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第一章
同じ者(5)
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~2日後~
「はぁ、はぁ、喉乾いたー!!」
俺達はリユの街を旅立った後、野宿をしつつ、まだ緑が残っている森をひたすら歩き続けていた。
カベラがくれたリュックの中には一通りキャンプなどが行える物が入っていて、何も困らなかった。
ただ1つ『水』を除いて。
今の状況を簡単に説明すると、 水、無い、\(^o^)/
もちろん、リュックの中には水が入っている200ミリリットルペットボトル位の水筒が3本入ってあったが、やはり600ミリリットル位では足りなかったようで、2日目に水が無くなった。
それからは喉がカラカラになり、文句を垂れ流しながら歩いていた。
「そりゃ、そんなに喋りながら歩いていたら喉は渇きますよ。」
ラベが呆れた表情で呟く。
「正論言われたら反論できないんですが…」 (´・ω・`)
「まぁ確かに、水がないのはさすがにやばいですし、川か池でも探しますか。」
「…え?そんなことできんの?」
「はい。」
…だったらもっと早くやってよ! という言葉はとりあえず心の中に閉まっておこう。
声出すだけで喉痛い…
「さて、と。」
ラベの目が赤から緑に変わった。
そしてとんでもなく集中していることが見てるだけで分かった。
「【技術:探索】」
そう唱えると、風が少し吹いた。
~10秒後~
「ありましたよ!アキレウス様!」
そう言って、ラベは俺を輝いた目で見てきた。
目の色は赤色に戻っていた。
「待って、今の何?」
「ん?あー、探索のことですか?」
「多分それ。」
「探索は私の能力技術のひとつです。五感の味覚以外を最大限に活かして、対象物を見つける技術です。」
(´・∀・`)ヘー
「凄いな…で、肝心の水場はどこにあったの?」
こちらとしては能力技術の説明より早く水場の場所を知りたいのだが…
「はい!ちょうど進行ルートを7キロほど歩いたところです。」
「……まだ歩くの?」
「いいえ。」
「そうだよね、頑張って歩…何だって?」
「歩きませんよ。」
俺は一瞬ラベが気でも狂ったのかと思ったが、その迷いは次の瞬間には消えていた。
フォンッ
何かSFチックな音がすると、目の前には小さな泉が現れた。
「え?え?待って何が起こった?」
「今のは私の【第1能力:転移】(訳:ファーストスキル:テレポート)です。効果はご覧の通り、想像した場所に転移することが出来ます。」
え、チートやん。と思ったがどうやら違うらしい。
「けど、この能力技術はいくつか制限がありますけどね。」
と、ラベが言っている隙に、
「水うまっ!」
手で水をすくって飲んでみると、生きてきた中でいちばん美味い水だった。
「ちょ、何抜け駆けしてるんですか!」
ラベに怒鳴られたが、気にしない気にしない。
コラテラルダメージってやつだ分かってくれ。
そう心の中で言いながら、リュックから水筒を取り出して、コップの中に水を入れて、ラベに渡した。
【補足:アキラ達が持っている水筒はコップが蓋になるやつです。】
説明サンキュー補足君!
ラベは俺が渡したコップを両手で持つと、ぐびぐびと飲みだした。
「ぷはぁ!美味しい!」
ラベは満面の笑みを浮かべた。
カァーカァー
鴉の鳴き声が聞こえる。
周りを見渡すともう陽が完全に沈もうとしていた。
「もうこんな時間ですか。今日はここで野宿しましょう。」
「うん。」
そう言ってリュックの中から取り出しまするは、
テッテケテッテー
「ワンタッチテント~(裏声)」
「本当に便利ですよねこのてんとという物。まさか野宿で屋根付きの寝床にありつけるとは。」
わぁい華麗に無視されたよ悲しいね。(´TωT`)
「そだね。とりあえずご飯にしようか。」
「でもアキレウス様、食料が無いですよ?」
「マジで?」
「マジです。」
水不足の次は食糧難の始まりであった。
「アキレウス様?」
「何?」
「ちょっと能力技術に慣れるためにも、食材を狩って来てくださいません?」
確かに、能力技術はそろそろ使いたいと思ってた頃だし。
「分かった。けど、獲物とかがどこにいるかわかんないんだけど。」
「あー、了解です。こっちでバックアップします。【技術:探索】」
_____
「居ました!あっちの方向です!」
そう言うと、ラベはその方向を指さした。
「2キロほど先にいます。」
「了解。【第2能力:身体強化】」
キュイン
「じゃ、行ってくる。」
「はい、頑張ってください。」
そう言って俺はラベが指さした方向に走っていった。
~30秒後~
やっぱ能力技術凄いな~そろそろ2キロ位かな?
戦闘準備しとこう。
そう思い、俺はもう1つの能力技術を発動した。
「【第1能力:剣】」
そう唱えると、右手に剣が生成された。
そんなこんなで走っていると、目の前に崖が迫ってきた。
多分俺は調子に乗ってたんだろうな~
俺はその崖の先端を勢いよく蹴って、飛んだ。
まぁラベがこっちの方向に指したから正解なんだろうけど、下を見ると意味が分からないくらいデカい、鹿がいた。
~一方その頃のラベ~
「そういえば、探知した反応結構大きかったけど大丈夫かな?まぁ、神様だし大丈夫だよね。」
「はぁ、はぁ、喉乾いたー!!」
俺達はリユの街を旅立った後、野宿をしつつ、まだ緑が残っている森をひたすら歩き続けていた。
カベラがくれたリュックの中には一通りキャンプなどが行える物が入っていて、何も困らなかった。
ただ1つ『水』を除いて。
今の状況を簡単に説明すると、 水、無い、\(^o^)/
もちろん、リュックの中には水が入っている200ミリリットルペットボトル位の水筒が3本入ってあったが、やはり600ミリリットル位では足りなかったようで、2日目に水が無くなった。
それからは喉がカラカラになり、文句を垂れ流しながら歩いていた。
「そりゃ、そんなに喋りながら歩いていたら喉は渇きますよ。」
ラベが呆れた表情で呟く。
「正論言われたら反論できないんですが…」 (´・ω・`)
「まぁ確かに、水がないのはさすがにやばいですし、川か池でも探しますか。」
「…え?そんなことできんの?」
「はい。」
…だったらもっと早くやってよ! という言葉はとりあえず心の中に閉まっておこう。
声出すだけで喉痛い…
「さて、と。」
ラベの目が赤から緑に変わった。
そしてとんでもなく集中していることが見てるだけで分かった。
「【技術:探索】」
そう唱えると、風が少し吹いた。
~10秒後~
「ありましたよ!アキレウス様!」
そう言って、ラベは俺を輝いた目で見てきた。
目の色は赤色に戻っていた。
「待って、今の何?」
「ん?あー、探索のことですか?」
「多分それ。」
「探索は私の能力技術のひとつです。五感の味覚以外を最大限に活かして、対象物を見つける技術です。」
(´・∀・`)ヘー
「凄いな…で、肝心の水場はどこにあったの?」
こちらとしては能力技術の説明より早く水場の場所を知りたいのだが…
「はい!ちょうど進行ルートを7キロほど歩いたところです。」
「……まだ歩くの?」
「いいえ。」
「そうだよね、頑張って歩…何だって?」
「歩きませんよ。」
俺は一瞬ラベが気でも狂ったのかと思ったが、その迷いは次の瞬間には消えていた。
フォンッ
何かSFチックな音がすると、目の前には小さな泉が現れた。
「え?え?待って何が起こった?」
「今のは私の【第1能力:転移】(訳:ファーストスキル:テレポート)です。効果はご覧の通り、想像した場所に転移することが出来ます。」
え、チートやん。と思ったがどうやら違うらしい。
「けど、この能力技術はいくつか制限がありますけどね。」
と、ラベが言っている隙に、
「水うまっ!」
手で水をすくって飲んでみると、生きてきた中でいちばん美味い水だった。
「ちょ、何抜け駆けしてるんですか!」
ラベに怒鳴られたが、気にしない気にしない。
コラテラルダメージってやつだ分かってくれ。
そう心の中で言いながら、リュックから水筒を取り出して、コップの中に水を入れて、ラベに渡した。
【補足:アキラ達が持っている水筒はコップが蓋になるやつです。】
説明サンキュー補足君!
ラベは俺が渡したコップを両手で持つと、ぐびぐびと飲みだした。
「ぷはぁ!美味しい!」
ラベは満面の笑みを浮かべた。
カァーカァー
鴉の鳴き声が聞こえる。
周りを見渡すともう陽が完全に沈もうとしていた。
「もうこんな時間ですか。今日はここで野宿しましょう。」
「うん。」
そう言ってリュックの中から取り出しまするは、
テッテケテッテー
「ワンタッチテント~(裏声)」
「本当に便利ですよねこのてんとという物。まさか野宿で屋根付きの寝床にありつけるとは。」
わぁい華麗に無視されたよ悲しいね。(´TωT`)
「そだね。とりあえずご飯にしようか。」
「でもアキレウス様、食料が無いですよ?」
「マジで?」
「マジです。」
水不足の次は食糧難の始まりであった。
「アキレウス様?」
「何?」
「ちょっと能力技術に慣れるためにも、食材を狩って来てくださいません?」
確かに、能力技術はそろそろ使いたいと思ってた頃だし。
「分かった。けど、獲物とかがどこにいるかわかんないんだけど。」
「あー、了解です。こっちでバックアップします。【技術:探索】」
_____
「居ました!あっちの方向です!」
そう言うと、ラベはその方向を指さした。
「2キロほど先にいます。」
「了解。【第2能力:身体強化】」
キュイン
「じゃ、行ってくる。」
「はい、頑張ってください。」
そう言って俺はラベが指さした方向に走っていった。
~30秒後~
やっぱ能力技術凄いな~そろそろ2キロ位かな?
戦闘準備しとこう。
そう思い、俺はもう1つの能力技術を発動した。
「【第1能力:剣】」
そう唱えると、右手に剣が生成された。
そんなこんなで走っていると、目の前に崖が迫ってきた。
多分俺は調子に乗ってたんだろうな~
俺はその崖の先端を勢いよく蹴って、飛んだ。
まぁラベがこっちの方向に指したから正解なんだろうけど、下を見ると意味が分からないくらいデカい、鹿がいた。
~一方その頃のラベ~
「そういえば、探知した反応結構大きかったけど大丈夫かな?まぁ、神様だし大丈夫だよね。」
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