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あの夢が、また始まる。
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「スヤスヤ。スヤスヤ。」
『ハリ…………ード。ハリ……フォ……。』
「うぐっ!ゔっゔっ~!」
また、あの声が頭の中に直接聞こえて来る。この声の所為で静かに眠る事も出来ない。
「ゔっゔわぁ~~~!はぁはぁはぁ!ここは何処だ?」
『♬ザァザァン。ザァザァン。』
波の音が聞こえる。また、海岸に連れて来られたようだ。さっきまで寝ていた自分の部屋ではない事は確かだろう。
もう現実なのか夢なのかも分からなくなって来ている。最近では声だけではなく、まるで本当にその場所にいるように心と身体が感じるようになっている。
「この場所に来るのは、これで3回目だな。悪い夢なら早く覚めてくれよ。」
はぁ~。この夢の結末は決まっている。いつものように自分の身体が勝手に動き始めて、海岸線をひたすらに何かを探しながら歩くだけの、何の面白みもない夢である。
「誰にも会わない。何も見つからない。ただ、冷たい潮風を感じるだけのくだらない夢……」
こんな悪戯を飽きもせず続けるとは、悪魔でも神様でもどっちでもいいけど、そろそろ止めて、他の人の所に行って欲しいものだ。
『♬ジャブジャブ。ジャブジャブ。』
「くぅっ~~~!!今回は海の中にまで入らすのかよ!この調子で行けば最後は溺死させられるのかよ。」
普通は夢の中なら痛覚はないはずなんだけど、身を切るような冷たさが両足を襲って来る。こんなに海水が冷たいという事は季節が冬なのか、北極に近い場所なのかもしれない。どうせ海なら、ハワイのビーチにして欲しいものだ。
『♬バシャバシャ!バシャバシャ!バシャバシャ!』
「はぁはぁはぁ!はぁはぁはぁ!あんまり走るなよ。俺の身体はそんなにタフじゃないぞ。」
そろそろ本気で対策を考えないとな。この夢が精神的な病ならば精神科に行けばいいけど、悪霊とか、原因不明の場合はどうすればいいんだ?
霊媒師を探したり、悪魔祓いでも受ければいいのか?
『♬ジャブ。ジャブ。ジャブ。』
「ゔくっ!痛い!今度は手かよ。海の中に何か沈んでいるのかよ?ゔぐっ、ぐっう、何も見つからねぇよ。んんっ!何かがある?」
『♬ズボォーン!』
「何だコレ?長い棒切れ?こんな物を探していたのか?だったら森の中に何本でも落ちてるから、そっちを探せよな。」
冷たい思いをして海の中から引き揚げたのは、小さな貝が沢山付いた茶色の棒切れだった。まあ、夢の中とは意味不明な出来事しか起こらないものだ。目的の物が見つかったのなら、さっさと夢から覚めてくれないだろうか。
『ズキズキ!!ズキズキ!!』
「ゔっゔっ~!!額の三日月型の傷が痛い!!」
『♬パァーッ!!!!』
「ゔっ?この光は何だ?棒切れが光り出したぞ。くそ!離れろ。離れろよ!!」
『♬パァーーーーツ!!!!』
マズイ!光に包まれて行く。早く離れろ、離れてくれよ!!
「ゔっああああ~~~~!!!!」
意識が消えて…………
◆
◆
◆
『♬ドォーーーー・シラソ~ファ!♬ドォーーーー・シラソ~ファ!レレミィ~!』
【SANTA・CLAUS(サンタ・クロース)】
~エピソード1~白き杖の覚醒~
『♬ラ~ラ・ラ・ラ・ラ~ラ』
地球暦2019年12月31日、若きハリソン・フォードは神々の力が宿る白きモーゼの杖を手に入れた。
ハリソンは杖の持つ想像を絶するフォードの力によって、抵抗する事も出来ずにその強大なフォードの力を地球に放ち続けるのだった。
このままでは地球は杖の持つフォードの力によって、生物が存在しない死の惑星になってしまうだろう。その危機に地球でクリスマスを終えたばかりの『マスター・サンタクロース』が立ち上がった。
だが、杖の持つ強大なフォードの力を手に入れて、銀河系の支配を企む悪の帝国からも1人の刺客『ダーク・モーゼ卿』が地球に向かって動き出していた。
「ゔぁあああああ~~~!!!」
うるさいなぁ~。さっきから無駄に叫び続けやがって、それに痛みが消えたようだけど、声も出なくなったぞ。
「誰か……助けてくだ……」
勝手に喋るなよ!身体だけじゃ足りないのかよ。
『♬ギューーーン、ガァジャーン!プゥシューー。』
「どうやら来るのが少し遅かったようだな。」
あぁ~遅いよ!もう、大晦日だからな。クリスマスはとっくに終わっているぞ。その宇宙船もトナカイ型でカッコ悪いし。
「ゔぁあああああ!!!」
「フォードの力に精神が呑み込まれているようだな。このままでは杖の操り人形になってしまう。ウッンン~~~!!!!」
もしかして、右手を向けている、このサンタクロースはフォードの力を使って、俺を助けてくれてるのかな?
「うぐぅ、うっう……助けてくだ……い!」
「力に呑み込まれるな!杖から流れ込んで来るフォードの力に抵抗するんだ!君なら出来る!意識を集中させるんだ!」
あぁ~なるほど。フォードの力でマスター・サンタが杖の力を多少は抑えているのか!
「うぐぅわぁ、はぁぐっ、はぁはぁはぁ」
「そうだ!その調子で力を抑え込むんだ。杖の力を制御するんだ。ゆっくりとゆっくりと蛇口を閉めるように」
何だコレ?!いつまでこの三文芝居を見せられるんだ?
「はぁはぁはぁ。はぁはぁはぁ。」
「そうだ、ゆっくりと呼吸するんだ。すぐに楽になるはずだ。自己紹介がまだだったな。私はマスター・サンタクロース。銀河系の自由と正義を守護する者の1人だ。君の名前を教えてくれないか?」
「はぁはぁはぁ。はぁはぁ。ハリソン。ハリソン・フォード。」
確かに出演しているけど………。
◆
◆
◆
「信じられない……中性脂肪の値が低過ぎる!!マスター・ヨガの値よりも低い。」
いきなり場面が変わったけど、何で中性脂肪の話が出て来るんだ?そんなシーンはなかったはずだけど?
「君にならば、最高のマスターにもなれるかもしれない。私の元でフォードの力を学んでみないか?」
「俺の中にそんな力が宿っていたなんて……もしかして、この額の三日月型の痣にも意味があるのでしょうか?」
意味なんてないよ。そもそも、そんな傷跡、初めて見たよ!毎日、鏡で自分の顔を見てるけど、そんなの無いよ。
「怒りはフォードの力を限界以上に引き出してくれる。けれども、強過ぎる力は我が身を滅ぼす事になる。いずれは力に呑み込まれて暗黒面に支配される事になる。先程のダーク・モーゼ卿のようにな。」
そんな重要な戦闘シーンを見せずに飛ばすなんて、本当に最悪の夢だな。
◆
◆
◆
『♬ド・ド・ド・ドファ。ド・ド・ド・ドファ~~~・ドファ~。ドドソファド、ドドソファド、ドファ~ドファ~。』
『ブゥンブゥン。ギュ~ン。ガァン。ザァシュー!』
「ぐぅふぅ!」
「マスター~~~~!!!!!」
『♬ブゥンブゥン、ブゥン。』
………はぁ~、いきなりマスター・サンタクロースが倒されるのかよ。あの髭の黒い修道士のローブを着ているのがダーク・モーゼ卿で、泣いて倒れているのがハリソンね。
「その杖は元々は私の物だ。返してもらおうか。」
「ハリソンよ。お前がその杖に選ばれたんだ。その杖は絶対にダークサイドには渡してはならん。」
「マスター・サンタクロース!しっかりしてください!俺にはまだあなたが必要なんです!」
「悲しんでは駄目だ。怒っても駄目だ。フォードを乱してしまう。ただ信じなさい。自分の中に眠るフォードの……力を……………」
「ゔっぐぅぅ……マスター……」
「すぐに会えるさ。お前もあの世に送ってやろう。構えろ!撃ち方用意~~、殺せ。」
レーザー銃を持った敵兵に囲まれる、こんなシーンはなかったよな?
『♬ヒュヒュ!ヒュヒュン!ヒュンヒュン!!!』
早く!早く、その白い杖で弾き飛ばさないと死んじゃうぞ!ハリソン!何してんだよ!
「無駄だ。」
『ピッタ』
ハリソン?右手を向けるだけで、レーザー光線止められるの?
「まさか!信じ始めているのか?」
また一つ、他の映画作品が登場し始めたよ。さっさとダーク・モーゼ卿を倒して夢から覚ましてくれよぉ~。
『♬ブゥンブゥン。ギュンギュン。ブゥンブゥン。』
突き→回転斬り→袈裟斬り→水平斬り→二段突き。
わぁ~凄い凄い。動きが速過ぎて目で追い切れないよ。
『♬ザァシューン!!』
「ゔっぐぅぅ、ハリソン!私はお前の……父………」
『♬ドォサ!』
「その額の三日月型の痣は!まさか、父さんなの?嘘だ!ウソだあぁ~~~~~!!」
『♬バシューン。バシューン。バシューン!!キィキーーイ!!バァン!』
「ハリ!急いで車に乗るんだ!過去を変えたくないのか!さっさと乗るんだ!」
「あんたは一体?」
この車は知ってるぞ。○ロリ○ンだなぁ~!
『♬プゥシュ。』
「あんた一体何者なんだよ?俺を何処に連れて行くつもりなんだよ!」
「なぁに、遥か銀河の宇宙の果てさ。」
『♬ブゥン~~~~~~~~』
車がドンドン加速していっている。時速150キロ。時速200キロ。時速300キロ!!もうすぐ、行ける!
『♬ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!!!!』
行けぇ~~~!!
「ゔぁあああああ!!!」
光に包まれて行く………
◆
◆
◆
「はぁはぁはぁ。はぁはぁはぁ。」
こんな作品じゃ、1月のキャラ文芸には応募出来ないな。もっと妄想力をコントロールしないとな。残り5日、死ぬ気で妄想するぞ!
【妄想失敗】
『ハリ…………ード。ハリ……フォ……。』
「うぐっ!ゔっゔっ~!」
また、あの声が頭の中に直接聞こえて来る。この声の所為で静かに眠る事も出来ない。
「ゔっゔわぁ~~~!はぁはぁはぁ!ここは何処だ?」
『♬ザァザァン。ザァザァン。』
波の音が聞こえる。また、海岸に連れて来られたようだ。さっきまで寝ていた自分の部屋ではない事は確かだろう。
もう現実なのか夢なのかも分からなくなって来ている。最近では声だけではなく、まるで本当にその場所にいるように心と身体が感じるようになっている。
「この場所に来るのは、これで3回目だな。悪い夢なら早く覚めてくれよ。」
はぁ~。この夢の結末は決まっている。いつものように自分の身体が勝手に動き始めて、海岸線をひたすらに何かを探しながら歩くだけの、何の面白みもない夢である。
「誰にも会わない。何も見つからない。ただ、冷たい潮風を感じるだけのくだらない夢……」
こんな悪戯を飽きもせず続けるとは、悪魔でも神様でもどっちでもいいけど、そろそろ止めて、他の人の所に行って欲しいものだ。
『♬ジャブジャブ。ジャブジャブ。』
「くぅっ~~~!!今回は海の中にまで入らすのかよ!この調子で行けば最後は溺死させられるのかよ。」
普通は夢の中なら痛覚はないはずなんだけど、身を切るような冷たさが両足を襲って来る。こんなに海水が冷たいという事は季節が冬なのか、北極に近い場所なのかもしれない。どうせ海なら、ハワイのビーチにして欲しいものだ。
『♬バシャバシャ!バシャバシャ!バシャバシャ!』
「はぁはぁはぁ!はぁはぁはぁ!あんまり走るなよ。俺の身体はそんなにタフじゃないぞ。」
そろそろ本気で対策を考えないとな。この夢が精神的な病ならば精神科に行けばいいけど、悪霊とか、原因不明の場合はどうすればいいんだ?
霊媒師を探したり、悪魔祓いでも受ければいいのか?
『♬ジャブ。ジャブ。ジャブ。』
「ゔくっ!痛い!今度は手かよ。海の中に何か沈んでいるのかよ?ゔぐっ、ぐっう、何も見つからねぇよ。んんっ!何かがある?」
『♬ズボォーン!』
「何だコレ?長い棒切れ?こんな物を探していたのか?だったら森の中に何本でも落ちてるから、そっちを探せよな。」
冷たい思いをして海の中から引き揚げたのは、小さな貝が沢山付いた茶色の棒切れだった。まあ、夢の中とは意味不明な出来事しか起こらないものだ。目的の物が見つかったのなら、さっさと夢から覚めてくれないだろうか。
『ズキズキ!!ズキズキ!!』
「ゔっゔっ~!!額の三日月型の傷が痛い!!」
『♬パァーッ!!!!』
「ゔっ?この光は何だ?棒切れが光り出したぞ。くそ!離れろ。離れろよ!!」
『♬パァーーーーツ!!!!』
マズイ!光に包まれて行く。早く離れろ、離れてくれよ!!
「ゔっああああ~~~~!!!!」
意識が消えて…………
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『♬ドォーーーー・シラソ~ファ!♬ドォーーーー・シラソ~ファ!レレミィ~!』
【SANTA・CLAUS(サンタ・クロース)】
~エピソード1~白き杖の覚醒~
『♬ラ~ラ・ラ・ラ・ラ~ラ』
地球暦2019年12月31日、若きハリソン・フォードは神々の力が宿る白きモーゼの杖を手に入れた。
ハリソンは杖の持つ想像を絶するフォードの力によって、抵抗する事も出来ずにその強大なフォードの力を地球に放ち続けるのだった。
このままでは地球は杖の持つフォードの力によって、生物が存在しない死の惑星になってしまうだろう。その危機に地球でクリスマスを終えたばかりの『マスター・サンタクロース』が立ち上がった。
だが、杖の持つ強大なフォードの力を手に入れて、銀河系の支配を企む悪の帝国からも1人の刺客『ダーク・モーゼ卿』が地球に向かって動き出していた。
「ゔぁあああああ~~~!!!」
うるさいなぁ~。さっきから無駄に叫び続けやがって、それに痛みが消えたようだけど、声も出なくなったぞ。
「誰か……助けてくだ……」
勝手に喋るなよ!身体だけじゃ足りないのかよ。
『♬ギューーーン、ガァジャーン!プゥシューー。』
「どうやら来るのが少し遅かったようだな。」
あぁ~遅いよ!もう、大晦日だからな。クリスマスはとっくに終わっているぞ。その宇宙船もトナカイ型でカッコ悪いし。
「ゔぁあああああ!!!」
「フォードの力に精神が呑み込まれているようだな。このままでは杖の操り人形になってしまう。ウッンン~~~!!!!」
もしかして、右手を向けている、このサンタクロースはフォードの力を使って、俺を助けてくれてるのかな?
「うぐぅ、うっう……助けてくだ……い!」
「力に呑み込まれるな!杖から流れ込んで来るフォードの力に抵抗するんだ!君なら出来る!意識を集中させるんだ!」
あぁ~なるほど。フォードの力でマスター・サンタが杖の力を多少は抑えているのか!
「うぐぅわぁ、はぁぐっ、はぁはぁはぁ」
「そうだ!その調子で力を抑え込むんだ。杖の力を制御するんだ。ゆっくりとゆっくりと蛇口を閉めるように」
何だコレ?!いつまでこの三文芝居を見せられるんだ?
「はぁはぁはぁ。はぁはぁはぁ。」
「そうだ、ゆっくりと呼吸するんだ。すぐに楽になるはずだ。自己紹介がまだだったな。私はマスター・サンタクロース。銀河系の自由と正義を守護する者の1人だ。君の名前を教えてくれないか?」
「はぁはぁはぁ。はぁはぁ。ハリソン。ハリソン・フォード。」
確かに出演しているけど………。
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「信じられない……中性脂肪の値が低過ぎる!!マスター・ヨガの値よりも低い。」
いきなり場面が変わったけど、何で中性脂肪の話が出て来るんだ?そんなシーンはなかったはずだけど?
「君にならば、最高のマスターにもなれるかもしれない。私の元でフォードの力を学んでみないか?」
「俺の中にそんな力が宿っていたなんて……もしかして、この額の三日月型の痣にも意味があるのでしょうか?」
意味なんてないよ。そもそも、そんな傷跡、初めて見たよ!毎日、鏡で自分の顔を見てるけど、そんなの無いよ。
「怒りはフォードの力を限界以上に引き出してくれる。けれども、強過ぎる力は我が身を滅ぼす事になる。いずれは力に呑み込まれて暗黒面に支配される事になる。先程のダーク・モーゼ卿のようにな。」
そんな重要な戦闘シーンを見せずに飛ばすなんて、本当に最悪の夢だな。
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『♬ド・ド・ド・ドファ。ド・ド・ド・ドファ~~~・ドファ~。ドドソファド、ドドソファド、ドファ~ドファ~。』
『ブゥンブゥン。ギュ~ン。ガァン。ザァシュー!』
「ぐぅふぅ!」
「マスター~~~~!!!!!」
『♬ブゥンブゥン、ブゥン。』
………はぁ~、いきなりマスター・サンタクロースが倒されるのかよ。あの髭の黒い修道士のローブを着ているのがダーク・モーゼ卿で、泣いて倒れているのがハリソンね。
「その杖は元々は私の物だ。返してもらおうか。」
「ハリソンよ。お前がその杖に選ばれたんだ。その杖は絶対にダークサイドには渡してはならん。」
「マスター・サンタクロース!しっかりしてください!俺にはまだあなたが必要なんです!」
「悲しんでは駄目だ。怒っても駄目だ。フォードを乱してしまう。ただ信じなさい。自分の中に眠るフォードの……力を……………」
「ゔっぐぅぅ……マスター……」
「すぐに会えるさ。お前もあの世に送ってやろう。構えろ!撃ち方用意~~、殺せ。」
レーザー銃を持った敵兵に囲まれる、こんなシーンはなかったよな?
『♬ヒュヒュ!ヒュヒュン!ヒュンヒュン!!!』
早く!早く、その白い杖で弾き飛ばさないと死んじゃうぞ!ハリソン!何してんだよ!
「無駄だ。」
『ピッタ』
ハリソン?右手を向けるだけで、レーザー光線止められるの?
「まさか!信じ始めているのか?」
また一つ、他の映画作品が登場し始めたよ。さっさとダーク・モーゼ卿を倒して夢から覚ましてくれよぉ~。
『♬ブゥンブゥン。ギュンギュン。ブゥンブゥン。』
突き→回転斬り→袈裟斬り→水平斬り→二段突き。
わぁ~凄い凄い。動きが速過ぎて目で追い切れないよ。
『♬ザァシューン!!』
「ゔっぐぅぅ、ハリソン!私はお前の……父………」
『♬ドォサ!』
「その額の三日月型の痣は!まさか、父さんなの?嘘だ!ウソだあぁ~~~~~!!」
『♬バシューン。バシューン。バシューン!!キィキーーイ!!バァン!』
「ハリ!急いで車に乗るんだ!過去を変えたくないのか!さっさと乗るんだ!」
「あんたは一体?」
この車は知ってるぞ。○ロリ○ンだなぁ~!
『♬プゥシュ。』
「あんた一体何者なんだよ?俺を何処に連れて行くつもりなんだよ!」
「なぁに、遥か銀河の宇宙の果てさ。」
『♬ブゥン~~~~~~~~』
車がドンドン加速していっている。時速150キロ。時速200キロ。時速300キロ!!もうすぐ、行ける!
『♬ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!!!!』
行けぇ~~~!!
「ゔぁあああああ!!!」
光に包まれて行く………
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「はぁはぁはぁ。はぁはぁはぁ。」
こんな作品じゃ、1月のキャラ文芸には応募出来ないな。もっと妄想力をコントロールしないとな。残り5日、死ぬ気で妄想するぞ!
【妄想失敗】
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