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一章・冒険者・ナナ
お値段
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人を斬った事よりも、こうして衆目を集めることの方が遥かにしんどい。
わかってたことではあるけど、やっぱり私は人として不出来だ。
この感触も数日したら慣れてしまうんだろう。
あれから、膠着した居た堪れない現場をディアス隊長がおさめてくれた。
「女、名前は?」
「あ、ナナです…。」
「そうかナナよ、今日の働き、人伝に聞いたらとても信じられないが、こうしてお前の動きを目の当たりにしてしまったら疑いようがない。
我々はこのまま事後処理にあたるが、後日少し時間を貰いたい。
なに、いい話しか出来ないから安心してくれ。」
「わかりました、ありがとうございます。」
「では傭兵部隊は点呼ののち解散。
我が隊はそのまま後処理にかかるぞ。
元気は有り余ってるはずだからな、働いてもらうぞ。」
ディアス隊長は隊員達にニカっと笑うと、暫く固まっていた兵達も我に返ったように隊長に応じた。
その帰り、私は同じ傭兵部隊の人達に質問攻めにされた。
一体何を聞かれてどう答えたのかもはや何も覚えていない…。
今日は酷く疲れた。
私は報奨金を貰って宿を取った。
暫くは宿を取り続けることになるけど、どうせだったら持ち家とか欲しいなぁ。
お父さんがやってたみたいな畑とかあったら、少しは寂しさが紛れるかなぁ。
そんな事をぼんやり考えていたら、私はお風呂にも入らずいつの間にか眠りに落ちていた。
目が覚めるとテーブルに報酬金袋がむき出しのまま置かれていた。
対人戦闘がある依頼は本来一律Bランク以上の依頼だったのだが、戦時中ということもありこの手の依頼に限りその垣根は一時撤廃されている。
依頼は飽和しており、報酬は命を賭け、命を奪う割に安い。
袋を開け金額を数えると大体3万ゴールドが入っていた。
私には大金だけど、無くなった命の値段としては安い。
けどこれが戦争なんだと思う。
命の価値が著しく低い。
これからもずっとそうするほど私が殊勝かわからないけど、目を瞑り、昨日斬ったよく顔を思い出せない人達を思いながら少しの間手を合わせた。
わかってたことではあるけど、やっぱり私は人として不出来だ。
この感触も数日したら慣れてしまうんだろう。
あれから、膠着した居た堪れない現場をディアス隊長がおさめてくれた。
「女、名前は?」
「あ、ナナです…。」
「そうかナナよ、今日の働き、人伝に聞いたらとても信じられないが、こうしてお前の動きを目の当たりにしてしまったら疑いようがない。
我々はこのまま事後処理にあたるが、後日少し時間を貰いたい。
なに、いい話しか出来ないから安心してくれ。」
「わかりました、ありがとうございます。」
「では傭兵部隊は点呼ののち解散。
我が隊はそのまま後処理にかかるぞ。
元気は有り余ってるはずだからな、働いてもらうぞ。」
ディアス隊長は隊員達にニカっと笑うと、暫く固まっていた兵達も我に返ったように隊長に応じた。
その帰り、私は同じ傭兵部隊の人達に質問攻めにされた。
一体何を聞かれてどう答えたのかもはや何も覚えていない…。
今日は酷く疲れた。
私は報奨金を貰って宿を取った。
暫くは宿を取り続けることになるけど、どうせだったら持ち家とか欲しいなぁ。
お父さんがやってたみたいな畑とかあったら、少しは寂しさが紛れるかなぁ。
そんな事をぼんやり考えていたら、私はお風呂にも入らずいつの間にか眠りに落ちていた。
目が覚めるとテーブルに報酬金袋がむき出しのまま置かれていた。
対人戦闘がある依頼は本来一律Bランク以上の依頼だったのだが、戦時中ということもありこの手の依頼に限りその垣根は一時撤廃されている。
依頼は飽和しており、報酬は命を賭け、命を奪う割に安い。
袋を開け金額を数えると大体3万ゴールドが入っていた。
私には大金だけど、無くなった命の値段としては安い。
けどこれが戦争なんだと思う。
命の価値が著しく低い。
これからもずっとそうするほど私が殊勝かわからないけど、目を瞑り、昨日斬ったよく顔を思い出せない人達を思いながら少しの間手を合わせた。
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