【R18】お母様の秘蔵本なので間違いない!

ToRa

文字の大きさ
3 / 3

3 真実

しおりを挟む

 眠りに落ちたマーシェの髪を優しくなでながらアランが独り言を呟く。

お義父様先輩この本奥さん春の妖精にバレましたね……」

 アランとマーシェの両親であるヘドマン侯爵夫妻とは学園時代の先輩と後輩であった。

 特に義父であるヘドマン侯爵は悪い遊びを全て教えてくれた先輩悪友である。

 そんな先輩に男の夢の絵を書いてくれと言われたのがきっかけだった。

 当時、貴族男性の中で流行していた秘蔵本エロ本は理想のシチュエーションをお金をかけて画家に書いてもらうというものだったが、既に婚約していたヘドマン侯爵は、外聞を気にして絵画が得意だったアランに依頼してきたのだ。

 もちろん、依頼料はしっかりもらったし、侯爵家の跡取りの義務である王城勤めから逃げたかったアランに、学園の教師という職を斡旋してもらうという報酬を得た。

(貴族社会に馴染めなくて、腐っていたが、おかげでマーシェという最愛と出会う事ができた。無気力だった自分にお礼を言いたい)

 まさか、自分の奥さんから自分が書いた秘蔵本エロ本を見せられるとは思わなかったが、当時選んだシチュエーションは間違いなかったようだ。

「胸の大きな女性ばかり描かせるから隠される事になるんですよ。お義父様先輩

 母親に似ず、豊満な胸をしているマーシェのやわらかな乳房を撫でると「んっ……」と小さく喘ぐ声に自分の下半身が反応した。

「起きたら次はコレをしましょうね」

 パラパラと教本エロ本をめくり、あるページをみつけ目を細めてアランは微笑んだのだった。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

義兄様と庭の秘密

結城鹿島
恋愛
もうすぐ親の決めた相手と結婚しなければならない千代子。けれど、心を占めるのは美しい義理の兄のこと。ある日、「いっそ、どこかへ逃げてしまいたい……」と零した千代子に対し、返ってきた言葉は「……そうしたいなら、そうする?」だった。

旦那様の愛が重い

おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。 毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。 他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。 甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。 本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。

恋の終わらせ方

毛蟹
恋愛
由寿は10年以上。片思いを引きずっていた。 「30過ぎても相手が居なかったら結婚するか」 幼なじみの正己が失恋して、自棄酒に付き合っていた時に言われた戯れ言。それに縛られて続けて、気がつけば27になっていた。 その男から連絡が来る時は大体、フラれた時か、彼女と喧嘩した時だけ。 約束をすっぽかすのは当たり前。 酷い男なのにずっと好きで居続けた。 しかし、それも一つの電話で終わりを迎えた。 「俺、結婚するんだ」

片想いの相手と二人、深夜、狭い部屋。何も起きないはずはなく

おりの まるる
恋愛
ユディットは片想いしている室長が、再婚すると言う噂を聞いて、情緒不安定な日々を過ごしていた。 そんなある日、怖い噂話が尽きない古い教会を改装して使っている書庫で、仕事を終えるとすっかり夜になっていた。 夕方からの大雨で研究棟へ帰れなくなり、途方に暮れていた。 そんな彼女を室長が迎えに来てくれたのだが、トラブルに見舞われ、二人っきりで夜を過ごすことになる。 全4話です。

ちょいぽちゃ令嬢は溺愛王子から逃げたい

なかな悠桃
恋愛
ふくよかな体型を気にするイルナは王子から与えられるスイーツに頭を悩ませていた。彼に黙ってダイエットを開始しようとするも・・・。 ※誤字脱字等ご了承ください

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

淫紋付きランジェリーパーティーへようこそ~麗人辺境伯、婿殿の逆襲の罠にハメられる

柿崎まつる
恋愛
ローテ辺境伯領から最重要機密を盗んだ男が潜んだ先は、ある紳士社交倶楽部の夜会会場。女辺境伯とその夫は夜会に潜入するが、なんとそこはランジェリーパーティーだった! ※辺境伯は女です ムーンライトノベルズに掲載済みです。

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

処理中です...