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第1話 夢の中の美少女ロボット
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「光……?」
目を覚ますと光が見えた。白い雲に青い空。そして、金色の髪と小麦色の肌を持つ美しい美少女の姿が……。
「ご主人様、目を覚ましましたか?」
少女のような可愛い声が頭上から降り注いできた。
「俺は夢を見ているのか…?」
こんな可愛い少女に、膝枕されて頭を撫でてもらう事なんて、現実ではありえない。少女のツルツルとした柔らかい手が、休まずに私の頭を優しく撫で続けてくれる。
「ご主人。欲しい物がございましたら、私になんなりとお申し付けくださいませ」
(欲しいものか…)
少女の問い掛けに私は少しだけ考えた。そんなものは決まっている。起き上がると少女を地面に押し倒して答える事にした。
「お前がいれば、もう何もいらない」
「ご主人…?」
キョトンとしている少女の柔らかな唇に、私はゆっくりと自分の唇を優しく近づけようと……する事は出来ませんでした。
「むぐっ…⁉︎」
少女の右手が私の唇の進路を塞ぎました。少し焦り過ぎたのかもしれない。やれやれ、私とした事が…。
「ご主人、それはどういう意味でしょうか? 生きる為には食事も水も必要です。何もいらないと言われても正直困ります。ご主人が死にたいとお望みならば、今すぐに叶える事も出来ますが、如何いたしましょうか?」
(ふっ、夢の癖に変な焦らしプレイをするなんてな。まあ、少しは相手をしてやるか)
夢の中ぐらいは思い通りになると思ったのに、いきなりストップです。仕方ないので、まずは少女の話を聞くしかないです。まあ、聞いた所でやる事は同じですけどね。
「あっはは、死にたい訳じゃないよ。ただ、今1番欲しいものが目の前にいる君だって事だけだよ。さあ、子猫ちゃん、一緒に楽しい夢を見ようか?」
ソッと左手を伸ばして、少女の柔らかな唇を人差し指で撫で回しながら話します。いくら鈍感でも私の気持ちを身体で理解してくれるはずです。
「はぁぁ…? ようするにご主人様は私が欲しいという事何ですね。分かりました。どうぞ、ご自由にお使いくださいませ」
少女は右手を地面に下ろしと、ゆっくりと瞳を閉じていきます。夢ならばこうなるのが自然の展開なのです。私はゆっくりと無抵抗な少女の身体に自分の身体を重ねていきます。
「うぅっっ…? 意外と硬いんだね」
「はい、ロボットですから」
見た目と違い、少女の身体は硬かった。胸の膨らみを揉んでみても、すぐに硬い何かが埋まっていて、揉むというよりも硬いボールの表面を掴んだようなものだった。
(おかしい? 何だ、これは?)
筋肉質な少女の硬い身体は諦めて、少女の柔らかな唇をこじ開けて、チュチュと舌を入れながらキスする。けれども、口の中はツルツルに乾いた状態でした。まさに金属! こんなのはキスではなく、鉄分を摂取しているだけです。
「はぁ…はぁ…どういう事だ⁉︎ 君は病気なのか? これだと実物大の喋るフィギュアを抱いているようなものじゃないか!」
「いえ、フィギュアではありません。ロボットです。フィギュアは粘土細工ですが、私は金属製品です」
美少女メイドから信じられない言葉が飛び出してきました。この目の前の少女が金属製品だというのなら、それは私がガンダムと○○○をしようとする変態野朗だという事を意味するのです。百歩譲って、私が変態だとしても、そっち側の変態ではありません!
「金属製品だと…? お前は自分が何を言っているのか分かっているのか! 俺は夢を見ているんだ。可愛いギャル系メイド少女とあんな事やこんな事をするイヤらしい夢を見ようとしているんだ! それなのに、それなのに、ロボットだって? そんなの読者が許しても、俺は絶対に許さないぞ!」
憤慨した私は少女のメイド服に手をかけると、力任せに胸の部分をビリビリと破りました。小麦色の健康的な胸が露わになります。程良い大きさの乳房が見えました。けれども、そこにあるべき突起物がありませんでした。
「何故だ⁉︎ 何故、乳首が無いだ! まさか、乳首以外にも下の方も無いのか!」
無抵抗な少女の紺色のスカートを捲ると、純白のパンティーを引き摺り下ろして、中を確認しました。ツルツルでした。本物の穴一つ無いツルツルでした。
「何処だ! 何処にあるんだ! 前も後ろも無い‼︎ なんて事だ! こんなのフィギュアじゃないか」
「いえ、フィギュアじゃありません。ロボットです」
あまりのショックに私は少女の上に覆い被さるように倒れました。苦し紛れにクンクンと少女の髪の匂いを嗅ぎましたが、金属臭がするだけでした。夢なら早く覚めて欲しいです。
❇︎
目を覚ますと光が見えた。白い雲に青い空。そして、金色の髪と小麦色の肌を持つ美しい美少女の姿が……。
「ご主人様、目を覚ましましたか?」
少女のような可愛い声が頭上から降り注いできた。
「俺は夢を見ているのか…?」
こんな可愛い少女に、膝枕されて頭を撫でてもらう事なんて、現実ではありえない。少女のツルツルとした柔らかい手が、休まずに私の頭を優しく撫で続けてくれる。
「ご主人。欲しい物がございましたら、私になんなりとお申し付けくださいませ」
(欲しいものか…)
少女の問い掛けに私は少しだけ考えた。そんなものは決まっている。起き上がると少女を地面に押し倒して答える事にした。
「お前がいれば、もう何もいらない」
「ご主人…?」
キョトンとしている少女の柔らかな唇に、私はゆっくりと自分の唇を優しく近づけようと……する事は出来ませんでした。
「むぐっ…⁉︎」
少女の右手が私の唇の進路を塞ぎました。少し焦り過ぎたのかもしれない。やれやれ、私とした事が…。
「ご主人、それはどういう意味でしょうか? 生きる為には食事も水も必要です。何もいらないと言われても正直困ります。ご主人が死にたいとお望みならば、今すぐに叶える事も出来ますが、如何いたしましょうか?」
(ふっ、夢の癖に変な焦らしプレイをするなんてな。まあ、少しは相手をしてやるか)
夢の中ぐらいは思い通りになると思ったのに、いきなりストップです。仕方ないので、まずは少女の話を聞くしかないです。まあ、聞いた所でやる事は同じですけどね。
「あっはは、死にたい訳じゃないよ。ただ、今1番欲しいものが目の前にいる君だって事だけだよ。さあ、子猫ちゃん、一緒に楽しい夢を見ようか?」
ソッと左手を伸ばして、少女の柔らかな唇を人差し指で撫で回しながら話します。いくら鈍感でも私の気持ちを身体で理解してくれるはずです。
「はぁぁ…? ようするにご主人様は私が欲しいという事何ですね。分かりました。どうぞ、ご自由にお使いくださいませ」
少女は右手を地面に下ろしと、ゆっくりと瞳を閉じていきます。夢ならばこうなるのが自然の展開なのです。私はゆっくりと無抵抗な少女の身体に自分の身体を重ねていきます。
「うぅっっ…? 意外と硬いんだね」
「はい、ロボットですから」
見た目と違い、少女の身体は硬かった。胸の膨らみを揉んでみても、すぐに硬い何かが埋まっていて、揉むというよりも硬いボールの表面を掴んだようなものだった。
(おかしい? 何だ、これは?)
筋肉質な少女の硬い身体は諦めて、少女の柔らかな唇をこじ開けて、チュチュと舌を入れながらキスする。けれども、口の中はツルツルに乾いた状態でした。まさに金属! こんなのはキスではなく、鉄分を摂取しているだけです。
「はぁ…はぁ…どういう事だ⁉︎ 君は病気なのか? これだと実物大の喋るフィギュアを抱いているようなものじゃないか!」
「いえ、フィギュアではありません。ロボットです。フィギュアは粘土細工ですが、私は金属製品です」
美少女メイドから信じられない言葉が飛び出してきました。この目の前の少女が金属製品だというのなら、それは私がガンダムと○○○をしようとする変態野朗だという事を意味するのです。百歩譲って、私が変態だとしても、そっち側の変態ではありません!
「金属製品だと…? お前は自分が何を言っているのか分かっているのか! 俺は夢を見ているんだ。可愛いギャル系メイド少女とあんな事やこんな事をするイヤらしい夢を見ようとしているんだ! それなのに、それなのに、ロボットだって? そんなの読者が許しても、俺は絶対に許さないぞ!」
憤慨した私は少女のメイド服に手をかけると、力任せに胸の部分をビリビリと破りました。小麦色の健康的な胸が露わになります。程良い大きさの乳房が見えました。けれども、そこにあるべき突起物がありませんでした。
「何故だ⁉︎ 何故、乳首が無いだ! まさか、乳首以外にも下の方も無いのか!」
無抵抗な少女の紺色のスカートを捲ると、純白のパンティーを引き摺り下ろして、中を確認しました。ツルツルでした。本物の穴一つ無いツルツルでした。
「何処だ! 何処にあるんだ! 前も後ろも無い‼︎ なんて事だ! こんなのフィギュアじゃないか」
「いえ、フィギュアじゃありません。ロボットです」
あまりのショックに私は少女の上に覆い被さるように倒れました。苦し紛れにクンクンと少女の髪の匂いを嗅ぎましたが、金属臭がするだけでした。夢なら早く覚めて欲しいです。
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