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会議
しおりを挟む各国の案内を終わらせ、聖獣達が集まっているだろう場所に向かった
『ただいま』
『おかえりなさい、マナ』
『ちゃんと案内できたかの?』
『うん』
『あの者達が何を企んでいると思う?』
『なにか考えているか?』
『私もそう思った』
『王たちよりも子供の方だと思うよ』
『子供か......』
『なぜそう思うの?マナ』
『う~ん……感だね』
予想していなかった回答に
聖獣達はびっくりした
『マナ、あの者達には明日帰ってもらおう』
『ん?解決してないんじゃない?』
『大丈夫だ。あの子供達はほとんどが
魔法学校に通っておる。』
『で?』
『と、言うことでマナには
魔法学校に通ってもらう』
『えぇー。やだよ~』
『我慢してちょうだい』
『お前は最強だ。安心しろ』
『わかったよ。この森を守るためだし』
『ありがとう!!マナ!!』
『んじゃ、明日は起きないから~』
『おう!!ゆっくり休むんだぞ!!』
『は~い』
バタン
『フゥ、一件落着ね』
『マナが素直に認めてくれて良かったのぉ』
『まぁ、私たちのためだったけどね』
『それでもいいじゃないか』
『これで少しは人間らしい暮らしが
できると良いな』
『えぇ、そうね』
そう、王族たちの監視はあるものの
聖獣達の1番の目的はマナを
学校に行かせることだったのだ
『マナが楽しんでくれればいいのだが』
そんな言葉をマナは影を潜め聞いていた
(だと思ったよ。俺はこのままでいいのに。
でも皆のために楽しむよ)
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