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幽霊や神様と話す
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ここまで読んで、気づいた方もいるかと思うが、守護してくださる幽霊や神様に対して、筆者の言葉遣いが崩れていると感じた方もいるのではないのだろうか。
通常、神様を数える時には、一柱、二柱と言う呼び方をするという話は知っている方もいるだろう。しかし、筆者は最初から人と同じように、一人、二人と数えている。
今回はなぜ、わざと呼んでいないのかの話をしよう。
まずは、自身を守護してくださる幽霊や神様と話をする時、もしくはお願い事をする時、どのような言葉遣いをするだろうか。
神社にいる神主が唱える祝詞のようなものだろうか。八百万の神や、〇〇給え、などとお願いするのだろうか。
それとも、例文を使って、こんな感じだろうか。
神様、本日も無事に迎えられたこと心より感謝申し上げます。以前からお願いしております件ですが、私も世のため人のために日々精進してまいりますので、どうか願いを叶えていただきたく存じます。よろしく願いいたします。
それとも、こうだろうか。
神様、今日も無事に迎えられたこと感謝します。前からお願いしていたことですが、世のため人のために役に立てるよう努力しますので、どうか願いを叶えてくだい。よろしくお願いします。
それとも、こうだろうか。
〇〇さん、今日もありがとう。前からお願いしてた話なんだけど、みんなのためにどうしても叶えたいから、お願いします。
どの言葉遣いに近いもので、お願いをするだろうか。つまりは、どれが正解だろうか。
これは全てが正解である。驚かれる方もいるかもしれない。なぜ、どれでもよいのかの説明をしよう。
前の章でも書いたが、神様の上には神様がいる。守護する時以外は、神様は自身のことを人だと思って生きている。つまり、尊重されて当然だとは思っていない。私たち人と同じように心を持っていらっしゃる。
一番最初の例に出した、『申し上げる』『存じる』などを使われたら、神様はどのように受け取るだろうか。神様にも様々な個性がある。心優しく腰の低い人もいるのである。
そうなると、人間の願い事の仕方に恐縮してしまうだろう。自分がもし、言われる立場に立った時どうだろうか。筆者ならこのように思う。
あ、あぁ。ずいぶんご丁寧に……。お、お願いですか? あぁ、じゃあ、か、叶えますよ。少々お待ちください。
どちらが神様だかわからなくなってしまう。というか、神様も気を遣ってしまって、非常にギクシャクした関係になってしまう。これでは、守護される守護するがわのスムーズな二人三脚は望めないのではあろうか。
ただし、気をつけなくてはいけないことがある。この尊敬語と謙譲語の言い回しでないと、願いは聞かない、と機嫌を損ねる神様は稀にいる。
人となりならぬ――神となりを見極めないと、お互いの関係を良好に保てないことが起きるので、注意が必要だ。
少々話はそれるが、人と接する時、十人いたら一通りで接することが、本当の平等だろうか。
相手のことを第一に考えると、十人いればそれぞれ幸せを感じる方法や物事は違う。そこへ照準を合わせると、十人いたら十通りの接し方をするのが、平等ではないだろうか。
幽霊や神様にも私たち人間と同じように心がある。つまりは、人間関係と基本的に変わらない。初対面の人に対して、自己紹介する時は、
〇〇と申します。
という謙譲語を使い、相手を敬う言葉も使うだろう。しかし、少し慣れてきたら、丁寧語に変わり、友達などの親しい仲になれば、タメ口になるのではないだろうか。
だが、神様にタメ口は少々気が引けるだろう。著者が今まで話した神様の中で一人だけだったが、こんなことを言われたことがある。
「いつになったら丁寧語やめんの?」
言葉遣いに気を使う労力があるのだったら、世のため人のために使えということである。これほど、私たち人間が思い込んでいることと、神様の価値観は違っているのである。
筆者のそばには今現在、常に十人の守護神がいる。彼らに対して、一柱などと呼んだら、
「どこかに頭をぶつけたのか?」
と聞き返されてしまう。あくまでも、物質界での数え方であって、神様のほとんどが自身のことを指しているとは知らないのである。そういうわけで、一人という数え方をお勧めする。お互いの心の距離を縮めるためにも大切なことである。
日本語には尊敬語や謙譲語などがあるため、それを使わないとお願い事を聞いてもらえない。神様と話してはいけないと気後れするかもしれない。
しかし、世の中には日本語のように敬語がほとんどない言語もある。その人たちの願いを神様は聞いてくださらないのだろうか。首を傾げてしまうのではないだろう。
つまりは、言葉遣いは神様にとって重要なことではないのである。
こんな体験はないだろうか。初対面の人に尊敬語を使ってはいるが、心の中ではそこまで敬っていないような気がする……。
人は嘘をつくことができる。しかし、前の章でも書いたが、幽霊や神様には嘘は通用しない。どんなに丁寧な言葉遣いを使っていても、私利私欲で願いを叶えたいのであれば、聞きれてはもらえないのである。
幽霊や神様にとって言葉遣いとは、人の容姿――見た目と変わりがない。心の中にきちんと尊敬や感謝がこもっていれば、どんな言葉遣いでも幽霊や神様は耳を貸してくださる。
ただし、言葉遣いが崩れると、人によっては心まで乱れてしまうということが起きるかと思う。その時は、敬う言葉や感謝をしっかりと口に出して、自身を戒め、お願い事をしたり、話をするようにしよう。
幽霊や神様とぜひ仲良くなって、共に人生を歩む友人のように話したいものである。
次は、大きく常識を覆す、神様の本名について話そう。
通常、神様を数える時には、一柱、二柱と言う呼び方をするという話は知っている方もいるだろう。しかし、筆者は最初から人と同じように、一人、二人と数えている。
今回はなぜ、わざと呼んでいないのかの話をしよう。
まずは、自身を守護してくださる幽霊や神様と話をする時、もしくはお願い事をする時、どのような言葉遣いをするだろうか。
神社にいる神主が唱える祝詞のようなものだろうか。八百万の神や、〇〇給え、などとお願いするのだろうか。
それとも、例文を使って、こんな感じだろうか。
神様、本日も無事に迎えられたこと心より感謝申し上げます。以前からお願いしております件ですが、私も世のため人のために日々精進してまいりますので、どうか願いを叶えていただきたく存じます。よろしく願いいたします。
それとも、こうだろうか。
神様、今日も無事に迎えられたこと感謝します。前からお願いしていたことですが、世のため人のために役に立てるよう努力しますので、どうか願いを叶えてくだい。よろしくお願いします。
それとも、こうだろうか。
〇〇さん、今日もありがとう。前からお願いしてた話なんだけど、みんなのためにどうしても叶えたいから、お願いします。
どの言葉遣いに近いもので、お願いをするだろうか。つまりは、どれが正解だろうか。
これは全てが正解である。驚かれる方もいるかもしれない。なぜ、どれでもよいのかの説明をしよう。
前の章でも書いたが、神様の上には神様がいる。守護する時以外は、神様は自身のことを人だと思って生きている。つまり、尊重されて当然だとは思っていない。私たち人と同じように心を持っていらっしゃる。
一番最初の例に出した、『申し上げる』『存じる』などを使われたら、神様はどのように受け取るだろうか。神様にも様々な個性がある。心優しく腰の低い人もいるのである。
そうなると、人間の願い事の仕方に恐縮してしまうだろう。自分がもし、言われる立場に立った時どうだろうか。筆者ならこのように思う。
あ、あぁ。ずいぶんご丁寧に……。お、お願いですか? あぁ、じゃあ、か、叶えますよ。少々お待ちください。
どちらが神様だかわからなくなってしまう。というか、神様も気を遣ってしまって、非常にギクシャクした関係になってしまう。これでは、守護される守護するがわのスムーズな二人三脚は望めないのではあろうか。
ただし、気をつけなくてはいけないことがある。この尊敬語と謙譲語の言い回しでないと、願いは聞かない、と機嫌を損ねる神様は稀にいる。
人となりならぬ――神となりを見極めないと、お互いの関係を良好に保てないことが起きるので、注意が必要だ。
少々話はそれるが、人と接する時、十人いたら一通りで接することが、本当の平等だろうか。
相手のことを第一に考えると、十人いればそれぞれ幸せを感じる方法や物事は違う。そこへ照準を合わせると、十人いたら十通りの接し方をするのが、平等ではないだろうか。
幽霊や神様にも私たち人間と同じように心がある。つまりは、人間関係と基本的に変わらない。初対面の人に対して、自己紹介する時は、
〇〇と申します。
という謙譲語を使い、相手を敬う言葉も使うだろう。しかし、少し慣れてきたら、丁寧語に変わり、友達などの親しい仲になれば、タメ口になるのではないだろうか。
だが、神様にタメ口は少々気が引けるだろう。著者が今まで話した神様の中で一人だけだったが、こんなことを言われたことがある。
「いつになったら丁寧語やめんの?」
言葉遣いに気を使う労力があるのだったら、世のため人のために使えということである。これほど、私たち人間が思い込んでいることと、神様の価値観は違っているのである。
筆者のそばには今現在、常に十人の守護神がいる。彼らに対して、一柱などと呼んだら、
「どこかに頭をぶつけたのか?」
と聞き返されてしまう。あくまでも、物質界での数え方であって、神様のほとんどが自身のことを指しているとは知らないのである。そういうわけで、一人という数え方をお勧めする。お互いの心の距離を縮めるためにも大切なことである。
日本語には尊敬語や謙譲語などがあるため、それを使わないとお願い事を聞いてもらえない。神様と話してはいけないと気後れするかもしれない。
しかし、世の中には日本語のように敬語がほとんどない言語もある。その人たちの願いを神様は聞いてくださらないのだろうか。首を傾げてしまうのではないだろう。
つまりは、言葉遣いは神様にとって重要なことではないのである。
こんな体験はないだろうか。初対面の人に尊敬語を使ってはいるが、心の中ではそこまで敬っていないような気がする……。
人は嘘をつくことができる。しかし、前の章でも書いたが、幽霊や神様には嘘は通用しない。どんなに丁寧な言葉遣いを使っていても、私利私欲で願いを叶えたいのであれば、聞きれてはもらえないのである。
幽霊や神様にとって言葉遣いとは、人の容姿――見た目と変わりがない。心の中にきちんと尊敬や感謝がこもっていれば、どんな言葉遣いでも幽霊や神様は耳を貸してくださる。
ただし、言葉遣いが崩れると、人によっては心まで乱れてしまうということが起きるかと思う。その時は、敬う言葉や感謝をしっかりと口に出して、自身を戒め、お願い事をしたり、話をするようにしよう。
幽霊や神様とぜひ仲良くなって、共に人生を歩む友人のように話したいものである。
次は、大きく常識を覆す、神様の本名について話そう。
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