8 / 33
07.デルベイル
しおりを挟む
唯奈が召喚されたこの国の名前は“デルベイル”というらしい。
この救護院と呼ばれる施設に来てから三ヶ月、唯奈は少しでも情報を得ようと雑談を交えてテクラたちから、この国のことを教わっていた。
さすがに国名を聞いた時には『え、そんなことも知らないの』という目で見られたが、彼女たちにとってはおしゃべりも数少ない楽しみのひとつだからか、よくいろいろなことを教えてくれた。
「大きな川の向こうにある国とデルベイルは昔、ひとつの国だったんだって」
ある日の午後、人の居なくなった聖堂を掃除しながらテクラが、おしゃべりがてら国の歴史を教えてくれた。
デルベイルはそれなりに歴史のある国のようだ。ただ、大昔に川を隔てた地続きの隣国から独立する形で建国したので、その隣国から見れば歴史は浅いのだろう。
もともとこの辺りは魔物が多く蔓延っていた土地だったらしく、建国前は発展も見込めない貧しい土地だったようだ。
そんな時代、当時は同じ国だった隣国の王子が天界の男神から力を授かったと言いだした。言葉通り王子は人間離れした力を発揮して、現デルベイルの国土一体の魔物を一掃したのだという。
「その時の国王だって何もできなかったのに、王子様は次々と魔物を倒していって、すごい活躍したんだって」
テクラが目を輝かせながら言う。
王子はその後、父王からこの土地を治める権限を得て翌年に独立を果たした。
その目覚ましい活躍から王子は民に敬慕され、亡くなって後は神格化されて祈りの対象となった。
すなわちデルベイルが崇める神とは、この初代王とその王に力を与えたという男神ということになる。あるいは、その初代王と男神は同一だという解釈もあるらしい。
「ほら、あちらにいらっしゃるのが初代国王様だよ」
そう言ってテクラが視線で指す方に――聖堂の奥の中心に神像が見える。金の彫像で表現された初代王の姿は荘厳で、雄姿を表すように雄々しくも見え、神格を表すように穏やかにも見えた。
デルベイルはこの初代王と男神を崇めていて、他の信仰を徹底的に排除している。とくにそのことで、かつては同じ国だった隣国とはずっと犬猿の仲だという話だった。
これまでにも何度か衝突することがあったようだ。
戦争の理由はその時々で微妙に変わるようだが、根本に“信仰の違いによる”宗教的な理由があった。
ただ『隣国と戦争』というよりも、『隣国の国境を守るネトヴォア辺境領を代々受け継ぐ一族との戦い』と言った方が正しいかも知れない。
隣国と、あるいはネトヴォア辺境伯との険悪な関係の原因は、デルベイル建国当時にさかのぼる。
当時ネトヴォア辺境伯の一族が――当時はまだ“辺境伯”ではなかったが――初代王から男神の力を奪ったために、両国の国王軍までが今の国境線上で衝突するほどの大きな戦争になったことがあった。
もちろん隣国は男神の力を奪ったことを当初からずっと否定しているが、デルベイルがそう主張する理由はあった。
まだ初代王が王子だったとき、魔物を倒す戦いに共についてきた女魔道士がいた。彼女も初代王ほどではなかったが強い魔力を持ち、よく初代王の補助をし戦った。
民からも敬愛されるようになっていたが、魔物を一掃して王子が独立を宣言し国として建国した後、この女魔道士が初代王から男神の力を奪って隣国へ逃走したのだという。
もちろんすぐに気づいた初代王が追っ手を放ったが、隣国との国境に当時はなかった川を出現させ、しかも洪水を起こして追っ手を追い払ってしまった。
初代王は自分の父王が力欲しさに、女魔道士を使って男神の力を奪ったのだと疑心暗鬼になった。だが父王相手に戦争を仕掛けたものの、奪われた男神の力によって退けられてしまった。
結局男神の力は奪われたまま、その後その力がどのように使われ、あるいは消失したのか、もしくは受け継がれたのかは不明のままのようだ。
また実は女魔道士は天界の女神だったという説があり、男神の力を恋慕うゆえに奪ったのだ、という説もある。
あるいは女魔道士が当時のネトヴォア辺境伯に惚れ、妻にしてもらうために男神の力を手土産にして嫁いだのだ、という説もあったりする。
真偽は定かではないが、デルベイル側の人間は隣国をかなり憎悪していて、そういう感情は平民にも広く浸透しているようだった。
神に祈りを捧げる習慣があって、両親からも子守唄代わりに建国神話を聞かされていたらしいテクラも例にもれず、隣国のことは毛嫌いしているらしい。
「ずっと前にね、この町を襲おうとした魔物から町を救おうとして、隣の国に迷い込んじゃった男の人がいたらしいんだけど、あいつらその男の人を捕まえて拷問して殺したんだって。ひどいことするよね! きっとすごい悪逆非道な奴らなんだと思うな!」
それが事実なのだとしたら隣国は好戦的で野蛮な人種なのかも知れないと、そんな印象を唯奈は意識に留めた。
ただ、こういうところに放り込まれる彼女たちだからか、建国神話は語れるほど詳しい一方で、世間の――あるいは貴族社会の常識などには疎いようだった。
例えば、施設長の上司は誰なのかとか。国境の町を治めているのは誰なのかとか。ここの生活の改善を訴えたい場合は誰に言えばいいのかとか。罪を犯してここに放り込まれたのだとしても、刑期を決めて欲しいと誰に訴えればいいのかとか――。
だが、そういう話をすると決まって皆暗い表情をして、『そういうことは言わない方がいい』と口を閉ざす。
そんな彼女たちを見ると唯奈もつい、地下室に連れて行かれたときのことを思い出してしまうが、ここの環境が改善されなければ一生をここで終えなければならない。
それだけは嫌だと唯奈は思う。
「またユイナ溜息ついている」
夜、施設の住人たちが残した夕飯を掻き込んだあと、ろうそくの明かりだけの暗い室内で、唯奈は何もすることがなくベッドに横たわっていた。
すると同じようにもうひとつある二段ベッドの下に、腰を落ち着けたテクラが声をかけてきた。
「辛気くさいからやめた方がいいよ、それ」
テクラのおしゃべりからは様々な情報を得られているので感謝しているが、その一方でこの明け透けな物言いには慣れないな、と思う。
ここの者たちは関係が浅くても、驚くほどはっきりとものを言う。
「そうだ。この間、異世界から召喚された救世主の話聞いた?」
「異世界……救世主……?」
唯奈はテクラの言葉に静かに衝撃を受け、目を見開いた。
「そう、救世主さまがこの国を守ってくださるんだって、先日国王さまが公表なさったんだけど、まだあたしたちくらいの若い男女なんだって」
「若い、男女……」
三ヶ月ほど前の、あの石造りの部屋で見た光景が脳裏に過る。
「すごい魔力を持ってて魔物なんか目じゃないってさ! 今はこの国のことをお城で勉強してるそうだけど、きっと魔物を倒しに国中を巡るだろうから、早くこの町にも来ないかな」
大きな目にろうそくの明かりを受けて輝かせながら、嬉しそうにテクラが話している。
「でも、異世界から救世主を召喚しちゃうなんて、王都の魔道士さまたちってすごいよね」
テクラの無邪気な言葉に唯奈は、自分が召喚されたときに対面したリニ・ホーレンを思い出していた。
あの薄っすらとした笑みと、唯奈に微弱な力しか無いと知ったときの無表情と、若い男女に力があると知ったときの深い笑みと――。思い返せば何とも不気味な男だったと思う。
そして、リニ・ホーレンが自分に向けた言葉がよみがえる。
『あなたに相応しい場所へご案内いたしましょう。そこでの、あなたのご活躍を祈っておりますよ』
あの時、すでに彼は唯奈をここへ連れて行くことを決めていたのだろう。ということは、唯奈にとって相応しいのは救護院で労役のように働かされ、一生をここで過ごすことだと彼は言っているのだ。
また、微弱な力のために一日五人ほどしか癒せず、しかもその効果はあまり期待できない。そんな唯奈の癒しの力に対して『活躍を祈っている』という嫌味を添えている。
思い返すだに腹立たしい。絶対にどんな手段を使ってもここから出るのだと、唯奈は改めて決心する。
テクラのおしゃべりはまだ続いていたが、四人目の部屋の住人が戻って来たことで就寝時間となり、ろうそくのあかりが消されて静かになった。
この部屋に戻って来てからずっと唯奈は疲れてベッドに横になっていたが。今しがた聞いたテクラの話とリニ・ホーレンの言葉が延々を頭を駆け巡り、長い時間目が冴えて眠ることができなかったのだった。
この救護院と呼ばれる施設に来てから三ヶ月、唯奈は少しでも情報を得ようと雑談を交えてテクラたちから、この国のことを教わっていた。
さすがに国名を聞いた時には『え、そんなことも知らないの』という目で見られたが、彼女たちにとってはおしゃべりも数少ない楽しみのひとつだからか、よくいろいろなことを教えてくれた。
「大きな川の向こうにある国とデルベイルは昔、ひとつの国だったんだって」
ある日の午後、人の居なくなった聖堂を掃除しながらテクラが、おしゃべりがてら国の歴史を教えてくれた。
デルベイルはそれなりに歴史のある国のようだ。ただ、大昔に川を隔てた地続きの隣国から独立する形で建国したので、その隣国から見れば歴史は浅いのだろう。
もともとこの辺りは魔物が多く蔓延っていた土地だったらしく、建国前は発展も見込めない貧しい土地だったようだ。
そんな時代、当時は同じ国だった隣国の王子が天界の男神から力を授かったと言いだした。言葉通り王子は人間離れした力を発揮して、現デルベイルの国土一体の魔物を一掃したのだという。
「その時の国王だって何もできなかったのに、王子様は次々と魔物を倒していって、すごい活躍したんだって」
テクラが目を輝かせながら言う。
王子はその後、父王からこの土地を治める権限を得て翌年に独立を果たした。
その目覚ましい活躍から王子は民に敬慕され、亡くなって後は神格化されて祈りの対象となった。
すなわちデルベイルが崇める神とは、この初代王とその王に力を与えたという男神ということになる。あるいは、その初代王と男神は同一だという解釈もあるらしい。
「ほら、あちらにいらっしゃるのが初代国王様だよ」
そう言ってテクラが視線で指す方に――聖堂の奥の中心に神像が見える。金の彫像で表現された初代王の姿は荘厳で、雄姿を表すように雄々しくも見え、神格を表すように穏やかにも見えた。
デルベイルはこの初代王と男神を崇めていて、他の信仰を徹底的に排除している。とくにそのことで、かつては同じ国だった隣国とはずっと犬猿の仲だという話だった。
これまでにも何度か衝突することがあったようだ。
戦争の理由はその時々で微妙に変わるようだが、根本に“信仰の違いによる”宗教的な理由があった。
ただ『隣国と戦争』というよりも、『隣国の国境を守るネトヴォア辺境領を代々受け継ぐ一族との戦い』と言った方が正しいかも知れない。
隣国と、あるいはネトヴォア辺境伯との険悪な関係の原因は、デルベイル建国当時にさかのぼる。
当時ネトヴォア辺境伯の一族が――当時はまだ“辺境伯”ではなかったが――初代王から男神の力を奪ったために、両国の国王軍までが今の国境線上で衝突するほどの大きな戦争になったことがあった。
もちろん隣国は男神の力を奪ったことを当初からずっと否定しているが、デルベイルがそう主張する理由はあった。
まだ初代王が王子だったとき、魔物を倒す戦いに共についてきた女魔道士がいた。彼女も初代王ほどではなかったが強い魔力を持ち、よく初代王の補助をし戦った。
民からも敬愛されるようになっていたが、魔物を一掃して王子が独立を宣言し国として建国した後、この女魔道士が初代王から男神の力を奪って隣国へ逃走したのだという。
もちろんすぐに気づいた初代王が追っ手を放ったが、隣国との国境に当時はなかった川を出現させ、しかも洪水を起こして追っ手を追い払ってしまった。
初代王は自分の父王が力欲しさに、女魔道士を使って男神の力を奪ったのだと疑心暗鬼になった。だが父王相手に戦争を仕掛けたものの、奪われた男神の力によって退けられてしまった。
結局男神の力は奪われたまま、その後その力がどのように使われ、あるいは消失したのか、もしくは受け継がれたのかは不明のままのようだ。
また実は女魔道士は天界の女神だったという説があり、男神の力を恋慕うゆえに奪ったのだ、という説もある。
あるいは女魔道士が当時のネトヴォア辺境伯に惚れ、妻にしてもらうために男神の力を手土産にして嫁いだのだ、という説もあったりする。
真偽は定かではないが、デルベイル側の人間は隣国をかなり憎悪していて、そういう感情は平民にも広く浸透しているようだった。
神に祈りを捧げる習慣があって、両親からも子守唄代わりに建国神話を聞かされていたらしいテクラも例にもれず、隣国のことは毛嫌いしているらしい。
「ずっと前にね、この町を襲おうとした魔物から町を救おうとして、隣の国に迷い込んじゃった男の人がいたらしいんだけど、あいつらその男の人を捕まえて拷問して殺したんだって。ひどいことするよね! きっとすごい悪逆非道な奴らなんだと思うな!」
それが事実なのだとしたら隣国は好戦的で野蛮な人種なのかも知れないと、そんな印象を唯奈は意識に留めた。
ただ、こういうところに放り込まれる彼女たちだからか、建国神話は語れるほど詳しい一方で、世間の――あるいは貴族社会の常識などには疎いようだった。
例えば、施設長の上司は誰なのかとか。国境の町を治めているのは誰なのかとか。ここの生活の改善を訴えたい場合は誰に言えばいいのかとか。罪を犯してここに放り込まれたのだとしても、刑期を決めて欲しいと誰に訴えればいいのかとか――。
だが、そういう話をすると決まって皆暗い表情をして、『そういうことは言わない方がいい』と口を閉ざす。
そんな彼女たちを見ると唯奈もつい、地下室に連れて行かれたときのことを思い出してしまうが、ここの環境が改善されなければ一生をここで終えなければならない。
それだけは嫌だと唯奈は思う。
「またユイナ溜息ついている」
夜、施設の住人たちが残した夕飯を掻き込んだあと、ろうそくの明かりだけの暗い室内で、唯奈は何もすることがなくベッドに横たわっていた。
すると同じようにもうひとつある二段ベッドの下に、腰を落ち着けたテクラが声をかけてきた。
「辛気くさいからやめた方がいいよ、それ」
テクラのおしゃべりからは様々な情報を得られているので感謝しているが、その一方でこの明け透けな物言いには慣れないな、と思う。
ここの者たちは関係が浅くても、驚くほどはっきりとものを言う。
「そうだ。この間、異世界から召喚された救世主の話聞いた?」
「異世界……救世主……?」
唯奈はテクラの言葉に静かに衝撃を受け、目を見開いた。
「そう、救世主さまがこの国を守ってくださるんだって、先日国王さまが公表なさったんだけど、まだあたしたちくらいの若い男女なんだって」
「若い、男女……」
三ヶ月ほど前の、あの石造りの部屋で見た光景が脳裏に過る。
「すごい魔力を持ってて魔物なんか目じゃないってさ! 今はこの国のことをお城で勉強してるそうだけど、きっと魔物を倒しに国中を巡るだろうから、早くこの町にも来ないかな」
大きな目にろうそくの明かりを受けて輝かせながら、嬉しそうにテクラが話している。
「でも、異世界から救世主を召喚しちゃうなんて、王都の魔道士さまたちってすごいよね」
テクラの無邪気な言葉に唯奈は、自分が召喚されたときに対面したリニ・ホーレンを思い出していた。
あの薄っすらとした笑みと、唯奈に微弱な力しか無いと知ったときの無表情と、若い男女に力があると知ったときの深い笑みと――。思い返せば何とも不気味な男だったと思う。
そして、リニ・ホーレンが自分に向けた言葉がよみがえる。
『あなたに相応しい場所へご案内いたしましょう。そこでの、あなたのご活躍を祈っておりますよ』
あの時、すでに彼は唯奈をここへ連れて行くことを決めていたのだろう。ということは、唯奈にとって相応しいのは救護院で労役のように働かされ、一生をここで過ごすことだと彼は言っているのだ。
また、微弱な力のために一日五人ほどしか癒せず、しかもその効果はあまり期待できない。そんな唯奈の癒しの力に対して『活躍を祈っている』という嫌味を添えている。
思い返すだに腹立たしい。絶対にどんな手段を使ってもここから出るのだと、唯奈は改めて決心する。
テクラのおしゃべりはまだ続いていたが、四人目の部屋の住人が戻って来たことで就寝時間となり、ろうそくのあかりが消されて静かになった。
この部屋に戻って来てからずっと唯奈は疲れてベッドに横になっていたが。今しがた聞いたテクラの話とリニ・ホーレンの言葉が延々を頭を駆け巡り、長い時間目が冴えて眠ることができなかったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
襲われていた美男子を助けたら溺愛されました
茜菫
恋愛
伯爵令嬢でありながら公爵家に仕える女騎士イライザの元に縁談が舞い込んだ。
相手は五十歳を越え、すでに二度の結婚歴があるラーゼル侯爵。
イライザの実家であるラチェット伯爵家はラーゼル侯爵に多額の借金があり、縁談を突っぱねることができなかった。
なんとか破談にしようと苦慮したイライザは結婚において重要視される純潔を捨てようと考えた。
相手をどうしようかと悩んでいたイライザは町中で言い争う男女に出くわす。
イライザが女性につきまとわれて危機に陥っていた男ミケルを助けると、どうやら彼に気に入られたようで……
「僕……リズのこと、好きになっちゃったんだ」
「……は?」
ムーンライトノベルズにも投稿しています。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】異世界転移した私、なぜか全員に溺愛されています!?
きゅちゃん
恋愛
残業続きのOL・佐藤美月(22歳)が突然異世界アルカディア王国に転移。彼女が持つ稀少な「癒しの魔力」により「聖女」として迎えられる。優しく知的な宮廷魔術師アルト、粗野だが誠実な護衛騎士カイル、クールな王子レオン、最初は敵視する女騎士エリアらが、美月の純粋さと癒しの力に次々と心を奪われていく。王国の危機を救いながら、美月は想像を絶する溺愛を受けることに。果たして美月は元の世界に帰るのか、それとも新たな愛を見つけるのか――。
ストーカーから逃げ切ったつもりが、今度はヤンデレ騎士団に追われています。
由汰のらん
恋愛
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる