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第8話ーミランダ視点ー
③ ☆
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「……姉様…っ!」
可愛い可愛い私の弟は、あれだけ私の欲望に火を点けたくせに、無邪気な顔をしてイヤらしい匂いを振りまきながら私の首元にかじりつく。
…ああ……いいにおい……
鼻孔いっぱいに甘い花の香を満たしてしまえば、どんどん何かが溶け出して…ムクムクと私の本性が首をもたげていくのを自覚した。
溶け出していったものが、『理性』なのか『常識』なのか…それとも『良心』だったのか……今となっては何でもいい。
ただ、それらから開放されると、こんなに自由な気持ちになるのね…と思った程度のものだった。
「ミラ姉様は、僕のこと、可愛いって……まだ可愛い弟だって思ってくれてる?
僕のこと、飽きていらなくなってないって…言ってくれますか?」
少しの不安とたくさんの期待を滲ませて、照れ笑いの様にはにかみながら見上げてくる小さな弟のあどけない表情が、本当に可愛らしい。
………なんておいしそう……
多分、かなりイヤラシイ笑みを浮かべていたんじゃないかと思うのだが、それを肯定と取ったのか、ケインは私の微笑みを目にすると、恥ずかしそうに…嬉しそうに笑いながら、再び寝台に寝転がる私の首元に顔を埋めて頬を擦り寄せた。
私は、そんなケインを抱き起こし、対面座位で抱っこをしているような体勢に戻ると、
「いけない子ね、ケイン。
私は、貴方とただ仲良く…一緒にいられれば良かったのに……。
貴方がそうやって、無分別にヤラシイ匂いを振りまくから……。
こういうことになっちゃうのよ?」
そう言って、返事も待たずに項から後頭部へ手を滑らせて項を逆なで、薄く開いた唇を覆う様に口付けた。
「ふぁ………ねえさ…まぁ…ン」
小さな口の中に、前置きもなく舌を差し込んでチュクチュクと絡ませ、歯列をなぞると応えるように小さな舌を差し出された。
そしてそれらの表面をこすり合わせ、舌の裏側を愛撫する様になぞり上げると、唾液が溢れるように口の端に伝い始めるのだが、構わず舌先で口蓋を舐めくすぐれば、目の端に涙を浮かべながらもどかしげに股間を擦り付けてくるのを感じる。
「うふふ…さっきと逆ね。
そんなに固くなったモノを押し付けて、オネダリ?
男の子なのに、はしたないわよ?」
そっと外した唇の間に垂れた唾液の糸がふつりと音もなく消え去って、腕の中で大人しくなってしまったケインを見下ろすと、キスの余韻のまま、薄く開いた唇から唾液で赤く光る舌を差し出した形で、欲情に染まった頬も濡れた瞳もそのままにビクビクと体を震わせている。
「あ…あ……もっと……」
私の腕の中で、焦ったそうに下半身を揺らしながら目を閉じ、キスをせがむ弟に微笑みを返すと
「ふふふ…やらしい子。キスしただけで、もうこんなになってしまうのね…」
そう言って再び唇を重ね、小さな舌を吸い上げながら、片方の手で後頭部から耳裏をなで上げつつ、背中に回した手で腰から背中の弱い部分を撫で擦ると、ケインはたまらず私にしがみつき、すっかり固くなっている股間を私のお腹に何度も擦り付ける。
「…っ………ぁン……」
何度も角度を変えて唇を合わせる合間を縫いながら、ケインは何度もブルブルと震えながら何か喘ぐような声を上げかけていたが、私は吐息も声も何もかもを吸い取って、奪い尽くすような口づけを止めたりはしなかった。
そして長い口づけの後、ケインの小さな体がくたりと脱力し、私にもたれかかって来た時、私は情欲に染まった笑いを隠そうともしないでケインを寝台の中央に横たえ……抵抗する力もない弟からその簡素な寝間着を取り払う。
実は…いつもの触れ合いでは、お互い局部をはだける事はあっても、最低限の着衣は脱がずに舌や手だけでお互いを慰めあっていたので、片方であっても全裸になるという状況は、これが初めてのことだった。
「………ねえさま…はずかしぃ…」
キスの余韻から少し冷め、一人だけ寝間着を脱がされたせいだろうか…徐々に正常な思考が戻ってき始める。
ケインは先程の情欲に染まった赤面とは違う羞恥で頬を染め、しかし身動きもとれない程脱力仕切った体で一生懸命私を見上げた。
そして恥ずかしそうに呟いて体を隠そうとするので、上から腕を顔の横に広げて寝台に押さえつけると、私を見上げてゴクリと息を飲んだ音がした。
「隠しちゃダメ。…貴方の可愛らしいアソコも、全部見せて?
大体…いつも私ばかりが恥ずかしい所を見られているんですもの…不公平だと思わないかしら?」
押さえつけた両腕はそのままに、髪を片方に纏めて流し、微笑みながら耳元で囁くと、薄い寝間着越しでも微かに触れる胸の尖りがケインの胸元に擦られて、少し気持ちがいい。
ケインは、思わずと言ってもいい動きで私の胸に視線を集中させつつ、自分の腿を擦り合わせ、固くなった性器をもどかしげに刺激しようと奮闘しているので、思わずクスリと笑いが漏れた。
「ねえ、一人で動かないで?」
再び耳元でそう囁いて、耳を咥えると
「ひゃっ」
と、声を上げて体を震わすので、それに伴って勃ち上がりかけている可愛い性器がフルリと震える。
「ふふふ……ねえ、ちょっとビックリしちゃったのかしら…それとも…」
そう言って、ぺろりぺろりと耳介を舐め上げながら、固くなった性器をツーっと撫で上げるように指先で辿ると、
「ふぁ…あン……」
と、まるで女の子の様に可愛く頬を染めてギュッと目を瞑って、フルリと腰を震わせた。
「…うふふ……気持ち良かった?」
そんなケインの反応が可愛くて、チュッチュと目の端や頬に軽いキスを落としていきながら首筋を舐め、喉に吸い付き、鎖骨を甘噛して…その都度ビクビクと顕著な反応を返す体を味わっていく。
そして、薄く色づいた胸の飾りに到達すると、より一層体を震わせて、切ない吐息を吐き出した。
「あ…はぁン…っ」
「うふふ……男の子なのに、もうこんなに敏感になっちゃったのね……」
私の体の開発に力を入れるようになる前は、散々嬲っていたためほんのり色濃くなってしまった小さな飾りを、クリクリクリクリと親指で押しつぶして口づけると、「ひぅっ」と呟いてケインの細い腰が跳ねる。
そして、大きな藍色の瞳を潤ませて
「や、やだぁ……僕、女の子じゃないのにぃ……」
なんて言いながら、抵抗らしい抵抗も出来ずにただただ次なる刺激を求めて見つめられ、私は笑みを深めて更に乳首を舐めしゃぶって吸い上げた。
……それにしても…この媚態と言うか、色気?
…何か…ふと負けた気になるってなんなのかしら……。
ていうか、この子。
うちに引き取られなかったら、3日と経たずに娼館にでも売り飛ばされて一財産築いたか、成金のひひ爺にでも囲われてたんじゃないかしら…?
チュウっと吸い上げてクニクニと乳首を転がす舌はそのままに、なんとなく、つい本人に言ったら泣いて怒り出しそうなことを考えてしまった。しかし、
「あっあっ…ちくびっ……だめぇっ」
その後もくねくねと体を揺らしながら悶える姿を見つめつつ、空いた手でスリスリと内股を擦ると「アはぁんっ」なんて嬌声を上げられるので
……………なんか可愛いからいっか………
そう結論づけて、徐々に口づけを下へ下へと下ろしていった。
そして、華奢な両足を広げて膝を立たせ、その間に入り込むと…
「ひぅっ」
微かに息を飲んだ音が聞こえて顔を上げる。
「ふふふ…かわいいこえ…」
ケインは、心持ち嬉しそうに…そして少し不安そうに見下ろしてくるので、ニコリと微笑みを返して鼠径にキスを落とすと、きゅっとお尻の筋肉が締まったような緊張を感じた。
そして私は弟によく見えるよう、可愛いお尻の下に両手を這わせて軽く持ち上げ…目の前にそそり立つ、体の割には案外大きめの…
しかし、まだまだ頭が覗いている程度の子供の性器に軽く息を吹きかけた。
「ふぁっ」
そうやって反射的に漏らした声と共にフラフラ揺れる性器に口づけて、ベロリと舐め上げると、
「ひぃんっ……」
たったそれだけで、ビクビクと腰を揺らして、両手で口を塞ぎながら高い声を上げる弟に、ゾクゾクする興奮が止まらない。
なんていじめ甲斐のある可愛らしい反応……やっぱり、才能…あるんじゃないかしら…?
そう思いながらサワサワと軽く指でつついて動きを楽しみ、
「ねえ、ここ、どうしてほしい?」
そんな答えのわかりきった質問をあえて投げかけてみると、ケインはオズオズと見つめながら…しかし、ハッキリと
「……な…なめて…ほしいです」
なんて可愛らしくオネダリしてくれる。
そのあどけない表情に紛れて情欲の籠った眼差しで見つめられた瞬間、
『ブチッ』
と、なけなしの…というか、辛うじて残されていた理性が弾け飛んだ音がした。
「あっあっあっ…ねえさま……ねえさ…まぁっ……」
ジュルジュルと音を立てて、ケインの固くなった性器を咥え込み、上下に吸い上げては飲み込むことを繰り返していると、両手を額にあてて目隠しをしながら、突き上げたままユラユラと揺れるケインの腰がガクガクと震えた。
「だめ…だめぇっ…」
自分から舐めてほしいと強請ったくせに、ほんの数分でもう音を上げるなんて……そんなの許さない。
「だめよ、ケイン。 まだまだ頑張れるでしょ?」
少しだけ口を離して呼吸を整えながら、ケインの会陰の辺りを指先で刺激し続けると、プルプルと可愛い袋が揺れ動く。
私はそんな慎ましやかな袋の部分にもキスを送って、まだまだ硬さを失わない性器を手で包み込んで擦り上げた。
「ひぁああんっ! そ・そんなところまで……ふぁぁっ」
そう言いながら咄嗟に急所を庇おうと両手を下ろしてきたので、その手を左右の腰の横で拘束し、再び昂ぶったモノを口に頬張って舐めしゃぶった。
するともう限界だったのか、再びガクガクと腰を震わせて、性器の先から薄い味のする汁を溢し出し始めた。
私はその味を口の中に感じて………より一層激しく水音を立ててケインの性器を吸い上げては会陰のあたりを揉み込んで、可愛い袋を擽った。
「やだっやだっやだぁっ…何かクル…きちゃうぅぅうっ!」
両腕を拘束されながら尚、暴れるように左右に頭を振りたくって腰を跳ね上げるが、私はその姿に更なる興奮を掻き立てられた。
そして、口角を上げて笑いながら慎ましやかに被っていた皮の周りを舌で潜り込ませるように…少しずつ少しずつ侵入させていき…
「あああ…ねえさま…ねえさま…もう、やめてっゆるしてぇっ…」
なんて突き上げた腰を揺らして泣きながら訴えられても容赦なく…むしろその声に余計にゾクゾクと興奮しながら、隠されていた部分をメリメリと音立てて露出させ…
「ああああ――――っ!!」
と、ケインの悲鳴の様な嬌声が耳に響いて初めて、ハッと我に返ることになったのだった。
可愛い可愛い私の弟は、あれだけ私の欲望に火を点けたくせに、無邪気な顔をしてイヤらしい匂いを振りまきながら私の首元にかじりつく。
…ああ……いいにおい……
鼻孔いっぱいに甘い花の香を満たしてしまえば、どんどん何かが溶け出して…ムクムクと私の本性が首をもたげていくのを自覚した。
溶け出していったものが、『理性』なのか『常識』なのか…それとも『良心』だったのか……今となっては何でもいい。
ただ、それらから開放されると、こんなに自由な気持ちになるのね…と思った程度のものだった。
「ミラ姉様は、僕のこと、可愛いって……まだ可愛い弟だって思ってくれてる?
僕のこと、飽きていらなくなってないって…言ってくれますか?」
少しの不安とたくさんの期待を滲ませて、照れ笑いの様にはにかみながら見上げてくる小さな弟のあどけない表情が、本当に可愛らしい。
………なんておいしそう……
多分、かなりイヤラシイ笑みを浮かべていたんじゃないかと思うのだが、それを肯定と取ったのか、ケインは私の微笑みを目にすると、恥ずかしそうに…嬉しそうに笑いながら、再び寝台に寝転がる私の首元に顔を埋めて頬を擦り寄せた。
私は、そんなケインを抱き起こし、対面座位で抱っこをしているような体勢に戻ると、
「いけない子ね、ケイン。
私は、貴方とただ仲良く…一緒にいられれば良かったのに……。
貴方がそうやって、無分別にヤラシイ匂いを振りまくから……。
こういうことになっちゃうのよ?」
そう言って、返事も待たずに項から後頭部へ手を滑らせて項を逆なで、薄く開いた唇を覆う様に口付けた。
「ふぁ………ねえさ…まぁ…ン」
小さな口の中に、前置きもなく舌を差し込んでチュクチュクと絡ませ、歯列をなぞると応えるように小さな舌を差し出された。
そしてそれらの表面をこすり合わせ、舌の裏側を愛撫する様になぞり上げると、唾液が溢れるように口の端に伝い始めるのだが、構わず舌先で口蓋を舐めくすぐれば、目の端に涙を浮かべながらもどかしげに股間を擦り付けてくるのを感じる。
「うふふ…さっきと逆ね。
そんなに固くなったモノを押し付けて、オネダリ?
男の子なのに、はしたないわよ?」
そっと外した唇の間に垂れた唾液の糸がふつりと音もなく消え去って、腕の中で大人しくなってしまったケインを見下ろすと、キスの余韻のまま、薄く開いた唇から唾液で赤く光る舌を差し出した形で、欲情に染まった頬も濡れた瞳もそのままにビクビクと体を震わせている。
「あ…あ……もっと……」
私の腕の中で、焦ったそうに下半身を揺らしながら目を閉じ、キスをせがむ弟に微笑みを返すと
「ふふふ…やらしい子。キスしただけで、もうこんなになってしまうのね…」
そう言って再び唇を重ね、小さな舌を吸い上げながら、片方の手で後頭部から耳裏をなで上げつつ、背中に回した手で腰から背中の弱い部分を撫で擦ると、ケインはたまらず私にしがみつき、すっかり固くなっている股間を私のお腹に何度も擦り付ける。
「…っ………ぁン……」
何度も角度を変えて唇を合わせる合間を縫いながら、ケインは何度もブルブルと震えながら何か喘ぐような声を上げかけていたが、私は吐息も声も何もかもを吸い取って、奪い尽くすような口づけを止めたりはしなかった。
そして長い口づけの後、ケインの小さな体がくたりと脱力し、私にもたれかかって来た時、私は情欲に染まった笑いを隠そうともしないでケインを寝台の中央に横たえ……抵抗する力もない弟からその簡素な寝間着を取り払う。
実は…いつもの触れ合いでは、お互い局部をはだける事はあっても、最低限の着衣は脱がずに舌や手だけでお互いを慰めあっていたので、片方であっても全裸になるという状況は、これが初めてのことだった。
「………ねえさま…はずかしぃ…」
キスの余韻から少し冷め、一人だけ寝間着を脱がされたせいだろうか…徐々に正常な思考が戻ってき始める。
ケインは先程の情欲に染まった赤面とは違う羞恥で頬を染め、しかし身動きもとれない程脱力仕切った体で一生懸命私を見上げた。
そして恥ずかしそうに呟いて体を隠そうとするので、上から腕を顔の横に広げて寝台に押さえつけると、私を見上げてゴクリと息を飲んだ音がした。
「隠しちゃダメ。…貴方の可愛らしいアソコも、全部見せて?
大体…いつも私ばかりが恥ずかしい所を見られているんですもの…不公平だと思わないかしら?」
押さえつけた両腕はそのままに、髪を片方に纏めて流し、微笑みながら耳元で囁くと、薄い寝間着越しでも微かに触れる胸の尖りがケインの胸元に擦られて、少し気持ちがいい。
ケインは、思わずと言ってもいい動きで私の胸に視線を集中させつつ、自分の腿を擦り合わせ、固くなった性器をもどかしげに刺激しようと奮闘しているので、思わずクスリと笑いが漏れた。
「ねえ、一人で動かないで?」
再び耳元でそう囁いて、耳を咥えると
「ひゃっ」
と、声を上げて体を震わすので、それに伴って勃ち上がりかけている可愛い性器がフルリと震える。
「ふふふ……ねえ、ちょっとビックリしちゃったのかしら…それとも…」
そう言って、ぺろりぺろりと耳介を舐め上げながら、固くなった性器をツーっと撫で上げるように指先で辿ると、
「ふぁ…あン……」
と、まるで女の子の様に可愛く頬を染めてギュッと目を瞑って、フルリと腰を震わせた。
「…うふふ……気持ち良かった?」
そんなケインの反応が可愛くて、チュッチュと目の端や頬に軽いキスを落としていきながら首筋を舐め、喉に吸い付き、鎖骨を甘噛して…その都度ビクビクと顕著な反応を返す体を味わっていく。
そして、薄く色づいた胸の飾りに到達すると、より一層体を震わせて、切ない吐息を吐き出した。
「あ…はぁン…っ」
「うふふ……男の子なのに、もうこんなに敏感になっちゃったのね……」
私の体の開発に力を入れるようになる前は、散々嬲っていたためほんのり色濃くなってしまった小さな飾りを、クリクリクリクリと親指で押しつぶして口づけると、「ひぅっ」と呟いてケインの細い腰が跳ねる。
そして、大きな藍色の瞳を潤ませて
「や、やだぁ……僕、女の子じゃないのにぃ……」
なんて言いながら、抵抗らしい抵抗も出来ずにただただ次なる刺激を求めて見つめられ、私は笑みを深めて更に乳首を舐めしゃぶって吸い上げた。
……それにしても…この媚態と言うか、色気?
…何か…ふと負けた気になるってなんなのかしら……。
ていうか、この子。
うちに引き取られなかったら、3日と経たずに娼館にでも売り飛ばされて一財産築いたか、成金のひひ爺にでも囲われてたんじゃないかしら…?
チュウっと吸い上げてクニクニと乳首を転がす舌はそのままに、なんとなく、つい本人に言ったら泣いて怒り出しそうなことを考えてしまった。しかし、
「あっあっ…ちくびっ……だめぇっ」
その後もくねくねと体を揺らしながら悶える姿を見つめつつ、空いた手でスリスリと内股を擦ると「アはぁんっ」なんて嬌声を上げられるので
……………なんか可愛いからいっか………
そう結論づけて、徐々に口づけを下へ下へと下ろしていった。
そして、華奢な両足を広げて膝を立たせ、その間に入り込むと…
「ひぅっ」
微かに息を飲んだ音が聞こえて顔を上げる。
「ふふふ…かわいいこえ…」
ケインは、心持ち嬉しそうに…そして少し不安そうに見下ろしてくるので、ニコリと微笑みを返して鼠径にキスを落とすと、きゅっとお尻の筋肉が締まったような緊張を感じた。
そして私は弟によく見えるよう、可愛いお尻の下に両手を這わせて軽く持ち上げ…目の前にそそり立つ、体の割には案外大きめの…
しかし、まだまだ頭が覗いている程度の子供の性器に軽く息を吹きかけた。
「ふぁっ」
そうやって反射的に漏らした声と共にフラフラ揺れる性器に口づけて、ベロリと舐め上げると、
「ひぃんっ……」
たったそれだけで、ビクビクと腰を揺らして、両手で口を塞ぎながら高い声を上げる弟に、ゾクゾクする興奮が止まらない。
なんていじめ甲斐のある可愛らしい反応……やっぱり、才能…あるんじゃないかしら…?
そう思いながらサワサワと軽く指でつついて動きを楽しみ、
「ねえ、ここ、どうしてほしい?」
そんな答えのわかりきった質問をあえて投げかけてみると、ケインはオズオズと見つめながら…しかし、ハッキリと
「……な…なめて…ほしいです」
なんて可愛らしくオネダリしてくれる。
そのあどけない表情に紛れて情欲の籠った眼差しで見つめられた瞬間、
『ブチッ』
と、なけなしの…というか、辛うじて残されていた理性が弾け飛んだ音がした。
「あっあっあっ…ねえさま……ねえさ…まぁっ……」
ジュルジュルと音を立てて、ケインの固くなった性器を咥え込み、上下に吸い上げては飲み込むことを繰り返していると、両手を額にあてて目隠しをしながら、突き上げたままユラユラと揺れるケインの腰がガクガクと震えた。
「だめ…だめぇっ…」
自分から舐めてほしいと強請ったくせに、ほんの数分でもう音を上げるなんて……そんなの許さない。
「だめよ、ケイン。 まだまだ頑張れるでしょ?」
少しだけ口を離して呼吸を整えながら、ケインの会陰の辺りを指先で刺激し続けると、プルプルと可愛い袋が揺れ動く。
私はそんな慎ましやかな袋の部分にもキスを送って、まだまだ硬さを失わない性器を手で包み込んで擦り上げた。
「ひぁああんっ! そ・そんなところまで……ふぁぁっ」
そう言いながら咄嗟に急所を庇おうと両手を下ろしてきたので、その手を左右の腰の横で拘束し、再び昂ぶったモノを口に頬張って舐めしゃぶった。
するともう限界だったのか、再びガクガクと腰を震わせて、性器の先から薄い味のする汁を溢し出し始めた。
私はその味を口の中に感じて………より一層激しく水音を立ててケインの性器を吸い上げては会陰のあたりを揉み込んで、可愛い袋を擽った。
「やだっやだっやだぁっ…何かクル…きちゃうぅぅうっ!」
両腕を拘束されながら尚、暴れるように左右に頭を振りたくって腰を跳ね上げるが、私はその姿に更なる興奮を掻き立てられた。
そして、口角を上げて笑いながら慎ましやかに被っていた皮の周りを舌で潜り込ませるように…少しずつ少しずつ侵入させていき…
「あああ…ねえさま…ねえさま…もう、やめてっゆるしてぇっ…」
なんて突き上げた腰を揺らして泣きながら訴えられても容赦なく…むしろその声に余計にゾクゾクと興奮しながら、隠されていた部分をメリメリと音立てて露出させ…
「ああああ――――っ!!」
と、ケインの悲鳴の様な嬌声が耳に響いて初めて、ハッと我に返ることになったのだった。
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