なんとかなるさ

ケセラセラ

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もの心がついた頃から小学生の頃

母親の心配を知る

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私は、幼稚園の頃も小学生の頃も比較的大人しい女の子のようにしていたが、売られたケンカは買っていた。

大人しくしてれば、なんだ?的な感じです。
意味なく叩かれたら、仕返ししなければ済まないタイプでした。

小学1年生の頃、よく覚えてないけど上靴履いた足でスネを蹴ってきた子がいた。
もちろん、私は仕返ししたけど、私は先には手を出さないけど、しっかり仕返ししに行ってたので、泣いて親に訴えるということは思いもしなかった。
だけど、娘の足のスネに青アザが痛々しくあることを知った母親が「ど、どうしたの!?」と血相を変えたのにびっくりした。

学校の先生にこのことを話すと言うので、とにかく必死に止めた。
私も仕返ししてると言うと、どんな顔をしたか覚えてないけど、学校に言うのはやめてくれた。

それまで、お母さんに心配させるかもなんて頭になかったけど、その時初めて、私が怪我をすると心配してくれるんだなって気付いて瞬間だったのかも。


お母さんは、いつも忙しく働きに出かけていて、長く一緒にいた記憶がない。

朝ごはん作ってくれてるバタバタした朝と、私が寝たあとに、一緒のお布団で寝ていたくらいなのだから、のんびりと母親と会話する余裕がなかった。

たまの日曜日、仕事が休みの時だけ遅くまでゴロゴロと一緒に過ごして、私が背中の上に乗って、フミフミとマッサージしているのは滅多にない貴重な日として、嬉しくて覚えている。

めったに一緒にお風呂にも入らないから、母が私の足の青アザに気付くことはないと思っていたんだよね。

心配させちゃいけない。
やるなら上手く隠さないと、とも思ったりするんだから、子供って親の気持ちわかるわけないのだよ。

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