35 / 121
8日目
飛行船・トカゲ進化
しおりを挟む
午前7時。果物が入ったアイテムポーチを持って、カノンは岩山の氷フライム牧場に向かった。
飛行船の船尾には、神樹の木で作った木檻がある。中にはただのトカゲが入っている。
【名前=ドラゴン(メス) 種族=は虫類(トカゲ) 損傷率=0%
レベル=1(必要経験値0/10) 進化レベル=10 HP=6/6 MP=33/33
力=2 体力=2 知性=2 精神=2 器用さ=2 素早さ=2】
お祭りの時の、青色に塗られた黄色いヒヨコと同じだ。
幸せの青いニワトリには絶対にならない。
「500匹以上に増えていれば、一気にレベル30までイケますね」
カノンはステータスを見ても、トカゲがドラゴンになると疑っていない。
翼の生えたドラゴンと、進化した飛行船で、帰り道を競走するつもりだ。
「倒し過ぎないように気をつけないと」
縦穴の穴底に飛行船を無事に着陸させた。氷フライムの数は500匹を超えている。
レベル1→10になるのに必要な経験値は600だ。氷フライムを20匹倒せばいい。
船尾から木檻を地面に下ろして、カノンは収穫を始めた。
「エイッ!」
神風の刃杖を振って、緑色の極大風刃を飛ばした。
水平に飛ぶ10メートルの風の刃に、氷フライムが次々に両断されて倒された。
倒した数は少し多い24匹だ。
「狙い通りです! さあ、進化させないと」
スパッと最初の収穫を一撃で終わらせると、第一進化を始めた。
果物を進化させて、アイテムポーチに素早く回収する。
大きくなったトカゲに食べられたら大変だ。
「念の為に檻から出しますか」
神樹の木檻は頑丈だ。
進化して大きくなったトカゲが、小さな檻に閉じ込められると危ない。
カノンは檻からトカゲを出して、進化させた。
「キュー、キュー」
「わぁ~♪ 結構大きくなりました!」
トカゲが大トカゲに進化した。
40センチから120センチに大きくなった。翼はまだ生えていない。
パトラッシュと違って、まだ戦えないから、次のレベル20進化に期待するしかない。
「次はレベル15で飛行船の番ですね。でも、その前に檻を大きくしましょう」
大事なトカゲが怪我すると大変だ。
カノンはアイテムポーチから、二階建ての自宅の木片を取り出した。
地面に置いて、修復スキルで立派な家を完成させた。
「さあ、この中に入ってください」
家の扉を開けて、大トカゲを中に避難させた。
これで怪我しないし、逃げられない。ついでに進化後の家の大きさも分かる。
カノンは失敗しても、同じ失敗はしない少し賢い子だ。
「エイッ!」
神風の刃杖を振って、再び収穫再開だ。
氷フライムが次々に、巨大な風の刃に切断されて倒される。
あっという間に飛行船がレベル15になった。
「うーん、大きくなるだけなら小さい方がいいかも。少し切りましょう」
小船だからアイテムポーチに簡単に入れられる。
二階建ての家に進化すると、アイテムポーチに一度で入らない。
大型魔物のように解体する必要がある。
カノンはちょっと考えると、飛行船を進化させる前に、船の扉をハサミで少し切り取った。
「これで大丈夫です!」
カノンは安心すると、飛行船を進化させた。予想通りに船は大きくなっていく。
船の形は同じだが、金色から紫色に変わっていく。
使用したオリハルコン金属が、アダマンタイト金属に進化したからだ。
「わぁ~! トイレとお風呂があります! これは助かります!」
船体横の縦階段を上って、カノンは船内に入った。
一階が操舵室で、船内の階段を下りた地下一階が生活空間みたいだ。
階段すぐの扉を開けると、右にトイレ、左に風呂、真っ直ぐ進めば個室があった。
カノンは簡単な船内探索を終わらせると、レベル上げに戻った。
飛行船の船尾には、神樹の木で作った木檻がある。中にはただのトカゲが入っている。
【名前=ドラゴン(メス) 種族=は虫類(トカゲ) 損傷率=0%
レベル=1(必要経験値0/10) 進化レベル=10 HP=6/6 MP=33/33
力=2 体力=2 知性=2 精神=2 器用さ=2 素早さ=2】
お祭りの時の、青色に塗られた黄色いヒヨコと同じだ。
幸せの青いニワトリには絶対にならない。
「500匹以上に増えていれば、一気にレベル30までイケますね」
カノンはステータスを見ても、トカゲがドラゴンになると疑っていない。
翼の生えたドラゴンと、進化した飛行船で、帰り道を競走するつもりだ。
「倒し過ぎないように気をつけないと」
縦穴の穴底に飛行船を無事に着陸させた。氷フライムの数は500匹を超えている。
レベル1→10になるのに必要な経験値は600だ。氷フライムを20匹倒せばいい。
船尾から木檻を地面に下ろして、カノンは収穫を始めた。
「エイッ!」
神風の刃杖を振って、緑色の極大風刃を飛ばした。
水平に飛ぶ10メートルの風の刃に、氷フライムが次々に両断されて倒された。
倒した数は少し多い24匹だ。
「狙い通りです! さあ、進化させないと」
スパッと最初の収穫を一撃で終わらせると、第一進化を始めた。
果物を進化させて、アイテムポーチに素早く回収する。
大きくなったトカゲに食べられたら大変だ。
「念の為に檻から出しますか」
神樹の木檻は頑丈だ。
進化して大きくなったトカゲが、小さな檻に閉じ込められると危ない。
カノンは檻からトカゲを出して、進化させた。
「キュー、キュー」
「わぁ~♪ 結構大きくなりました!」
トカゲが大トカゲに進化した。
40センチから120センチに大きくなった。翼はまだ生えていない。
パトラッシュと違って、まだ戦えないから、次のレベル20進化に期待するしかない。
「次はレベル15で飛行船の番ですね。でも、その前に檻を大きくしましょう」
大事なトカゲが怪我すると大変だ。
カノンはアイテムポーチから、二階建ての自宅の木片を取り出した。
地面に置いて、修復スキルで立派な家を完成させた。
「さあ、この中に入ってください」
家の扉を開けて、大トカゲを中に避難させた。
これで怪我しないし、逃げられない。ついでに進化後の家の大きさも分かる。
カノンは失敗しても、同じ失敗はしない少し賢い子だ。
「エイッ!」
神風の刃杖を振って、再び収穫再開だ。
氷フライムが次々に、巨大な風の刃に切断されて倒される。
あっという間に飛行船がレベル15になった。
「うーん、大きくなるだけなら小さい方がいいかも。少し切りましょう」
小船だからアイテムポーチに簡単に入れられる。
二階建ての家に進化すると、アイテムポーチに一度で入らない。
大型魔物のように解体する必要がある。
カノンはちょっと考えると、飛行船を進化させる前に、船の扉をハサミで少し切り取った。
「これで大丈夫です!」
カノンは安心すると、飛行船を進化させた。予想通りに船は大きくなっていく。
船の形は同じだが、金色から紫色に変わっていく。
使用したオリハルコン金属が、アダマンタイト金属に進化したからだ。
「わぁ~! トイレとお風呂があります! これは助かります!」
船体横の縦階段を上って、カノンは船内に入った。
一階が操舵室で、船内の階段を下りた地下一階が生活空間みたいだ。
階段すぐの扉を開けると、右にトイレ、左に風呂、真っ直ぐ進めば個室があった。
カノンは簡単な船内探索を終わらせると、レベル上げに戻った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
347
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる