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続・魔界王立幼稚園ひまわり組
51:素敵な応援
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なんとか無事に進んでいる運動会大人の部もここで折り返しの休憩タイム。
大人は休憩だがそろそろ退屈になって来ただろう子ども達はここでもういっぺん出番を設けてある。自分たちのリレーの時にもやった応援のダンスをもう一回やります。とはいえ午後のこの時間、ひまわり組の三歳児さんはちょっとおねむ。午前中いっぱいがんばったもんね。
あらあら、さんちゃん達はお目めをこすってるね。大きなあくびをしてる子もいる。トメさんに至っては目が開いてない。
「ちろぐみぃ~、ふぁいとぉ~」
リノちゃんの声もあんまり気合入ってないねぇ。それでも踊り始めると気分が乗ってきたのか、旗やぽんぽんを元気にぱたぱたさせてる子ども達の登場に、さっきまでの張り詰めていた空気がちょっとほんわかした気がする。
「ああ、本当に何度見ても可愛らしいですわ」
ザラキエルノ様はもう一度ペルちゃんの出番を見られて嬉しそう。
「ボクも早く父上達に孫を見せてあげようかな……」
ゾフィエお兄ちゃんの小さなつぶやきが聞こえた。ふふっ、ザラキエルノ様とお父さん神様はこれを狙ってお兄ちゃんを呼んだんじゃない? だとしたら成功ですよ。
踊り終えた子ども達が赤白関係なく集まって何やらひそひそ話をはじめた。
「何やってるのかな?」
あれ? こんなのは予定してなかったんだけど……何かあったのかな?
様子を見に行こうと立ち上がると、リノちゃんとペルちゃんが手を繋いで走ってきた。二人は赤組の控え席におられた魔王様とさっちゃんの手を掴んで引っ張りだした。
「どうした、リノ?」
「まおーたま、いっちょ、きちぇくらさい」
「ママも来て」
「え?」
お二人を連れて行ってどうするつもりなんだろうか、この子達は。皆で話し合って決めたみたいだし、止めるのも何なので様子を見てると、会場の真ん中に引っ張り出されたお二人の周りを子ども達が囲んだ。
「おうえんちまーちゅ!」
我が娘ながらリノちゃんの相変わらずの舌足らずので大きな声にあわせ、子ども達がそれぞれポンポンや旗を振りはじめた。
「がんばれまおうさま~! がんばれ~ペルちゃんのママ~!」
……ああ、なるほど! これは子ども達の結婚式へのお祝いなんだ! おめでとうじゃなくてがんばれっていうのもなんだか微妙だが、優しい子ども達の気遣いにちょっと鼻の奥がつーんってしちゃった。
「わっ! またなんか生えてきた!」
客席の隅のほうで声が上がってるところをみると、魔王様も表情は変わらないものの相当感動されたのだろう。
「ありがとう。頑張りますね」
さっちゃんも涙ぐんでるみたいだね。でもいい笑顔だよ。とっても綺麗。
客席からも大きな拍手が上がり、子ども達は補助職員に促されて満足したようにそれぞれ親の元へ帰っていった。
「なんていい子達なんでしょうね、本当に……」
ザラキエルノ様、感動しておいでなのはわかりますがやっぱり血の涙だばだばはちょっと怖いです。
リノちゃんはパパのところに帰っていったが、ペルちゃんは魔王様達と手を繋いで赤組の席に帰ってきた。
「素敵な応援だったね、ペルちゃん」
照れたようににっこり笑う顔は本当に天使様だね。
さて、園児のサプライズ応援も休憩も終わって午後の部後半。しばらく感動に浸っていたかったが、早くしないと日が暮れてしまう。夜は夜で来賓を交えて晩餐会なのでそれまでに運動会を終わらせないと!
「おほほほほっ、次は玉入れですわ~!」
全員参加の玉入れですよ! 少し気の毒ではありますがザラキエルノ様達も遠くから参加。
しっかしまぁ……よくこんだけいましたね、ダンゴ虫……ものすごい量の紅白の玉が用意されております。一輪車ならぬペリカンに似た巨大な魔物が口の袋に入れて運搬してきたよ。
勿論籠も大きい。そして高い。五メートル以上あるんじゃないかな? たぶん私やさっちゃんでは上まで届かないだろう。
「おほほっ、それでは玉入れ開始ですわよー。おわかりかと思いますが飛行、魔力行使は禁止でございましてよ」
歓喜ヴェレットの司会の声にそれぞれの色の籠の周りに輪になって集まる参加者。私とさっちゃんも手を繋いで隅っこのほうで参加。やたらと気合の入っている方々がおいでなので巻き込まれないようにひっそりとね。
「入るでしょうか?」
「私達は無理でも魔王様達がおいでだから」
すみません、やる気のない参加者で。
パーンの合図ではじまった玉入れは、目立った混乱もなく無難に進行。
まあ例のごとく異常に張り切ってる魔界の双璧とか、一度にとんでもない数を投げちゃう種族だとか、触った玉が凍っちゃって大変だったコゴルの女王様とか、いくら投げてもカゴまで届かなくて狙ったように魔王様の後頭部に当たるさっちゃんの玉の不思議とかはありましたけど、魔界的には平常通りということで。
私も何個か投げましたよ? やっぱり届かなかったけど。
「赤、百六十三、白、百七十一で白の勝ち!」
とんでもない数が入るので、数えるのも大変時間がかかるので大人は一回だけ。玉入れは白組の勝ち。先の騎馬戦で負けたのが余程悔しかったのか、ウリちゃんの魔王様を見るどや顔は半端無い。
「せいぜい今のうちに喜んでいるがいい」
地味に凹んでおられる魔王様も、かなりの負けず嫌いですよね。
「サリエちゃん、ボクの玉も一個入ったぞ」
「ゾフィエお兄様良かったですね」
勝敗関係なくまったりした兄妹もおいでですが。
さあ、どんどんまいりますよ! 次は借り物競争。残すところこれとリレーの二つ。本気で観覧席の園児たちがおねむや退屈しだして来たので、保護者さん達もちょっと焦っておいでのことですし、早く終わらせたい。
「ココナさん、幼稚園の子ども達が疲れてきたようだから、城の方で休ませてやりなさい。相手をしていてくれる助っ人を幼稚園の方に呼んでおいた」
流石は自ら育児されてきたパパ。よく子供のことをおわかりです。こういうさりげない気遣いがとっても尊敬できる。
でも助っ人って……お城の手の空いてる人達かなと思ってそこはツッコまず、マーム先生や補助職員と一緒に子ども達を集める事にした。
「リノちゃん、寝てしまいました」
ウリちゃんが娘を抱っこして困ったように笑っていた。さっきも応援がんばったし疲れたのかな。まだ三歳だもんね。パパの腕の中でぐっすりだ。
「幼稚園の教室に連れて行くわね。お昼寝マットもあるから他の子と一緒に寝かせてくる。後の子たちはおやつも用意してもらってるし、おもちゃで遊んだりお絵かきして遊んでればいいし」
「わたくしも参りますよ」
「こっちの進行お願い。誰か見ててくれる人を魔王様が用意してくれたらしいから、私達もすぐに戻ってくる。それに次のも出るんでしょう?」
スミレ組担任だが宰相閣下が抜けるのはちょっとマズイ。リノちゃんをそーっと受け取って、他の先生達と合流した。私の横についてきたペルちゃんもあくびをしてるし、他にも数人先生に抱っこされてる子がいる。三歳児さんにはやっぱり長かったかな、運動会の二部制。
しかし重くなったなぁ、娘……寝てる子はいつもより重く感じるけど、ホント大きくなった。この寝顔の柔らかいほっぺとかはそんなに変わってないように思うけど。それにまだ寝てる時は時々おっぱいを吸うみたいに口をちゅくちゅく動かす時があるの。他のお母さんに聞いても「するする!」って言ってたけど、夢の中ではまだ赤ちゃんなのかな?
でも自分達で話し合って魔王様達の応援をしようって決められるなんてすごかったね。ママはそんなあなたが誇らしいよ。
「おほほほほー! 次は借り物競争ですわー! 紙に書かれたものを客席やこの近くでみつけてそれを持ってゴールですわよ」
そんなヴェレットの声とお客さんの歓声を聞きながら私達は幼稚園に向かった。年長さんが数人そのまま応援すると残ったが、ひまわり組、バラ組のほとんどの子が一緒。
「幼稚園の外に出たら迷子になっちゃうから駄目だけど、その他は自由にしてていいからね」
そう子ども達に言い聞かせて、ドアを開けたら……。
「シッパイシチャッタ」
「ハヤクネナサーイ」
「デ、ゴザイマスヨ~」
「……」
なんかわらわらいたので思わずドアを閉めた。
ちょっと魔王様! なんで助っ人があの落書き謎生物達なんですか!
結局大喜びの子ども達に負けてヘンテコ生き物達に任せる事になったけどね。まあ退屈はしないだろうし。
お昼寝組を教室の奥のマットに寝かせて、私もほっと一息。正直しんどい。借り物競争は時間がかかりそうだし、そう簡単に終わらないだろうから少しぐらいは子ども達と休憩してて大丈夫かなって思ってたのに。
「ココナさん、早く一緒に!」
え? なんかすごい勢いでウリちゃんが飛び込んできたのですが。
そんでもって手を引かれるっていうよりほとんど抱えられる状態で廊下を高速で飛ぶように……いや本当に羽根を出して飛んで移動してるんですが?
「何? 緊急事態?」
ゆっくりはさせてもらえないみたいですね……。
大人は休憩だがそろそろ退屈になって来ただろう子ども達はここでもういっぺん出番を設けてある。自分たちのリレーの時にもやった応援のダンスをもう一回やります。とはいえ午後のこの時間、ひまわり組の三歳児さんはちょっとおねむ。午前中いっぱいがんばったもんね。
あらあら、さんちゃん達はお目めをこすってるね。大きなあくびをしてる子もいる。トメさんに至っては目が開いてない。
「ちろぐみぃ~、ふぁいとぉ~」
リノちゃんの声もあんまり気合入ってないねぇ。それでも踊り始めると気分が乗ってきたのか、旗やぽんぽんを元気にぱたぱたさせてる子ども達の登場に、さっきまでの張り詰めていた空気がちょっとほんわかした気がする。
「ああ、本当に何度見ても可愛らしいですわ」
ザラキエルノ様はもう一度ペルちゃんの出番を見られて嬉しそう。
「ボクも早く父上達に孫を見せてあげようかな……」
ゾフィエお兄ちゃんの小さなつぶやきが聞こえた。ふふっ、ザラキエルノ様とお父さん神様はこれを狙ってお兄ちゃんを呼んだんじゃない? だとしたら成功ですよ。
踊り終えた子ども達が赤白関係なく集まって何やらひそひそ話をはじめた。
「何やってるのかな?」
あれ? こんなのは予定してなかったんだけど……何かあったのかな?
様子を見に行こうと立ち上がると、リノちゃんとペルちゃんが手を繋いで走ってきた。二人は赤組の控え席におられた魔王様とさっちゃんの手を掴んで引っ張りだした。
「どうした、リノ?」
「まおーたま、いっちょ、きちぇくらさい」
「ママも来て」
「え?」
お二人を連れて行ってどうするつもりなんだろうか、この子達は。皆で話し合って決めたみたいだし、止めるのも何なので様子を見てると、会場の真ん中に引っ張り出されたお二人の周りを子ども達が囲んだ。
「おうえんちまーちゅ!」
我が娘ながらリノちゃんの相変わらずの舌足らずので大きな声にあわせ、子ども達がそれぞれポンポンや旗を振りはじめた。
「がんばれまおうさま~! がんばれ~ペルちゃんのママ~!」
……ああ、なるほど! これは子ども達の結婚式へのお祝いなんだ! おめでとうじゃなくてがんばれっていうのもなんだか微妙だが、優しい子ども達の気遣いにちょっと鼻の奥がつーんってしちゃった。
「わっ! またなんか生えてきた!」
客席の隅のほうで声が上がってるところをみると、魔王様も表情は変わらないものの相当感動されたのだろう。
「ありがとう。頑張りますね」
さっちゃんも涙ぐんでるみたいだね。でもいい笑顔だよ。とっても綺麗。
客席からも大きな拍手が上がり、子ども達は補助職員に促されて満足したようにそれぞれ親の元へ帰っていった。
「なんていい子達なんでしょうね、本当に……」
ザラキエルノ様、感動しておいでなのはわかりますがやっぱり血の涙だばだばはちょっと怖いです。
リノちゃんはパパのところに帰っていったが、ペルちゃんは魔王様達と手を繋いで赤組の席に帰ってきた。
「素敵な応援だったね、ペルちゃん」
照れたようににっこり笑う顔は本当に天使様だね。
さて、園児のサプライズ応援も休憩も終わって午後の部後半。しばらく感動に浸っていたかったが、早くしないと日が暮れてしまう。夜は夜で来賓を交えて晩餐会なのでそれまでに運動会を終わらせないと!
「おほほほほっ、次は玉入れですわ~!」
全員参加の玉入れですよ! 少し気の毒ではありますがザラキエルノ様達も遠くから参加。
しっかしまぁ……よくこんだけいましたね、ダンゴ虫……ものすごい量の紅白の玉が用意されております。一輪車ならぬペリカンに似た巨大な魔物が口の袋に入れて運搬してきたよ。
勿論籠も大きい。そして高い。五メートル以上あるんじゃないかな? たぶん私やさっちゃんでは上まで届かないだろう。
「おほほっ、それでは玉入れ開始ですわよー。おわかりかと思いますが飛行、魔力行使は禁止でございましてよ」
歓喜ヴェレットの司会の声にそれぞれの色の籠の周りに輪になって集まる参加者。私とさっちゃんも手を繋いで隅っこのほうで参加。やたらと気合の入っている方々がおいでなので巻き込まれないようにひっそりとね。
「入るでしょうか?」
「私達は無理でも魔王様達がおいでだから」
すみません、やる気のない参加者で。
パーンの合図ではじまった玉入れは、目立った混乱もなく無難に進行。
まあ例のごとく異常に張り切ってる魔界の双璧とか、一度にとんでもない数を投げちゃう種族だとか、触った玉が凍っちゃって大変だったコゴルの女王様とか、いくら投げてもカゴまで届かなくて狙ったように魔王様の後頭部に当たるさっちゃんの玉の不思議とかはありましたけど、魔界的には平常通りということで。
私も何個か投げましたよ? やっぱり届かなかったけど。
「赤、百六十三、白、百七十一で白の勝ち!」
とんでもない数が入るので、数えるのも大変時間がかかるので大人は一回だけ。玉入れは白組の勝ち。先の騎馬戦で負けたのが余程悔しかったのか、ウリちゃんの魔王様を見るどや顔は半端無い。
「せいぜい今のうちに喜んでいるがいい」
地味に凹んでおられる魔王様も、かなりの負けず嫌いですよね。
「サリエちゃん、ボクの玉も一個入ったぞ」
「ゾフィエお兄様良かったですね」
勝敗関係なくまったりした兄妹もおいでですが。
さあ、どんどんまいりますよ! 次は借り物競争。残すところこれとリレーの二つ。本気で観覧席の園児たちがおねむや退屈しだして来たので、保護者さん達もちょっと焦っておいでのことですし、早く終わらせたい。
「ココナさん、幼稚園の子ども達が疲れてきたようだから、城の方で休ませてやりなさい。相手をしていてくれる助っ人を幼稚園の方に呼んでおいた」
流石は自ら育児されてきたパパ。よく子供のことをおわかりです。こういうさりげない気遣いがとっても尊敬できる。
でも助っ人って……お城の手の空いてる人達かなと思ってそこはツッコまず、マーム先生や補助職員と一緒に子ども達を集める事にした。
「リノちゃん、寝てしまいました」
ウリちゃんが娘を抱っこして困ったように笑っていた。さっきも応援がんばったし疲れたのかな。まだ三歳だもんね。パパの腕の中でぐっすりだ。
「幼稚園の教室に連れて行くわね。お昼寝マットもあるから他の子と一緒に寝かせてくる。後の子たちはおやつも用意してもらってるし、おもちゃで遊んだりお絵かきして遊んでればいいし」
「わたくしも参りますよ」
「こっちの進行お願い。誰か見ててくれる人を魔王様が用意してくれたらしいから、私達もすぐに戻ってくる。それに次のも出るんでしょう?」
スミレ組担任だが宰相閣下が抜けるのはちょっとマズイ。リノちゃんをそーっと受け取って、他の先生達と合流した。私の横についてきたペルちゃんもあくびをしてるし、他にも数人先生に抱っこされてる子がいる。三歳児さんにはやっぱり長かったかな、運動会の二部制。
しかし重くなったなぁ、娘……寝てる子はいつもより重く感じるけど、ホント大きくなった。この寝顔の柔らかいほっぺとかはそんなに変わってないように思うけど。それにまだ寝てる時は時々おっぱいを吸うみたいに口をちゅくちゅく動かす時があるの。他のお母さんに聞いても「するする!」って言ってたけど、夢の中ではまだ赤ちゃんなのかな?
でも自分達で話し合って魔王様達の応援をしようって決められるなんてすごかったね。ママはそんなあなたが誇らしいよ。
「おほほほほー! 次は借り物競争ですわー! 紙に書かれたものを客席やこの近くでみつけてそれを持ってゴールですわよ」
そんなヴェレットの声とお客さんの歓声を聞きながら私達は幼稚園に向かった。年長さんが数人そのまま応援すると残ったが、ひまわり組、バラ組のほとんどの子が一緒。
「幼稚園の外に出たら迷子になっちゃうから駄目だけど、その他は自由にしてていいからね」
そう子ども達に言い聞かせて、ドアを開けたら……。
「シッパイシチャッタ」
「ハヤクネナサーイ」
「デ、ゴザイマスヨ~」
「……」
なんかわらわらいたので思わずドアを閉めた。
ちょっと魔王様! なんで助っ人があの落書き謎生物達なんですか!
結局大喜びの子ども達に負けてヘンテコ生き物達に任せる事になったけどね。まあ退屈はしないだろうし。
お昼寝組を教室の奥のマットに寝かせて、私もほっと一息。正直しんどい。借り物競争は時間がかかりそうだし、そう簡単に終わらないだろうから少しぐらいは子ども達と休憩してて大丈夫かなって思ってたのに。
「ココナさん、早く一緒に!」
え? なんかすごい勢いでウリちゃんが飛び込んできたのですが。
そんでもって手を引かれるっていうよりほとんど抱えられる状態で廊下を高速で飛ぶように……いや本当に羽根を出して飛んで移動してるんですが?
「何? 緊急事態?」
ゆっくりはさせてもらえないみたいですね……。
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