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解放編

第47話 マリアの正体

　フィオナ「！(◎_◎;)あんたは‼︎よくも私達の前に顔を出すことが出来たわね(怒)！今すぐに殺してやる‼︎」と左腰から鉄の剣を抜こうとしましたが、先程のゴングとの戦闘で砕けていました。

　バーンズ「やるじゃないか(ﾟ∀ﾟ)油断していたとはいえ、ゴングを倒せるなんて驚きだぜ(笑)！」

　フィオナ「(ಠ_ಠ)次はアンタの番よ！今まで傷つけた女性達の痛みを少しでも味わって死になさい！」と隣にいるラルフから兵士の剣を奪い取ろうとします。

　ラルフ「(>_>)ダメダメ(絶対)‼︎僕が危ないでしょう！それに戦って勝てるの？無理でしょう。」とそれを言ったら殴られるだけでした。1対3の人数だけは有利な状況ですが、フィオナは速さの指輪の副作用(体力低下)と力の指輪の副作用(筋肉痛)がジワジワと身体を侵食していました。

　バーンズ「ハッハッ(^∇^)隣の小僧の言う通りだぜ！それに殺し合いに来たわけじゃねぇ！数日間、レイアと一緒に行動していたようだが、何を企んでいるんだ⁉︎」と誰の事を言っているのか分かりませんが、おそらくはマリアか、アンナの事だと思います。

　フィオナ「ふぅふぅ( ತ,_ತ)私が一緒にいたのは盗賊のマリアと口がきけないアンナだけよ。そのレイアって誰なのよ？知らないわよ！」

　バーンズ「ハッハッ(*ﾟ∀ﾟ*)マリアか？他にも偽名を使っていたか？例えば、マリー、クロエ、ステラ、サーシャ、ランなんかだが………その顔は使ってたようだな(笑)！」と1人だけで理解したようでムカつきますが、偽名を使っていた事は知っていたので、別に本名がレイアだろうが、マリアだろうが、どうでもいい事です。

　イアン「(ಠ_ಠ)そろそろ用件を話したらどうなんだ？こっちは島の女を勝手に連れ去られて気分が悪いんだ。落とし前もまだなのに、これ以上、イラつかせんなよ。殺すぞ(怒)⁉︎」と左腰の刀に右手をかけて、バーンズに向かって強気な発言です。相手の実力が分からないとこうなりますが、戦えば結果は見えています。

　フィオナ「(￢_￢)おじさんは下がってなさい(弱いから)！別に何も聞いてないわよ。用件は済んだでしょう？見逃してやるから私達の前からさっさと消えて！」と戦力差を考えると、今、戦うのは得策ではありません。もう少し人数を増やして、逃げられないように取り囲まないと安心出来ません。

　バーンズ「はぁ～(´Д` )何も聞いてないとはな。その様子じゃ知らないと思うが、レイアは俺達【アウトリュコス(盗みの神)】のリーダーだよ。あの女が女達を連れ去って、この商売を始めたのさ！」と時には自分の身体を使う事もありました。少数の幹部クラスはマリアの正体を知っていますが、組織の下っ端は身体を使って媚びを売る雌猫ぐらいにしか思っていませんでした。

　フィオナ「ハッ( ´∀｀)何を言うかと思ったら、そんなデタラメ。私が信じると思っているの？そこまで馬鹿じゃないわよ。」

　バーンズ「フッフッ(*´-`)信じるか信じないかはお前の好きにすればいいさ！さっき教えた偽名は全部、レイアが依り代に使っていた名前の女達だよ。1年に1人の生贄が必要らしい。アジトを抜け出したのは多分、お前か、アンナを依り代に使うかと思ったんだが、わざわざ組織を裏切らなくても、出来る事だからな。他の目的があるんだろう。」とレイアはアンナを連れてアジトに戻ったらしいですが、そんなのは囚われている女性達を助ける為であって、他に目的があるとは思えません。

　イアン「∑(ﾟДﾟ)おい待てよ！どこに行くんだよ！」

　バーンズ「(｀∇´)レイアに会って直接聞くんだよ(怒)！理由がどうあれ、仲間が大勢死んだんだ！落とし前はつけさせてもらう。」と馬車は壊されていますが、馬は無事でした。生き残っているもう1人の仲間と一緒に、馬に跨って東のアジトに向かって行きました。

　ラルフ「(;´д｀)どうするフィオナ姉ちゃん？俺達は女性達を助けにここまで来たんだ。俺達はここに残って、おじさん達に任せてもいいと思うんだけど？」

　フィオナ「(ಠ_ಠ)私達も行くわよ。アンナを残して帰れるわけないでしょう！残っているマリアの協力者達を捕まえて洗いざらい知っている事を喋らすわよ！」と神殿での戦いに勝利して、疲れて休んでいる数人の武装集団を捕まえて、知ってる事をちょっとだけ乱暴に聞き出しました。けれども、分かった事は、ランと名乗っていた女がアジトから命からがら逃げて来て、大勢の囚われている女性達を助けるのに協力して欲しいと、何ヶ月も前から大陸中をまわって人を集めていた事だけでした。