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#4-3【友】
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「ちょっと、通信切ったでしょっ!」
ですよねぇ、バレバレですよねぇ。Z○○Mは退室したが、スマホに直接お怒り電話が来てしまった。
「で、新しい彼氏情報教えなさいよっ!あんたまた騙されてるじゃないでしょうね!」
「ち、違うよっ!」
『………』
UMAの視線が痛い…『自業自得だろ』感が半端ない……
はぁ~
スマホ越しに聞こえないように小さい溜息をつき、意を決して口を開く。
「すんません!!彼氏とかじゃないですっ!!ちょっと良い気分になったので見栄はりましたっ!!」
結局、正直が1番。私は潔く謝った。
「は?えっ?じゃ、[ユウマ]って誰なの?居ることは居るんでしょ?会話してたし…」
「うっ…」
体長6センチの超絶美形の羽付きUMA(未確認生物)なんて説明してもヤバい奴だと思われる……せっかく感動した彼女との友情も今日限りだ。
まぁ、さっきの行為(通信障害偽装)もかなりギリギリのラインだったけどね。
それにしてもこの窮地をどう切り抜けるべきか…UMAのことが見えるのも、会話が出来るのも私だけだし…
えぇぇ~、どうなの?私が作り出した[エアー彼氏]とかにする?いやいやいや、それはあまりにイタい…イタ過ぎる…そこまで寂しい奴だと思われるのは流石に嫌だわ……八方塞がり……
私はスマホを持ちながら頭を抱え思い悩む。
「遠縁の者です」
UMAが言った。
いやいや、だから聞こえないでしょーよ?
「何だ~そーなの?声若いねっ!いくつ?」
ん?会話してるぞ??
「学生です。親が海外赴任になったので、しばらく[おばさん]にお世話になることになりました。」
おばさん?!私の事[おばさん]って言った!?UMAめっ!というか、会話出来てる??
「何だ~困った[おばさん]だねぇ、勝手に彼氏発言して。寂しい人なのよ~嫌になったら、こっちの[お姉さん]の所にいつでもおいで~」
「私が[おばさん]なら、同じ歳のあんたも漏れなく[おばさん]でしょーよ。」
「と、言うか、何で会話出来るの??さっきまで出来てなかったよね??」
と、小声でUMAに問う。
『誰にでも聞こえるようにすることは可能だ』
「調節できんの?便利かよっ!」
「??何が調節出来るの?」
「えっ、エアコン」
「は?当たり前でしょ。」
「あはははは~冗談だよ~だよね~」
はははと誤魔化しながら、彼女との会話を続ける。冷や汗半端なかったけど、UMAの声は他の人にも聞こえさせることが出来るという新事実が発覚した。
あれ?じゃ、私が居ない時に宅配便来たら部屋のドア前とかに荷物置いてもらうよう指示してもらえる!?というか、元旦那が来た時とかに追い返してもらえる!?
彼女の質問攻めにUMAは私を助けたことを後悔したような顔をしているが、私は思わぬ副産物に口元が緩む。
「ユウマくんは有名人だと誰に似てるのー?」
どうやら私の思考が他に飛んでいるうちに会話の内容が合コン寄りになって来ていたようだ…
「僕、よく知らなくて」
僕?!って誰だよっ!
私はギョッと瞳を見開きUMAを見る。
「きゃーっ可愛い![僕]の一人称!萌えるっ!そっか、最近の子はYo○○uberとかかな?そうするとお姉さん知らないのよねー残念っ」
[お姉さん]を通す気なのね…私は目を細める。
「ね、ね、あんたから見てユウマくんって誰系?」
と、私にふってきた。私は「そうだなぁ」と斜め上に浮いているUMAに視線を向けて
「初めて見た時に思ったのはーブ○ローの[聖母と天使]の赤ちゃんだね!」
最初に見た時に何とも言えない神々しい雰囲気と、やたらと顔の作りが整ってるところが似てるなーと衝撃を受けながらも冷静な自分がそんなことを考えていたことを思い出しながら答えた。
「ブ○ロー?赤ちゃん?何それ。ちょっとググる」
彼女は絵画に造詣が深くないのですぐには思い浮かばないようだ。けど…これ、余計なこと言ったかも…あんな超絶美形だと知れたら後が怖い…やってしまった…私がまたも失言を後悔しているとUMAが何だか懐かしそうな目をしている。
『ブ○ローな。あいつも見える奴だったな。』
と、私にだけ聞こえるように言って来た。
ん?
「!?(ブ○ローと)知り合いっ!?」
『まぁな、俺たちを見つけると嬉々として何か描き出す変な奴だったからな。覚えてるぞ』
「!!??本人かーいっ!」
「何々っ、突然何言ってるの?!怖いんですけどっ」
またやってしまった…
「あ、いや、何か…スマホの電波の調子が…」
プチっ
私は通話を切った…そして…念の為にスマホの電源をOFFにした……
『流石に友情も終わるぞ』
「だよね」
後日、お詫びの品として彼女の好きなメーカーのビール缶箱詰めセットを2箱献上した。
ですよねぇ、バレバレですよねぇ。Z○○Mは退室したが、スマホに直接お怒り電話が来てしまった。
「で、新しい彼氏情報教えなさいよっ!あんたまた騙されてるじゃないでしょうね!」
「ち、違うよっ!」
『………』
UMAの視線が痛い…『自業自得だろ』感が半端ない……
はぁ~
スマホ越しに聞こえないように小さい溜息をつき、意を決して口を開く。
「すんません!!彼氏とかじゃないですっ!!ちょっと良い気分になったので見栄はりましたっ!!」
結局、正直が1番。私は潔く謝った。
「は?えっ?じゃ、[ユウマ]って誰なの?居ることは居るんでしょ?会話してたし…」
「うっ…」
体長6センチの超絶美形の羽付きUMA(未確認生物)なんて説明してもヤバい奴だと思われる……せっかく感動した彼女との友情も今日限りだ。
まぁ、さっきの行為(通信障害偽装)もかなりギリギリのラインだったけどね。
それにしてもこの窮地をどう切り抜けるべきか…UMAのことが見えるのも、会話が出来るのも私だけだし…
えぇぇ~、どうなの?私が作り出した[エアー彼氏]とかにする?いやいやいや、それはあまりにイタい…イタ過ぎる…そこまで寂しい奴だと思われるのは流石に嫌だわ……八方塞がり……
私はスマホを持ちながら頭を抱え思い悩む。
「遠縁の者です」
UMAが言った。
いやいや、だから聞こえないでしょーよ?
「何だ~そーなの?声若いねっ!いくつ?」
ん?会話してるぞ??
「学生です。親が海外赴任になったので、しばらく[おばさん]にお世話になることになりました。」
おばさん?!私の事[おばさん]って言った!?UMAめっ!というか、会話出来てる??
「何だ~困った[おばさん]だねぇ、勝手に彼氏発言して。寂しい人なのよ~嫌になったら、こっちの[お姉さん]の所にいつでもおいで~」
「私が[おばさん]なら、同じ歳のあんたも漏れなく[おばさん]でしょーよ。」
「と、言うか、何で会話出来るの??さっきまで出来てなかったよね??」
と、小声でUMAに問う。
『誰にでも聞こえるようにすることは可能だ』
「調節できんの?便利かよっ!」
「??何が調節出来るの?」
「えっ、エアコン」
「は?当たり前でしょ。」
「あはははは~冗談だよ~だよね~」
はははと誤魔化しながら、彼女との会話を続ける。冷や汗半端なかったけど、UMAの声は他の人にも聞こえさせることが出来るという新事実が発覚した。
あれ?じゃ、私が居ない時に宅配便来たら部屋のドア前とかに荷物置いてもらうよう指示してもらえる!?というか、元旦那が来た時とかに追い返してもらえる!?
彼女の質問攻めにUMAは私を助けたことを後悔したような顔をしているが、私は思わぬ副産物に口元が緩む。
「ユウマくんは有名人だと誰に似てるのー?」
どうやら私の思考が他に飛んでいるうちに会話の内容が合コン寄りになって来ていたようだ…
「僕、よく知らなくて」
僕?!って誰だよっ!
私はギョッと瞳を見開きUMAを見る。
「きゃーっ可愛い![僕]の一人称!萌えるっ!そっか、最近の子はYo○○uberとかかな?そうするとお姉さん知らないのよねー残念っ」
[お姉さん]を通す気なのね…私は目を細める。
「ね、ね、あんたから見てユウマくんって誰系?」
と、私にふってきた。私は「そうだなぁ」と斜め上に浮いているUMAに視線を向けて
「初めて見た時に思ったのはーブ○ローの[聖母と天使]の赤ちゃんだね!」
最初に見た時に何とも言えない神々しい雰囲気と、やたらと顔の作りが整ってるところが似てるなーと衝撃を受けながらも冷静な自分がそんなことを考えていたことを思い出しながら答えた。
「ブ○ロー?赤ちゃん?何それ。ちょっとググる」
彼女は絵画に造詣が深くないのですぐには思い浮かばないようだ。けど…これ、余計なこと言ったかも…あんな超絶美形だと知れたら後が怖い…やってしまった…私がまたも失言を後悔しているとUMAが何だか懐かしそうな目をしている。
『ブ○ローな。あいつも見える奴だったな。』
と、私にだけ聞こえるように言って来た。
ん?
「!?(ブ○ローと)知り合いっ!?」
『まぁな、俺たちを見つけると嬉々として何か描き出す変な奴だったからな。覚えてるぞ』
「!!??本人かーいっ!」
「何々っ、突然何言ってるの?!怖いんですけどっ」
またやってしまった…
「あ、いや、何か…スマホの電波の調子が…」
プチっ
私は通話を切った…そして…念の為にスマホの電源をOFFにした……
『流石に友情も終わるぞ』
「だよね」
後日、お詫びの品として彼女の好きなメーカーのビール缶箱詰めセットを2箱献上した。
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