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その後のお話編:彼女にまつわるエトセトラ
颯太くんの成長日記 ⑦ ー姉ー ※
しおりを挟む『あのね、ぼくね、おっきくなったらおねえちゃんとけっこんする』
キラキラと大きな瞳を輝かせ、弟はフクフクしたほっぺを赤くして、へへへと照れ笑いをしながらそう言った。
颯太がまだ幼稚園に通っていたとき、お母さんがお迎えに行けない時には私が学校帰りに迎えに行っていた。
二人で手を繋ぎながら帰る道すがら、その日あったことなんかを拙い言葉で一生懸命教えようとしてくれる弟が可愛くて、この二人っきりの時間は私の大好きな時間でもあった。だけれども、
「お姉ちゃんを颯太のお嫁さんにしてくれるの? 嬉しいな」
なんて、そこで真っ向から“姉弟は結婚出来ない”という現実を伝えるのも大人げない気がして、適当な答で誤魔化していたのがいけなかったのだろうか?
いずれわかる時が来ると、時間に解決を任せていたのがいけなかったのか?
小さい子供相手だからといって、いい加減な対応をすると、後々後悔することになるんだなぁ…
現在18歳になる弟―――外見は幼児―――に、ベッドで組み敷かれながら、そう思った。
「やっと邪魔な奴らがいなくなった…。 これで二人っきりだね、姉ちゃん」
さっきまでマーリンと肉体言語で語り合っていたため、私はシーツ1枚しか身に纏っておらず、颯太に至っては、かろうじてお包みの布が腰のあたりで結ばれているだけという、南国のジャングル少年状態である。
パンツだって履いていないと思われる―――深く考えたくはないけど。
しかし、お互いに肌も露わな状態で密着しあってはいるものの、伸し掛かっている相手が3歳児とあっては、どうにも色っぽい感じにならないことは幸いしている。
「…あの二人をどうしたのよ」
まだまだ危機感を得られない私は、至近距離まで顔を寄せられながら、問いかけたのだが、
「知らない。 ただ、邪魔だからどっか行けとは思ったけど、だからどうなったとか…わからん。
でも、死んではいないと思う。多分」
対して颯太は、キョトンとして、一瞬何かを考えるような表情を見せたものの、どうでも良いことのように問いに答えるので、私はムッとして口を開いた。その瞬間
「んっ!? …っ…っあ…」
首根っこにしがみつく様に抱きついていた弟が、覆いかぶさるように唇に食いついてきたではないか。
クチュ…クチュ…ベロ…
薄く開いた唇を小さな舌で押し開かれ、性急な動きで口腔内を弄られて、微かな水音を立てながら唾液とともに声も吸い上げられる。
「ん…ふぁ…っ」
そして、口蓋の凹凸を丁寧になぞられて、舌のザラつきを感じるほど擦り合わされると、思わずビクビクと腰が揺れた。
「ふふふ、トロンとしちゃって…姉ちゃん、可愛い」
長いようで短いキスだったが、口の中を愛撫するような舌使いに、奥歯がしびれるような快感を得てしまう。
ヤバい…この子…キス上手いわ…
互いの裸の胸が密着して、直に触れ合っている肌の感触や、早鐘を打つように忙しない鼓動を感じて、ハァハァと息が切れる。
「こんな子供の俺でも、姉ちゃんは、イイんだ…」
そう言って、ニヤニヤと見下ろしてくる弟の笑顔が憎らしいと思いながらも、脱力を感じて抵抗も出来ずに見上げていると、颯太の外見が3歳から5歳程度に成長したように見えて、驚いた。
「え……大きく…なってる?」
「へえ、流石だね。
あんな、ミルクも出ないようなおっぱい吸っただけでも効果あったのに、直接唾液を啜っただけで、こうなるんだ。
ただ、赤ん坊の舌じゃこんなエロいキスできなかっただろうから、やっぱり最初はおっぱいから…が良かったのかな?」
自分の腕や体を見回し、擦りながら、著しい成長を実感しているのだろう。
弟は嬉しそうに笑いながら呟くと、再び伸し掛かって私ベッドに拘束し続けた。
軽く押さえつけられた両腕の拘束は緩いはずなのに、体重を掛けて抱きついてくる小さな弟を持ち上げて放り出すような力もなく、お腹の上で座り込む華奢な幼児の体を蹴ってどかすことも出来なかった。
そして、そんな私の思惑を見逃すほど甘くなく、
「姉ちゃん…もっとちょうだい…」
なんて、うっとりと見惚れているような艶めいた瞳で見つめながらオネダリされて、不覚にも胸がキュンっとした。
クッソ! 悪魔的可愛さ!
その濡れた瞳に魅入られて、抵抗も出来ずに頬を染めて見つめ返すと、下からそっと覗き込むように再び唇を合わせられ………
「や、やめ……」
などと、してるのかどうなのかもわからない程か弱い抵抗を続けながらも、気づけば夢中になって求め合うように舌を擦り合い、どちらのものとも言えない唾液を貪っていたのだった。
そうして何度も何度も唇を貪られ、溢れる唾液を啜られていると、徐々に颯太の体の成長を、直接感じる重みと肌の密着具合で実感する。
今はもう、何歳になっているのだろうか?
身長は今の私と同じぐらいはあるだろうか?
そして、ここまで大きくなると、流石にもうその体重を支えることもできなくなっているはずなのだが、少し腰を浮かして重みを掛けないように気を使われているのを感じ、その情事に慣れた動きに戸惑いを隠せない。
体の成長具合は、少なくとも、私が家を出た頃の12歳当時にまでは戻っているんじゃないかと思われる。
「ぁっ…はぁっ…やンっ…」
「…しばらく見ない内に…おっぱいおっきくなって、腰つきもなんだか色っぽくなっちゃったし…
男慣れして随分感じやすくてエロい体になっちゃったよね…。
ねえ、これもあいつらの仕込み?
それとも、もっと他の男ともヤッたの? ズルいな…」
首筋をぺろりと舐められて、耳朶を甘噛されながら、仰向けになった胸を揉みしだかれると、腰の辺りにズンと刺激が伝わって、ダラダラと股間から蜜が溢れるのを実感する。
胸や首などを嬲られている間、放置されている濡れた隘路がもどかしく、モゾモゾと腿をすり合わせて腰をくねっていると、不意にクチュリと音を立てて撫でられ…ビクリと腰が跳ね上がった。
「ねえ、ココも、乳首もコリコリになってるよ?
毎日可愛がられて、敏感になっちゃった?
大きくなったやらしい乳首だけでも気持ちよくなっちゃうなんて…えっちだね…」
「ひぁっ…や、もう…やめっ…」
微笑みを浮かべながらも目は笑っておらず、片手で胸を弄りながらも固くなった乳首をこれみよがしに口に含まれ、こちらを伺いながら舌で転がされて、ビクビクしてしまう。
その上、空いた手でドロリと濡れた隘路を上下に撫でられて、イタズラに固くなった陰核も押しつぶされれば、悲鳴の様な声を上げてイカされる。
そして、それら3ヶ所の性感帯を同時に責められ、生理的な涙をこぼしながら、イヤイヤと首を振って過度な刺激を受け流そうとしたのだが、全く意味のない嬌声を上げて、何度も絶頂させられるだけだった。
「ホントにやめていいの?
姉ちゃん、何度もイッちゃう位、すっごく気持ちよさそうなのに?
あー、そろそろ、俺のちんこも成長して剥けてきたし、こんなん見せられたらたまんねーな」
そう言いながら、腰巻きを下から押し上げる昂りを、私の腿に擦り付けられ、その熱くて固い存在を感じると、体がビクッと震える。
そして、年齢が上がるごとに、徐々に口調も男らしく荒れていっている気がしつつ、その先っぽは先走りで微かに湿っており、その性器がすでに精通を終えている年齢に達していることを見せつけた。
「やだっ!やだっ!だめぇっ!」
私の汗や唾液や蜜や…体液を啜るごとに成長していく弟の姿に、少しずつ身の危険のようなものを実感し始め…これらの行為の先にある、禁忌の関係に思い至ってゾクッとする。
「こんなにドロドロになってるのに、まだそんな事言うのか?
もう弟とか関係無く気持ちよくなっちゃってるって、自覚しろよ」
クックックとくぐもった笑いをこぼしながら、何度もイカされて力も込められなくなった両膝を押し開いて固定すると、お尻のあたりまで蜜に濡れた隘路に顔を寄せ………ドロドロにぬかるんだ花弁に舌を這わされた感触に、腰がはねた。
「ひぃっ! やんっ、あぁっ、ンぁっ……」
クチュクチュレロレロと舌で蹂躙され、蜜を啜られて、上部のコリコリになった陰核を舐め転がされると、暴れるように腰が揺れる。
「…クククっ…すごい反応。
……何回でもイカせてやるから、余計なこと考えないで堕ちちゃえよ…」
ガッシリとした腕に腿を固定されて、思わず逃げる腰も引き戻され、グチュグチュと粘つく水音が部屋に響く。
最初は1本で蜜穴を弄っていた指が、2本、3本と増やされていき、狭い穴を解すようにグリグリと大胆な動きで動かされていた。
「思ったよりも容易く解せたのは気に入らないけど、指に食いつくように吸い付いてくるとか、マジでヤバいな…。
こんな名器、入れたらすぐに持ってかれそう…。
チッ。 おい、これ、何人が入れた?…って、聞いてないか」
何かを確認しながら嬲るように性感帯を刺激されるため、自分の嬌声に耳を塞がれて、目を閉じたまま頭を左右に振って、過ぎた快感をやり過ごそうとしていると、何を言われているのかもわからずに、夢中になってイヤイヤと体を振ってしまう。
そうして、刺激され続けて後から後からダラダラと蜜をこぼす穴を責められながら、その上部の凝った陰核を口に含まれ…、レロレロと舌で転がされては、チュウっと吸われ…
「だめっ、クリだめぇっ!! イっちゃう…またイッちゃうからぁぁっ!!」
大きな嬌声と共に腰を何度も跳ね上げて、全身をこわばらせるように力を込めながら絶頂を迎えると、力を失ってベッドに沈み込んで、「ハァハァ」と切れる呼吸と激しい鼓動を感じることしかできなかった。
二人っきりになって、一方的に快楽を叩き込まれるように性感を刺激され続け、まるで拷問でもされているかのような甘い責め苦を味わっているようだった。
絶え間ない快楽は、むしろ苦痛でしかないものだと感じながら、脱力してベッドに横たわっていると、目の端に映る弟の姿にハッとした。
颯太は、すでに私とあまり外見年齢が変わらなくなった。
最後に見たのが17歳の終わり頃だったと思うので、実は18歳の颯太の姿は知らなかったのだけど…、目の前で私を見下ろす青年が、これが現在の颯太の姿なのだと、言われるまでもなく実感した。
そして、腰に巻いていた布もどこかに消え去っており、目の前にそそり立つ太くて逞しい性器の存在に釘付けになる。
「ひぃっ!…ちょちょちょっと! 姉弟でヤるとか、マジでやめてよ!」
「今更何言ってんだよ。 すっかりエロい汁ダラダラ垂らして出来上がってるくせに
何回もイッちゃう位、弟の愛撫も気持ちよかったんだろ?」
クククと嗤いながら、酷薄な笑みで見下ろしてくる弟の姿に、今更ながらゾクッと寒気が走った。
私の弟は、こんな男くさい笑いを浮かべて、情欲のこもった目で私を見るよう子じゃなかった。
一体、この男は誰なのか?
「私の弟は…颯太はそんな子じゃなかった…」
「……姉ちゃんが、家をでなければ、可愛い弟のままだったかもな。
でも、姉ちゃんは俺を置いて出ていった…。
だから、離れていかないように、俺のモノにしないといけないんだよ」
獲物の無力化に成功し、これから止めを刺して貪ろうという、獣のような目だと思ったけど、その奥には途方に暮れた迷子のような不安そうな様子も見てとれて…
目の端から涙が後から後から流れていくのを感じていた。
「やだ…やだ…いや…。 やめて……」
激しい抵抗をするほどの体力もなく、うっうっとベッドに顔を擦り寄せて、堪えきれない嗚咽が漏れた。
しかし弟はそんな私を抱き起こすと、興奮と苦痛と喜びと後悔と…様々な感情が入り乱れた複雑な表情を浮かべながら、私の体を…下半身を持ち上げた。
うつ伏せになっている腰を持ち上げられるなど、なんか以前自分の部屋で目撃してしまったシチュエーションを思い出して、モヤッとする。
そして、ガチガチに昂ぶった性器で隘路を上下になぞられて、キュッと腰に力が籠もり…
「あっ…っ…」
と、漏れた声に何を思ったのか…
「大丈夫、キモチイイことしかしないから…ただ、俺を感じて?」
なんて、耳元で優しく囁かれて、カッと頭に血が登った。
「この、ドアホウ!!!」
そんな罵声とともに、なけなしの体力を絞り出して起き上がると、驚愕したまま固まっている弟の顔面を殴り飛ばす。
涙は一瞬にして干上がっていた。
異世界転移して後から出てきた弟にヤラれるとか、ほんっとうに勘弁してほしい。
ケモミミ、ショタ、複数プレイに獣姦未遂と、様々な過ちを犯して参りましたが…私にだって最低限のルールというものが存在するのだ。
いくらなんでも、それはないだろう!
ていうか、何故普通にスパダリみたいな顔をして、姉を犯そうとしているのか、この愚弟は!
おまえのオムツまで替えたことのある、この私を!
「シスコンこじらせるのもいい加減にしろ!!
あんた、私とそんな事になった後、どうするつもりなのよ!
子供なんて望めないし、出来ちゃっても二人で乗り越えていけばいいなんて無責任は許さないわよ!
なんだかんだ言ったって、生まれてくる子供が一番可哀想でしょうが!
そんなことになったら、たった二人の姉弟だっていうのに、お父さんやお母さんのことはどうするつもりなの!
ていうか、そもそもがヤリチンのくせに人のことを非難するとか、図々しいんだよ!!
受験生は勉強に勤しめ!!」
恐怖と悲しみの反動の怒りのあまり、殴り飛ばした勢いのまま怒鳴りつけると、弟はベッド上で横座りしたまま頬を抑え、仁王立ちになっている私の姿を見上げてフルフルと震えていた。
「そんな…そんなこと言ったって…姉ちゃんが悪いんだ…。
俺はずっと一緒にいたかったのに…姉ちゃんがいればそれでよかったのに、いなくなるから…
だから、体から離れられないようにすればいいと思って…だから…」
「…どこのヤンデレ様ですか、あんたは。体からって発想がもう…」
深い深―いため息しか出ない。
そんな呆れた眼差しを隠しもせずに弟を見下ろしていると、唇の端がワナワナしだして…みるみるうちに滝のような涙が溢れ出した。
「ごめんなさい…ごめんなさい…嫌いにならないで…」
…子供の頃と同じ表情で泣き出して、ウッウッと嗚咽を漏らす弟の姿に再びため息が出た。
私はやっぱり、この子の泣き顔には弱いのだ。
涙を拭いもせずに、途方に暮れたように涙を流す弟をシーツに包んでそっと抱きしめると、頭をなでて慰める。
こうなると、もう怒りも続かない。本当にズルい。
嗚咽を漏らしながら私の方に頭を擦り付け、弟はしきりに「ごめんなさい」と繰り返していると、腕の中で徐々に体が縮んでいくのを感じて驚いた。
「あれ?えっ? 縮んだ…?」
『体に蓄積された魔力が消費され、本人の気持ちが下がった事によって形を保てなくなったニャ』
『あと、主に殴られたときに、主の怒りに同調した精霊が、ソータの魔力を奪っていったようである』
…颯太によって、どこぞに飛ばされていた二人が、いつの間にか帰ってきたようである。
二人はそれぞれ別の場所に飛ばされていたようであったが、転移先が数時間で帰ってこれる程度の距離であったため、自力で走って戻ってきたらしい。
「ふーん、そうなんだ。 二人共、無事でよかったよ。おかえり」
そう言うと、二人は2匹の大型犬と家猫の姿になり、「寂しかったよ~!」と言わんばかりに飛びついてきたのだった。
そして、再び3歳位まで縮んだ弟が、私の膝を枕に、すやすや寝息を立てて眠っている。
アレだけの騒ぎを起こしておきながら、何事なかったような平和な顔して眠る弟のあどけない寝顔に、
やっぱりうちの弟は、一番可愛い
と、しみじみ思うと、じわじわと胸の奥から温かい笑いがこみ上げて来たのだった。
その後、颯太はこの世界の住人になることはなく、元の世界へ帰っていった。
しかし、私は未だにここに残っている。
何故颯太だけが帰れたのかと言うと、元々颯太が通ってきた『時空の歪み』が問題だった。
颯太は、あの『歪み』に体の殆どの魔力を捧げることによって、『歪み』を自分専用の異世界トンネルにしてしまったらしい。
そんなことができる人間は皆無に等しいが、颯太の場合はその体内に内包する魔力量が、私ほどではないがそれに準ずる位に多く、また、次元転移に特化した魔導師になる素質を持っていたとか。
なので、タロウやマーリンが容易く跳ばされたという経緯があると、大精霊様が言っていた。
その結果、精霊の家の近くの森の中に今も『次元の歪み』が消えずに残っており、とある条件が満ちると、魔力の登録者となった颯太一人なら、こちらとあちらを行き来することが可能になったという…。
ナニソレ!? マジ羨ましいんですけど!?
しかし、向こうの世界では全く消費しない魔力を、こっちの世界ではパねえ量を消費してしまうらしく、こちらに転移するともれなく幼児化がセットになるため…こちらに来る時は、スマホで連絡が入ってくるので幼児の体で移動してくる颯太を迎えにいかないといけない。
加えて、颯太が転移してくるときに持っていたスマホであるが、やはり精霊さんたちの洗礼を浴びて、全てのデータが消去&改造され…それを知った颯太は静かにキレていたのは余談である。
しかし、こちらの世界にいれば私との連絡はリアルタイムで可能であり、あちらの世界の家に…颯太に連絡をとりたい時は、颯太の穴(笑)の近くで電話をすれば良くなった。
現在、そのスマホは私との交信専用機になっており、あちらでは別のスマホを使って生活しているらしい。
いずれ颯太専用になった時空の歪みを利用するか、その原理を利用して他の歪みを作り出すかして、私もあちらの世界に自由に行き来することができる日が来るかもしれない。
一方通行ではない歪みでないと意味はないが、私の長い時間をかけて研究すれば、いつかは叶えることもできるだろう。
………その前に、まだ他にも夫がいるって言わないとダメだろうか?
それがバレた時の弟の姿を想像すると、背中に悪寒が走るけれども、こっちを行き来するようになったら、いずれバレちゃうだろうなぁ……
だったら、その前にお知らせした方が、傷は浅いかもしれないし…
いつか来る日のことを思い浮かべると憂鬱になり、今日も大きなため息が零れた(-_-;)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■ 余談 ■
姉弟の和解成立後、颯太くんが再び元の姿に戻るまで、麻衣さんは様々な体液を啜られます…www
そして、時空の歪みを通って帰るまでの間、麻衣さんが颯太くんの家庭教師を努め、受験にむけたスパルタ教育が始まり、無事自宅に帰った時には、丁度夏休みが終わっていました。正味1週間程しか経っておらず、途中で麻衣さんが母親に電話連絡を入れていたので、大した問題にはなっていませんでした。
その後も、時の流れの違う異世界を利用して、ちょくちょく麻衣さんに勉強を教わり、他の受験者たちと差をつけた結果…見事本命(麻衣さんの卒業大学)に合格。家を出た後、帰ることのできなくなった、麻衣さんのお部屋に住み込みます。麻衣さんのお部屋に公然と住むことができるようになって、颯太くんホクホクw。
その後のその後。
異世界なら麻衣さんと同程度の寿命を得られるため、両親が他界して、地球文明に未練がなくなったら、麻衣さんの世界へ移住して、今度こそなんとか夫の地位を目指そうかと目論んでいたりいなかったり。
とにかく、颯太くんは粘着質なのでwww
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