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ドラゴン編
LV・2『カメ退治』
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今日は『カメ(亀)退治』です。
浜辺でイジメられているカメさんを助けて竜宮城には行けません。
浜辺で子供達をイジメてるカメさんを倒したら、何処に連れて行かれるのでしょう?
『ドラ太。今日はカメさん退治だよ。頑張ろうね!』と目的地まではまだまだ遠いです
『♬チャリンチャリン』と自転車を飛ばして海までドラ太とドライブデートです。
『………』とドラ太も照れているようです。反応してくれません。
『バァサバァサ』と翼を力一杯羽ばたかせて、君の自転車よりもずっ~と前方を進んでいます。
君も精一杯ペダルを漕いでいますが、ドラ太に全然追いつけません。
『もう~、ドラ太は負けず嫌いだなぁ~』と君は可愛いドラ太の後を追いかけます。
選択肢①ドラ太は嫌いな君と一緒に並んで海まで行きたくないようです。
選択肢②ドラ太は君の全力疾走を見て君の実力を試しています。
①を選んだ君はドラ太と無理矢理一緒に寝ようとしないでください。ドラ太は君の寝相に迷惑しています。
②を選んだ君はドラ太に認められるには、一度は追い越さないと駄目ですよ。
『ハァ~ハァ~』と君は自転車のペダルを一生懸命に漕ぎますが、ドラ太は君のスピードが上がると更に飛ぶスピードを上げます。
とうとう一度もドラ太を追い越す事は出来ませんでしたが、 海まで無事に到着しました。
『キュイキュイ!』とまだまだだな!とドラ太の評価は厳しいです。
『ザァザァ~ン。ザァザァ~ン』と白い砂浜に波の音が繰り返し聞こえて来ます。
お仕事が早く終わったら、君はドラ太と海水をかけ合って遊びたくなります。でも、ドラ太は絶対にやりたくないでしょう。
『きゃ~助けて~!』と子供達が大きな声で助けを求めています。
『カメカメ!』と爺ちゃんの仇!と緑色の甲羅を背負う二足歩行の海亀が、子供達を追いかけています。
ちなみに亀(かめ)には海亀と陸亀がいます。海亀は海に住んでいます。陸亀は湖や川に住んでいます。
『キュイキュイ?』と爺ちゃんの仇?とドラ太は首を傾げています。どうやら海亀にも事情があるようです。
選択肢①『ドラ太、極大火の玉だ!』
選択肢②『まずは話し合いだね!』
①を選んだ君は力で何でも解決する暴君です。
②を選んだ君は優しい子ですね。
『駄目だよ!喧嘩はいけないよ!』と子供達の前に飛び出して、海亀さんから子供達を守ります。
『キュイキュイ!』と馬鹿野郎、いきなり飛び出す奴がいるか!と海亀から君を守る為に、君と海亀の間に立ち塞がりました。
『キュイキュイ?キュイキュイ!』と爺ちゃんの仇とはなんだ?この子供達がお前の爺ちゃんに何かしたのか!とドラ太が海亀に聞いています。
『カメカメカメ!』とこのガキ共の爺さんが、俺の爺ちゃんをイジメていたんだ!とどうやら仕返しをしているだけのようです。
『キュイキュイ!』とそれならこのガキ共の爺さんをイジメろよ!とドラ太は海亀を説得しています。
『ふぅわぁぁぁぁ~~』と相変わらず何を話しているのか分からない君は、退屈なのか欠伸をしています。
『カメカメカメ!』と俺はお爺ちゃん子だから、爺さんをイジメる事なんか出来ないんだよ!とだったら止めればいいのに。
『キュイキュイ?』とだったらこのガキ共の父親をイジメればいいだろう?と別のイジメ相手を教えてあげました。
『カメカメ!』とコイツらの親父は強いから逆にイジメられるだろ!と情け無い理由です。だから弱い子供達を海亀は襲っているようです。
『ねぇ?もういいよね?』とドラ太と海亀の話が終わりそうなので、君は聞いてみました。
『カメカメ!』と邪魔するなら、お前達からイジメてやるぞ!と『ゴソゴソ』と甲羅から棍棒を取り出してきました。
選択肢①『ごめんなさい!お好きにどうぞ!』と子供達を見捨てる。
選択肢②『行けぇ~、ドラ太!』とドラ太に任せて、子供達と一緒に安全な場所に避難する。
①を選んだ君は因果応報。爺さんの罪は子供の罪と思い、仕方なく子供達を差し出しました。
②を選んだ君はまたまた、危険な事はドラ太に全部任せて逃げます。ドラ太との距離が物理的にも精神的にも更に遠ざかりました。
君は『これを使え!』と浜辺に打ち上げられている細い竹の棒をドラ太に投げました。これで大丈夫なはずです。
『カメカメ?』とアレがお前の飼い主なのか?と例えるなら、ドラ太の竹の棒が爪楊枝で、海亀の棍棒は割り箸です。
ドラ太は砂浜に落ちている竹の棒には見向きもしません。
どうやら君がこの竹の棒で戦えばいいと思っているようです。ついでに負ければいいとも思っています。
☆さあ、君とドラ太の関係は最悪だけど、モンスターバトルを始めるよ。
詳しいルールや攻略法なんかは説明しないよ。ないものは説明出来ないからね。
小さいお友達も大きいお友達もサイコロの準備はいいよね?では、行ってみよう!
ドラ太の攻撃力は『7』です。HPは『15』です。スペシャル攻撃は『極大火の玉』です。通常攻撃は『火の玉』です。
海亀の攻撃力は『5』です。HPは『15』です。スペシャル攻撃は『強制水中散歩』です。通常攻撃は『甲羅アタック』です。
『あれあれ?』と棍棒は使わないの?と余所見はしないで!勝負は始まっていますよ!先制攻撃は海亀からです。
◆
海亀の攻撃『6』です。ドラ太は海亀の甲羅アタックを避けました。
ドラ太の攻撃『6』です。海亀はドラ太の火の玉を避けました。
『ドラ太~、武器を使うんだ!』と応援の声が聞こえてきます。ドラ太は絶対に使いません。
海亀の攻撃『6』です。ドラ太は海亀の甲羅アタックを避けます。
ドラ太の攻撃『2』です。海亀はドラ太の火の玉を甲羅で弾きます。
『惜しい!』と全然ダメージは与えていません。
海亀の攻撃『2』です。ドラ太は海亀の甲羅アタックを避けます。
ドラ太の攻撃『6』です。海亀はドラ太の火の玉を避けました。
『ハァ~ハァ~。なかなか長引くなぁ~』と君は攻撃が当たらない事に苛立っているようです。
『カメカメ?』とお前、まさか?とドラ太がワザと攻撃を外しているのではないかと疑っています。
海亀の攻撃『5』です。ドラ太に海亀の甲羅アタックが当たりました。ダメージ『5』です。ドラ太の残りHPは『10』です。
『ドラ太~!』と心配するのなら岩陰から出て来て助けて欲しいです。
ドラ太の攻撃『2』です。やっぱりドラ太の火の玉は海亀に避けられました。
『カメカメカメ~!』となんで負けようとするんだよぉ~!とドラ太の考えが分からないようです。
『キュイキュイ。キュイキュイ。キュイキュイ!』とイジメられたから、イジメ返す。そんなやり方じゃ、今度はお前の子供達がイジメられるだけだ。誰かが我慢して許すしかイジメの連鎖は止まらない!となんだかカッコいい事を言っています。
海亀の攻撃『5』です。ドラ太に海亀の甲羅アタックが命中します。ダメージ『5』です。ドラ太の残りHPは『5』です。次の攻撃を喰らえば終わりです。
『フラフラ』とドラ太は倒れる寸前です。飛ぶのもやっとの状態です。
『何してんだよぉ~!高い金で買ってやった恩を忘れたのかよぉ!』と君はまだまだドラ太の事を道具としか見ていないようです。
『カメカメ!』ともう言葉じゃ、俺のこの気持ちは抑えられないんだよ!とカメカメとではなく、メラメラと燃える怒りの炎は消えてくれないようです。
ドラ太の攻撃『1』です。スペシャル攻撃です。ドラ太の『極大火の玉』が海亀を焼き尽くしました。ダメージ『21』です。海亀の残りHPは『0』です。
『カメカメ!』とありがとうよ!と海亀は砂浜に倒れ込みました。
『キュイキュイ』と本当に悪いのは誰なのか?海亀なのか?人間なのか?ドラ太の心にも小さな炎が燃え移ったようです。
◆
『わぁ~い。わぁ~い。勝った。勝った』と君は大喜びです。海亀を討伐したので『50円』貰えます。
『………どうして、人間同士では分かり合おうとするのに、動物達とは分かり合おうとしないんだ』とこの本の作者さんも、『心とは同じ種族だけでしか通じ合えない、特別で不便なものなのかもしれない』と少しだけ悲しい気持ちになりました。
『♬リンゴ~ン』
ドラ太のLVが『2→3』にアップしました。ドラ太の攻撃力が『7→9』にアップしました。ドラ太のHPが『15→18』にアップしました。
この思いを忘れずにドラ太はきっと強くなるでしょう。
さあ、次の大冒険が君とドラ太を待ってるぞ!
浜辺でイジメられているカメさんを助けて竜宮城には行けません。
浜辺で子供達をイジメてるカメさんを倒したら、何処に連れて行かれるのでしょう?
『ドラ太。今日はカメさん退治だよ。頑張ろうね!』と目的地まではまだまだ遠いです
『♬チャリンチャリン』と自転車を飛ばして海までドラ太とドライブデートです。
『………』とドラ太も照れているようです。反応してくれません。
『バァサバァサ』と翼を力一杯羽ばたかせて、君の自転車よりもずっ~と前方を進んでいます。
君も精一杯ペダルを漕いでいますが、ドラ太に全然追いつけません。
『もう~、ドラ太は負けず嫌いだなぁ~』と君は可愛いドラ太の後を追いかけます。
選択肢①ドラ太は嫌いな君と一緒に並んで海まで行きたくないようです。
選択肢②ドラ太は君の全力疾走を見て君の実力を試しています。
①を選んだ君はドラ太と無理矢理一緒に寝ようとしないでください。ドラ太は君の寝相に迷惑しています。
②を選んだ君はドラ太に認められるには、一度は追い越さないと駄目ですよ。
『ハァ~ハァ~』と君は自転車のペダルを一生懸命に漕ぎますが、ドラ太は君のスピードが上がると更に飛ぶスピードを上げます。
とうとう一度もドラ太を追い越す事は出来ませんでしたが、 海まで無事に到着しました。
『キュイキュイ!』とまだまだだな!とドラ太の評価は厳しいです。
『ザァザァ~ン。ザァザァ~ン』と白い砂浜に波の音が繰り返し聞こえて来ます。
お仕事が早く終わったら、君はドラ太と海水をかけ合って遊びたくなります。でも、ドラ太は絶対にやりたくないでしょう。
『きゃ~助けて~!』と子供達が大きな声で助けを求めています。
『カメカメ!』と爺ちゃんの仇!と緑色の甲羅を背負う二足歩行の海亀が、子供達を追いかけています。
ちなみに亀(かめ)には海亀と陸亀がいます。海亀は海に住んでいます。陸亀は湖や川に住んでいます。
『キュイキュイ?』と爺ちゃんの仇?とドラ太は首を傾げています。どうやら海亀にも事情があるようです。
選択肢①『ドラ太、極大火の玉だ!』
選択肢②『まずは話し合いだね!』
①を選んだ君は力で何でも解決する暴君です。
②を選んだ君は優しい子ですね。
『駄目だよ!喧嘩はいけないよ!』と子供達の前に飛び出して、海亀さんから子供達を守ります。
『キュイキュイ!』と馬鹿野郎、いきなり飛び出す奴がいるか!と海亀から君を守る為に、君と海亀の間に立ち塞がりました。
『キュイキュイ?キュイキュイ!』と爺ちゃんの仇とはなんだ?この子供達がお前の爺ちゃんに何かしたのか!とドラ太が海亀に聞いています。
『カメカメカメ!』とこのガキ共の爺さんが、俺の爺ちゃんをイジメていたんだ!とどうやら仕返しをしているだけのようです。
『キュイキュイ!』とそれならこのガキ共の爺さんをイジメろよ!とドラ太は海亀を説得しています。
『ふぅわぁぁぁぁ~~』と相変わらず何を話しているのか分からない君は、退屈なのか欠伸をしています。
『カメカメカメ!』と俺はお爺ちゃん子だから、爺さんをイジメる事なんか出来ないんだよ!とだったら止めればいいのに。
『キュイキュイ?』とだったらこのガキ共の父親をイジメればいいだろう?と別のイジメ相手を教えてあげました。
『カメカメ!』とコイツらの親父は強いから逆にイジメられるだろ!と情け無い理由です。だから弱い子供達を海亀は襲っているようです。
『ねぇ?もういいよね?』とドラ太と海亀の話が終わりそうなので、君は聞いてみました。
『カメカメ!』と邪魔するなら、お前達からイジメてやるぞ!と『ゴソゴソ』と甲羅から棍棒を取り出してきました。
選択肢①『ごめんなさい!お好きにどうぞ!』と子供達を見捨てる。
選択肢②『行けぇ~、ドラ太!』とドラ太に任せて、子供達と一緒に安全な場所に避難する。
①を選んだ君は因果応報。爺さんの罪は子供の罪と思い、仕方なく子供達を差し出しました。
②を選んだ君はまたまた、危険な事はドラ太に全部任せて逃げます。ドラ太との距離が物理的にも精神的にも更に遠ざかりました。
君は『これを使え!』と浜辺に打ち上げられている細い竹の棒をドラ太に投げました。これで大丈夫なはずです。
『カメカメ?』とアレがお前の飼い主なのか?と例えるなら、ドラ太の竹の棒が爪楊枝で、海亀の棍棒は割り箸です。
ドラ太は砂浜に落ちている竹の棒には見向きもしません。
どうやら君がこの竹の棒で戦えばいいと思っているようです。ついでに負ければいいとも思っています。
☆さあ、君とドラ太の関係は最悪だけど、モンスターバトルを始めるよ。
詳しいルールや攻略法なんかは説明しないよ。ないものは説明出来ないからね。
小さいお友達も大きいお友達もサイコロの準備はいいよね?では、行ってみよう!
ドラ太の攻撃力は『7』です。HPは『15』です。スペシャル攻撃は『極大火の玉』です。通常攻撃は『火の玉』です。
海亀の攻撃力は『5』です。HPは『15』です。スペシャル攻撃は『強制水中散歩』です。通常攻撃は『甲羅アタック』です。
『あれあれ?』と棍棒は使わないの?と余所見はしないで!勝負は始まっていますよ!先制攻撃は海亀からです。
◆
海亀の攻撃『6』です。ドラ太は海亀の甲羅アタックを避けました。
ドラ太の攻撃『6』です。海亀はドラ太の火の玉を避けました。
『ドラ太~、武器を使うんだ!』と応援の声が聞こえてきます。ドラ太は絶対に使いません。
海亀の攻撃『6』です。ドラ太は海亀の甲羅アタックを避けます。
ドラ太の攻撃『2』です。海亀はドラ太の火の玉を甲羅で弾きます。
『惜しい!』と全然ダメージは与えていません。
海亀の攻撃『2』です。ドラ太は海亀の甲羅アタックを避けます。
ドラ太の攻撃『6』です。海亀はドラ太の火の玉を避けました。
『ハァ~ハァ~。なかなか長引くなぁ~』と君は攻撃が当たらない事に苛立っているようです。
『カメカメ?』とお前、まさか?とドラ太がワザと攻撃を外しているのではないかと疑っています。
海亀の攻撃『5』です。ドラ太に海亀の甲羅アタックが当たりました。ダメージ『5』です。ドラ太の残りHPは『10』です。
『ドラ太~!』と心配するのなら岩陰から出て来て助けて欲しいです。
ドラ太の攻撃『2』です。やっぱりドラ太の火の玉は海亀に避けられました。
『カメカメカメ~!』となんで負けようとするんだよぉ~!とドラ太の考えが分からないようです。
『キュイキュイ。キュイキュイ。キュイキュイ!』とイジメられたから、イジメ返す。そんなやり方じゃ、今度はお前の子供達がイジメられるだけだ。誰かが我慢して許すしかイジメの連鎖は止まらない!となんだかカッコいい事を言っています。
海亀の攻撃『5』です。ドラ太に海亀の甲羅アタックが命中します。ダメージ『5』です。ドラ太の残りHPは『5』です。次の攻撃を喰らえば終わりです。
『フラフラ』とドラ太は倒れる寸前です。飛ぶのもやっとの状態です。
『何してんだよぉ~!高い金で買ってやった恩を忘れたのかよぉ!』と君はまだまだドラ太の事を道具としか見ていないようです。
『カメカメ!』ともう言葉じゃ、俺のこの気持ちは抑えられないんだよ!とカメカメとではなく、メラメラと燃える怒りの炎は消えてくれないようです。
ドラ太の攻撃『1』です。スペシャル攻撃です。ドラ太の『極大火の玉』が海亀を焼き尽くしました。ダメージ『21』です。海亀の残りHPは『0』です。
『カメカメ!』とありがとうよ!と海亀は砂浜に倒れ込みました。
『キュイキュイ』と本当に悪いのは誰なのか?海亀なのか?人間なのか?ドラ太の心にも小さな炎が燃え移ったようです。
◆
『わぁ~い。わぁ~い。勝った。勝った』と君は大喜びです。海亀を討伐したので『50円』貰えます。
『………どうして、人間同士では分かり合おうとするのに、動物達とは分かり合おうとしないんだ』とこの本の作者さんも、『心とは同じ種族だけでしか通じ合えない、特別で不便なものなのかもしれない』と少しだけ悲しい気持ちになりました。
『♬リンゴ~ン』
ドラ太のLVが『2→3』にアップしました。ドラ太の攻撃力が『7→9』にアップしました。ドラ太のHPが『15→18』にアップしました。
この思いを忘れずにドラ太はきっと強くなるでしょう。
さあ、次の大冒険が君とドラ太を待ってるぞ!
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