俺をお前らの青春に勝手に巻き込むな!

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S抜き・ババ抜き?

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        🕗
 夜8時頃の西新宿JK倶楽部の室内ではトランプを使って【Sババ抜き】が始まろうとしていた。

 この遊びは熊本県が発祥の地と噂されていたが、熊本県知事が否定した事で、第2候補の佐賀県が発祥の地になってしまった。

 ルールは簡単だ(本当に)!用意するものはトランプ(揃っているもの)と大量の洗濯バサミだけである。

 プレイヤーの多くが、Sが何を意味するのか考え、悩み苦しんだが、1人の若者が結論を出した。それが【S抜き・ババ抜き】の始まりであった。

 新宿の街を歩いていた美男子3人が忍び寄る都会の闇に捕まってしまい、上半身を裸にされて、無理矢理にゲームに参加させられてしまった。

 無事に帰りたければ、ゲームをクリアするしかないが、いまだかつて、このゲームを無事にクリアした者は存在しなかった。今宵の挑戦者の命運を祈るとしましょう。

 花村先輩「今日はなかなかの美男子が揃ったな(興奮状態)‼︎早速、S(サド)抜き始めるぞ~~(ワクワク・ドキドキ)‼︎」と自分も上半身裸になって、目を子供のように輝かせてゲームの開始を宣言しました。

 美輪先輩は4人のプレイヤーにカードを均等に配っていきます。1人13~14枚カードを持つことになりました。

 平野君「本当にババ抜きが終われば帰っていいんですよね(なんで裸にされたんだ)?」とイカサマを見逃さないように、美男子3人の背後で監視している道下先輩と西田先輩に勇気を出して聞いてみました。

 西田先輩「心配しないでも、10分ぐらいで終わるゲームだから、安心してゲームを楽しんでね(僕達の代わりに)!」と爽やかな笑顔で平野君・岩橋君・神宮寺君の3人を安心させました。

 花村先輩→平野君→岩橋君→神宮寺君→花村先輩の順にカード取って行きます。

 花村先輩「残念…2だよ(少ない)!」とハートの2とダイヤの2が揃いました。早速、審判の道下先輩が花村先輩の左乳首と右乳首に洗濯バサミを1個ずつ挟んであげました。花村先輩「あ、嗚呼(良い)⁈」と洗濯バサミを受け入れました。

 美男子3人はすぐに『ガァタァゴォト(奮闘中)‼︎‼︎』と逃げようとしましたが、手には手錠をかけられ、足は座っている椅子に縛られていました。

 平野君は恐る恐る、花村先輩の手札からカードを取ると、西田先輩「キング(K)が揃ったね(おめでとう)!」と言うと、平野君『いやああ~~(お婿に行けない)‼︎」と平野君の右乳首を中心に13個の洗濯バサミの花を完成させました。

 岩崎君は気絶している平野君の手からカードを取ると、道下先輩「クイーン(Q)が揃ったな(やるじゃないか)!」と言うと、岩崎君『ぎゃああ~~(乳首が取れちゃう)‼︎』と南京玉すだれのように右乳首の中心に君臨している1個の洗濯バサミに、次々と11個の先輩バサミを繋げて行きました。

 花村先輩「神~宮~寺♡朝まで二人きりになっちゃたね(残念だけど)?お風呂にする(2人で)?カードにする(2人で)?それとも、わ・た・し(2人で)?」と照れながら聞いてみました。

 神宮寺君「嫌ああ~~(死にたくない)‼︎平野君、岩崎君助けてよ~(起きてよ)‼︎こっちに来るな~(花村先輩)⁈」とその夜、神宮寺君はキングになったのか、プリンセスになったのかは定かではない。

 そして、3人の美男子はJK倶楽部の【J】が何を意味するのか、その日、身を持って知ることになった。
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