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帰国
しおりを挟む「おかえりなさいませ」
「「「「おかえりなさいませ」」」」
「あぁ、ただいま帰った」
「国王様、お仕事が溜まっておられます」
「わかっている」
「申し訳ございません」
「お前たち、明後日から学校だ。
早く寝て万全な体調にするように」
「「はい!!」」
「行くぞ」
「「はっ」」
そう言いアリコス王国の国王は去っていった
「さぁ、私達も行きましょう」
「お母様、お母様はメアリー様を
知っておられましたか?」
「知っていたわ」
「お父様がまだその方を愛していたのも?」
「.........」
「王妃様、お風呂のご準備が整っております」
「......えぇ、ありがとう。
さぁあなた達もこの話は終わり。
お風呂に入ってきなさい」
「「はい、お母様」」
「王妃様、なぜお二方が
知っておられるのですか?」
「聖獣様方がその話をし始めたのよ」
「そうですか。それで......」
「国王様が私を愛してくれているのは
わかるの。あの子たちのこともね。
でも、でも不安にはなるじゃない」
「王妃様......」
「でも、大丈夫よ。私は強いから」
「はい!!」
「ふふ。さぁ、行きましょうか」
「「「はい、王妃様」」」
「王妃がそんなことを言っていたのか」
「はい」
「それでも王妃は強いな」
「はい」
「少し頼みたいことがある」
「なんなりと」
「子供たちのことを見張っててくれ」
「王子達をですか?」
「あぁ。頼むぞ」
「か、かしこまりました」
(聖獣様が言っていることが本当なら
何を企んでいるのだろうか......)
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