64 / 266
番外編 剣士様の筆おろし
12
しおりを挟む
ドクドクとぬめりのある液体が注がれていく。
否応なく流れ込んでくるそれに、下腹部が過敏に反応して熱を持ち始める。
快感の一歩手前といったもどかしい熱が下半身を中心に体中に広がる。
その熱に身悶える俺の腰辺りを、ドゥーガルドが宥めるように優しく撫でた。
「……ソウシ、よく頑張ったな。もう全部注ぎ終わったからな」
注射に耐えた子供を褒めるような慈愛に満ちた声で、ドゥーガルドが言った。
注ぎ終わったからと言ってここで全てが終わるわけではないけれど、少しだけほっとして、無意識に体が弛緩した。
その心と体の隙を突くように、瓶の先をさらに奥に押し込まれ、疚しい熱を孕んだ部分でぐるりと回された。
「ぁああ……っ!」
確信的なものなのか、それとも単なる偶然かは分からないが、瓶の先端の凹凸が一番敏感な部分を暴力的なほど無遠慮に、そして的確に抉った。
快感で張り裂けそうな喘ぎを上げた俺に、ドゥーガルドは目を丸くしたけれど、中で何が起こったのかすぐ理解したようで嬉しそうに微笑んだ。
「……そうだった。そういえばここに一番気持ちいいところがあるんだったな」
そう言うと、ドゥーガルドは瓶をポンっと抜いた。
「んぁ……っ」
思わず寂しげな声が漏れた。
下の部分は物足りなさそうにヒクヒクと収縮を繰り返す。
そこにドゥーガルドの指がじっとりと侵入してきた。
自分と同じ柔らかさと熱を持ったその指に、瓶を咥えている時には感じなかった、自分の一部を迎え入れるような安堵と心地よさを覚える。
指先を曲げて、一歩一歩確かめるように這いずるその歩みがもどかしい。
早く一番気持ちいいところに来て欲しい。
無意識に穴がひくついて、さらにドゥーガルドの指を咥え込んだ。
じっとりとナメクジのような速度に思える歩みだったが、ついに指先が奥の気持ちいい部分をかすめた。
「あぁ……っ!」
「……ここが気持ちいいか?」
俺は必死になってコクコクと何度も頷いた。
するとドゥーガルドは指をさらに奥へ進め、掻き回し始めた。
「ぁああっ! ぁぁ、んっ……! ぁあっ」
先に注がれていた液体が潤滑剤になって指は凶暴なほど滑らかに動く。
脳神経が気持ちよさで燃え切れるように、頭の中でパチパチと何かが弾けた。
気づけば、喘ぎをまき散らす口から涎も漏れていた。
下半身が見る見るうちに硬くなり、絶頂の寸前を迎える。
最後のとどめを当然のように待っていたが、あれほど激しく奥を掻き回していた指が、不意に抜かれた。
「え……?」
俺はわけが分からなくなって肩越しにドゥーガルドを振り仰いだ。
ドゥーガルドはこちらに目を向けることなく、カチャカチャと手錠を外した。
そして肩を掴んで俺の体を仰向けにした。
「ド、ドゥーガルド……?」
首を傾げてドゥーガルドを見上げる。
ドゥーガルドは微笑んで俺の頬に手を添えた。
否応なく流れ込んでくるそれに、下腹部が過敏に反応して熱を持ち始める。
快感の一歩手前といったもどかしい熱が下半身を中心に体中に広がる。
その熱に身悶える俺の腰辺りを、ドゥーガルドが宥めるように優しく撫でた。
「……ソウシ、よく頑張ったな。もう全部注ぎ終わったからな」
注射に耐えた子供を褒めるような慈愛に満ちた声で、ドゥーガルドが言った。
注ぎ終わったからと言ってここで全てが終わるわけではないけれど、少しだけほっとして、無意識に体が弛緩した。
その心と体の隙を突くように、瓶の先をさらに奥に押し込まれ、疚しい熱を孕んだ部分でぐるりと回された。
「ぁああ……っ!」
確信的なものなのか、それとも単なる偶然かは分からないが、瓶の先端の凹凸が一番敏感な部分を暴力的なほど無遠慮に、そして的確に抉った。
快感で張り裂けそうな喘ぎを上げた俺に、ドゥーガルドは目を丸くしたけれど、中で何が起こったのかすぐ理解したようで嬉しそうに微笑んだ。
「……そうだった。そういえばここに一番気持ちいいところがあるんだったな」
そう言うと、ドゥーガルドは瓶をポンっと抜いた。
「んぁ……っ」
思わず寂しげな声が漏れた。
下の部分は物足りなさそうにヒクヒクと収縮を繰り返す。
そこにドゥーガルドの指がじっとりと侵入してきた。
自分と同じ柔らかさと熱を持ったその指に、瓶を咥えている時には感じなかった、自分の一部を迎え入れるような安堵と心地よさを覚える。
指先を曲げて、一歩一歩確かめるように這いずるその歩みがもどかしい。
早く一番気持ちいいところに来て欲しい。
無意識に穴がひくついて、さらにドゥーガルドの指を咥え込んだ。
じっとりとナメクジのような速度に思える歩みだったが、ついに指先が奥の気持ちいい部分をかすめた。
「あぁ……っ!」
「……ここが気持ちいいか?」
俺は必死になってコクコクと何度も頷いた。
するとドゥーガルドは指をさらに奥へ進め、掻き回し始めた。
「ぁああっ! ぁぁ、んっ……! ぁあっ」
先に注がれていた液体が潤滑剤になって指は凶暴なほど滑らかに動く。
脳神経が気持ちよさで燃え切れるように、頭の中でパチパチと何かが弾けた。
気づけば、喘ぎをまき散らす口から涎も漏れていた。
下半身が見る見るうちに硬くなり、絶頂の寸前を迎える。
最後のとどめを当然のように待っていたが、あれほど激しく奥を掻き回していた指が、不意に抜かれた。
「え……?」
俺はわけが分からなくなって肩越しにドゥーガルドを振り仰いだ。
ドゥーガルドはこちらに目を向けることなく、カチャカチャと手錠を外した。
そして肩を掴んで俺の体を仰向けにした。
「ド、ドゥーガルド……?」
首を傾げてドゥーガルドを見上げる。
ドゥーガルドは微笑んで俺の頬に手を添えた。
65
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
クールな義兄の愛が重すぎる ~有能なおにいさまに次期当主の座を譲ったら、求婚されてしまいました~
槿 資紀
BL
イェント公爵令息のリエル・シャイデンは、生まれたときから虚弱体質を抱えていた。
公爵家の当主を継ぐ日まで生きていられるか分からないと、どの医師も口を揃えて言うほどだった。
そのため、リエルの代わりに当主を継ぐべく、分家筋から養子をとることになった。そうしてリエルの前に表れたのがアウレールだった。
アウレールはリエルに献身的に寄り添い、懸命の看病にあたった。
その甲斐あって、リエルは奇跡の回復を果たした。
そして、リエルは、誰よりも自分の生存を諦めなかった義兄の虜になった。
義兄は容姿も能力も完全無欠で、公爵家の次期当主として文句のつけようがない逸材だった。
そんな義兄に憧れ、その後を追って、難関の王立学院に合格を果たしたリエルだったが、入学直前のある日、現公爵の父に「跡継ぎをアウレールからお前に戻す」と告げられ――――。
完璧な義兄×虚弱受け すれ違いラブロマンス
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
Q.親友のブラコン兄弟から敵意を向けられています。どうすれば助かりますか?
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。
それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンである彼らは、大切な彼と仲良くしている茂部を警戒しているのだ──そう考える茂部は悩みつつも、楓真と仲を深めていく。
友達関係を続けるため、たまに折れそうにもなるけど圧には負けない!!頑張れ、茂部!!
なお、兄弟は三人とも好意を茂部に向けているものとする。
7/28
一度完結しました。小ネタなど書けたら追加していきたいと思います。
義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。ユリウスに一目で恋に落ちたマリナは彼の幸せを願い、ゲームとは全く違う行動をとることにした。するとマリナが思っていたのとは違う展開になってしまった。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる