無かった快楽。それをインディラは与えようというのか。
「イくって……な、あぁあっ」
「んじゃ、このままイこうか」
「私、何が……。お腹きゅんきゅんしてっ……」
 ぐちゅりぐちゅりと秘部をほぐし、下腹部を撫でエイルの絶頂を誘う。胸の奥から手足の末端まで熱が巡り、エイルは思考が溶けていく。足をピンと伸ばし、シーツを掴んで全身で快感を受け止める。
「何、これっ……」
「我慢しないで。イけ」
「ぁ、あああぁあぁあああぁぁぁっ!」
 エイルは絶頂に達した。身体をのけぞらせ、びくびくと痙攣しながら悲鳴の様な歓声を上げる。
「うぁ……あ……」
「頑張ったね。いい子だ」
 身体が落ち着いたのを見て、インディラはエイルの頭を撫でる。髪を梳きながら、ツインテールを片方ほどいて自由にする。ただ結った髪を片側解かれただけなのに、まるで裸にされているかの様な被征服感がエイルを襲う。
「これがイくってことだよ。これを繰り返せば、君は治る」
 インディラの言葉で、彼女はこれが医療行為であることを思い出した。だが、そんなことはどうでもよくなっていた。
「もっ……と……」
「ああ、いくらでも」
 エイルはインディラの手で、何度も絶頂を味わせられた。淫唇を軸に乳首をこねくり回され、片方ずつイく。それを繰り返され、もう肉芽を触れずとも快感を得られる様になりつつあった。
「ねぇ、もっと大きい方がいいんじゃない……?」
「そんなことないよ。かわいい」
「あ、やっ……」
 まるで母乳を搾ろうとする赤子の様にインディラは乳首を口に含み、エイルの身体を抱きしめて快楽に震える彼女という女を愉しむ。乳房を堪能し終えたインディラはへそを責め、そこでも感じるようにエイルを躾けていく。
「んぁ、あぁぁぁ……」
 エイルは何度も絶頂させられ、くたくたになっていた。秘所からはどろどろと愛液がだらしなく垂れており、潤んだ瞳が羨望を込めてインディラの怒張を見つめる。
「はぁ、はぁ……ねぇ……したいんじゃないの……?」
「……いいのかい?」
 彼は何度目かの確認を取る。実に念入りだ。エイルは少し拗ねる。
「私みたいな子供とはしたくない?」
「いや、とても魅力的で君を犯したいと思っているが……治療を盾にするのは不誠実かなと思って」
 こんなにも尖った性欲を向けてくるのに、大人の男としての責任は持っている。エイルはそんなインディラの背中を押す様に言う。
「だったらおまんこ使う方が気持ちよくなれると思うけど……こんなにされて、私もしたくなってきちゃったのに生殺しじゃない……」
「それもそうか。ここまでして逆にそちらの方が不義理か」
 インディラはズボンを降ろし、剥けた肉槍をエイルに向ける。青筋が走ったイチモツは同級生のそれなんかとは比べ物にならないサイズであり、エラの張り具合も全然違う。既に先走りでぬるぬるになって、てかてかと照明を反射する。エイルはそれが入ることを想像してぞくぞく震えた。
「少し待ってくれ」
 インディラはポケットからコンドームの箱を取り出し、新品のそれを開封する。
「するんだ、ゴム」
「マナーだからね」
「する気満々じゃない……」
 そんなものを新品で持っていた辺り、始めからする気はあったのだろう。
「よし、これでいいな」
 慣れた手つきでゴムを装着すると、インディラはエイルの脚を開いて身体を割り込ませていく。
「挿入れるよ……」
「どうぞ」
 インディラに身を任せ、エイルはその肉棒を受け入れた。太く硬いそれは、非処女のはずである彼女のナカをミチミチと広げて入っていく。
「んっ、あぁああっ!」
 変身した時ほど痛くはなく、快感もあるとはいえ声が出てしまう。
「っ、硬っ……すご……」
「大丈夫かい? しっかり濡らしたと思うが……」
「いいから、続けてっ……」
 気遣い過ぎなインディラに少し苛立ちつつも、エイルは続行を訴える。彼女のナカに突き刺さった亀頭はびくびく震え、我慢できなさそうだ。
「んっ、我慢できない……でしょ……?」
「あ、ああ……」
「んぅうっ!」
 インディラはエイルの覚悟を聞き、思い切って注送を続ける。どろっと濡れてうねる膣内は野太い肉棒を導き、最奥まで届かせる。
「ぁああっ……奥、届いてっ……赤ちゃんの部屋にちゅーしちゃってる……」
 ゴムで遮られているはずなのに、子宮が熱を持ってずきずき疼くほど気持ちいい。同級生の短小では届かない場所を暴れる肉棒が容赦なく突き、エイルを熱に浮かさせる。
「動くよ」
「っ……」
 腰を叩きつける為に、インディラはエイルの顔の近くに手をつく。逃さない。そんな風に言われている気がして、彼女は胸が高鳴った。
「……うん」
 インディラがゆっくり腰を動かす。ばちゃばちゃと汁が飛び散り、亀頭がナカを抉る度にエイルは鳴き叫ばずにはいられなかった。自分でも出したことがない様な嬌声だったので、気持ちいいということはしっかり伝えていく。
「あぁあああっ、なにっ……これ、気持ち、いいっ……! こんなの、始めて……」
同級生のでは、お腹の中で何かが動いているくらいしか分からなかった。それよりも垂れる汗の鬱陶しさに意識が持っていかれていた。だが、これは別格だ。これこそが本当のセックスなのだと、身を持って味わうことになった。
「また……あれ来ちゃう……イっちゃう……!」
「君のナカ……ゴムの上からでも蕩けそうだよ……とんでもない名器だね」
「ん、あぁ……」
 耳元で甘く囁かれ、エイルは縋る様にインディラの腕にしがみつく。肉と肉がパンパン音を立てながらぶつかり合い、彼女は脳の中まで熱で溶けてしまいそうになっていた。涙がボロボロ零れ、口からだらしなく涎を垂らす。快感が限度を超え、取り繕うことも出来ない。
「ひっ、い……ぁあああっ!」
 ぞくぞく身体が震え、何度目かの絶頂を迎えるエイル。しかしインディラは攻勢を緩めない。
「あ、だめっ……イって、イってる……からぁ……っ」
「ナカうねうねしてるね、搾り取る気かな?」
「あ、ぁああっ!」
 エイルの懇願も聞かず、彼はエイルという女を己の性器で味わう。先ほどまでの気遣いは、彼女という極上の雌を前に失せていた。何度もエイルをイかせてからようやくインディラは射精しようとする。ただでさえ激しい腰使いをさらに早める。
「ぁっ、これ……射精すの……? 私のナカに……」
「射精すぞ。子宮で飲み干せよ」
「んぅ、うん……ぁああっ!」
 エイルが頷くと容赦なく煮えたぎる白濁が吐き出される。ゴムが受け止めているとはいえ、腹が膨らむのではないかと思うほどの量が射精されている。
「はぁ、はぁっ……すご……っ」
 エイルはぐったりと力無くベッドに沈む。ずるりと未だ勃起したままの肉棒が抜かれ、先に精液の溜まったゴムが露わになる。
「んっ」
 亀頭が引っ掛かって敏感になった淫唇を撫でる。疲弊したエイルを労う様に、インディラは彼女の頭を撫でてやる。その手で残る結い髪をほどき、彼女を正真正銘丸裸にしてしまう。
「あっ……」
「よく頑張ったな。とてもよかったぞ」
インディラは休む暇もなくゴムを取り出すと、新しいゴムを取り出して再度身に着ける。
「すまない。どうやらまだ私がしたりない様だ」
「っ……凄いのね……いいよ」
 あそこまでしてまだ足りないというインディラにエイルは打ち震えた。その後、彼女は身体が壊れるほどの快楽へ溺れることになる。ゴム一枚に対し彼女を何度も絶頂へ導き、それから射精する。
「っああ!」
 身体を薬が治すほど快感を十分に受けたのか、変身が解除される。ピンクの乱れた長髪は黒いショートヘアへと変化する。元の姿に戻った彼女がの姿が新鮮なのか、陰茎はより大きく反りかえる。
「あ、ぁっ……はぁ、はぁ……まだ出来るんだ……すごい……」
「その髪型も似合ってるよ」
 何度しても尽きぬ性欲。肉棒の猛りは静まらない。遂にゴムは無くなってしまった。十数枚のひと箱を使い切り、インディラは新しいものを取って来ようとする。
「待って、今もうひと箱……」
「いいよ……」
 それを止める様にエイルは腕を掴み、承諾する。その言葉の意味を分かっていながら彼は敢えて問う。
「なんだい?」
「いいよって……」
「君の口からおねだりして欲しいな」
 すこし意地悪で淫らな言葉遊びにエイルは目を反らして顔を赤らめながら応える。自分の口からこんなことを言わせるなんて、と思ったがしてほしくてたまらない。恥よりも求める身体が優先されてしまう。
「ゴム無しでして……いいよ」
「ふふ、このとろとろなナカに突っ込んで種付けしちゃっていいんだね」
 はっきりと言われ、エイルはぞくっと震えた。今まであまり気にしていなかったがゴムを付けずにするということは本来はそういうこと。コンドームに塞がれていてもあれだけ勢いを感じる量を直に注がれると想像し、彼女は火照る。
「……うん」
「んじゃ、いくよ」
 了解を得たインディラは我慢できぬと一気に肉槍を置くまで突き立てる。
「あぁああ、ん、ひ……っ!」
 ナカで性器同士が直接触れ合い、熱を伝えて子宮口に亀頭が口づけする。ゴムが無くなったことでより強く感じるインディラという男の大きさ、太さ、硬さにエイルは悶絶するしかない。
「あ、ぁああ、ん、く、ふっ……」
「本来の姿、だね。かわいいよ」
「や、やぁあ……。みないで、こんな地味な……」
 インディラはエイルを犯しながら恋人の様に囁く。エイルは自分の素顔に自信がなく、顔を隠してしまう。同級生や魔法少女仲間がスキンケアに気を使い、休日はメイクもしている中、エイルはそんなことが出来ない。水や石鹸で丁寧に洗ってはいるがそれまでだ。
「ん、は……だって、肌だって……」
「そんなことない。とっても美味しそうだよ」
「う、うそばっか……ぁ、ぁああっ……!」
 膣内を肉棒でかき回す湿った音が響く中、インディラはエイルを口説く。ナマのセックスをしながらのナンパなど、順番が滅茶苦茶だ。彼はエイルの顔を撫で、前髪を上げて蕩けてしまった彼女の表情を堪能する。
「だめっ、あ、あぁ……」
「凄く好きだな、ショートヘア。黒髪のショートヘアが似合うのは本当に可愛い子だけだよ」
「じゃあ私は……んぅっ、似合わない……ね、はぁ、はぁ……」
「ううん、似合ってるよ。じゃなきゃこんなガチガチにならない」
 インディラはエイルの腹を撫で、中と外から子宮を犯す。腹の上から肉棒に触れられるほど彼のモノは立派だ。
「あ、ぁ……!」
「どうだい? ナカがギチギチだろう? 男だって抱ければ女なら誰でもいいわけじゃないんだ。こんなに何度しても収まらないのは、君がいい女過ぎるからだよ」
「ん……く、あああっ!」
「本当、罪な子だ」
 インディラはエイルの意識が朦朧としていてもその責めを緩めない。彼女は甘い言葉の聞き過ぎで、頭の中が砂糖まみれになってしまったのかと錯覚するくらいふわふわ考えがぼやけていた。
「キスしながらイかせてくれ」
 そしてインディラは初めてかどうかも聞かず、エイルの濡れた唇に触れてから容赦なく貪った。舌と舌が絡み合い、唾液を送られて飲まされる。ナマで初めてからよほど気持ちいいのか、それともそこまでやって遠慮の必要が無くなったのか、インディラは強引になった。
「ん、んむっ、じゅる……」
 打って変わって獣の様に求められるのも、エイルは嫌ではなかった。むしろこれほど激しく求められることの充足感すらあった。長い長いキスのせいで彼女は頭に酸素が回らなくなり、ただ与えられるまま快楽を受けるだけになっていた。
「ん、んん……ぷはっ……」
「射精すよ」
 唇を解放されるなり、唾液で糸を引いたまま種付けを宣言される。胎は子種を欲しがっているのか、ぎゅっとインディラの膨らんだイチモツを咥えた。
「きて……いい、んっ」
 エイルが赦す前に再び唇が奪われ、腰の動きも早まる。エイルは激しく強い快楽に耐える様に、インディラは逃がさず孕ませるように、互いにしっかり抱き合った。
「んっ、んんんぅううぅぅぅっ!」
 そして亀頭で子宮口をこじ開け、煮える様な白濁が彼女のナカへ注ぎ込まれた。
(熱いっ……やけどしちゃう……これが本気の、射精っ……)
 どくどくとめどない種付けを受け、エイルは絶頂するもそれを逃がすために身体を捩ることは許されなかった。インディラは彼女を硬く抱きしめ、長い射精の中何度も子宮を抉った。時には離れて浴びせる様に、時には深く差し込んで確実に孕む様に。

   @

「一晩で軽く変容させてしまうほど精液を注ぎ込むなんてね……。私をその気にさせた君も、それを受け止めた君も凄いよ」
 それから幾度となく犯され、エイルは白濁まみれでベッドに横たわっていた。股の前後からは精液が溢れてベッドに溜まる。収まり切らなかった分が内股や下腹部、尻に飛び散ってまるでぶっかけたかの様な有様だった。胸や口も堪能したのか、余すことなく白濁で染め上げられ、艶やかな唇の隙間からは子種汁が垂れていた。
「ん……こくっ……」
 しかしエイルはまだ足りないと言わんばかりに、ゴムに溜まった精液を飲んでいた。薄く開いた瞳は紫に変貌し、黒髪にも同色のメッシュが入っていた。
「さぁ、続きはお風呂でしよう。身体が冷えてしまうよ。エイル」
 インディラは自分の射精したものでどろどろになったエイルの手を躊躇うことなく、指を絡めて握り彼女を起こした。そして、快楽へと堕ち果てた魔法少女に新しい名前を与える。
「いや、君はもう違う存在だ。マギアメイデン、デリンジャー」
 こうして、エイルだった少女は悪の魔法少女へと変化した。彼女の向ける毒牙の先は、力に酔い命を弄ぶ元仲間達。魔法少女という弾圧者に別れを告げ、闇へ追われた者を守る者と出会った物語であった。
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