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第4話ーミランダ視点ー
下僕の調教 ☆
しおりを挟む慣れない処女を気遣う優しい年上の恋人気取りか? あぁっ!?
下着越しとはいえ、天を突くようにそそり立つ性器を間近で見せつけられ、まるで慣れた大人が怖がる少女を優しく労っている様に言われて無性に腹が立ち、私は渾身の力を込めて目の前の男を寝台から蹴り落とした。
目の前が真っ赤になるほどの怒りの余り、無意識に身体強化を足に込めていたのだろう。
調子に乗ってやりたい放題やっていた下僕は、一瞬にして目の前から消え去る勢いでフッ飛んだ。
ファントムは「ぅぐっ」と小さな呻きを上げて、受け身も取れない状態で寝台の下へ落下する。
完全に油断していたためか、頭から落ちていったように見えたが…。
所詮寝台なんて大した高さでもないし、下は毛足の長いカーペットが敷き詰められているので、頑丈なこの男にとって大した衝撃ではないだろう。
……多分。どうでもいいが。
無言で私が近くに歩み寄った時には、フラフラと頭をゆらしながら上体を起こそうとしていたので、命に別状はないと思われる。
そして私に気がつくと、ハッとした表情で見上げ……腕を組んで仁王立ちになって見下ろす私の姿を見て、固まった。
私は何も言わずに、もう一度ファントムの胸を蹴って床に倒し、未だ硬度を保ってそそり立つ股間をグッと踏みつけた。
「ぐぁっ!?」
私の部下とあろう者が、なんとも情けない声を上げてくれる……
私はクスクスと笑いながら、おっ立てたまま無様に床に転がされる部下を睥睨した。
男の急所を踏みつけられているのだ、これで下手な動きはできないだろう。
私は、青褪めて再びオズオズと見上げてくるファントムにニヤリと微笑みを返し、グリグリとつま先に力を込め…しかし潰すつもりまではないので体重は掛けないよう気をつけながら、未だ硬度を保っているモノを踏みしめた。
「随分調子に乗って好き勝手やりたい放題してくれたわね、この駄犬が」
下僕と言ったら喜びそうだったので、咄嗟に犬にしてみたが…あまり変わらないかもしれない。
「あ、あぁ……」
床に倒れているファントムは、肘で上体を起こしてこちらの様子を窺うが、逃げようという素振りはまるで見えない。
頬を紅潮させて、ウルウルと潤んだ眼差しで見上げられるが……何を思っているのかは……その様子だけではよくわからなかった。
「無遠慮にじゃれついてくるバカ犬は…い・ら・な・い・の・よ!」
最後の台詞を一言一言区切りながら、ギュッギュッと股間を踏みつけてやると、一足一足力を込める度に「んんぅっ!」と口に手を当てて身悶えた。
キモい。
「主人に叱られて、よ・ろ・こ・ぶ・な! この へ・ん・た・い!!」
そうして、再び1音毎に繰り返し踏みつけてやるのだが………素足で踏んでる性器の硬度がドンドン増してくる。
ていうか……なんか、先走りで先端にシミが広がって……下着越しでもヌルヌルしてきてるんだけど……。
足の裏に感じる生暖かさに思わず怯みそうになるが、それ以上の怒りをもって乗り越えた。
「ああ……もっと叱ってくれ。俺のご主人さま…」
床に蹴り倒されて、踏みつけられてる股間バッキバキにして何言ってんの、こいつ?
そう思うと無性に苛ついて、無言で足のつま先に力を込めてしまい……逆に喜ばれている気がするが、気にしないように心がけた。
犬の調教は、勢いも大事なのだ。
「私はね、躾のできてない犬のオネダリを聞いてやるほど優しい主人じゃないの」
冷たく見下ろして言い放ち、股間から足をどかしてやると、何とも哀れっぽい悲壮感の漂う表情で見上げてくるではないか。
頭に垂れた耳と、お尻に丸まった尻尾が垂れ下がってる幻が見える気がするが、ケインとは違ってキュンとはしない。
むしろ常ならば、そんな存在、ゴミを見るような目で見て切り捨てるのだが…
…生憎、こいつ、結構使えるのよね……。
こんな変質者、普通の少女だったら、どんなに長い付き合いだろうと、速攻親に言いつけて引き離してもらう案件だとは思うけど……
おかしな仕上がりになってしまったとは言え、長年一緒に頑張ってきた連れのようなものだったりするので、性癖位で引いてはいけないんじゃないかとも思う。少しだけ。
今日みたいな暴挙に出ないよう、躾てやれば良いような気もするし。……捨てるのはちょっともったいない。
さっきの別館への隠密行動だって、この男がいなければもう少し手間取ってしまっただろう。
情報収集能力だって優秀だし、必要であれば暗殺命令だって顔色一つ変えずに行う教育を受けている影は貴重なのだ。
ああ……ムカつくけど、これは捨てられないわね…
そういう結論がでたので、私はふぅとため息を付きながらベッドの端に腰掛け足を組み、命じられてもいないのに、床に正座して座るファントムを見下ろした。
「…変な悪ふざけはしないで、今まで通り言うことを聞いてくれるかしら?」
影のあるイケメンがパンイチで股間をおっ立てたまま正座するという、なんともマヌケでシュールな姿はスルーして、私は女王様が下僕に言いつけるように問いかけた。
常日頃から表情の乏しいファントムであったが、無言でウンウンと首を振り、とてもわかり易く喜んでいるのが見て取れる。
「じゃあね、ちょっとケインの今までのことを、調べてきてほしいの。
いえ、人格とか性格とか…そういうのじゃなくて…。
経歴とか、今まで関わった人たちが彼をどう思っていたのか…そういうの」
実際に、あの子に間近で接した人間がどう変化していったのか…、
私に起きた異変が、本当にあの子によるものだったのか…本当のことを知りたい。
しかし、あまり具体性のある命令じゃなかったわね…とは思うが、そういうあやふやな命令でも、常ならば余計なことは聞かずに即座に対応してくれていた部下は、
「…わかった。 侯爵のことも関係してくるから、多分、親父辺りがその伝手を持っていると思う。
すぐに取り掛かろう」
と、特に問題ないという風情で、従順に命令を聞き入れた。
…うん、やっぱり普通にしてれば、ちゃんと仕事もできる男なのだ。
私はニッコリ微笑んで、素足のつま先で、おっ立たせた先っぽをスリスリと撫でてやる。
信賞必罰はちゃんとする上司なのだ。私は。
正座を崩すこともしないで敏感に反応を返す下僕のモノを足指の甲の部分でなぞると、しっとり濡れてて気持ち悪い。
……しかし、デカイわね。ビクビクして筋張ってるし……。
私の足の指じゃ挟みきれないから、やっぱり擦るしかないじゃない。
そう思い、足先から足の裏まで使ってやたらと太い幹を擦ってやるが、もどかしい刺激に焦れたのか、
「ふぁッ…あっ……」
と、低い声で喘ぎながら、ドクドクと脈打って高ぶった性器を強めに押し付けてくる。
大の男が口元に両手を当てながら、乙女のように震える様子はやっぱりキモいが、飼い主としては家畜のモチベーションを上げてやるのも務めの一つである。
そして公平な上司としては、働きの良い部下にはご褒美をあげないといけない。
「じゃあ、よろしくね。 成果次第じゃご褒美あげるのも考えてあげるから、今まで通り励みなさい?」
そう言って、力を強めて足の指で挟む様に先端を扱いて括れの部分を擽ってやると、嬉しそうに何度も頷いた。そして、「はぁはぁ」と息を荒げながら、自ら腰を押し付けるように剛直を擦り付け……
「ぅっ!」
と小さく唸って、下着のシミを更に大きく広げたのだった。
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