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2 初夜
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「……え?」
マーシェから本を受け取ったアランは中をパラパラとめくると黙ってしまった。
「これはどこで……」
「お母様の鏡台に鍵をかけて保管してありました。引き出しの中身を結婚する私の為にと、残していただいていたのです。ですから、これはお母様から譲り受けた嫁入り道具なのです」
「嫁入り道具……ねぇ」
アランは私の顔と本を交互に見て無表情にうーんと唸った。
「分かりました。こちらを参考にしたいのですね?」
「はいっ!」
「ではマーシェまずこれからいきましょう。お願いできますか?」
「お任せてください!」
マーシェは、着ていた下着を勢いよく脱ぎ捨てた。
その姿をアランが凝視している事は気づいていない。
動くと自分の胸がフルンと揺れることに気づき、恥ずかしさが込み上げる。
アランをうかがいながら、そーっと膝立ちで近づき、意を決して隠していた腕を広げ、アランの頭を胸に抱きしめた。
抱きしめられたアランはん「ぐっ……っ!」とぐもった声をだす。
「できました! どうですか?」
本には裸の女性の胸に、男性が顔を埋める絵が書かれていたのだ。
マーシェはそれを再現している。
「これで良いのでしょうか?」
「……最高ですよ。夢のようです」
アランがゆっくりとマーシェの背中を撫でた。そのムズムズとする刺激に胸をそらすと、更にアランの顔をぎゅうっと抱きしめてしまった。
アランは押し付けられた乳房を掴み、頂をパクッと口に含んだ。
「きゃあっ! アラン様?!」
マーシャの驚きは黙殺され、口の中で主張している頂を犯されていく。
舐められ、吸われ、軽く噛まれ、その度にマーシェの腰が揺れ動く。
「アラン様っ! アラン様っ あっんっ!」
自然に漏れる声にアランが楽しそうに目を細めている。
「胸、舐められるのきもちいいですか?」
「お母様の本には舐められるなんてっ! あっんっ! 書いて無かったです」
「教本というのは入り口が書かれているだけなのですよ」
プニプニと柔らかな突起の感触を楽しむようにこねくられ、指を埋めるようにゆっくりと押し潰みながら優しく乳房を揉まれていく。
だんだんと固くなる突起を摘まれると足先からゾワゾワとした感覚が体に蓄積されていくのが分かる。
「マーシェが知らない気持ちいい事はいっぱいあるので勉強ですね」
「お母様の本は入門編ということなのですね」
「……どうかなぁ」
アランは苦笑しながら側にある本をペラペラとめくっていく。
「じゃ次はこれにしましょう」
アランは本のページを指差しながら次の準備の為にズボンを脱ぎ、怒張し勃ち上がっている自身をさらけ出した。先端からはダラダラと液体が滲み出ている。
マーシェは目の前に現れた男性器から目を離すことができなくなった。
「あの絵の通りにすればいいんですよ。そう。両手で胸を持って挟んで下さい」
耳をサワサワと撫でながら優しく促す声が頭上から降ってくる。マーシェは絵をジッと確認し、アランの男根を胸でそっと挟んだ。顔につくほど近くに先端があり、そこからでる汁がマーシェの胸に垂れている。
「こっ……これでいいのですかっ?」
あまりの光景に声が震えるが、見上げたアランが恍惚とした表情で頭を撫でてくれたので嬉しくなって微笑み返した。
「本当に夢みたいだ。そのまま胸を動かせますか?」
「こうですか?」
言われた通りにムニムニと左右の乳房を男根に擦るように動かした。
「っ……! 最高です。上手ですね」
アランにうっとりと微笑まれてマーシェの気持ちも温かくなる。撫でられている耳も頭も頬も全て喜んでくれているのだと伝わってきた。
先端から滴る液体が男根をつたって垂れていく。それをぬりこむように、ぎゅっと挟んで上下に動かすとアランが吐息を漏らした。アランの反応から、これが1番気持ちいいらしいと気づいてしまった。
(私の体でアランが気持ちよくなっている。なんて嬉しいことなんでしょう。お母様の教本は幸せを教えてくれるわね)
微笑みながら見上げるとアランと視線が絡み、同じ様に優しく微笑んだアランが言った。
「じゃあ応用編ですよ。そのまま咥えて下さい」
「えっ?」
「ココ。咥えてくれますか?」
挟まれて飛び出ている先端を指さしてアランが変わらず微笑んでいる。
目を細めて笑うその笑顔は私が大好きな笑顔で、こんな顔で言われたら何でもやってしまいそうだ。
アランを見つめながら、ゆっくりと口を開き、言われた通りに口に含んだ。
これでいいか聞くように少し頭を傾ければ開けられたままの口元から唾液が落ちていき、アランの固い猛りを濡らす。
くちゅくちゅと胸でしごきながら先端から溢れる液体を舐めたり、口に含んだりしながら懸命にアランを喜ばせようと口を動かした。
口の中で擦るように動かした時、アランが「くっ」と声を漏らした。
マーシェは微笑み、更に口の奥に含んでいく。
「本当に男の夢みたいな絵面ですね。こんなの私の作品にはない」
ボソリとしたアランの呟きは、マーシェの耳には届かなかった。
「マーシェ。一回出すから口を離して下さい」
アランを喜ばすことに、懸命になっているマーシェに声は届かず、上下に動く刺激は止まらなかったを
「マーシェ! マーシェ! だめだっ出るっ! 口を離して下さいっ!」
最後の言葉だけが聞こえたマーシェは、直前で口を離した。だが、その刺激が最後の一押しとなり、アランが勢いよく果てたので、マーシェの顔に性液が撒き散らされた。
フーフーと、肩で息をするアランが、頭を抱えて「くそっ! かっこわるすぎる」と普段のアランからはかけ離れた言葉を放ちながら座り込む。
「あの……私が何かいけない事をしてしまったのでしょうか」
マーシェはアランの顔を覗き込み泣きそうになりながら聞いた。
(先ほどまではあんなにうっとりとした顔をしていたのに、アラン様を落ち込ませるような事をしてしまったのかしら)
飛び散った白濁を拭くこともせずに、マーシェはモジモジと指を動かした。
「いや。あなたのお母様の閨教育は最高だったということですよ」
マーシェの言葉に顔を上げたアランが、苦笑しながらマーシャの顔を拭き、ぐりぐりと頭を撫でられる。
「ただ……もう好きに抱かせてもらいますね」
とんっとベッドに押し倒され、抱え込まれるようにキスをされた。
最初の、一つ一つ確認されるような優しいものではなく、歯列をなぞり挿入された舌が口腔内を蹂躙し、息をするのも許されないような激しいものだった。
ピンク色の硬くなった胸の頂をクルクルとなぞられ、ときおりピンッとはねられる。
アランの手が動くたび腰が跳ね、ゾクゾクとした快感が全身をかけ抜けた。
下腹部に熱が集まり、思わず膝をすり合わせれば、ニヤリと笑ったアランと視線が絡んだ。
「咥えてくれたお礼をしなければね」
アランが太ももの間に顔を埋め、既にびしょびしょになったパンツを取り払った。空気に晒されてヒヤリと冷たさを感じる。アランが割れ目に指をかけ、優しく開き、ふーっと息をかけた。生温かい感覚にビクッと腰が揺れる。
間近で陰部を凝視されているという状況は、マーシェの羞恥心の限界を超えていく。
「みちゃダメです!」
「とろとろに染み出してきていますよ? 恥ずかしいのですか?」
「はずっかしっ! んっ あぁんっ」
「あー……可愛い……。早く私を受け入れてくださいね。その為にもしっかり広げていきましょうね」
広げられた割れ目に這わされた舌が、溢れ出る液体を舐めとっていく。
長い指が蜜壺に埋められ、探るように動かされ、膣内の壁を擦る。
狭く閉ざされた内壁を優しく撫でられながら刺激されると溢れ出る液体はしだいに量が増えていく。
グジュっと音を立てて2本目の指が増やされるとマーシェは声が我慢できなかった。
「んんぁー!! なにぃ? くるしっ……」
「力を抜いて大きく息をして下さい。まだ二本ですよ。ここも膨らんできましたね」
腹部に近い突起を親指で撫でられてピリッとした刺激が足先に起こる。
今までよりも強い刺激にマーシェは翻弄されていた。溢れる液体を塗り込むようにクルクルと撫でられ、小さな波のような快感が次々に起こっていく。
「咥えてもらったお礼をするのでしたね」
そう言うと、マーシェの腰を抱えて自分の顔に近づけるとマーシェにも見えるように陰核を舌で刺激しだした。ぴちゃぴちゃと音をたてて舐めながら、挿入している指をゆっくりと動かされると先ほどよりも大きな快感の波が起こり、声が止まらなくなっていく。
「んんっあぁんっ! ああーっ! 気持ちいい! ぞわぞわするっなにっ! んんぁんっアラン様きもちいいぃ」
「そうやって気持ちいいことだけ考えて下さいね」
「アラン様っアラン様の事しか考えられないのっ」
「……っほんと煽ってきますね」
アランが指のスピードをあげ、舌で押しつぶした陰核の膣側を擦りあげていく。
「あっそれっ強いっ あっあっんっ! なにっ来ちゃうっぞわぞわ止まらないっ あっあんっ」
「一回達してしまいましょうね」
「なにっあっあっんぐっあぁんっあああああぁっ!」
目の前が真っ白になり天井を眺めながらフワフワする感覚に身を委ねる。
駆け巡った波が小さくなり引いていき、体の中からどろりとしたものが流れていく感覚で震えている。そっと腹を撫でられて、ビクッと体が反応する。流れ出る液体をせき止めるように、陰部にヒヤリとする何かが当てられた。
「最初だけ痛みがありますよ。でも、もう、やめてあげられないから、一緒に気持ちよくなるまで頑張りましょうね」
ふーふーっと肩で息をしながら笑顔を作るアランは見たこともないほど獰猛な眼差しをしていた。
「アラン様も私が欲しいと思ってくれていたのですね。私ばかりが追いかけていたので……嬉しいです」
「……私がどれだけ我慢したとっ! 無邪気に煽ってくるあなたをどれだけ奪ってしまおうかと葛藤していたのかなんて貴女は知らないのでしょうね」
アランが苦笑しながら、一度果てたとは思えないほど、固さを持ったその先端に、マーシェから溢れる液体を塗りつける。
「でも、もう奪います」
ぐちゅっと押し込まれた肉棒がマーシェの中に飲み込まれていく。初めて感じる、お腹を中から押されるような圧迫感に、マーシェは涙を溜めて耐えている。
「あっんっくるしっ」
「んっまだ半分です。息を吐いて」
「むりぃぃー! んー!!」
叫びごとキスで飲み込まれ、新たな快感に膣内が広がっていく。そのままのしかかるようにぐーっと奥まで挿入され、体が密着していく。
舌を絡ませ必死で痛みを和らげようとキスを求めていたが、アランはそれ以上刺激を増やさず、たまに中でピクピクと動くだけだった。そのまま、初めての痛みが引くのを待ってくれている。
少し落ち着いてきたところで、アランを見上げると苦しそうに眉根を寄せている。
「アラン様……? 痛いのですか? 苦しいのですか?」
「違います。気持ち良すぎてすぐイキそうなのを我慢しているんですよ」
優しく目を細めるアランの表情に愛しさが込み上げる。
この人の妻になれて幸せだと、今日何度思ったか、数える事も忘れてしまうほど自然に湧き上がる気持ちだった。
「……アラン様、愛しています」
自分からアランの唇にちゅっとキスをすると中に入っている肉棒がピクンと動いた。
「……っ! どうして貴女はこんなに私を煽るのが上手いのですか? わざとですか」
「わざとでは、あっあっんっっあっんんん」
始まった抽送に翻弄され始め、答えることが出来なかった。
最初はゆっくりと撫でるように浅い場所を擦られ柔らかい快感を与えられていた。
だが、ぐっと奥まで挿入されて突然の刺激に全身の震えが起こる。
「んっあああんっ」
「ここが好きですか?」
「そこっ体がっ、勝手にっ」
「じゃあここ虐めましょうか」
「あああっんっああぁぁっ!」
腰を打ち付けられ的確に刺激され始め、あまりの快感に逃げようと試みるが腰をしっかり抱かれて動くことも出来ない。
与えられる刺激に翻弄され続けていると足先から痺れる感覚がお腹に向かって登ってくる。
「締め付けが強くなりましたね?イキそうですか?」
「イク……? いっあっあっイクッこれがイクっ?」
「そうですよ。ちゃんと教えて下さいね」
「ああっん! イクっイクっそれだめっああん!」
中をぐりっと掻き回されて、登ってきた刺激が一気に溢れた。
体が内側からガクガクと震え、腰を支えている手の感触も刺激になっている。中に挿入されている感覚もより鮮明に感じる。
頭がトロリととろけ、何も考えられなくなっていく。
「中に出しますっ……全部受け止めて下さいね」
「あっんっあっなにっあっあーっ!!」
一際強く抱きしめられ、アランがブルリと震えた。
お腹に温かさが広がり、お互いに、はぁはぁと呼吸を整えながら余韻に浸る。
手を伸ばすとしっかりと掴まれ、にぎりこむように繋いでくれた。
そのままぐいっと引っ張られ、アランの上に座る形になると体がピッタリと密着し、自重で奥まで押し込まれた肉棒が硬さを取り戻している事に気づいた。
「えぇ?! 終わりでは……?」
「今までだいぶ我慢して来ましたから。まだ付き合って下さいね」
下からの突き上げと胸への刺激を同時に再開され、快感がすぐに呼び戻されていく。
それからはアランの熱に翻弄され、溶けていく理性を手放すまで攻め続けられた。
目の前がチカチカと白く輝き、汗ばむアランの姿が霞んでいく。
「お母様の教本……なんて……すごいの……」
今までどんなに迫っても、全くマーシェに触れて来ないアランを、こんなにも簡単にその気にさせる素晴らしい教本だったと、その身をもって実感し、意識を手放した。
マーシェから本を受け取ったアランは中をパラパラとめくると黙ってしまった。
「これはどこで……」
「お母様の鏡台に鍵をかけて保管してありました。引き出しの中身を結婚する私の為にと、残していただいていたのです。ですから、これはお母様から譲り受けた嫁入り道具なのです」
「嫁入り道具……ねぇ」
アランは私の顔と本を交互に見て無表情にうーんと唸った。
「分かりました。こちらを参考にしたいのですね?」
「はいっ!」
「ではマーシェまずこれからいきましょう。お願いできますか?」
「お任せてください!」
マーシェは、着ていた下着を勢いよく脱ぎ捨てた。
その姿をアランが凝視している事は気づいていない。
動くと自分の胸がフルンと揺れることに気づき、恥ずかしさが込み上げる。
アランをうかがいながら、そーっと膝立ちで近づき、意を決して隠していた腕を広げ、アランの頭を胸に抱きしめた。
抱きしめられたアランはん「ぐっ……っ!」とぐもった声をだす。
「できました! どうですか?」
本には裸の女性の胸に、男性が顔を埋める絵が書かれていたのだ。
マーシェはそれを再現している。
「これで良いのでしょうか?」
「……最高ですよ。夢のようです」
アランがゆっくりとマーシェの背中を撫でた。そのムズムズとする刺激に胸をそらすと、更にアランの顔をぎゅうっと抱きしめてしまった。
アランは押し付けられた乳房を掴み、頂をパクッと口に含んだ。
「きゃあっ! アラン様?!」
マーシャの驚きは黙殺され、口の中で主張している頂を犯されていく。
舐められ、吸われ、軽く噛まれ、その度にマーシェの腰が揺れ動く。
「アラン様っ! アラン様っ あっんっ!」
自然に漏れる声にアランが楽しそうに目を細めている。
「胸、舐められるのきもちいいですか?」
「お母様の本には舐められるなんてっ! あっんっ! 書いて無かったです」
「教本というのは入り口が書かれているだけなのですよ」
プニプニと柔らかな突起の感触を楽しむようにこねくられ、指を埋めるようにゆっくりと押し潰みながら優しく乳房を揉まれていく。
だんだんと固くなる突起を摘まれると足先からゾワゾワとした感覚が体に蓄積されていくのが分かる。
「マーシェが知らない気持ちいい事はいっぱいあるので勉強ですね」
「お母様の本は入門編ということなのですね」
「……どうかなぁ」
アランは苦笑しながら側にある本をペラペラとめくっていく。
「じゃ次はこれにしましょう」
アランは本のページを指差しながら次の準備の為にズボンを脱ぎ、怒張し勃ち上がっている自身をさらけ出した。先端からはダラダラと液体が滲み出ている。
マーシェは目の前に現れた男性器から目を離すことができなくなった。
「あの絵の通りにすればいいんですよ。そう。両手で胸を持って挟んで下さい」
耳をサワサワと撫でながら優しく促す声が頭上から降ってくる。マーシェは絵をジッと確認し、アランの男根を胸でそっと挟んだ。顔につくほど近くに先端があり、そこからでる汁がマーシェの胸に垂れている。
「こっ……これでいいのですかっ?」
あまりの光景に声が震えるが、見上げたアランが恍惚とした表情で頭を撫でてくれたので嬉しくなって微笑み返した。
「本当に夢みたいだ。そのまま胸を動かせますか?」
「こうですか?」
言われた通りにムニムニと左右の乳房を男根に擦るように動かした。
「っ……! 最高です。上手ですね」
アランにうっとりと微笑まれてマーシェの気持ちも温かくなる。撫でられている耳も頭も頬も全て喜んでくれているのだと伝わってきた。
先端から滴る液体が男根をつたって垂れていく。それをぬりこむように、ぎゅっと挟んで上下に動かすとアランが吐息を漏らした。アランの反応から、これが1番気持ちいいらしいと気づいてしまった。
(私の体でアランが気持ちよくなっている。なんて嬉しいことなんでしょう。お母様の教本は幸せを教えてくれるわね)
微笑みながら見上げるとアランと視線が絡み、同じ様に優しく微笑んだアランが言った。
「じゃあ応用編ですよ。そのまま咥えて下さい」
「えっ?」
「ココ。咥えてくれますか?」
挟まれて飛び出ている先端を指さしてアランが変わらず微笑んでいる。
目を細めて笑うその笑顔は私が大好きな笑顔で、こんな顔で言われたら何でもやってしまいそうだ。
アランを見つめながら、ゆっくりと口を開き、言われた通りに口に含んだ。
これでいいか聞くように少し頭を傾ければ開けられたままの口元から唾液が落ちていき、アランの固い猛りを濡らす。
くちゅくちゅと胸でしごきながら先端から溢れる液体を舐めたり、口に含んだりしながら懸命にアランを喜ばせようと口を動かした。
口の中で擦るように動かした時、アランが「くっ」と声を漏らした。
マーシェは微笑み、更に口の奥に含んでいく。
「本当に男の夢みたいな絵面ですね。こんなの私の作品にはない」
ボソリとしたアランの呟きは、マーシェの耳には届かなかった。
「マーシェ。一回出すから口を離して下さい」
アランを喜ばすことに、懸命になっているマーシェに声は届かず、上下に動く刺激は止まらなかったを
「マーシェ! マーシェ! だめだっ出るっ! 口を離して下さいっ!」
最後の言葉だけが聞こえたマーシェは、直前で口を離した。だが、その刺激が最後の一押しとなり、アランが勢いよく果てたので、マーシェの顔に性液が撒き散らされた。
フーフーと、肩で息をするアランが、頭を抱えて「くそっ! かっこわるすぎる」と普段のアランからはかけ離れた言葉を放ちながら座り込む。
「あの……私が何かいけない事をしてしまったのでしょうか」
マーシェはアランの顔を覗き込み泣きそうになりながら聞いた。
(先ほどまではあんなにうっとりとした顔をしていたのに、アラン様を落ち込ませるような事をしてしまったのかしら)
飛び散った白濁を拭くこともせずに、マーシェはモジモジと指を動かした。
「いや。あなたのお母様の閨教育は最高だったということですよ」
マーシェの言葉に顔を上げたアランが、苦笑しながらマーシャの顔を拭き、ぐりぐりと頭を撫でられる。
「ただ……もう好きに抱かせてもらいますね」
とんっとベッドに押し倒され、抱え込まれるようにキスをされた。
最初の、一つ一つ確認されるような優しいものではなく、歯列をなぞり挿入された舌が口腔内を蹂躙し、息をするのも許されないような激しいものだった。
ピンク色の硬くなった胸の頂をクルクルとなぞられ、ときおりピンッとはねられる。
アランの手が動くたび腰が跳ね、ゾクゾクとした快感が全身をかけ抜けた。
下腹部に熱が集まり、思わず膝をすり合わせれば、ニヤリと笑ったアランと視線が絡んだ。
「咥えてくれたお礼をしなければね」
アランが太ももの間に顔を埋め、既にびしょびしょになったパンツを取り払った。空気に晒されてヒヤリと冷たさを感じる。アランが割れ目に指をかけ、優しく開き、ふーっと息をかけた。生温かい感覚にビクッと腰が揺れる。
間近で陰部を凝視されているという状況は、マーシェの羞恥心の限界を超えていく。
「みちゃダメです!」
「とろとろに染み出してきていますよ? 恥ずかしいのですか?」
「はずっかしっ! んっ あぁんっ」
「あー……可愛い……。早く私を受け入れてくださいね。その為にもしっかり広げていきましょうね」
広げられた割れ目に這わされた舌が、溢れ出る液体を舐めとっていく。
長い指が蜜壺に埋められ、探るように動かされ、膣内の壁を擦る。
狭く閉ざされた内壁を優しく撫でられながら刺激されると溢れ出る液体はしだいに量が増えていく。
グジュっと音を立てて2本目の指が増やされるとマーシェは声が我慢できなかった。
「んんぁー!! なにぃ? くるしっ……」
「力を抜いて大きく息をして下さい。まだ二本ですよ。ここも膨らんできましたね」
腹部に近い突起を親指で撫でられてピリッとした刺激が足先に起こる。
今までよりも強い刺激にマーシェは翻弄されていた。溢れる液体を塗り込むようにクルクルと撫でられ、小さな波のような快感が次々に起こっていく。
「咥えてもらったお礼をするのでしたね」
そう言うと、マーシェの腰を抱えて自分の顔に近づけるとマーシェにも見えるように陰核を舌で刺激しだした。ぴちゃぴちゃと音をたてて舐めながら、挿入している指をゆっくりと動かされると先ほどよりも大きな快感の波が起こり、声が止まらなくなっていく。
「んんっあぁんっ! ああーっ! 気持ちいい! ぞわぞわするっなにっ! んんぁんっアラン様きもちいいぃ」
「そうやって気持ちいいことだけ考えて下さいね」
「アラン様っアラン様の事しか考えられないのっ」
「……っほんと煽ってきますね」
アランが指のスピードをあげ、舌で押しつぶした陰核の膣側を擦りあげていく。
「あっそれっ強いっ あっあっんっ! なにっ来ちゃうっぞわぞわ止まらないっ あっあんっ」
「一回達してしまいましょうね」
「なにっあっあっんぐっあぁんっあああああぁっ!」
目の前が真っ白になり天井を眺めながらフワフワする感覚に身を委ねる。
駆け巡った波が小さくなり引いていき、体の中からどろりとしたものが流れていく感覚で震えている。そっと腹を撫でられて、ビクッと体が反応する。流れ出る液体をせき止めるように、陰部にヒヤリとする何かが当てられた。
「最初だけ痛みがありますよ。でも、もう、やめてあげられないから、一緒に気持ちよくなるまで頑張りましょうね」
ふーふーっと肩で息をしながら笑顔を作るアランは見たこともないほど獰猛な眼差しをしていた。
「アラン様も私が欲しいと思ってくれていたのですね。私ばかりが追いかけていたので……嬉しいです」
「……私がどれだけ我慢したとっ! 無邪気に煽ってくるあなたをどれだけ奪ってしまおうかと葛藤していたのかなんて貴女は知らないのでしょうね」
アランが苦笑しながら、一度果てたとは思えないほど、固さを持ったその先端に、マーシェから溢れる液体を塗りつける。
「でも、もう奪います」
ぐちゅっと押し込まれた肉棒がマーシェの中に飲み込まれていく。初めて感じる、お腹を中から押されるような圧迫感に、マーシェは涙を溜めて耐えている。
「あっんっくるしっ」
「んっまだ半分です。息を吐いて」
「むりぃぃー! んー!!」
叫びごとキスで飲み込まれ、新たな快感に膣内が広がっていく。そのままのしかかるようにぐーっと奥まで挿入され、体が密着していく。
舌を絡ませ必死で痛みを和らげようとキスを求めていたが、アランはそれ以上刺激を増やさず、たまに中でピクピクと動くだけだった。そのまま、初めての痛みが引くのを待ってくれている。
少し落ち着いてきたところで、アランを見上げると苦しそうに眉根を寄せている。
「アラン様……? 痛いのですか? 苦しいのですか?」
「違います。気持ち良すぎてすぐイキそうなのを我慢しているんですよ」
優しく目を細めるアランの表情に愛しさが込み上げる。
この人の妻になれて幸せだと、今日何度思ったか、数える事も忘れてしまうほど自然に湧き上がる気持ちだった。
「……アラン様、愛しています」
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「……っ! どうして貴女はこんなに私を煽るのが上手いのですか? わざとですか」
「わざとでは、あっあっんっっあっんんん」
始まった抽送に翻弄され始め、答えることが出来なかった。
最初はゆっくりと撫でるように浅い場所を擦られ柔らかい快感を与えられていた。
だが、ぐっと奥まで挿入されて突然の刺激に全身の震えが起こる。
「んっあああんっ」
「ここが好きですか?」
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「じゃあここ虐めましょうか」
「あああっんっああぁぁっ!」
腰を打ち付けられ的確に刺激され始め、あまりの快感に逃げようと試みるが腰をしっかり抱かれて動くことも出来ない。
与えられる刺激に翻弄され続けていると足先から痺れる感覚がお腹に向かって登ってくる。
「締め付けが強くなりましたね?イキそうですか?」
「イク……? いっあっあっイクッこれがイクっ?」
「そうですよ。ちゃんと教えて下さいね」
「ああっん! イクっイクっそれだめっああん!」
中をぐりっと掻き回されて、登ってきた刺激が一気に溢れた。
体が内側からガクガクと震え、腰を支えている手の感触も刺激になっている。中に挿入されている感覚もより鮮明に感じる。
頭がトロリととろけ、何も考えられなくなっていく。
「中に出しますっ……全部受け止めて下さいね」
「あっんっあっなにっあっあーっ!!」
一際強く抱きしめられ、アランがブルリと震えた。
お腹に温かさが広がり、お互いに、はぁはぁと呼吸を整えながら余韻に浸る。
手を伸ばすとしっかりと掴まれ、にぎりこむように繋いでくれた。
そのままぐいっと引っ張られ、アランの上に座る形になると体がピッタリと密着し、自重で奥まで押し込まれた肉棒が硬さを取り戻している事に気づいた。
「えぇ?! 終わりでは……?」
「今までだいぶ我慢して来ましたから。まだ付き合って下さいね」
下からの突き上げと胸への刺激を同時に再開され、快感がすぐに呼び戻されていく。
それからはアランの熱に翻弄され、溶けていく理性を手放すまで攻め続けられた。
目の前がチカチカと白く輝き、汗ばむアランの姿が霞んでいく。
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