33 / 35
大人の年齢について
しおりを挟む
前の章では子供の年齢について書いた。神界では十七歳なると成人となる。車などの運転ができるようになり、結婚や大人の話を見聞きすることが許されるようになる。
ここから十八歳までは、先ほどの六百八十七年でひとつ歳を取るという法則が適応される。しかし、十八歳以上は自身の好きな年齢で止めることができる。
これはどういうことかというと、永遠の世界であるがゆえ、人々は永遠に生きている。著者の守護神の中でも、三百億年も生きている神がいるほどである。そうなると、みんな老いを迎えることとなってしまう。
しかし、何もかもが永遠ということで、実年齢と違い、霊体――見た目が若いままの人が、神様には圧倒的に多く、何かで年齢を聞かれた時は、若い年齢のほうで答えるのが常識である。
著者の守護神の話にまたなってしまうが、その神の年齢は二十三歳で、義理の父親は三十二歳ということが普通にある。五歳の子供が多いため、義理の兄弟と自身の子供が同じクラスなどということもよくある。
見た目は若くても、実年齢はびっくりするほど生きているのが神界の常識である。年齢が二桁というのは、なかなか逆に聞かない。四桁以上が普通である。聞けば教えてくださる。その時は、固定概念に縛られずに、神様時間でよく聞こう。
しかし、以下のことは注意しよう。著者も最初は知らなかったことだが、人間だから神だからということではなく、どうやら女性だからという理由があるようだ。
やはり、神でも女性というものは、いつまでも若く美しくいたいものである。従って、女性の神様に年齢を聞くのは絶対にやめよう。教えてはくださるかもしれないが、非常に言いづらそうである。
それはそうだと、著者は思う。女性が、二千何歳などと答えたくないだろう。
それから、これも例外がある。見た目の年齢より、実年齢が若いという神がいるのである。
これはしばらくすれば、自然と解消されることだが、人数は非常に少ないが、逆転している人がいる。その話をしよう。
なぜ、生きていないはずの年齢になってしまったのかという話だが、以前神は生まれると、すぐに十八歳となり、大人として生きてゆくのが常だった。
その後、子供の成長についての研究が進み、今現在の十ヶ月で五歳になり、六百八十七年でひとつ歳を取るという法則に変わった。これより前に生まれた神で、逆転している人がいる。
著者の守護神の中にもいる。三人とも二十三歳だが、一人は九年、二人は十五年しか実際は生きていない。
しかし、大人として損傷のない人生を送っていらっしゃる。これは、新しい法則に変わる前に措置が取られた。神であっても一人前の大人として心がきちんと形成されるためには、子供の頃の体験が必要不可欠だということとなった。
そのため、ふたつの方法で、生まれてから十八歳までをやり直す大人が出た。
ひとつは、私たちには少々理解が難しいものだが、その神の親が子供の十八歳までの記憶を一旦預かり、霊体を五歳までに戻して、人生をやり直す方法である。今現在もこれは続いており、お姉さんがいたが、今は妹になっているという神様がいる。
ふたつ目は、通常の十五倍の早さで時が流れる大きな空間の中で、生まれた時から十八歳までをやり直すという措置が取られた。この人たちが、実年齢が見た目の年齢より若い神である。
それから、年齢が変わる方法がもうひとつある。前の章でも書いたが、結婚という儀式である。配偶者の魂と交換するため、相手によっては年齢が上がったり下がったりということ起きる。
そういうわけで、筆者の守護神三人は十八歳ではなく、ご結婚されて二十三歳になったということである。
霊界から神界へと上がった時の年齢についても書こう。霊界は死んだ時の年齢で過ごすのが常である。転生しない限りは、何千年も何万年も同じである。
しかし、やはり特別な修業などを積むと、若返ることがあるようだ。だが、著者は一人しか会ってことあったことがないため、ないに等しいだろう。
神界へと上がると、ある適度な年齢へと一旦変わるそうだ。そうして、神の生活に慣れてくると自身の好きな年齢で止めることができるようになるらしい。
適度な年齢だが、守護神に聞いたところによると、十八歳から三十代後半までである。四十代以上はいないと言う。
前の章で少々もれてしまったが、子供たちの兄弟の関係性で、私たちの世界とまったく違うことがある。それは、六百八十七年という一年間の中で生まれた子供ならば、去年生まれても今年生まれても、十何年前に生まれても、兄と弟ではなく、ただの兄弟である。上下関係はならない。
双子から六つ子までも神様の子供にはいるが、それらの関係はそのまま呼ばれるだけで、やはり一年の間に生まれた兄弟は、ただの兄弟である。
それでは次は、神様の家族構成について話そう。
ここから十八歳までは、先ほどの六百八十七年でひとつ歳を取るという法則が適応される。しかし、十八歳以上は自身の好きな年齢で止めることができる。
これはどういうことかというと、永遠の世界であるがゆえ、人々は永遠に生きている。著者の守護神の中でも、三百億年も生きている神がいるほどである。そうなると、みんな老いを迎えることとなってしまう。
しかし、何もかもが永遠ということで、実年齢と違い、霊体――見た目が若いままの人が、神様には圧倒的に多く、何かで年齢を聞かれた時は、若い年齢のほうで答えるのが常識である。
著者の守護神の話にまたなってしまうが、その神の年齢は二十三歳で、義理の父親は三十二歳ということが普通にある。五歳の子供が多いため、義理の兄弟と自身の子供が同じクラスなどということもよくある。
見た目は若くても、実年齢はびっくりするほど生きているのが神界の常識である。年齢が二桁というのは、なかなか逆に聞かない。四桁以上が普通である。聞けば教えてくださる。その時は、固定概念に縛られずに、神様時間でよく聞こう。
しかし、以下のことは注意しよう。著者も最初は知らなかったことだが、人間だから神だからということではなく、どうやら女性だからという理由があるようだ。
やはり、神でも女性というものは、いつまでも若く美しくいたいものである。従って、女性の神様に年齢を聞くのは絶対にやめよう。教えてはくださるかもしれないが、非常に言いづらそうである。
それはそうだと、著者は思う。女性が、二千何歳などと答えたくないだろう。
それから、これも例外がある。見た目の年齢より、実年齢が若いという神がいるのである。
これはしばらくすれば、自然と解消されることだが、人数は非常に少ないが、逆転している人がいる。その話をしよう。
なぜ、生きていないはずの年齢になってしまったのかという話だが、以前神は生まれると、すぐに十八歳となり、大人として生きてゆくのが常だった。
その後、子供の成長についての研究が進み、今現在の十ヶ月で五歳になり、六百八十七年でひとつ歳を取るという法則に変わった。これより前に生まれた神で、逆転している人がいる。
著者の守護神の中にもいる。三人とも二十三歳だが、一人は九年、二人は十五年しか実際は生きていない。
しかし、大人として損傷のない人生を送っていらっしゃる。これは、新しい法則に変わる前に措置が取られた。神であっても一人前の大人として心がきちんと形成されるためには、子供の頃の体験が必要不可欠だということとなった。
そのため、ふたつの方法で、生まれてから十八歳までをやり直す大人が出た。
ひとつは、私たちには少々理解が難しいものだが、その神の親が子供の十八歳までの記憶を一旦預かり、霊体を五歳までに戻して、人生をやり直す方法である。今現在もこれは続いており、お姉さんがいたが、今は妹になっているという神様がいる。
ふたつ目は、通常の十五倍の早さで時が流れる大きな空間の中で、生まれた時から十八歳までをやり直すという措置が取られた。この人たちが、実年齢が見た目の年齢より若い神である。
それから、年齢が変わる方法がもうひとつある。前の章でも書いたが、結婚という儀式である。配偶者の魂と交換するため、相手によっては年齢が上がったり下がったりということ起きる。
そういうわけで、筆者の守護神三人は十八歳ではなく、ご結婚されて二十三歳になったということである。
霊界から神界へと上がった時の年齢についても書こう。霊界は死んだ時の年齢で過ごすのが常である。転生しない限りは、何千年も何万年も同じである。
しかし、やはり特別な修業などを積むと、若返ることがあるようだ。だが、著者は一人しか会ってことあったことがないため、ないに等しいだろう。
神界へと上がると、ある適度な年齢へと一旦変わるそうだ。そうして、神の生活に慣れてくると自身の好きな年齢で止めることができるようになるらしい。
適度な年齢だが、守護神に聞いたところによると、十八歳から三十代後半までである。四十代以上はいないと言う。
前の章で少々もれてしまったが、子供たちの兄弟の関係性で、私たちの世界とまったく違うことがある。それは、六百八十七年という一年間の中で生まれた子供ならば、去年生まれても今年生まれても、十何年前に生まれても、兄と弟ではなく、ただの兄弟である。上下関係はならない。
双子から六つ子までも神様の子供にはいるが、それらの関係はそのまま呼ばれるだけで、やはり一年の間に生まれた兄弟は、ただの兄弟である。
それでは次は、神様の家族構成について話そう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる