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子供たちと学校
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それでは、学校の説明をしよう。私たちの世界とは違うところがたくさんある。
学歴というものは存在しない。大学に行っているから、就職に有利やエリートという考えはない。
義務教育という言葉も微妙に違う感じを著者は覚える。法律で縛られることはない。なぜなら、神界の法律はただひとつであるからだ。
それは、みんな仲良く――である。
向上心があり、相手を思いやることが普通の神様たちには、細かい法律は必要ない。そのため、子供のためを思って、学校も行かせるということだ。
そのような意味での義務教育は、小学校から高等学校まである。大学や大学院などもあるが、より専門的な勉強をしたい人だけが行く。
実際受けたことのある著者の守護神は、本職はピアニストで、音楽の大学へ行って、ピアノに関連する講義だけを受けて、一年で卒業したそうだ。
それでは、小学校への入学の仕方である。前の章で書いたが、五歳になった日に入学する。つまり、年度で仕切られた生徒たちを集めて、一斉に入学式をするわけではない。
毎日、誰かが新しく入学して来るとうことである。当然、五歳から小学校へ入学するため、高校卒業時は十七歳になったと同時に、一人一人卒業となる。まとまって、卒業式はしない。
それから、進級するのも、一人一人別である。六歳になった子から、二年生へと上がる。
クラス分けだが、例えば、一組から三組まであるとしたら、人数の少ないところへ、新しく加わるという考え方ではない。
新しく入って来た子供と、そのクラス全員が幸せに成長していけることを、担任の先生などが、未来を見る力をフル活用して、この子はこのクラスにという決め方をしている。
そのため、兄弟で同じクラスということもある。もしくは、叔父と甥が同じクラスということもある。
五歳児の数が多いという話はしたが、首都でも中央にある小学校では一年生の生徒数は、すでに数十兆を超えている。
校舎の広さが広大で、先生は始業のチャイムが鳴るととともに、瞬間移動で教卓までやって来て、授業が始まる。
小学生は瞬間移動ができないため、校舎間を移動するワープゾーンがあるそうだ。ただし、ここへ入る時は先生に必ず断ってから使うことが校則らしい。
先生の担当の仕方も、私たちの世界とかなり違う。担任の先生はひとクラスに一人つく。この先生は、ホームルームや給食など、クラス全体で行う学校行事の担当となる。
授業は教科ごとに、国語なら国語教師、理科なら理科教師と一人ずつ別にいる。これは私たちの世界とは違っていて、一クラスに一人ずつつくため、先生は何クラスも受け持たない。
つまり、ひとクラスを担任する先生の数は、担任教師+教科ごとの教師。ということになる。十クラスあれば、この十倍先生の人数がいる。
先生の数も非常に多い。守護神の大抵の方の職業は、小学校教師ということはよくある。もちろん先生は人だけではない。他の種族の方もいる。
それから、中学生以降は、瞬間移動ができるようになるため、家から直接学校へ通学路を歩かずに行くことが多い。小学生はできないため、龍の先生の背中に乗って登下校をする。
体育祭や文化祭は毎年行われる。プールの授業や、近くの公園に行く課外授業などもある。私たちとここらへんは変わりがないだろう。
ただし、テストは一切ない。全ての学校でそのようなものはない。
なぜなら、全員理解しているのが当たり前で、忘れることがないからだ。この二つが起きる原因は肉体の不具合によるものである。そのため、小学校一年生でも、半年も経てば、地上のすべての言語は、読み書きができ話すことができる。
宿題もない。その子供の個性を伸ばすという考えのため、夏休みの宿題などは、自身でテーマを決めて、それを達成して、次の学期に発表するという形式が取られている。
内容は様々なものがある。著者が今まで子供から聞いたものだ。
ビーチでできる遊び5つ見つける。
短距離走のタイムをいくつ伸ばす。
〇〇くんと一緒に、新しい曲をいくつ作る。
などなどである。長期休みの期間は毎年違うが、比較的私たちの世界より長めの年が多い。例えば、今年の夏休みは六月十二日から九月三十日までであった。
それから、私たちの世界のことも勉強する。地球という場所があり、人々が厳しい修行をしている。それを導くのが、守護神という職業であると。その際は、見学に小学生が来ている姿を、すぐ近くで見ることもできる。
子供によっては、ある分野が秀でているため、飛び級をすることもよくある。しかし、基本の教科は、自身の学年で受け、専門分野だけ高校や大学で受けるなどである。
それから、これは補足だが、神界では十七歳未満の子供には、大人の話はどうやっても聞こえないし、見ることはできないようになっている。つまり、子供たちは知らない。
見せたくない、聞かせたくないのなら、できないようにしてしまえというのが神様たちの考え方で、目の前で聞いたり見たりしても、別の話に切り替えられているようだ。大人の映像作品を一緒に見ても、全然違う解釈をしている態度を取っている。
そういうわけで、高校を卒業する十七歳になったその日に、先生から保健体育として話を聞いて、社会へ出るようになるそうだ。
タバコというものは神界には存在しない。葉巻はある。お酒もあるが、これらに関しての規制はない。この世界で規制がある理由は、肉体の成長に影響を及ぼすからであって、魂の世界にいる子供たちには心配はいらないのである。
それでは次は、大人の年齢などについて話そう。
学歴というものは存在しない。大学に行っているから、就職に有利やエリートという考えはない。
義務教育という言葉も微妙に違う感じを著者は覚える。法律で縛られることはない。なぜなら、神界の法律はただひとつであるからだ。
それは、みんな仲良く――である。
向上心があり、相手を思いやることが普通の神様たちには、細かい法律は必要ない。そのため、子供のためを思って、学校も行かせるということだ。
そのような意味での義務教育は、小学校から高等学校まである。大学や大学院などもあるが、より専門的な勉強をしたい人だけが行く。
実際受けたことのある著者の守護神は、本職はピアニストで、音楽の大学へ行って、ピアノに関連する講義だけを受けて、一年で卒業したそうだ。
それでは、小学校への入学の仕方である。前の章で書いたが、五歳になった日に入学する。つまり、年度で仕切られた生徒たちを集めて、一斉に入学式をするわけではない。
毎日、誰かが新しく入学して来るとうことである。当然、五歳から小学校へ入学するため、高校卒業時は十七歳になったと同時に、一人一人卒業となる。まとまって、卒業式はしない。
それから、進級するのも、一人一人別である。六歳になった子から、二年生へと上がる。
クラス分けだが、例えば、一組から三組まであるとしたら、人数の少ないところへ、新しく加わるという考え方ではない。
新しく入って来た子供と、そのクラス全員が幸せに成長していけることを、担任の先生などが、未来を見る力をフル活用して、この子はこのクラスにという決め方をしている。
そのため、兄弟で同じクラスということもある。もしくは、叔父と甥が同じクラスということもある。
五歳児の数が多いという話はしたが、首都でも中央にある小学校では一年生の生徒数は、すでに数十兆を超えている。
校舎の広さが広大で、先生は始業のチャイムが鳴るととともに、瞬間移動で教卓までやって来て、授業が始まる。
小学生は瞬間移動ができないため、校舎間を移動するワープゾーンがあるそうだ。ただし、ここへ入る時は先生に必ず断ってから使うことが校則らしい。
先生の担当の仕方も、私たちの世界とかなり違う。担任の先生はひとクラスに一人つく。この先生は、ホームルームや給食など、クラス全体で行う学校行事の担当となる。
授業は教科ごとに、国語なら国語教師、理科なら理科教師と一人ずつ別にいる。これは私たちの世界とは違っていて、一クラスに一人ずつつくため、先生は何クラスも受け持たない。
つまり、ひとクラスを担任する先生の数は、担任教師+教科ごとの教師。ということになる。十クラスあれば、この十倍先生の人数がいる。
先生の数も非常に多い。守護神の大抵の方の職業は、小学校教師ということはよくある。もちろん先生は人だけではない。他の種族の方もいる。
それから、中学生以降は、瞬間移動ができるようになるため、家から直接学校へ通学路を歩かずに行くことが多い。小学生はできないため、龍の先生の背中に乗って登下校をする。
体育祭や文化祭は毎年行われる。プールの授業や、近くの公園に行く課外授業などもある。私たちとここらへんは変わりがないだろう。
ただし、テストは一切ない。全ての学校でそのようなものはない。
なぜなら、全員理解しているのが当たり前で、忘れることがないからだ。この二つが起きる原因は肉体の不具合によるものである。そのため、小学校一年生でも、半年も経てば、地上のすべての言語は、読み書きができ話すことができる。
宿題もない。その子供の個性を伸ばすという考えのため、夏休みの宿題などは、自身でテーマを決めて、それを達成して、次の学期に発表するという形式が取られている。
内容は様々なものがある。著者が今まで子供から聞いたものだ。
ビーチでできる遊び5つ見つける。
短距離走のタイムをいくつ伸ばす。
〇〇くんと一緒に、新しい曲をいくつ作る。
などなどである。長期休みの期間は毎年違うが、比較的私たちの世界より長めの年が多い。例えば、今年の夏休みは六月十二日から九月三十日までであった。
それから、私たちの世界のことも勉強する。地球という場所があり、人々が厳しい修行をしている。それを導くのが、守護神という職業であると。その際は、見学に小学生が来ている姿を、すぐ近くで見ることもできる。
子供によっては、ある分野が秀でているため、飛び級をすることもよくある。しかし、基本の教科は、自身の学年で受け、専門分野だけ高校や大学で受けるなどである。
それから、これは補足だが、神界では十七歳未満の子供には、大人の話はどうやっても聞こえないし、見ることはできないようになっている。つまり、子供たちは知らない。
見せたくない、聞かせたくないのなら、できないようにしてしまえというのが神様たちの考え方で、目の前で聞いたり見たりしても、別の話に切り替えられているようだ。大人の映像作品を一緒に見ても、全然違う解釈をしている態度を取っている。
そういうわけで、高校を卒業する十七歳になったその日に、先生から保健体育として話を聞いて、社会へ出るようになるそうだ。
タバコというものは神界には存在しない。葉巻はある。お酒もあるが、これらに関しての規制はない。この世界で規制がある理由は、肉体の成長に影響を及ぼすからであって、魂の世界にいる子供たちには心配はいらないのである。
それでは次は、大人の年齢などについて話そう。
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