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1章 無垢との遭遇
第2話 無垢との遭遇
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僕「そういえば、名前言ってなかったね…僕は水無孝宏。」
少女「たかひろ…?」
孝宏「うん、たかひろ。(下の名前でいきなり呼ばれるとは…)君は?」
少女「椋(りょう)…」
孝宏「椋ちゃんね…上の名前は?」
椋「……分からない」
孝宏「…え?」
椋「分からないの。」
少女…椋は分からないと言ったのか?何故?苗字が分からない?まさかさっきの事故でやっぱり当たってて記憶喪失とか!?…と孝宏は頭を巡らせる。
先程までの言動といい、普通ではないとは思っていたが…
孝宏「もしかして…さっき頭打ったりとかしなかった?」
椋「ううん…打ってない…」
椋は首を降る。
孝宏は安堵した…と同時に察した。この女の子は特殊だと。
でもこれ以上聞くのも無粋だと思ったので深く考えないことにした。
孝宏「そっか…なら大丈夫か…んじゃぁそろそろ僕は帰るかな…」
椋にこれ以上関わるのはあまり良くないと感じたので僕は帰ろうとベンチを立つ。
椋「あの…」
呼び止められた。
孝宏「ん…?」
振り返る、とそこには今にも泣きそうな顔をしている椋の姿があった。
椋「…わたし…家…ない。」
………15分ほどして帰宅。
僕の家はアパートだが五年ほど前に出来た所なので結構綺麗で気に入ってる。
椋「おじゃま…します。」
連れて帰ってきてしまった…。いや、あんなこと言われてほっとく男が居るだろうか?いや、恐らく居ないだろう。…決して下心があった訳じゃないよ?
と自分に言い聞かせる。
孝宏「親とは別に暮らしてるから、別に気を使わなくて良いよ。」
椋「うん」
椋は頷く。
こうして見ると13…いや15歳くらいだろうか?細く白い手足はよく見ると小さな傷跡や痣が幾つかあった。
僕「とりあえずまた喉乾いちゃったな…(主におしるこのせい)なんか飲み物入れてくるね。」
椋を居間に座らせてキッチンに向かい、麦茶を並々とふたつのコップに注ぐ。
孝宏「麦茶しかなかったけど、良いかな?」
どこかで聴いたことあるようなフレーズでコップを一つ差し出す。
椋「あり…がと…」
椋は泣きそうな顔は治ったものの、まだ表情は暗い。
孝宏「とりあえず事情はよく分からないけど、どうせ僕1人しか居ないし、暫くここに居ても良いよ。」
椋「…!いいの…?」
本音を言うと、あまり宜しくない。見た限りでは未成年だし、もし保護者が居て捜索願等出されたら警察沙汰になるかも知れない。
でも僕はそのまま放って置くことが出来なかった。
孝宏「うん、椋が嫌じゃ無かったらね」
…さらっと呼び捨てにしてみる
椋「嫌じゃない、うれしい!」
ようやく椋に笑顔が戻る。
うん、やっぱり女の子には笑顔が1番似合う。
と、思っていると…
ひしっ。
抱きつかれた。
孝宏「ファッ!?えっ!?ちょ…」
椋「たかひろ、良い人!」
初めて女の子に抱きつかれたのもあり、あまりの柔らかさに僕はしどろもどろしていた。
孝宏「と…と…とりあえずお昼まだ食べて無いし用意するねっ!」
椋「うんっ!」
そこには満面の笑みがあった。
キッチンに向かって五分もしないうちに呼び鈴が2度鳴る。
…来てしまったか。
扉を開けるとそこには幼馴染みの女の子の姿があった。
少女「たかひろ…?」
孝宏「うん、たかひろ。(下の名前でいきなり呼ばれるとは…)君は?」
少女「椋(りょう)…」
孝宏「椋ちゃんね…上の名前は?」
椋「……分からない」
孝宏「…え?」
椋「分からないの。」
少女…椋は分からないと言ったのか?何故?苗字が分からない?まさかさっきの事故でやっぱり当たってて記憶喪失とか!?…と孝宏は頭を巡らせる。
先程までの言動といい、普通ではないとは思っていたが…
孝宏「もしかして…さっき頭打ったりとかしなかった?」
椋「ううん…打ってない…」
椋は首を降る。
孝宏は安堵した…と同時に察した。この女の子は特殊だと。
でもこれ以上聞くのも無粋だと思ったので深く考えないことにした。
孝宏「そっか…なら大丈夫か…んじゃぁそろそろ僕は帰るかな…」
椋にこれ以上関わるのはあまり良くないと感じたので僕は帰ろうとベンチを立つ。
椋「あの…」
呼び止められた。
孝宏「ん…?」
振り返る、とそこには今にも泣きそうな顔をしている椋の姿があった。
椋「…わたし…家…ない。」
………15分ほどして帰宅。
僕の家はアパートだが五年ほど前に出来た所なので結構綺麗で気に入ってる。
椋「おじゃま…します。」
連れて帰ってきてしまった…。いや、あんなこと言われてほっとく男が居るだろうか?いや、恐らく居ないだろう。…決して下心があった訳じゃないよ?
と自分に言い聞かせる。
孝宏「親とは別に暮らしてるから、別に気を使わなくて良いよ。」
椋「うん」
椋は頷く。
こうして見ると13…いや15歳くらいだろうか?細く白い手足はよく見ると小さな傷跡や痣が幾つかあった。
僕「とりあえずまた喉乾いちゃったな…(主におしるこのせい)なんか飲み物入れてくるね。」
椋を居間に座らせてキッチンに向かい、麦茶を並々とふたつのコップに注ぐ。
孝宏「麦茶しかなかったけど、良いかな?」
どこかで聴いたことあるようなフレーズでコップを一つ差し出す。
椋「あり…がと…」
椋は泣きそうな顔は治ったものの、まだ表情は暗い。
孝宏「とりあえず事情はよく分からないけど、どうせ僕1人しか居ないし、暫くここに居ても良いよ。」
椋「…!いいの…?」
本音を言うと、あまり宜しくない。見た限りでは未成年だし、もし保護者が居て捜索願等出されたら警察沙汰になるかも知れない。
でも僕はそのまま放って置くことが出来なかった。
孝宏「うん、椋が嫌じゃ無かったらね」
…さらっと呼び捨てにしてみる
椋「嫌じゃない、うれしい!」
ようやく椋に笑顔が戻る。
うん、やっぱり女の子には笑顔が1番似合う。
と、思っていると…
ひしっ。
抱きつかれた。
孝宏「ファッ!?えっ!?ちょ…」
椋「たかひろ、良い人!」
初めて女の子に抱きつかれたのもあり、あまりの柔らかさに僕はしどろもどろしていた。
孝宏「と…と…とりあえずお昼まだ食べて無いし用意するねっ!」
椋「うんっ!」
そこには満面の笑みがあった。
キッチンに向かって五分もしないうちに呼び鈴が2度鳴る。
…来てしまったか。
扉を開けるとそこには幼馴染みの女の子の姿があった。
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