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第三章
5. 身も心も ※
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夕方の日差しを受けて、ルカーの緑の瞳が不思議な色を放つ。
ついそれに見入っていると、再びアニエスはルカーの逞しい腕で抱え上げられてしまった。
部屋から続く寝室へと連れて行かれ、ベッドに降ろされると同時に押し倒される。
性急なルカーの行為に驚くアニエスだったが、止める間もなく再びルカーの唇に唇をふさがれてしまった。
小さく湿った音を立てて吸い付かれ、ルカーの舌が自分の舌に絡みつくのを感じて思わず声を漏らし、唇を甘噛みされ、顔の角度を変えてまた同じように吸い付かれれば、体が無意識に反応し身悶える。
息も絶え絶えになったころ、ようやくルカーの唇が離れていくが、とっさに大きく息を吸うアニエスの首筋に今度は貪りつかれる。
「はぁ、んっ、ルカー様っ」
ついルカーの名を呼ぶアニエスだったが、ルカーはアニエスを食むのに夢中で応えない。いや――
「んんっ?! はぅっ……んぅっ」
触手のひとつがいつかの時のようにアニエスの口腔に侵入し、ルカーの舌がそうしたように蹂躙していく。
思わずそれに手を伸ばそうとするが、それを察知したほかの触手がアニエスの両手を拘束した。
「アニエス、抵抗しないでくれ。きみを傷つけたくない」
触手によってはだけたアニエスの白い胸に、ルカーが貪りつきながら懇願する。
アニエスに抵抗するつもりはなく、羞恥に体が勝手に動くだけなのだが、口をふさがれているため何も言えない。
さらに他の触手がワンピースドレスの裾から侵入し、敏感な部分に触れられるとアニエスの羞恥が高まった。
まだ触れられていなかったそこが、すでに濡れそぼっていたのが分かってしまったからだ。
「あぁ、きみも感じてくれているんだな、アニエス、嬉しいよ」
胸に吸い付いていたルカーが、熱のこもった声でそう囁くと、硬く色づいた尖りに歯を立てた。
「ああっ!!」
強い刺激にアニエスは首を仰け反らせて喘ぐ。
その間も割れ目をなぞっていた触手は、まんべんなくアニエスの蜜をまとい、躊躇なくそれを秘所に突き立てた。
「んんっっ!!!」
先端がアニエスの入り口を押し開き、拡げながら徐々に深く侵入していく。
「あっ――あ、あっ」
時折抜き挿しし解しながら、アニエスの奥まで満たすと今度は内側を擦り上げてくる。
明確な意図を持ったその動きは、すぐにもアニエスの敏感な部分を探り当てると、執拗にそこを責め立て始めた。
「あうっ――んっ、んんっ」
くちゅくちゅと音を立てながら襞のひとつひとつを掻き分け、押しつぶすように強く擦り上げられると、次第にアニエスの腰が揺れながら浮いていく。
「あっ――いっ、いぅんんっ!!!」
そして、あっという間に限界を迎えたアニエスは、はしたなく腰を跳ね上げて頂に達した。
内壁を痙攣させ頂から落ちると同時に腰も落とし、弛緩した体を震わせてアニエスは余韻に喘いだ。
だが、触手の責め立ては止まることなく、敏感になったアニエスのなかで抽挿を繰り返す。
「んっ――あうっ――んんっ」
「ああ、アニエス――」
触手の責め立てに時折腰を跳ねさせるアニエスを、ルカーが愛しそうに見下ろしている。
さんざんルカーに貪りつかれたアニエスの首筋や胸は、彼の食んだあとが無数に付けられていた。
ルカーが食むのを止めると、今度は触手がアニエスの上半身に巻き付いて、間を置かず触手による愛撫が始まる。
器用に胸に巻き付き、ルカーに愛撫されて硬く敏感になった乳首を、弾いたり、抓ってやわやわと引っ張られる。
そのたびにアニエスはまた体を震わせ、身を捩って悶えるのだった。
アニエスの胸を十分に堪能したルカーは、その視線を下半身へと向けた。
触手がアニエスの両脚を開き、露になった秘所がルカーに晒されてしまう。
そこには未だ触手が埋められ、湿った音を立てて抜き挿しを続けている。
羞恥を覚えたアニエスが少しの抵抗を試みるも、全身に巻き付いた触手がそれを許さなかった。
ルカーの頭が下半身へと下がると、一番敏感な赤い突起に彼の息が触れ、それだけでアニエスは脚を震わせてしまう。
「きみは本当に、すべてが愛しい――」
ルカーの生温かく肉厚な舌が、アニエスの花芽を押しつぶすように擦り上げていった。
「んんーーーッッ!!!」
そこから強い刺激が全身に巡り、アニエスは体を強張らせて身悶えた。
さらに、ルカーは硬く反応したそれを舌で転がし、唇で食み、吸い付いてアニエスを翻弄していく。
舌先で何度も擦り上げられれば蜜口から愛液が溢れ、それを絡めながら押しつぶすようにこねくり回されれば腰が揺れ、羞恥を煽るような音を立てて吸い付かれるともうアニエスは耐えられなかった。
「いぅっ、んんっっ!!!」
顔を真っ赤にしながら再びアニエスが達したのを見て、ルカーはようやくそこから口を離した。
ヒクヒクと秘所を痙攣させながら荒い息をついていると、開きっぱなしのアニエスの口からもようやく触手が引き抜かれる。
それほど間を置かず二度の絶頂を味わったアニエスは、すでに何も考えられず呆然としていたが、秘所から触手が引き抜かれて別の硬いものがあてがわれるのを感じ焦った。
「あ、まっ、まって――ひぅんっ!!!」
制止するも聞き入れられず、硬いものが――ルカーの肉杭がアニエスのなかに埋められる。
先端が捩じ込まれ、蜜口をさらに拡げながら熱い塊がアニエスのなかを満たしていった。
「あ……あぁ――」
体を重ねるのも三度目ともなると、苦痛はそれほど感じなかったアニエスだが――
「あっ、あっ、ルカー、さまっんんっ」
「あぁ、アニエス、っ――はぁ、っ……」
障りのない滑らかな挿入が互いの興奮を高めたようだ。
大きなルカーの肉杭を深く埋められ、触手に巻き付かれたアニエスの白い肢体が艶めかしく波打つ。
そんなアニエスの細い腰を両手で抱え上げたルカーが、力強い動きで腰を突き上げ始めた。
繋がったところからはすぐにも湿った音が立ち、腰を打ち付ける音が響き、溢れて掻き出された蜜が散ってシーツを濡らす。
「あっ! あぁっ――ルカー、さまっ! ああっ!!」
ルカーの熱い肉杭が抽挿を繰り返し、敏感な内側を擦り上げ、奥を何度も貫き、そのたびに体を走る快感が大きくなってアニエスを支配していった。
強すぎる刺激に、快感に、アニエスは涙を浮かべ、頬を紅潮させ、はしたないと頭のどこかで思いつつも、腰を揺らして喘ぐのを止められなかった。
感情が高ぶり、一突きごとに限界へと追いやられたアニエスは、また頂に達しようとしていた。
体の中が勝手に蠢き、ルカーの熱杭をぎゅうッと締め付ける。
「っ――アニエスっ」
アニエスのなかに埋めた自身からそれが伝わったのか、ルカーが息を詰めたかと思うと、力強い責め立てに荒々しさが加えられた。
耳につくほど肌を打つ音が部屋を満たし、繋がったところからは羞恥心を煽るほどの湿った音が立つ。
質量をなお増した熱杭でまんべんなく内側を擦り上げられ、鋭い先端で抉るように奥を穿たれると、アニエスは我を忘れて喘ぎ善がった。
「ああっ!! やっ――いっ、んっ――いくっ!! いっ――ッッ!!!」
シーツの上で大きく背を反らしたアニエスは、なかで暴れるルカーの熱杭を締め付けながら絶頂し――
「アニ、エス――ッッ!!」
ルカーもまたアニエスの奥を穿ちながら達すると、肉杭を弾けさせた。脈動し、先端から熱い迸りを放ち吐精する。
アニエスは全身を弛緩させつつ、荒い息をつきながら無意識に、絶頂の余韻をなぞっていた。
アニエスの奥ですべてを吐き出したルカーが、少し萎えた自身を引き抜けば、その刺激にもアニエスは声を漏らし腰を震わせた。
そんなアニエスの頬を愛しそうに撫で、またルカーが覆いかぶさると唇が重ねられる。
アニエスはルカーの求めに応えながら、いつの間にか自由になっていた両手で彼の体に抱きついた。
その抱擁にビクリと反応したルカーが、少しだけ顔を離して見つめてくるので、アニエスははにかみながら口を開いた。
「私も――私もルカー様をお慕いしております」
「っ、アニエスっ」
アニエスの告白に感極まった様子で、また口づけされる。
大きくて逞しいルカーの体にしがみつきながら、アニエスもまた必死に応えていたが――
「っ?! る、ルカー様っ!?」
体を重ねたからか、だいぶ人間らしさを取り戻したルカーだったが、まだ残っていた触手でアニエスの腰を持ち上げると、再び硬さを増した肉杭の切っ先を秘所へあてがった。
「アニエス、もう一度いいだろうか」
「あ、んんっ!!」
いいだろうか、と尋ねながら答えも聞かず、ルカーは自身をアニエスのなかに埋めると、また欲情を滾らせてアニエスを求め続けるのだった。
ルカーの欲情は衰えを知らず、結局アニエスが気を失うまでそれは続いた。
そして、体を重ね続ければ続けるほどルカーの姿はより人間に近づき、気を失うころには完全に触手は消えてなくなっていた。
そしてその夜、アニエスは夢の中でルカーに祈りを捧げ、呪いと思われる黒い影がルカーの体から現れるのを見た。
その黒い影はまるで触手が一塊になったように蠢いて、さらにアニエスが祈るとどこかへと飛び去ってしまった。
これが夢でなければいいのにと思いながらアニエスは、温かいルカーの腕の中に納まって心地よい眠りについたのだった。
ついそれに見入っていると、再びアニエスはルカーの逞しい腕で抱え上げられてしまった。
部屋から続く寝室へと連れて行かれ、ベッドに降ろされると同時に押し倒される。
性急なルカーの行為に驚くアニエスだったが、止める間もなく再びルカーの唇に唇をふさがれてしまった。
小さく湿った音を立てて吸い付かれ、ルカーの舌が自分の舌に絡みつくのを感じて思わず声を漏らし、唇を甘噛みされ、顔の角度を変えてまた同じように吸い付かれれば、体が無意識に反応し身悶える。
息も絶え絶えになったころ、ようやくルカーの唇が離れていくが、とっさに大きく息を吸うアニエスの首筋に今度は貪りつかれる。
「はぁ、んっ、ルカー様っ」
ついルカーの名を呼ぶアニエスだったが、ルカーはアニエスを食むのに夢中で応えない。いや――
「んんっ?! はぅっ……んぅっ」
触手のひとつがいつかの時のようにアニエスの口腔に侵入し、ルカーの舌がそうしたように蹂躙していく。
思わずそれに手を伸ばそうとするが、それを察知したほかの触手がアニエスの両手を拘束した。
「アニエス、抵抗しないでくれ。きみを傷つけたくない」
触手によってはだけたアニエスの白い胸に、ルカーが貪りつきながら懇願する。
アニエスに抵抗するつもりはなく、羞恥に体が勝手に動くだけなのだが、口をふさがれているため何も言えない。
さらに他の触手がワンピースドレスの裾から侵入し、敏感な部分に触れられるとアニエスの羞恥が高まった。
まだ触れられていなかったそこが、すでに濡れそぼっていたのが分かってしまったからだ。
「あぁ、きみも感じてくれているんだな、アニエス、嬉しいよ」
胸に吸い付いていたルカーが、熱のこもった声でそう囁くと、硬く色づいた尖りに歯を立てた。
「ああっ!!」
強い刺激にアニエスは首を仰け反らせて喘ぐ。
その間も割れ目をなぞっていた触手は、まんべんなくアニエスの蜜をまとい、躊躇なくそれを秘所に突き立てた。
「んんっっ!!!」
先端がアニエスの入り口を押し開き、拡げながら徐々に深く侵入していく。
「あっ――あ、あっ」
時折抜き挿しし解しながら、アニエスの奥まで満たすと今度は内側を擦り上げてくる。
明確な意図を持ったその動きは、すぐにもアニエスの敏感な部分を探り当てると、執拗にそこを責め立て始めた。
「あうっ――んっ、んんっ」
くちゅくちゅと音を立てながら襞のひとつひとつを掻き分け、押しつぶすように強く擦り上げられると、次第にアニエスの腰が揺れながら浮いていく。
「あっ――いっ、いぅんんっ!!!」
そして、あっという間に限界を迎えたアニエスは、はしたなく腰を跳ね上げて頂に達した。
内壁を痙攣させ頂から落ちると同時に腰も落とし、弛緩した体を震わせてアニエスは余韻に喘いだ。
だが、触手の責め立ては止まることなく、敏感になったアニエスのなかで抽挿を繰り返す。
「んっ――あうっ――んんっ」
「ああ、アニエス――」
触手の責め立てに時折腰を跳ねさせるアニエスを、ルカーが愛しそうに見下ろしている。
さんざんルカーに貪りつかれたアニエスの首筋や胸は、彼の食んだあとが無数に付けられていた。
ルカーが食むのを止めると、今度は触手がアニエスの上半身に巻き付いて、間を置かず触手による愛撫が始まる。
器用に胸に巻き付き、ルカーに愛撫されて硬く敏感になった乳首を、弾いたり、抓ってやわやわと引っ張られる。
そのたびにアニエスはまた体を震わせ、身を捩って悶えるのだった。
アニエスの胸を十分に堪能したルカーは、その視線を下半身へと向けた。
触手がアニエスの両脚を開き、露になった秘所がルカーに晒されてしまう。
そこには未だ触手が埋められ、湿った音を立てて抜き挿しを続けている。
羞恥を覚えたアニエスが少しの抵抗を試みるも、全身に巻き付いた触手がそれを許さなかった。
ルカーの頭が下半身へと下がると、一番敏感な赤い突起に彼の息が触れ、それだけでアニエスは脚を震わせてしまう。
「きみは本当に、すべてが愛しい――」
ルカーの生温かく肉厚な舌が、アニエスの花芽を押しつぶすように擦り上げていった。
「んんーーーッッ!!!」
そこから強い刺激が全身に巡り、アニエスは体を強張らせて身悶えた。
さらに、ルカーは硬く反応したそれを舌で転がし、唇で食み、吸い付いてアニエスを翻弄していく。
舌先で何度も擦り上げられれば蜜口から愛液が溢れ、それを絡めながら押しつぶすようにこねくり回されれば腰が揺れ、羞恥を煽るような音を立てて吸い付かれるともうアニエスは耐えられなかった。
「いぅっ、んんっっ!!!」
顔を真っ赤にしながら再びアニエスが達したのを見て、ルカーはようやくそこから口を離した。
ヒクヒクと秘所を痙攣させながら荒い息をついていると、開きっぱなしのアニエスの口からもようやく触手が引き抜かれる。
それほど間を置かず二度の絶頂を味わったアニエスは、すでに何も考えられず呆然としていたが、秘所から触手が引き抜かれて別の硬いものがあてがわれるのを感じ焦った。
「あ、まっ、まって――ひぅんっ!!!」
制止するも聞き入れられず、硬いものが――ルカーの肉杭がアニエスのなかに埋められる。
先端が捩じ込まれ、蜜口をさらに拡げながら熱い塊がアニエスのなかを満たしていった。
「あ……あぁ――」
体を重ねるのも三度目ともなると、苦痛はそれほど感じなかったアニエスだが――
「あっ、あっ、ルカー、さまっんんっ」
「あぁ、アニエス、っ――はぁ、っ……」
障りのない滑らかな挿入が互いの興奮を高めたようだ。
大きなルカーの肉杭を深く埋められ、触手に巻き付かれたアニエスの白い肢体が艶めかしく波打つ。
そんなアニエスの細い腰を両手で抱え上げたルカーが、力強い動きで腰を突き上げ始めた。
繋がったところからはすぐにも湿った音が立ち、腰を打ち付ける音が響き、溢れて掻き出された蜜が散ってシーツを濡らす。
「あっ! あぁっ――ルカー、さまっ! ああっ!!」
ルカーの熱い肉杭が抽挿を繰り返し、敏感な内側を擦り上げ、奥を何度も貫き、そのたびに体を走る快感が大きくなってアニエスを支配していった。
強すぎる刺激に、快感に、アニエスは涙を浮かべ、頬を紅潮させ、はしたないと頭のどこかで思いつつも、腰を揺らして喘ぐのを止められなかった。
感情が高ぶり、一突きごとに限界へと追いやられたアニエスは、また頂に達しようとしていた。
体の中が勝手に蠢き、ルカーの熱杭をぎゅうッと締め付ける。
「っ――アニエスっ」
アニエスのなかに埋めた自身からそれが伝わったのか、ルカーが息を詰めたかと思うと、力強い責め立てに荒々しさが加えられた。
耳につくほど肌を打つ音が部屋を満たし、繋がったところからは羞恥心を煽るほどの湿った音が立つ。
質量をなお増した熱杭でまんべんなく内側を擦り上げられ、鋭い先端で抉るように奥を穿たれると、アニエスは我を忘れて喘ぎ善がった。
「ああっ!! やっ――いっ、んっ――いくっ!! いっ――ッッ!!!」
シーツの上で大きく背を反らしたアニエスは、なかで暴れるルカーの熱杭を締め付けながら絶頂し――
「アニ、エス――ッッ!!」
ルカーもまたアニエスの奥を穿ちながら達すると、肉杭を弾けさせた。脈動し、先端から熱い迸りを放ち吐精する。
アニエスは全身を弛緩させつつ、荒い息をつきながら無意識に、絶頂の余韻をなぞっていた。
アニエスの奥ですべてを吐き出したルカーが、少し萎えた自身を引き抜けば、その刺激にもアニエスは声を漏らし腰を震わせた。
そんなアニエスの頬を愛しそうに撫で、またルカーが覆いかぶさると唇が重ねられる。
アニエスはルカーの求めに応えながら、いつの間にか自由になっていた両手で彼の体に抱きついた。
その抱擁にビクリと反応したルカーが、少しだけ顔を離して見つめてくるので、アニエスははにかみながら口を開いた。
「私も――私もルカー様をお慕いしております」
「っ、アニエスっ」
アニエスの告白に感極まった様子で、また口づけされる。
大きくて逞しいルカーの体にしがみつきながら、アニエスもまた必死に応えていたが――
「っ?! る、ルカー様っ!?」
体を重ねたからか、だいぶ人間らしさを取り戻したルカーだったが、まだ残っていた触手でアニエスの腰を持ち上げると、再び硬さを増した肉杭の切っ先を秘所へあてがった。
「アニエス、もう一度いいだろうか」
「あ、んんっ!!」
いいだろうか、と尋ねながら答えも聞かず、ルカーは自身をアニエスのなかに埋めると、また欲情を滾らせてアニエスを求め続けるのだった。
ルカーの欲情は衰えを知らず、結局アニエスが気を失うまでそれは続いた。
そして、体を重ね続ければ続けるほどルカーの姿はより人間に近づき、気を失うころには完全に触手は消えてなくなっていた。
そしてその夜、アニエスは夢の中でルカーに祈りを捧げ、呪いと思われる黒い影がルカーの体から現れるのを見た。
その黒い影はまるで触手が一塊になったように蠢いて、さらにアニエスが祈るとどこかへと飛び去ってしまった。
これが夢でなければいいのにと思いながらアニエスは、温かいルカーの腕の中に納まって心地よい眠りについたのだった。
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