【R18】暴力戦士妹LV68がダンジョンボスの死に際の攻撃で永遠に目覚めない呪いをかけられた。僧侶兄LV23はこのチャンスに♡♡♡する

もう書かないって言ったよね?

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第2章

第33話④プロットポイント①

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 さて、無事に屋敷から出られた俺は、愛馬と馬車、状態異常魔法の杖とアイテム鞄を返してもらえた。
 目指す場所は【亜人系モンスター】が多数出現するA級ダンジョン【コンドミニアム旧市街地】だ。

 古びた岩の街の中に【ゴブリン小鬼】【オーク猪人間】【ワーウルフ狼人間】【ミノタウロス雄牛人間】【オーガ大鬼】と呼ばれるモンスターが多数生息、いや、人間のように生活している。
 ……と言っても、人間らしい秩序はまったくない。看守のいない牢獄のような場所だ。
 殺人、略奪が当たり前のように起こる、ダンジョンと同じ無法地帯だ。

「リラ、さっきは——」
「喋るな、殺すわよ」

 駄目だ。猫が虎に豹変している。
 御者席の隣に座るリラの両目が血走っている。
 ただ、ありがとうとお礼を言いたいだけなのに、それさえ許されない。
 もちろん理由は分かっている。協力してくれるだけで死ぬほど感謝している。

「いい。逃げたりしたら両足を固結びするからね」
「はい……」

 逃げないように脅してきたけど、物理的に無理だと思う。
 もちろん足から骨を抜き取れば出来ない事はない。
 そして、恐ろしい事にリラなら骨を抜いて、結ぶ事は可能なのだ。
 つまり、逃げたら本当にやられてしまうという事だ。

 でも、脅さなくても逃げたりしない。
 大切な妹が人質に取られているのに逃げ出す兄貴はいない。
 亜人モンスターを眠らせて、毒にして、瀕死になったところを剣でブスリだ。
 これなら安全にLVを上げられる。

 妹が上級職の大戦士になったのは、LV35の時だった。
 残り12なら、死に物狂いで頑張れば、一ヶ月で上級職になれる可能性はある。
 僧侶の上級職になれさえすれば、呪いは解けたも同然だ。

「どうどう。よく頑張ったな。しっかり休むんだぞ」
『ヒィヒヒン!』

 目的地のすぐ近くまでやってきた。手綱を引いて、愛馬を止まらせた。
 時間がないので愛馬を何度も回復して、ほぼ休ませずに走らせた。
 コイツには苦労ばかりかけている。
 家に無事に帰れたら、家庭菜園で美味しいニンジンを育てて腹一杯食べさせたい。

「ほら、着いたんならさっさと寝るわよ。明日は早いんだから」
「はい……」

 御者席の後ろのカーテンを開けて、リラが荷台の中に入っていった。
 空はとっくに暗くなっている。確かに寝る時間だ。
 でも、荷台に行く事は許されない。
 死にたくないなら、このままここに座って寝るしかない。

「ちょっと! いつまでそこに座ってんのよ! さっさと中に入りなさい!」
「はい! すみません!」

 ウトウト眠りそうになっていたら、急にカーテンが開いて、リラが怒鳴ってきた。
 入っていいらしいけど、入りたくない。何されるか分からない。

「し、失礼します……」

 だけど、入らないという選択肢はない。
 カーテンを左手で払い退けて、四つん這いの体勢で荷台の中に入った。

「まったくぅー、早く寝るわよ」
「はい、すみません……」

 怒っているけど、それ以上に眠いみたいだ。ゴロンとリラが寝転んだ。

 もしかして、一緒に寝たいとか。
 ……とか勘違いして手を出したら、両手固結びされてしまう。
 逃げないように監視するなら、外よりも中の方が都合がいいだけだ。

「ふぅー……」

 リラが荷台の真ん中で寝ているので、アイテム鞄から毛布を出して、角に座って目蓋を閉じた。
 明日からのLV上げに備えて、しっかり休まないといけない。

「はぅっ!」

 そう思って寝ようとしていたのに、身体の左側にピタッと柔らかいものが当たった。
 慌てて目を開けると、隣にリラが寄りかかっていた。

「なに、一人で寝てんのよ? 寝るなら二人ででしょう」

 えええええええええっ。どういう事。
 なんか、ちょっと怒ってるんですけど。

「ほら、寒いんだから真ん中で寝るわよ」
「えっ、ちょっ、えっ、ちょっ⁉︎」

 俺が馬鹿だから分かんないだけなのかもしれないけど、リラが左腕を掴んで引っ張っていく。
 これがどういう意味なのか教えて欲しいけど、付いて行けば教えてもらえる。
 だったら付いて行くしかないと思う。

「ほら、二人で寝た方があったかいでしょ?」
「そ、そうですね」

 荷台の真ん中に二人で毛布に入って寝転ぶと、リラがピタッと抱き着いてきた。
 背中に柔らかいものが二つ当たっている。おっぱいだ。
 おっぱい以外に顔やお腹や股間が、俺の首筋や背中や尻に当たっている。
 こんな事されたら、反応してはいけないものが反応してしまう。

 だけど、これは罠だ。我慢できずに手を出した瞬間に恐ろしい目に遭う。
 そうに決まっている。

「はぁはぁ、もう、我慢できない……しちゃうからね」
「うわっ⁉︎」

 何もしないで我慢していると、リラの息遣いが荒くなってきた。
 そして、急に起き上がって、俺を床に押し倒して馬乗りになった。
 これ絶対に殺されるパターンのやつだ。
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