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第1章
7話 学園調査クラブへの勧誘
しおりを挟む「ねぇ、ジュリア嬢!!
ちょっと相談があるんだ。俺とジュリア嬢の仲だし、お願い聞いてほしいんだけど…」
目の前で、猫みたいに甘えた表情を向けるチャラ男。
なんだよ、また変なことに巻き込まれそうで関わりたくないんだけど…
「チャラ男と仲良くなったつもりはないわ…」
冷たく言い放つ私に、逆に嬉しそうに見つめ返してくる。
だから、その目、やめろってば!!
「ねぇ、チャラ男ってもしかして俺のこと?あだ名つけてくれたの?」
嬉しそうに近寄ってくるチャラ男。
猫じゃなくて…犬だよね、これ。
「チャラ男に『チャラ男』って言って何が悪いのよ!?
チャラ男と愉快な仲間も、『眼鏡』に、『俺様』って勝手に呼んでるわよ!」
「え?ジュリア嬢にあだ名つけてもらうのは俺だけの特権じゃなかったの?」
どんだけあだ名に拘るんだ、この男…
「で、実はね。生徒会とは別のクラブなんだけど…
俺が所属してる学園調査クラブに、ジュリア嬢も入ってほしいんだ」
学園調査クラブ??
…何それ?
「3年の先輩が抜けて、これからは2年生主体の活動になるんだ!
俺たち新入生3人も所属する予定なんだ」
いやいや、勝手に決めないでよ!
私はまだ了承してないんだけど…
「……忙しいから無理」
私の返事に、ショックを受けるチャラ男。でも諦めきれない様子で、懇願が続く。
「そこを何とかお願いします…!」
…私って見た目と違って、根っからのお人よしなんだろうか。
チャラ男の勢いに負けて、とりあえず見学に行くことになってしまった。
◇ ◇ ◇
「学園調査クラブ」…のプレートが掛けられた部屋に、チャラ男に連れられて入る。
目の前には、アッシュグレイの髪を揺らし、影をまとったようなミステリアスなイケメンが立っていた。
「ようこそ、学園調査クラブへ」
ちょ、あの人…めっちゃイケボ。
低音が耳に響く大人っぽさ…
「君が噂の魔女か……クスッ」
含み笑いを浮かべる彼。
なんだろう、この軽く馬鹿にされてる感じ。
隣のチャラ男を睨む視線も鋭い。
「会長!! 失言ですよ!!
ジュリア嬢は魔女みたいに見えるかもしれませんけど、公爵令嬢ですから!」
チャラ男が必死にフォローしてくるけど…
逆に貶されてる気がするんだけど!?
「あ、ジュリア嬢、失礼しました。
初めまして、第三王子のクライム・レイです」
えっ…!?
第三王子!?
私の政略結婚予定だったあのレイ…
驚愕する私に、彼はゆっくり近づき、距離を詰めて耳元で囁く。
「そういえば、賭けは順調か?」
えっ…なんか、もうバレてる?
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