14 / 45
第4話ーミランダ視点ー
上司と部下
しおりを挟む
気絶して静かに横たわるケインの容態を確認すると、次第にクークーと小さな寝息を立て始め、幸せそうに微笑みながら眠っているようだった。
なので、そっと肩まで布団を掛けてすぐ、私は脇目もふらずに一心不乱に爆走し、行きよりも早い速度で自室に戻ってきた。
思わぬ身体的・精神的なダメージを負ったためか、自室に戻った瞬間ホッとして、足元がふらついて倒れかけたのだが、その体をファントムに受け止められて、転倒することを免れた。
「……ありがとう」
そう言って体を離そうとしたのだが、そのまま横抱きにされて顔を寄せられ、間近に迫った耳元に
「………この、変態」
と、待ち構えていたかのようにそっと小さな声で罵りを受け、私は赤くなった頬を隠すように視線を逸らし、返す言葉もなく押し黙った。
常の私ならば、そのまま発言者であるファントムに頭突きでもしてやるか、何倍にも返して罵ってやるものを、言われた言葉に、あまりに自覚が在りすぎて……
私にしては珍しく、「グッ」と言葉に詰まり、相手を下から睨みつけるだけで押し黙ってしまった。
認めてどうする…という話だ。
ファントムは、ため息をつきながら私を寝台の中央に横たえ、自分はその傍に腰を下ろした。
「………見てたの? いつからよ?」
あの時、「外に控えていろ」と目配せしたのは私だ。
当然中での出来事は知られているだろう。
突然私があの部屋から飛び出してきても、すぐに対応して着いてきたのだから、知らない訳がない。
それでも聞かずにはいられなかった。
寝転ぶ私の傍に腰掛けたファントムは、私を上から覗き込み、
「知りたいか? ご主人さま」
と、ニヤリと嗤うので、嫌な予感がして首を横にふる。
「…やっぱ、いい…」
そう言って、プイっと顔を背け、口を真一文字に結んで閉ざしてやった。
この男のことだ、きっとその技術でもって知り得た事を、その張本人である私に、赤裸々に滔々と述べてくるに違いない。
そんなイラッとくる羞恥プレイに晒される位ならば、何も聞かされない方が良い。
きっと、お父様だろうがファントムの父親だろうが、私が嫌がれば他の人に言うこともないだろうと、今までの付き合いからそう信じられる相手だから、あえて自分だけが気まずくて居たたまれなくなるようなことは、何も聞きたくない。
そう思って口を噤んでいたのだが、二人して沈黙しているのも、やっぱり気まずい。
「………………」
少しの時間がとても長い沈黙ような気がしてしまい、あまりに反応がない事が気になって、背けた顔はそのままで、ちらりと横目でファントムの様子を窺ってみる。
すると、ふと顔のあたりに影がさし……
「………女くさい」
顕になった耳元で、再び低い美声が思ったより間近に響いてビクッとした。
「………おまえが初対面の弟相手にあんなに乱されるなんて……何があった?」
その言葉の内容よりも、その声色が、常より優しい気がして思わず見上げると、いつもの無表情なのに、どこか心配しているような表情が垣間見えて、驚いた。
やっぱり見てたんだ…なんて、私はいちいち言ったりしない。
「…なんて顔してんのよ。らしくない。……心配してくれてるの?」
誂う様に笑いながらそう言うと、ファントムはまたすぐに元の無表情にもどってしまい、
「いつも笑顔で泰然としているあんたに、あんな声上げられたらおかしいと思うだろう。
しかも、あんな小さな子供相手に」
そう言いながら、ノソリと寝台に上がり―――仰向けで横たわる私の顔の横に両腕をついた状態で四つん這いになって、その長い四肢で私の体をすっぽり覆ってくる。
ファントムの大きな影に自分がすっぽり包まれているような錯覚がして、ドクッと心臓が跳ねた。
「ファントム?」
何となく気まずいような空気を感じ、思わず早口で呼びかけると、呼ばれた男は普段と変わらぬ無表情で、そっと顔を寄せてくる。
「……ちょっと? くすぐったいんだけど」
そうして上から覆いかぶさるように私の体を取り囲み、首筋から胸元に鼻を寄せてフンフンと犬のように私の匂いを嗅いでいる、自分の影の意味不明な行動を訝しみ、思わず戸惑う声が出るのも当然だろう。
何してんの? この男は。
時々突然よくわからないことをし出すことがあるので、いつもはされるがままにさせてやるのだが、何か今日は様子がおかしい気がして、首元の黒髪の頭部を両手で掴んで問いただす……
「………濃いメスの匂いがする……」
そんなことを言われ、一瞬キョトンとしたのだが……ふと思いつくものがあって、数秒後にハッとした時には遅かった。
自分がなんとも無防備な姿でシーツも掛けずに仰向けで寝かされていたことに、漸く気づいたのだ。
いくら幼い頃から一緒にいた、兄弟(自分が兄)みたいな相手だからといって、異性として意識しないにも程がある。
固定の紐も抜き去られたネグリジェから、胸元は胸の下まではだけられ、散々嬲られて勃ちあがったままの乳首は、薄い布を押し上げてその所在を明確にしている。
そして、寝間着の裾は腿の半ばまで巻き上がっているため、はしたなくも膝から上まで素足が露わになっており、その奥の下着は………言いたくない状況だ。
「ちょちょちょっと、ファントム!?」
全身から汗が吹き出してくるのを感じながら、私は焦って離れようと藻掻いたが、逆にガシッと体幹を固定され、露わになった胸元に鼻を寄せられたので、抜け出せない。
しかも、鼻の先がチロチロと掠める距離で匂いを嗅がれるという羞恥プレイに、擽ったさも相まってブルブルと震えが来る。
「…特に変な匂いも味もしない。ちょっと汗ばんでてしょっぱいかもしれないが……何かの薬を使われた…ということもなさそうだな」
シレッと無表情に言いながら、ペロペロと胸元を舐めるこの男……マジか!?
「ちょっとっ! 何してんのよ!? しょっぱいとか気持ち悪いんだけど!」
私は目を剥いて声を上げるが、当の男は胸元から顔を上げて「ん?」と首を傾げるだけで取り合わない。
「何って、様子がおかしかったから確認をしているのだが。
何を慌てているんだ? そんなに声を上げると、外の護衛が入ってくるぞ?」
シレッと言う言葉が憎たらしいが、確かにその通りでもあるので、私は声のトーンをかなり落とした。
「…あるに決まってるでしょう!? もう少し状況考えなさいよ!」
しかし、ヒソヒソと抗議するのは、いまいち緊迫感が伝わっている気がしないが、この男相手では声のトーンは関係ない。
「状況って………薬を使われていたら、痕跡がある内に探さないと発見できないだろう?」
確かにごもっとも…ごもっともなんですけれども、今は止めて!
せめて下着は履き替えさせて!
心の中で絶叫し、私はブンブンと腕や頭を振って藻掻きながら抵抗しようとしたのだが、6歳も年上の男相手では容易く抑え込まれ………
クンクンと犬のように鼻を鳴らしながら、徐々に頭部が下へ降りていき……腰から下のあたりでピタリと止まったのだが……
「ひゃんっ!」
突然バサリとネグリジェの裾を腰まで巻き上げられ、私は驚きのあまり抵抗することもできなくなった。
「…………ふぅん……随分楽しかったようだな……」
巻き上げられたネグリジェの下の方…しとどに濡れた下着のあたりに刺さるような視線を感じ、私は両手で顔を覆って足掻く様に腿をすり合わせた。
なので、そっと肩まで布団を掛けてすぐ、私は脇目もふらずに一心不乱に爆走し、行きよりも早い速度で自室に戻ってきた。
思わぬ身体的・精神的なダメージを負ったためか、自室に戻った瞬間ホッとして、足元がふらついて倒れかけたのだが、その体をファントムに受け止められて、転倒することを免れた。
「……ありがとう」
そう言って体を離そうとしたのだが、そのまま横抱きにされて顔を寄せられ、間近に迫った耳元に
「………この、変態」
と、待ち構えていたかのようにそっと小さな声で罵りを受け、私は赤くなった頬を隠すように視線を逸らし、返す言葉もなく押し黙った。
常の私ならば、そのまま発言者であるファントムに頭突きでもしてやるか、何倍にも返して罵ってやるものを、言われた言葉に、あまりに自覚が在りすぎて……
私にしては珍しく、「グッ」と言葉に詰まり、相手を下から睨みつけるだけで押し黙ってしまった。
認めてどうする…という話だ。
ファントムは、ため息をつきながら私を寝台の中央に横たえ、自分はその傍に腰を下ろした。
「………見てたの? いつからよ?」
あの時、「外に控えていろ」と目配せしたのは私だ。
当然中での出来事は知られているだろう。
突然私があの部屋から飛び出してきても、すぐに対応して着いてきたのだから、知らない訳がない。
それでも聞かずにはいられなかった。
寝転ぶ私の傍に腰掛けたファントムは、私を上から覗き込み、
「知りたいか? ご主人さま」
と、ニヤリと嗤うので、嫌な予感がして首を横にふる。
「…やっぱ、いい…」
そう言って、プイっと顔を背け、口を真一文字に結んで閉ざしてやった。
この男のことだ、きっとその技術でもって知り得た事を、その張本人である私に、赤裸々に滔々と述べてくるに違いない。
そんなイラッとくる羞恥プレイに晒される位ならば、何も聞かされない方が良い。
きっと、お父様だろうがファントムの父親だろうが、私が嫌がれば他の人に言うこともないだろうと、今までの付き合いからそう信じられる相手だから、あえて自分だけが気まずくて居たたまれなくなるようなことは、何も聞きたくない。
そう思って口を噤んでいたのだが、二人して沈黙しているのも、やっぱり気まずい。
「………………」
少しの時間がとても長い沈黙ような気がしてしまい、あまりに反応がない事が気になって、背けた顔はそのままで、ちらりと横目でファントムの様子を窺ってみる。
すると、ふと顔のあたりに影がさし……
「………女くさい」
顕になった耳元で、再び低い美声が思ったより間近に響いてビクッとした。
「………おまえが初対面の弟相手にあんなに乱されるなんて……何があった?」
その言葉の内容よりも、その声色が、常より優しい気がして思わず見上げると、いつもの無表情なのに、どこか心配しているような表情が垣間見えて、驚いた。
やっぱり見てたんだ…なんて、私はいちいち言ったりしない。
「…なんて顔してんのよ。らしくない。……心配してくれてるの?」
誂う様に笑いながらそう言うと、ファントムはまたすぐに元の無表情にもどってしまい、
「いつも笑顔で泰然としているあんたに、あんな声上げられたらおかしいと思うだろう。
しかも、あんな小さな子供相手に」
そう言いながら、ノソリと寝台に上がり―――仰向けで横たわる私の顔の横に両腕をついた状態で四つん這いになって、その長い四肢で私の体をすっぽり覆ってくる。
ファントムの大きな影に自分がすっぽり包まれているような錯覚がして、ドクッと心臓が跳ねた。
「ファントム?」
何となく気まずいような空気を感じ、思わず早口で呼びかけると、呼ばれた男は普段と変わらぬ無表情で、そっと顔を寄せてくる。
「……ちょっと? くすぐったいんだけど」
そうして上から覆いかぶさるように私の体を取り囲み、首筋から胸元に鼻を寄せてフンフンと犬のように私の匂いを嗅いでいる、自分の影の意味不明な行動を訝しみ、思わず戸惑う声が出るのも当然だろう。
何してんの? この男は。
時々突然よくわからないことをし出すことがあるので、いつもはされるがままにさせてやるのだが、何か今日は様子がおかしい気がして、首元の黒髪の頭部を両手で掴んで問いただす……
「………濃いメスの匂いがする……」
そんなことを言われ、一瞬キョトンとしたのだが……ふと思いつくものがあって、数秒後にハッとした時には遅かった。
自分がなんとも無防備な姿でシーツも掛けずに仰向けで寝かされていたことに、漸く気づいたのだ。
いくら幼い頃から一緒にいた、兄弟(自分が兄)みたいな相手だからといって、異性として意識しないにも程がある。
固定の紐も抜き去られたネグリジェから、胸元は胸の下まではだけられ、散々嬲られて勃ちあがったままの乳首は、薄い布を押し上げてその所在を明確にしている。
そして、寝間着の裾は腿の半ばまで巻き上がっているため、はしたなくも膝から上まで素足が露わになっており、その奥の下着は………言いたくない状況だ。
「ちょちょちょっと、ファントム!?」
全身から汗が吹き出してくるのを感じながら、私は焦って離れようと藻掻いたが、逆にガシッと体幹を固定され、露わになった胸元に鼻を寄せられたので、抜け出せない。
しかも、鼻の先がチロチロと掠める距離で匂いを嗅がれるという羞恥プレイに、擽ったさも相まってブルブルと震えが来る。
「…特に変な匂いも味もしない。ちょっと汗ばんでてしょっぱいかもしれないが……何かの薬を使われた…ということもなさそうだな」
シレッと無表情に言いながら、ペロペロと胸元を舐めるこの男……マジか!?
「ちょっとっ! 何してんのよ!? しょっぱいとか気持ち悪いんだけど!」
私は目を剥いて声を上げるが、当の男は胸元から顔を上げて「ん?」と首を傾げるだけで取り合わない。
「何って、様子がおかしかったから確認をしているのだが。
何を慌てているんだ? そんなに声を上げると、外の護衛が入ってくるぞ?」
シレッと言う言葉が憎たらしいが、確かにその通りでもあるので、私は声のトーンをかなり落とした。
「…あるに決まってるでしょう!? もう少し状況考えなさいよ!」
しかし、ヒソヒソと抗議するのは、いまいち緊迫感が伝わっている気がしないが、この男相手では声のトーンは関係ない。
「状況って………薬を使われていたら、痕跡がある内に探さないと発見できないだろう?」
確かにごもっとも…ごもっともなんですけれども、今は止めて!
せめて下着は履き替えさせて!
心の中で絶叫し、私はブンブンと腕や頭を振って藻掻きながら抵抗しようとしたのだが、6歳も年上の男相手では容易く抑え込まれ………
クンクンと犬のように鼻を鳴らしながら、徐々に頭部が下へ降りていき……腰から下のあたりでピタリと止まったのだが……
「ひゃんっ!」
突然バサリとネグリジェの裾を腰まで巻き上げられ、私は驚きのあまり抵抗することもできなくなった。
「…………ふぅん……随分楽しかったようだな……」
巻き上げられたネグリジェの下の方…しとどに濡れた下着のあたりに刺さるような視線を感じ、私は両手で顔を覆って足掻く様に腿をすり合わせた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる