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ミカさんの真実

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ミカさんに散々イかされたあげくの失神。

僕は少しして意識を取り戻した。だけど意識がボーッとしていて自分が何処にいて何をしているのか分からなくて、しばらくベッドに身体を預けて身動きしないで寝転がったままだった。


無意識に目をこすろうとして手が動かせないことに気づくと、なぜ自分がうつ伏せの姿勢でベットに横たわっているのか、なぜ下半身に何も身に着けていないのか、なぜ両手を後ろ手に拘束されているのか、なぜお尻の穴が疼いて、少しでも身体を動かすと切ない快感がはしるのか・・・自分が置かれている状況を一気に思い出した。


「あ、目が覚めたんだね。気分はどうかな。時雨ちゃん?」


ミカさんに声をかけられる。

ミカさんはベットサイドのスツールに腰掛けてスマホをいじっていた。


「気分なんて・・・最悪に決まってます・・・」


ミカさんの目を見るのが怖くて目線を逸らして答える。


「ふふ、嫌われちゃった?、ところで、これなーんだ?」


ミカさんが手に持ったスマホを僕に向けた。


「それ!僕のスマホ・・・」


「はい、時雨ちゃんがおねんねしている間に、指紋認証でロックを解除させていただきました~!」


「えっ・・・?、どういうことですか・・・」


嫌な予感しかしない。不安で締め付けられてくる。僕のスマホで何をしていたの?


ミカさんはスマホの画面の上で長い指を滑らせながら、鼻歌でも歌うように、軽い調子で言葉を続ける。


「今まで教えてもらえなかったけど、本名は坂本薫君か・・・、女の子っぽくカオルちゃんでも違和感なくていい名前ね。住所は・・・、ご両親のお名前は・・・」


僕は、住所、両親の名前・職業・連絡先、学校、学年、担任の名前、あまり多くない友達の名前・連絡先まで、スマホに控えてあった僕の個人情報が次から次へと読み上げられるのを呆然として聞いていた・・・


「悪いけど全部控えさせてもらったから、ゴメンね」


「なんでそんな・・・、どうするつもりなんですか?」


「ホントに悪いとは思っているのだけど、身の安全のために保険だけはかけさせてもらうわ。」


そういいながベッドの方に身を乗り出して、剥き出しのままの僕のお尻に軽く触れて手を滑らせて来る。

たったそれだけで、さっき気が狂いそうなほどイかされ感覚がもう一度僕の身体に戻ってくる。


「ひぅ!・・・保険って・・・?」


「このまま時雨ちゃんに警察に駆け込まれたら、私は前科者になっちゃうからね~」


ミカさんは僕に添い寝するように身体を寄せて、今度は上半身だけの半袖セーラー服の中に手を滑り込ませて、僕のお臍の周りを指先で軽くなぞってくる。

僕は「ひっ」と悲鳴をあげて身体を捩じる、まだ僕の身体を媚薬が支配していてどこを触られても耐えることなんてできないままだった。


「さっき撮った写真は海外のサーバーに匿名でアップさせてもらうわね。それから48時間ごとに特定のパスワードを私がサーバーに入力しないと・・・どうなると思う?」


ミカさんが僕にピッタリと身体を寄せると同時に、指がスッと上に滑ってくる、そのままブラの下に滑り込んで僕の乳首にそっと触れた。切なくて甘い快感が僕の乳首から全身に広がって堪らなくなり首が後ろに跳ね上がった。


「あっ!あんっ・・・、どうなるんですか?・・・もう触らない・・・でぇ!」


ミカさんは僕の乳首を軽く摘み上げる、それだけでなく耳たぶを甘噛みしながら僕の耳に囁きかける。

耳たぶから、乳首から感じるゾクゾクとした快感が、さっきさんざんイかされたメスイキポイントまで響いてくる、僕はその快感に踊るように身体をくねらせて悲鳴を上げさせられる。


「時雨ちゃんの艶姿の写真や動画が世界中に公開されま~す!、ついでにそのURLが時雨ちゃんのご両親やお友達、担任の先生にまだメールされるってところでどうかな?」


「ひぃ!・・・っあああんっ!・・・やめて、やめて下さい・・・それだけは嫌ぁ!!・・・・・・、あ、ああんっ!ちくびらめぇ!!」


考えられる限り最悪のシナリオだ。そんなことになったら家にも学校にも居場所がなくなる。

心は冷水を浴びせられたて慄いているのに、身体はミカさんの愛撫にビクビク反応して、自分にとって最悪の話なのにまともに受け答えさえ出来ないでいた。


ミカさんの唇は僕の耳たぶの甘噛みをやめてくれない・・・


「あっ!」


首が反り、ウィッグの三つ編みが跳ねる。

ミカさんの左手は僕のすっかり硬くなった乳首を優しくこね回す・・・


「ひあんっ!、う・・・ああっあっ!」


乳首を庇うように背中を丸めるけれど、ミカさんの手は僕の乳首に吸いついて離れてくれない。そしてまた乳首を転がし始める。


そしてミカさんの右手が、また硬さを取り戻してきた僕のクリに触れてくる•••


「ひあっ!・・・あああ・・・!!」


背中が限界まで反り返る。もう僕の身体はクタクタなのに休ませてもらえない。


感じる所を3箇所同時に責められ続けられる。

さっきのメスイキに比べれば一つ一つの快感は弱いけれど、それぞれが絶妙にタイミングを外した刺激を繰り返してくるせいで刺激に慣れることさえ許してもらえない。


耳たぶ、乳首、クリ・・・それぞれの快感を感じるたびに僕はミカさんの腕の中でまるで甘えるように身悶え続け、クリから透明なミルクが滲み出続ける。


さっきのメスイキが一気に焼き尽くされる強火としたら、この愛撫は身体の内側からじっくり煮込まれるトロ火、僕はこのトロ火で煮込まれて骨までトロトロに溶かされていく・・・


永遠に続くような愛撫の時間はいつの間にか終わっていた。

ミカさんは優しい表情で僕の頭を撫でている。

今度こそ・・・終わったんだろうか?


でも撮られた写真だけはなんとかしないと・・・

その時、さっき言われたミカさんの言葉に違和感を感じた。


「時雨ちゃんの艶姿の写真や動画が世界中に公開されま~す!」


(写真や“動画”?今までミカさんは写真しか撮っていないはず・・・)


ベッドの周りを見渡すといつの間にか三脚で固定された動画撮影用のカメラが何台も置かれているのに気づく。


写真だけでも恥ずかしくて死にそうなのに動画まで・・・それだけは・・・


「あ~あ、時雨ちゃん、カメラに気がついちゃったのね?さっき時雨ちゃんがおねんねしている間にセッティングしておいたの。」


今なら呼吸も整ってまともな話ができる。ミカさんと交渉できるのは今しかない。

ミカさんの弱みは僕が警察に駆け込めば犯罪者になってしまうこと、その一点を突いて交渉を・・・


本当は怖い、今は優しい顔をしているミカさんを怒らせてしまって、もっと酷いことをされるかもしれない・・・だけど僕は勇気を振り絞って話し始める。


「写真のデータを・・・消して下さい。動画も嫌です。今日だけなら僕を・・・好きにしてくれて構いません。警察にも言いません・・・、だから・・・」


「時雨ちゃん、それはできないわ。」


ミカさんは少しだけ寂しそうな顔をして答えた。

もしかして、怒らせてしまうかもしれない・・・とビクビクしていた僕は、ミカさんの予想外の反応に戸惑ってしまい、黙ってミカさんを見つめていた。


そんな僕を見て微笑むと、ミカさんは服を脱ぎながら話始めた。


「初めて時雨ちゃんと会ったあの日ね。中二病みたいな言い方で恥ずかしいんだけど・・・時雨ちゃんを天使みたいだと思ったの」


ミカさんは白いブラウスを脱ぎ捨てた、そのままブラウスの下のブラも外して胸を露わにする。


大人の女の人の胸を見るのは初めてだった。こんな状況じゃなければ、どれだけときめいたんだろう。


「絶対に私の彼女・・・彼氏かな?にしてずっと一緒にいたいと思ったの・・・」


そのまま、はいていたスリムジーンズを下ろして


「一目惚れね。だけど、時雨ちゃんと私じゃ歳が離れ過ぎてるし、しかも私はこんなだから・・・」


ジーンズと一緒に下着まで脱ぎ捨てて完全に裸に・・・・・・!!

そのとき僕はあり得ないものを見て絶句する。ミカさんの股間には男性のシンボル・・・オチンチンが!しかも大きい、僕なんかとは比べものにならない大きさ・・・。


「これが私、詳しいことは後でゆっくり話してもいいけど、整形やホルモン剤で女の子っぽくなっているけれど、生まれた性別も戸籍も男なの・・・私が女に生まれていれば良かったのにね。そうだったらワンチャンあったかも・・・そんなカップルもいない訳じゃないし・・・」


ミカさんは寂しそうに、そして泣きそうな顔で笑いながら続ける。


「でも、男じゃムリでしょ?時雨ちゃんから見れば私は10歳以上歳の離れたオカマのおじさん・・・こんな私とつき合える?」


それは・・・確かにあり得ないと思う。

ミカさんが本当の女の人で、こんな無理矢理じゃなくて普通に色っぽく迫られたら、あっさり落ちてしまいそうな気がするけれど、10歳も歳の差がある男の人だとしたら・・・恋愛感情に発展するイメージができない。


「だよね・・・だから・・・」


ミカさんは表情を一転させて、吹っ切れたようにニッコリと微笑む。

さっきまでの泣きそうな顔との落差が大き過ぎて・・・逆に怖い・・・


「力づくでも私のモノにすることにしたの♡」


ミカさんの手を伸ばして僕の頬を撫でる。


「ひっ・・・」


僕は身体を固くして小さな悲鳴をあげた


「気が狂いそうな快感を身体と心に刻み込んであげる。脅迫してでも私から離れられなくしてあげる。そのせいで警察に捕まっても後悔なんてしないわ・・・」


ミカさんは僕の頬を撫でながら歌うように語り続ける。

だめ・・・力でも覚悟でもこの人にはとても敵わない・・・。とても僕なんかが交渉できる相手じゃない・・・

怖い、怖い・・・


「初めてを縛られたままなんて可哀想よね。今、自由にしてあげる・・・」


「あ・・・」


やっと手の拘束が解かれた。でもさんざんにイかされた僕は立ち上がる事さえできない。

少しでもミカさんから離れたくてベッドの上を這いずるようにして逃げようとしたけれど・・・


「あら、どこに行くのかしら時雨ちゃん?」


足首を掴まれる、そして軽々と引っ張り戻されてミカさんに抱きしめられた。

優しい抱き方だったけれど力に差がありすぎて身動きできない。

初めてって何をするの?これ以上されたら僕は・・・


「あ、あ・・・あ、許して・・・許して!・・・・・・許してぇっ!!!」
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