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第6話ーミランダ視点ー
前:王太子との邂逅
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4歳の時に前世の記憶が蘇っても、自分は自分(ミランダ)だと自覚した。
しかし、前世で過ごした17年の月日を完全に支配できるほどの強い自我もまだ確立しておらず、感情の揺れに従って時折前世が頭を出すこともあったため、その後の何年かは自我を統合するための混乱期に突入していた。
…性的な衝動とか欲求とか、そういうリビドー的な話ではないので、勘違いしないでいただきたい。
うちの母は、まあ、なんていうか可愛くて少女的なモノが大好きなのだ。
母自身は、キリッとしたクールビューティ系の美女なので、そういうったモノはあまり似合わないタイプである。
…なので、自分については諦めて身の丈に合ったものを身に付けているようだが、それに反して少女というか、華やかで愛らしいものを大変愛していた。
逆に、ゴツくて仰々しくて暑苦しい…そういう男性的なものは大嫌い。
少女たちの恋愛は、主に精神的な想いを拠り所にする汚れなきものであり、そこかしこで繰り広げられる男たちの愛情物語などは、所詮肉欲に左右されるケモノじみたものだと軽蔑しているフシもみられた。
そのせいか、まあまあな男嫌いなので、身の回りの事をさせるのに男性の侍従を使うことはないし、執事や家令といった上級使用人以外の世話役は、全て女性で固めている。
…まるで百合の園のようだが、肉欲的な生々しさは好きではないので、美しい少女や女性たちを愛でて楽しむ程度であり、子供の私としては趣味の世界で収まってくれていて、ホントに助かった。
私という子供を作ったお父様との結婚も、心置きなく趣味の世界に浸るための務めであり、幼い頃から叩き込まれた貴族女性としての役割の一つだと思って割り切ったらしい。
……父も、女性として…というよりも、侯爵である自分の共同統治者(パートナー)として、己の務めを誤解せず、成すべきことをなした上で自由に生きる母を、それなりに尊重しているという。
そのため、父は母の趣味に対してはノータッチ。
母は母で、父のプライベートは興味がなく、自分に関わらなければどこで何をしていようと特に口を挟むことはない。
お互い割り切った夫婦生活をしているが、それはそれでうまくいっているようなので、貴族の結婚ってパートナー契約みたいなものなんだな…と、長年二人の関係を見てきて、そう思った。
――そういうことなので、可愛い女の子である私も、もちろん母の趣味の影響下におかれていたのだが、その頃の流行りのデザインが、クリノリンのようにクジラのヒゲやら針金やらでスカートを釣り鐘のように膨らませ、妙に派手でゴテゴテしいレースやリボンで飾るもの―――所謂、おフランス革命あたりの歴史ものでよく見る、マリー・アントワネット様的アレが主流だった。
前世の画面越しに見るドレスであれば、華やかで綺麗なドレスだと思えるが、実際に自分が着るとなると、やたらとスカートがぶつかって、動き難いしシルエットが野暮ったく、およそ実用性に欠けるデザインとしか思えない。
なので、王都に立派な店を持ち、母が贔屓にしているデザイナーのマダム=クロッシュに、『こういうドレスの方が、私には似合うと思うの』と言って、前世の彼女たちが着ていた服だったり、TVやネット動画で見たハリウッド女優のドレスなんかのデザインを描いて見せると、母とマダム=クロッシュ大興奮。
女子の服飾なんて、それ程詳しく思い出せるわけでもないので、Aラインのドレスから始まって、エンパイアラインとか、マーメイドラインとか、プリンセスラインとか、体型に合ったラインで個性を出すことを提案する。
そして、話を進める毎に目をギラギラさせた母と、鼻息荒く覇気迸るマダム=クロッシュと色々話し合っているうちに、なんて呼んだらいいのかわからないけど見たことのあったデザインなんかも思い出していき……
それらのデザインがお母様の百合の園(仮名)のお友達の間で流行りに流行り、いつの間にかお母様と王妃様を中心とした派閥が社交界のファッションリーダーみたいな立ち位置になっていた…。
貴族社会の口コミってすごい。
そんなある日のことだった。
私は、母親に連れられて、王宮へ行くこととなった。
「この様な素敵なドレスを思いつくお嬢様は、どのような子なのかしら?」
子供の頃から、母と王妃様は年も近く、家同士の付き合いもある仲の良い親友同士だったため、王妃様を交えたとあるお茶会で話が盛り上り、私に会ってみたいと王妃様に強請られたらしい。
ちなみに、母の母――私の祖母は王女さまだったので、母と現王陛下は従兄妹同士でもある。
そのため、まだ社交界デビューも果たしていない子供の私が、母同伴で登城することとなり、王妃様主催のお茶会に参加する栄誉を賜った……とでも言うべきなんだろう。
正直、あまり王宮とかに憧れもなかったので、ちょっと面倒だなとも思ったこともあり、あまりテンションは上がらない。
しかし、これも仕事だと割り切って、私は令嬢っぽい気品ある微笑みを絶やさず、王妃様の元へ挨拶に向かうと―――ちなみに、国王陛下は後から顔を出されるそうなので、今は不在である―――王妃さまの隣の席に、金髪・金眼で綺麗な顔立ちの小さな男の子がちょこんと座ってこっちを見ていた
それが、この国の王太子殿下――シャルル・エウロピアン王太子殿下(8歳)との初めての出会いであった。
王妃様の隣に座る、小さな男の子―――会ったことはなかったが、名前は知っていたので、恐らくは、シャルル王太子殿下だと思われる―――は、8歳という幼さでありながら、将来かなりの美形になると予測出来るほど、綺麗な顔立ちの男の子だった。―――とは言え、性的特徴が乏しい年代でもあるため、着ている服がドレスだったら、普通に王女殿下だと思っただろう。
その美しさに半ば見惚れながら…しかし、ジロジロ見るようなマナー違反を犯さないよう気をつけつつ、王妃陛下と歓談中の母の隣でそっと静かに座っていたのだけど…普通に…というよりは、どこか不機嫌そうにも見える。
すると、母との世間話を交えた長い挨拶が済み、王妃陛下はこちらに注意を向けてきた。
「ふふふ、その子が貴方の可愛いミランダ嬢かしら?」
そう言われ、母はクスッと微笑んで
「ミランダ、ご挨拶なさい」
と、王妃陛下への直答を促してくる。
まあ、非公式なお茶会なので、このあたりはユルイ感じでいいらしい。
母に促され、私は臣下の令嬢としてカーテシーを披露し、
「お初にお目にかかります、クロイツェン侯爵家が長女、ミランダと申します。この様に、王太子殿下もご臨席される王妃陛下の主催されるお茶会にお招きいただき、光栄に存じます」
と、挨拶させていただくと…王妃様は顔を輝かせて喜んだ。
「まあまあ、可愛らしいご挨拶ですこと。
社交界に出る前から、ミランダ嬢は、ちゃんと礼儀作法を身に着けていらっしゃるのね。
そして、とても賢くていらっしゃるとも…。
私、伺っておりましてよ? 今回のドレスのことだけでなく、幼い頃からあらゆる魔術を使いこなし、侯爵のお仕事にも時々素晴らしい提案をなさって、侯爵を楽しませていらっしゃることも…ね? ふふふ」
なんて、王太子とよく似た美しくも優しい笑顔で言われ、私は嬉しくなって
「その様な過分なお言葉をいただき、大変恐縮ですわ」と、笑顔を返した。
「本当は、もっと早くにお呼びしたかったのですけれども、侯爵が『まだウチの娘はこの様な所に出せる者ではありません』といって、断るものですから……」
「ええ、なので、いい機会かと思って、私が連れ出して来たのですわ」
などという、王妃様と母のやり取りを聞くに……どうも、父によって一応私の意志は守られていた…ようである。
そうした父の思わぬ気遣いに、少し意外に思って驚いていると、突然カタンと小さな音が聞こえてそちらを向き―――王妃様の横にいた王太子が、突然席を立ち上がっており、私からプイッと顔を背らしたのが目に入った。
「お茶会なんてつまらないです。
母上、取り敢えず母上の顔は立てて出席はしたのですから、私はもう、部屋へ戻らせていただきます」
王太子はそう言って、そのまま退室してしまったのだった。
「ちょっと、シャルルっ!………もうっ、折角………だったのに」
…無理やりお茶会に参加させようとしたのかしら…?
まあ、女子会に男一人って、居心地悪そうですしね。
去って行くシャルル王太子の背中に声をかけるも虚しく、王妃様は気まずそうな笑顔を浮かべ、肩を竦めながら首を横に振った。―――王太子に呼びかけた後、何かつぶやいていたようであったが、距離のある私にはよく聞こえなかった。
「ごめんなさいね、あの子に女の子のお友達でも…と、思ったのですけれど…。わがままに育ってしまって。ご迷惑を掛けたわ」
なんて、申し訳無さそうに謝罪するけれども、彼の態度に王妃様も慣れているのか、それ以上追求することはなく、
「あらあら……王太子殿下は…相変わらずの女嫌いの様ですのね…。悩ましいことですわ」
という母も、クスクス笑いながらそれ以上言及することはなかった。
その後、気を取り直して仕切り直し、私と母と王妃さまによる女子会が再開され、おしゃべりに花を咲かせたのだった。
しかし、前世で過ごした17年の月日を完全に支配できるほどの強い自我もまだ確立しておらず、感情の揺れに従って時折前世が頭を出すこともあったため、その後の何年かは自我を統合するための混乱期に突入していた。
…性的な衝動とか欲求とか、そういうリビドー的な話ではないので、勘違いしないでいただきたい。
うちの母は、まあ、なんていうか可愛くて少女的なモノが大好きなのだ。
母自身は、キリッとしたクールビューティ系の美女なので、そういうったモノはあまり似合わないタイプである。
…なので、自分については諦めて身の丈に合ったものを身に付けているようだが、それに反して少女というか、華やかで愛らしいものを大変愛していた。
逆に、ゴツくて仰々しくて暑苦しい…そういう男性的なものは大嫌い。
少女たちの恋愛は、主に精神的な想いを拠り所にする汚れなきものであり、そこかしこで繰り広げられる男たちの愛情物語などは、所詮肉欲に左右されるケモノじみたものだと軽蔑しているフシもみられた。
そのせいか、まあまあな男嫌いなので、身の回りの事をさせるのに男性の侍従を使うことはないし、執事や家令といった上級使用人以外の世話役は、全て女性で固めている。
…まるで百合の園のようだが、肉欲的な生々しさは好きではないので、美しい少女や女性たちを愛でて楽しむ程度であり、子供の私としては趣味の世界で収まってくれていて、ホントに助かった。
私という子供を作ったお父様との結婚も、心置きなく趣味の世界に浸るための務めであり、幼い頃から叩き込まれた貴族女性としての役割の一つだと思って割り切ったらしい。
……父も、女性として…というよりも、侯爵である自分の共同統治者(パートナー)として、己の務めを誤解せず、成すべきことをなした上で自由に生きる母を、それなりに尊重しているという。
そのため、父は母の趣味に対してはノータッチ。
母は母で、父のプライベートは興味がなく、自分に関わらなければどこで何をしていようと特に口を挟むことはない。
お互い割り切った夫婦生活をしているが、それはそれでうまくいっているようなので、貴族の結婚ってパートナー契約みたいなものなんだな…と、長年二人の関係を見てきて、そう思った。
――そういうことなので、可愛い女の子である私も、もちろん母の趣味の影響下におかれていたのだが、その頃の流行りのデザインが、クリノリンのようにクジラのヒゲやら針金やらでスカートを釣り鐘のように膨らませ、妙に派手でゴテゴテしいレースやリボンで飾るもの―――所謂、おフランス革命あたりの歴史ものでよく見る、マリー・アントワネット様的アレが主流だった。
前世の画面越しに見るドレスであれば、華やかで綺麗なドレスだと思えるが、実際に自分が着るとなると、やたらとスカートがぶつかって、動き難いしシルエットが野暮ったく、およそ実用性に欠けるデザインとしか思えない。
なので、王都に立派な店を持ち、母が贔屓にしているデザイナーのマダム=クロッシュに、『こういうドレスの方が、私には似合うと思うの』と言って、前世の彼女たちが着ていた服だったり、TVやネット動画で見たハリウッド女優のドレスなんかのデザインを描いて見せると、母とマダム=クロッシュ大興奮。
女子の服飾なんて、それ程詳しく思い出せるわけでもないので、Aラインのドレスから始まって、エンパイアラインとか、マーメイドラインとか、プリンセスラインとか、体型に合ったラインで個性を出すことを提案する。
そして、話を進める毎に目をギラギラさせた母と、鼻息荒く覇気迸るマダム=クロッシュと色々話し合っているうちに、なんて呼んだらいいのかわからないけど見たことのあったデザインなんかも思い出していき……
それらのデザインがお母様の百合の園(仮名)のお友達の間で流行りに流行り、いつの間にかお母様と王妃様を中心とした派閥が社交界のファッションリーダーみたいな立ち位置になっていた…。
貴族社会の口コミってすごい。
そんなある日のことだった。
私は、母親に連れられて、王宮へ行くこととなった。
「この様な素敵なドレスを思いつくお嬢様は、どのような子なのかしら?」
子供の頃から、母と王妃様は年も近く、家同士の付き合いもある仲の良い親友同士だったため、王妃様を交えたとあるお茶会で話が盛り上り、私に会ってみたいと王妃様に強請られたらしい。
ちなみに、母の母――私の祖母は王女さまだったので、母と現王陛下は従兄妹同士でもある。
そのため、まだ社交界デビューも果たしていない子供の私が、母同伴で登城することとなり、王妃様主催のお茶会に参加する栄誉を賜った……とでも言うべきなんだろう。
正直、あまり王宮とかに憧れもなかったので、ちょっと面倒だなとも思ったこともあり、あまりテンションは上がらない。
しかし、これも仕事だと割り切って、私は令嬢っぽい気品ある微笑みを絶やさず、王妃様の元へ挨拶に向かうと―――ちなみに、国王陛下は後から顔を出されるそうなので、今は不在である―――王妃さまの隣の席に、金髪・金眼で綺麗な顔立ちの小さな男の子がちょこんと座ってこっちを見ていた
それが、この国の王太子殿下――シャルル・エウロピアン王太子殿下(8歳)との初めての出会いであった。
王妃様の隣に座る、小さな男の子―――会ったことはなかったが、名前は知っていたので、恐らくは、シャルル王太子殿下だと思われる―――は、8歳という幼さでありながら、将来かなりの美形になると予測出来るほど、綺麗な顔立ちの男の子だった。―――とは言え、性的特徴が乏しい年代でもあるため、着ている服がドレスだったら、普通に王女殿下だと思っただろう。
その美しさに半ば見惚れながら…しかし、ジロジロ見るようなマナー違反を犯さないよう気をつけつつ、王妃陛下と歓談中の母の隣でそっと静かに座っていたのだけど…普通に…というよりは、どこか不機嫌そうにも見える。
すると、母との世間話を交えた長い挨拶が済み、王妃陛下はこちらに注意を向けてきた。
「ふふふ、その子が貴方の可愛いミランダ嬢かしら?」
そう言われ、母はクスッと微笑んで
「ミランダ、ご挨拶なさい」
と、王妃陛下への直答を促してくる。
まあ、非公式なお茶会なので、このあたりはユルイ感じでいいらしい。
母に促され、私は臣下の令嬢としてカーテシーを披露し、
「お初にお目にかかります、クロイツェン侯爵家が長女、ミランダと申します。この様に、王太子殿下もご臨席される王妃陛下の主催されるお茶会にお招きいただき、光栄に存じます」
と、挨拶させていただくと…王妃様は顔を輝かせて喜んだ。
「まあまあ、可愛らしいご挨拶ですこと。
社交界に出る前から、ミランダ嬢は、ちゃんと礼儀作法を身に着けていらっしゃるのね。
そして、とても賢くていらっしゃるとも…。
私、伺っておりましてよ? 今回のドレスのことだけでなく、幼い頃からあらゆる魔術を使いこなし、侯爵のお仕事にも時々素晴らしい提案をなさって、侯爵を楽しませていらっしゃることも…ね? ふふふ」
なんて、王太子とよく似た美しくも優しい笑顔で言われ、私は嬉しくなって
「その様な過分なお言葉をいただき、大変恐縮ですわ」と、笑顔を返した。
「本当は、もっと早くにお呼びしたかったのですけれども、侯爵が『まだウチの娘はこの様な所に出せる者ではありません』といって、断るものですから……」
「ええ、なので、いい機会かと思って、私が連れ出して来たのですわ」
などという、王妃様と母のやり取りを聞くに……どうも、父によって一応私の意志は守られていた…ようである。
そうした父の思わぬ気遣いに、少し意外に思って驚いていると、突然カタンと小さな音が聞こえてそちらを向き―――王妃様の横にいた王太子が、突然席を立ち上がっており、私からプイッと顔を背らしたのが目に入った。
「お茶会なんてつまらないです。
母上、取り敢えず母上の顔は立てて出席はしたのですから、私はもう、部屋へ戻らせていただきます」
王太子はそう言って、そのまま退室してしまったのだった。
「ちょっと、シャルルっ!………もうっ、折角………だったのに」
…無理やりお茶会に参加させようとしたのかしら…?
まあ、女子会に男一人って、居心地悪そうですしね。
去って行くシャルル王太子の背中に声をかけるも虚しく、王妃様は気まずそうな笑顔を浮かべ、肩を竦めながら首を横に振った。―――王太子に呼びかけた後、何かつぶやいていたようであったが、距離のある私にはよく聞こえなかった。
「ごめんなさいね、あの子に女の子のお友達でも…と、思ったのですけれど…。わがままに育ってしまって。ご迷惑を掛けたわ」
なんて、申し訳無さそうに謝罪するけれども、彼の態度に王妃様も慣れているのか、それ以上追求することはなく、
「あらあら……王太子殿下は…相変わらずの女嫌いの様ですのね…。悩ましいことですわ」
という母も、クスクス笑いながらそれ以上言及することはなかった。
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