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私を竜騎士にして下さい!え?大事なのは体の相性?
最終話
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はーっと息を吐いたユングが、腹の上でダラリと力をなくしているレーシャに向かって話す。
「そういえば、レーシャに求婚をしてるダニアの王族も俺のことだぞ。王族である俺の子種を受けた以上、結婚からは逃してやれないから許してくれ」
レーシャの体がぴくっと動き、ぼーっとした顔でユングを見つめる。
「俺の本名は、ユングウィン・ゲール・ダニア。ダニアの第二王子だ」
レーシャに向かってユングが薄く微笑んだ。
「騎士は無理だが俺にまたがる許可ならやるよ。ただし……裸でだけどな」
「えっ? えええええーーーー?!」
森に囲まれた静かな竜舎にレーシャの叫び声が響いた。
◇◇◇
ユングの従者であるロフは、大きなため息をついた。
魔力が多く、竜化までできる自国の自慢の第二王子だが、幼い頃に出会った隣国の王女に夢中だった。
やっと婚約を申し込めるというタイミングで帝国の攻撃が始まり、怒り狂ったユングが自ら出撃した時は、王族一家を始め、側近も一丸となって止めたのだが、竜化したユングを引き止められる者はいなかった。
案の定、集中攻撃にあい、安静回復を余儀なくされたが、魔力分身まで出して王女の、相手をしているユングはずっと嬉しそうだった。
綺麗に着飾ったレーシャを前に、感情が爆発したのかもしれない。
「長年の片思いが叶ったわけで、これでやっと、うちの第二王子殿下も落ち着いてくれるでしょうか」
ロフは、手にしたハンカチをポケットにしまいながら、玄関ホールに続く扉をそっと閉めた。
「そういえば、レーシャに求婚をしてるダニアの王族も俺のことだぞ。王族である俺の子種を受けた以上、結婚からは逃してやれないから許してくれ」
レーシャの体がぴくっと動き、ぼーっとした顔でユングを見つめる。
「俺の本名は、ユングウィン・ゲール・ダニア。ダニアの第二王子だ」
レーシャに向かってユングが薄く微笑んだ。
「騎士は無理だが俺にまたがる許可ならやるよ。ただし……裸でだけどな」
「えっ? えええええーーーー?!」
森に囲まれた静かな竜舎にレーシャの叫び声が響いた。
◇◇◇
ユングの従者であるロフは、大きなため息をついた。
魔力が多く、竜化までできる自国の自慢の第二王子だが、幼い頃に出会った隣国の王女に夢中だった。
やっと婚約を申し込めるというタイミングで帝国の攻撃が始まり、怒り狂ったユングが自ら出撃した時は、王族一家を始め、側近も一丸となって止めたのだが、竜化したユングを引き止められる者はいなかった。
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「長年の片思いが叶ったわけで、これでやっと、うちの第二王子殿下も落ち着いてくれるでしょうか」
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