聖獣達に愛された子

颯希

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しばらく歩き、大きな建物が三軒たった場所
で立ち止まった


「着いたぞ」 

「こんな立派なところですか?」


その建物はほとんどお城のようだった


「これから各国が使う建物を紹介する」


1番右の建物は
青いレンガで建てられ、
普通ではありえない
青い草花が周りに生えていた


「ここがアリコス王国だ」

「かしこまりました。ありがとうございます」


真ん中の建物は
黒色のレンガで建てられ、
またもや普通ではありえない
黒い草花が生えていた


「ここがノーテア自国だ」

「感謝する」


1番左の建物は
白色のレンガで建てられ、
またまた普通ではありえない
白色の草花が生えていた


「そして最後がジューディア魔法国だ」

「あ、ありがとうございます」

「ゆっくり休め。
 何かあったら外の護衛に話せ」

「かしこまりました。ありがとうございます」

「それじゃ」

「はっ」






ーアリコス王国ー

「全てが青の基調なのだな」

「それにしても」

「お父様にもう1人子供がいたのですね」

「あぁ、1番最初の子供だ」

「……つかぬ事をお聞きします。」

「申してみよ」

「まだ、メアリー様を愛しておりますか?」

「愛しているよ、これからもずっと」

「そう、ですか」

「お前たちのことも愛している。
 メアリーやその子は昔の話だ。気にするな」

「……はい」



この時あなたが王子だったらどんな感情で
「……はい」と答えましたか?




ージューディア魔法国ー

「し、しかし、あんなことが聞けるなんて」

「その話はどうでもいいです」

「ど、どうでもいいって……」

「お父様はもう少し威厳を出して下さい」

「む、むり!!」

「無理ではありません」

「む、むりだってぇぇぇぇぇぇ!!!」

「……」



あなたが王女だったら王をどうやって
勇気付ますか?




ーノーテア自国ー

「それにしても聖獣様が勢揃いとはな」

「珍しいのですか?」

「あぁ。しかも守り人と会えるとは」

「守り人は簡単になれるのですか?」

「いいや、守り人は神と聖獣全員が心から
 認めない限りなれないものだ」

「そうですか」


この時この王子はなぜこのような質問を
したのでしょうか


画面の向こう側のそこの方。
そうそう、あなたです。
あなたはこの3人の行動をどう考えますか?









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