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11日目
ルセフ兄妹レベル30
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カノン達は冒険者ギルドに到着した。
ディランからパーティ申請書を受け取り、兄妹の名前を記入した。
すると、見習い冒険者二人のステータスが見えるようになった。
カノンの中では兄妹はパーティ仲間ではなく、道具扱いのようだ。
【名前=カノン・ネロエスト 種族=人間(女)
レベル=30(最大レベル) HP=720/720 MP=320/320
力=24 体力=24 知性=28 精神=32 器用さ=20 素早さ=20】
【名前=ジャン・ラシュリー 種族=人間(男)
レベル=1(必要経験値0/10) 損傷率=0% HP=390/390 MP=114/114
力=18 体力=18 知性=15 精神=15 器用さ=16 素早さ=15】
【名前=シリカ・ラシュリー 種族=人間(女)
レベル=1(必要経験値0/10) 損傷率=0% HP=403/403 MP=114/114
力=16 体力=16 知性=17 精神=15 器用さ=18 素早さ=18】
「うわぁ……リーダーのくせに弱すぎ」
「お兄ちゃんは、私よりも頭悪いじゃん」
「冒険者は力があればいいんだよ!」
憧れの上級冒険者のステータスを見て、兄妹がショックを受けている。
子供達の夢が、偽者の上級冒険者に容赦なく壊された。
「配達に力は要りません。それに本気出したら凄いんですよ」
「あっ、そうだ! 武器くれよ! 上級冒険者なら凄い武器持ってるだろ!」
「武器なら私も欲しい! お兄ちゃんよりも凄い武器ちょうだい!」
弱いリーダーの言うことは誰も聞かない。兄妹は武器を要求した。
でも、リーダーの言うことを聞かないと武器は手に入らない。
「駄目です。今からレベル上げです。武器図鑑があるから移動中に決めてください」
「やったぁ! 絶対に剣しかないな!」
「馬鹿だなぁ、お兄ちゃんは。大きい魔物に潰されちゃうよ。絶対に弓だよ」
「ばぁかー! お前の矢に当たるなんて魔物なんていないだよ」
カノンは万能武器図鑑を兄妹に一冊ずつ渡した。
頑張ってレベル30になれば、選んだ武器を作ってあげる。
喧嘩している兄妹を小型飛行船に乗せて、岩山の氷フライム牧場に向かった。
「とりあえずこの杖を使ってください」
遊んでいる時間はないので、神火の弾杖を二人に渡した。
氷フライムが住む豪邸に、三人で極大火爆弾を集中砲火する。
氷フライムを丸焼きにして、あっという間にレベル30だ。
「ぎゃああああ~‼︎ フラーッ‼︎」
「これがお前達のやり方フラかぁー‼︎」
燃え盛る豪邸の中で、氷フライム達が叫んでいる。
残念ながら、フライム語は人間には分からない。
いつも通りに十数匹だけ残して、こんがり焼けたミノタウロス肉を与えた。
「お姉ちゃん、私この杖が良い」
「ふんっ。女はすぐに浮気するな。姉ちゃん、俺は魔法の剣にするぜ。凄いの頼むぜ」
「はい、杖と剣ですね。配達を頑張ったら防具も選んでいいですよ」
「なっ⁉︎ 何だよ、それ⁉︎ 聞いてないぞ!」
「装飾品図鑑もあります」
「あっ! 私、宝石の付いた腕輪が欲しいー!」
カノンは三人姉妹の末っ子だが、年下兄妹の扱い方が分かってきたようだ。
とりあえず物で釣ることを覚えた。
防具図鑑と装飾品図鑑を見せて、食いついて来た兄妹を釣っている。
【名前=ジャン・ラシュリー 種族=人間(男)
レベル=30(最大レベル) 損傷率=0% HP=966/966 MP=283/283
力=45 体力=45 知性=36 精神=36 器用さ=39 素早さ=36】
【名前=シリカ・ラシュリー 種族=人間(女)
レベル=30(最大レベル) 損傷率=0% HP=1000/1000 MP=283/283
力=39 体力=39 知性=42 精神=36 器用さ=45 素早さ=45】
兄妹がレベル30になって、カノンは軽々とステータスを追い抜かれた。
装備まで与えたら、もうリーダー交代するしかない。
だけど、カノンはジョブまで与えるつもりだ。
「そうです。今から教会に行きませんか? パトラッシュもジョブを貰えたんです。二人も貰えますよ」
「本当か? 兄ちゃんは15まで無理だって言ってたぞ」
「パトラッシュは3歳ですよ。14歳なら楽勝です。二人も貰いましょう!」
「わぁ~い! 私、良い子にしていたから、凄いジョブ貰えるよ!」
カノンは二人がジョブを貰えると自信があるようだ。
疑っているジャンと喜んでいるシリカを連れて、教会に向かった。
前と同じように大金貨を渡して、祈りの間の神父には目を閉じて瞑想してもらった。
「ほら、何も起きないじゃないか!」
「お姉ちゃんの嘘つき」
「あれぇ~? おかしいですね。二人とも何か悪いことしたんじゃないですか?」
だけど、祈りの間で神様に二人はお祈りしたのに、まったく反応がなかった。
カノンは首を傾げているが、当たり前だ。パトラッシュは3歳だが、人間の歳で28歳だ。
パトラッシュではなく——パトラッシュさんだ。
ディランからパーティ申請書を受け取り、兄妹の名前を記入した。
すると、見習い冒険者二人のステータスが見えるようになった。
カノンの中では兄妹はパーティ仲間ではなく、道具扱いのようだ。
【名前=カノン・ネロエスト 種族=人間(女)
レベル=30(最大レベル) HP=720/720 MP=320/320
力=24 体力=24 知性=28 精神=32 器用さ=20 素早さ=20】
【名前=ジャン・ラシュリー 種族=人間(男)
レベル=1(必要経験値0/10) 損傷率=0% HP=390/390 MP=114/114
力=18 体力=18 知性=15 精神=15 器用さ=16 素早さ=15】
【名前=シリカ・ラシュリー 種族=人間(女)
レベル=1(必要経験値0/10) 損傷率=0% HP=403/403 MP=114/114
力=16 体力=16 知性=17 精神=15 器用さ=18 素早さ=18】
「うわぁ……リーダーのくせに弱すぎ」
「お兄ちゃんは、私よりも頭悪いじゃん」
「冒険者は力があればいいんだよ!」
憧れの上級冒険者のステータスを見て、兄妹がショックを受けている。
子供達の夢が、偽者の上級冒険者に容赦なく壊された。
「配達に力は要りません。それに本気出したら凄いんですよ」
「あっ、そうだ! 武器くれよ! 上級冒険者なら凄い武器持ってるだろ!」
「武器なら私も欲しい! お兄ちゃんよりも凄い武器ちょうだい!」
弱いリーダーの言うことは誰も聞かない。兄妹は武器を要求した。
でも、リーダーの言うことを聞かないと武器は手に入らない。
「駄目です。今からレベル上げです。武器図鑑があるから移動中に決めてください」
「やったぁ! 絶対に剣しかないな!」
「馬鹿だなぁ、お兄ちゃんは。大きい魔物に潰されちゃうよ。絶対に弓だよ」
「ばぁかー! お前の矢に当たるなんて魔物なんていないだよ」
カノンは万能武器図鑑を兄妹に一冊ずつ渡した。
頑張ってレベル30になれば、選んだ武器を作ってあげる。
喧嘩している兄妹を小型飛行船に乗せて、岩山の氷フライム牧場に向かった。
「とりあえずこの杖を使ってください」
遊んでいる時間はないので、神火の弾杖を二人に渡した。
氷フライムが住む豪邸に、三人で極大火爆弾を集中砲火する。
氷フライムを丸焼きにして、あっという間にレベル30だ。
「ぎゃああああ~‼︎ フラーッ‼︎」
「これがお前達のやり方フラかぁー‼︎」
燃え盛る豪邸の中で、氷フライム達が叫んでいる。
残念ながら、フライム語は人間には分からない。
いつも通りに十数匹だけ残して、こんがり焼けたミノタウロス肉を与えた。
「お姉ちゃん、私この杖が良い」
「ふんっ。女はすぐに浮気するな。姉ちゃん、俺は魔法の剣にするぜ。凄いの頼むぜ」
「はい、杖と剣ですね。配達を頑張ったら防具も選んでいいですよ」
「なっ⁉︎ 何だよ、それ⁉︎ 聞いてないぞ!」
「装飾品図鑑もあります」
「あっ! 私、宝石の付いた腕輪が欲しいー!」
カノンは三人姉妹の末っ子だが、年下兄妹の扱い方が分かってきたようだ。
とりあえず物で釣ることを覚えた。
防具図鑑と装飾品図鑑を見せて、食いついて来た兄妹を釣っている。
【名前=ジャン・ラシュリー 種族=人間(男)
レベル=30(最大レベル) 損傷率=0% HP=966/966 MP=283/283
力=45 体力=45 知性=36 精神=36 器用さ=39 素早さ=36】
【名前=シリカ・ラシュリー 種族=人間(女)
レベル=30(最大レベル) 損傷率=0% HP=1000/1000 MP=283/283
力=39 体力=39 知性=42 精神=36 器用さ=45 素早さ=45】
兄妹がレベル30になって、カノンは軽々とステータスを追い抜かれた。
装備まで与えたら、もうリーダー交代するしかない。
だけど、カノンはジョブまで与えるつもりだ。
「そうです。今から教会に行きませんか? パトラッシュもジョブを貰えたんです。二人も貰えますよ」
「本当か? 兄ちゃんは15まで無理だって言ってたぞ」
「パトラッシュは3歳ですよ。14歳なら楽勝です。二人も貰いましょう!」
「わぁ~い! 私、良い子にしていたから、凄いジョブ貰えるよ!」
カノンは二人がジョブを貰えると自信があるようだ。
疑っているジャンと喜んでいるシリカを連れて、教会に向かった。
前と同じように大金貨を渡して、祈りの間の神父には目を閉じて瞑想してもらった。
「ほら、何も起きないじゃないか!」
「お姉ちゃんの嘘つき」
「あれぇ~? おかしいですね。二人とも何か悪いことしたんじゃないですか?」
だけど、祈りの間で神様に二人はお祈りしたのに、まったく反応がなかった。
カノンは首を傾げているが、当たり前だ。パトラッシュは3歳だが、人間の歳で28歳だ。
パトラッシュではなく——パトラッシュさんだ。
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