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第49話 違反者

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 バーンズ「(`∇´)子供だけで何をしているかと見ていたが、モンスターを倒して武器集めか(怒)!親に言われたのか?それともお前達が勝手にやっているのか?すぐに持っている武器とアイテムを置いて、こっちに来い(怒)!」とマズイ相手です!この左腰に剣を差している男はこの感じなら、厳重注意した後に街のリンクおじさんに引き渡すかもしれません。そうなれば、もう街の外に出る事は禁止されるはずです。

 ゴング「(`∇´)どうした(怒)?なんで武器を持ったままなんだ!まさか、俺達をモンスターと同じように殺るつもりなのか!だったら、ブォーン(棍棒)。怪我させてしまうけどいいのか?」と茶色の胴体部分が太った、コブのある棍棒を振り回して僕達を威圧します。普通に戦って勝てる相手じゃなさそうです。逃げるのも難しそうです。諦めて僕とラルフ君は刺又と剣と盾を砂浜に置いてしまいました。

 ゴング「はいはい、お嬢ちゃんも手に持っている竹を置いて、こっちに来るだよ!」

 フィオナ「ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄チッ、分かったわよ!一応聞くけど、これから私達をどうするつもりなの?まさか、街の衛兵に突き出したりしないわよね!」とシブシブ、フィオナお姉さんも刺又から手を離すと、砂浜に向かって刺又はポォスと倒れ落ちてしまいました。

 ゴング「(〃ω〃)念のためにお嬢ちゃんが逃げないように、手を繋ぐけど問題ないね?いやぁ~、こんなにちっちゃな手なのにモンスターを倒すなんて危ないよぉ~♬でも、俺達が街まで安全に連れて行ってあげるから安心してね!」と街とは違う方に進んで行こうとしています。

 フィオナ「こっちは住んでいる街とは違うわよ!私達の街は西の方にあるの!連れて行くなら!そっちにして!」

 バーンズ「(`0`)俺達の街はこっちにあるんだ(怒)!だから大人しく付いて来い!」

 フィオナ「(>_<)嫌よ(怒)!連れて行くなら、私達の街にして!それぐらいの権利はあるはずよ!」

 ゴング「あんまり手間掛けさせるなよ?お友達がどうなってもいいのか?大人しく付いて来ないと、お友達にも迷惑がかかるんじゃないのか?」

 カイル「僕達の街は1時間もあれば着く場所にあります。北に進んで行っても、一番近くの街に到着するには6時間はかかります。それに僕達の街には王様もいるので、こっちの方がいいと思います‼︎」となんだかこの人達は強引過ぎます。北側はモンスターがここよりも強いし子供を安全に連れて行くには危険な場所です。わざわざ、そんな事をする意味があるとは思えません。

 ラルフ「そうだよ!その前に何でおじさん達は武器持って海岸に居たんだよ!仕事もしないで散歩してたのかよ(怒)!」と僕もこのおじさん達が何で海岸に居たのか不思議に思っていました。やっぱり、西の街に行った方が良さそうです。

 バーンズ「(`∇´)ごちゃごちゃ五月蝿いんだよ(怒)!この女以外は殺してもいいんだぞ!お前らは此処にいろ!付いて来たら殺すぞ!」と突然、激怒したかと思えば、左腰から剣を一気に引き抜いて剣先を僕とラルフ君に向けて来ました。

 フィオナ「(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ちょっと子供相手になに‼︎きゃあ∑(゚Д゚)」

 ゴング「ムニュムニュ、サワサワ、はぁはぁ(〃ω〃)♡小ぶりな胸とお尻だけど、まだまだ成長期かな?腰は細過ぎるから、もうちょっと食べないとダメだよ♬」

 フィオナ「(>_<)きゃっ⁉︎そんなところ触るな(怒)!はっはうっ、やめて!」とフィオナお姉さんを背後から押さえ付けて、もう1人の男が身体を大きな手で撫で回して行きます。いやらしい男の顔と、表情を歪めるフィオナお姉さんの顔を見て、僕は砂浜に落ちている兵士の剣とお鍋の蓋を拾って、目の前の剣士に感情のままに立ち向かって行きました。

 ラルフ「∑(゚Д゚)バカ、落ち着くんだカイル!俺も戦うから!」とラルフ君は刺又を持って、僕の援護をしてくれます。早くこの男を倒してフィオナお姉さんを助けないと!
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