無垢と純真と僕

すみっしー

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1章 無垢との遭遇

第3話 無垢と純真

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幼馴染み…もとい立花純子(たちばな じゅんこ)が扉を開けると居た。

純子「やぁやぁ、今日も冴えない顔だねー!」

孝宏「………(無言で扉を閉めようとする)」

純子「待って待って!ウソ!今のジョークだからっ!許してっ!てへぺろ☆」

孝宏「はぁ…お前いつもよくそんなにテンション高く保てるなぁ…羨ましい。」

純子「そりゃ明るく元気なのが取り柄だからねっ☆」

孝宏「……やっぱり暑苦しいから締めよ…」

純子「(´;ω;`)そんなぁーたかくんひーどーいー」

孝宏「()」

もう何も言う気力が無かった。

純子「…ありゃ?お客さんきてるの?」

孝宏「あー…まぁ…そんなとこ」

純子「ほほーう…それっ!」

純子が素早い動作で脇を抜けて家に上がる。

孝宏「ちょ!おま…!」

純子「おっじゃましまーす!」

純子が勝手に部屋に入って行く。
僕はすぐさま扉を閉めて追いかけた。

椋「たかひろ?」

純子「ファッ!?」

居間に入った順子が変な声を出して固まる…そりゃそうだ。
今まで純子以外異性を部屋に入れたこと無いのにいきなり下の名前で呼ぶ美少女が部屋に居たのだからこうなることは概ね予想できた。

純子「ええっと…ど…どちら様?」

椋「……ぇ…と」

椋が助けを求めるような目でこちらを見る(もう一方からも邪悪な視線を感じるがスルー)

孝宏「…こいつは椋(りょう)俺の母さんの姉の娘…親戚だよ。暫く訳あって家で預かる事になった。
んでこっちは幼馴染みの純子、とにかく明るいだけが取り柄。」


椋「り…椋です…よろしく…」

純子「……わ…」

孝宏「ん…?どうした?」

純子「可ぁぁぁぁー愛ぃぃぃぃ!!!(飛びつく)」

椋「わ…わ…:(´゚ω゚`):」

椋がやたらとハイテンションな生物に飛びつかれてオロオロしている…可愛すぎるだろ…。

簡単に自己紹介を済ませ、昼飯を三人分に増やしてパパっと作り、食卓に並べた。

3人「いただきます。(ます…)」

少し戸惑っていたのか椋は小さな声だった。
とりあえず、昼は無難に素麺にした。
夏場の昼ったらやっぱりコレだよね。

箸で素麺を取り、ツユにつけて啜る。

純子「んでーたかくん、もう椋ちゃんとはエッチなことしたの?」

孝宏「ブ━━━━∵;(;:゜:鑾;゜;」

盛大に吹いた。
椋は?と首を傾げている

純子「うわっ…きったないなぁ…もぉー!」

孝宏「お前が変なこと聞くからだろ!」

椋は質問の意味が分からないらしい。

純子「えー?だって従兄妹とはいえ、男と女がひとつ屋根の下に居れば…ねぇ?」

孝宏「するかっ!というかお前にもしたことないだろっ!」

純子「えー?私はいつでもたかくんがその気なら良いのよ…??」

順子が胸元をわざと見せる。正直エロい。

孝宏「あーそうだねー人類が滅亡したら考えるよー(棒)」 

照れを隠すためにわざと棒読みで言う。

純子「もぅ…連れないなぁ~たかくんはー」

冗談めかして純子はそう言う

純子「………バカ(小声)」

孝宏「ん?なんか言ったか?」

純子「ふふん!なにもぉー?」 

孝宏「そっか…ならいいや」 

また素麺を啜る

椋「たかひろは、エッチなこと?したいの?」

今度は二人で盛大に吹いた。


─波乱を呼んだ昼飯から少しして、純子が帰ってった。なんか家で今日は用事があるとか。
そして別れ際に何故か赤マムシドリンクを渡された。グーサインしながら。(なぜ持ってる)

孝宏「アイツ…結局何しに来たんだ…」

椋「(うとうと…)」

孝宏「ん?眠い?」

椋「うん…ねむい。」

孝宏「俺のベッドしかないけど…良かったらそこで寝てて良いよ。」

椋「わかった。」

すると迷いもなく椋はベッドに倒れ込みすぐさま眠った。

椋「すぅ…すぅ…」

孝宏「ホント…警戒心ないなぁ…」

僕は近くにあったタオルケットを椋に掛けると、昼飯のあと片付けをして座布団を枕にしてテレビを付けて横になった。

そこでようやく落ち着いて考える。

まず椋は記憶喪失では無く、ほんとに上の名前が無いようだ。
しかも体には無数の傷…目立ちこそしないがよく見れば分かる。
喋り方も片言…という訳では無いがなんというか短絡的で感情があまり無い。何も知らない子供の様な、無垢な状態に近い。

孝宏「面倒な事になっちゃったかなぁ…」

などと考えてると、自分にも睡魔が訪れたのか、気がつくと眠りに落ちていた…。
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