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二章
06
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明日か明後日とフランは言っていたが、実際にアルベルトが帰って来たのはその日のうちの夜中だったらしい。それを朝になって聞かされたマリアーナは俄かに緊張してしまう。
昨日フランと話をしてから、マリアーナはずっと自分の今後について考えていた。
『我が国から精霊姫を奪ったティペリッシュと同じように、酷使されて捨てられないだけ有難いと思いなさい』
最後に吐き捨てた家庭教師の言葉に内心で頷きを返す。
(ええ、本当にその通りだわ)
フランも訂正しなかったということは、ティペリッシュがフィーアンダに対し行ったことは相当に酷いものであり、その後に流した噂も悪質だと言える。
母国が行った悪行の責任を一個人であるマリアーナがすべて負うことはできないが、同じような扱いを受けないだけ慈悲をかけてもらっているのだと思える。
そうであるならば、マリアーナができることはやはりひとつしかない。
「マリアーナ嬢、今のは私の聞き間違いか?」
午後、訪ねてきたアルベルトに考えていたことを伝えれば、今までに見たことのない険しい表情をして手を振る。
手を振ったのは側近のフランと、部屋の隅に控えていた侍女にだろう。ルイースは青い顔をして震えながら足早に出て行き、フランもまた同じように血の気が引いた顔で、こちらを気にしつつも無言で退室する。
マリアーナも震えそうになる体を必死に押し留めながら、真っ直ぐに自分を射抜く深緑の瞳を見返した。
「いいえ、ルーベンソン公爵様、聞き間違いではありません。わたしは子を産んだあと婚約を解消することを望みます。その後はティペリッシュへ戻り、公爵様のお手を煩わせることはありません」
膝に置かれたアルベルトの拳が強く握り込まれているのを視界に入れて、マリアーナはもう一度気力を振り絞り視線を上げた。
「なので、婚姻を結んで公爵様の経歴に傷をつける必要もないと思っております。もし公爵様がわたしと子を成すことに抵抗があるのなら、他の――」
「やめろっ」
言葉を遮られて口をつぐむ。声を荒げることも怒鳴ることもされていないが、その声音と表情から激昂していることはわかる。
「きみは今や私の婚約者だ。他の男となどと――」
マリアーナ自ら不貞を口にするようなものだ。公爵としての矜持が許さないのだろう。そうとわかっていても、フィーアンダの貴族が求めるのはマリアーナではなく、マリアーナが産んだ“精霊姫”の血を継ぐ子供だ。
もしアルベルトがマリアーナを抱くことができないなら、早急に代わりの男を立ててもらわないといけない。
婚約期間が長引けば、それだけアルベルトの結婚が遅れてしまう。公爵であれば多少年齢を重ねても結婚できないということはないだろうが、それまでに彼の身に何かあっては困る。
彼を思って言った事ではあるが、それが怒りを買ってしまったらしい。
だがマリアーナもここまで来て引くつもりはない。
「では、やはり公爵様とのお子を早く――」
そこまで言ってマリアーナは、いい言い訳を思いついたとばかりにやや表情を明るくした。
「わたしも早く母国へ帰りたいと思うのです。粗野だ野蛮だと言われても、わたしにとっては故郷なので」
「なるほど、あの者にそんなことも言われていたのか」
低く呟くアルベルトの言葉に内心でマリアーナは首を傾げる。『あの者』と『そんなこと』が何を指すのか咄嗟にわからなかったのだ。
だが、ふと脳裏に家庭教師の姿が過り、自分が失言したのだと気づいたときには、立ちあがったアルベルトがこちらへ向かって来るところだった。
「る、ルーベンソン公爵、閣下?」
断りもなく隣に腰かけられ、手が伸ばされるのを見て思わず目をぎゅっとつむってしまう。
ところが頬に温かな手の感触を感じ、驚いて目を開けば先ほどよりもアルベルトの顔が近い。さらに目を丸くすれば、険は和らいだもののまだ不機嫌そうなアルベルトが低く呟く。
「きみが言ったんだ、マリアーナ嬢。早く私との子が欲しいと」
マリアーナは目を瞬いた。
確かにそう言った。子の作り方も書物で知っている。そして顔を近づける行為が何かも当然わかっている。
しかし、マリアーナとアルベルトの関係にその行為は必要だろうか、とも思う。
「……目をつむってくれないか、マリアーナ嬢――マリアーナ」
呼び捨てで呼ばれることで心の距離をも縮められ、頬が熱くなる。ごつごつした男らしい大きな手がその頬を優しく撫で、指先が耳の際をくすぐる。
思わず肩が跳ねるが、こんなことは想定外だ。
「あ、あの、お気を確かに、かっ――っ!?」
先ほどからあえて『閣下』と呼んでいたが、それを遮るように唇を塞がれてしまう。当然、塞いでいるのはアルベルトの唇である。
咄嗟のことで目を開けたままだったマリアーナは、近すぎてぼやける視界いっぱいにアルベルトを感じ息もできない。
ただ重ねただけだった唇が離れ、閉じていたアルベルトの目が開き、深緑の瞳に射抜かれて心臓が跳ねた。
もう一方の手が伸びて反対の頬に添えられる。さらに身を寄せる衣擦れの音と迫る気配に、無意識にマリアーナは強く目を閉じていた。
驚きも恐れもあるはずなのに、再び今度は深く重ねられる彼の唇を拒む気持ちにはなれなかった。
思いのほか柔らかな唇の感触に意識を奪われているうちに、逞しいアルベルトの腕に押し倒され――囚われてしまったのだった。
「本当は初夜まで耐える心づもりではあったんだがな」
ベッドの中でアルベルトの腕に抱かれ、マリアーナはうとうとしながらそんな彼の呟きを聞く。
互いに生まれたままの姿になって、アルベルトが強く抱き寄せるためすっかり体は密着してしまっている。
暖炉に火が点いているとはいえ、裸でいれば上掛けの中でもまだ少し寒い。それでも、二人の肌はじっとりと汗ばんでいた。
心地よい倦怠感を覚えつつも、マリアーナの胸中には後ろめたさもある。自分ではなく、アルベルトにとって本当にこれで良かったのか、と。
「婚前交渉など風聞が悪い。古臭い考えだろうが、とくに女性はそういう目で見られてしまう。だから我慢していたんだが――きみが悪い、マリアーナ」
「……わたし、が……?」
甘く囁くように詰られて、マリアーナは一時微睡みから意識が浮上する。
「他の男となどと、私を怖がらせるようなことを言うからだ」
怖い? 公爵閣下が?
国王の甥で、公爵という高い地位にいて、将軍としても騎士としても腕は確かで、敵地に居ても堂々と立ちはだかった男が、一体何を怖がるというのか。
「ルーベンソ、んっ」
「マリアーナ、私のことは名前で呼ぶよう言ったはずだ」
「あ、アルベルト様……」
つい家名を口にすれば、抱き寄せるアルベルトの腕に力がこもる。アルベルトの熱を感じ、奥底に燻っていたものが背筋を這って声が震える。
先ほどの情事でのことを思い出してしまい、マリアーナの顔が真っ赤に染まった。
「それでいい。で、何を言いかけた?」
「は、はい、あの……アルベルト様は、というよりもこちらの方は、“精霊姫”の血を受け継ぐ子が欲しいのですよね?」
家庭教師の言葉からもフランの説明からも、マリアーナはそう理解したはずだが、こんな風に抱き寄せられては勘違いしてしまいそうだ。
「そうか、精霊姫のことを聞かされたんだったな……」
抱きしめる腕が緩み、代わりに大きな手がマリアーナの髪を撫でていく。シルバーブロンドの髪を指先でくしけずるように絡め、それを口元に持っていくと唇を落とされる。
これまでの公爵からは想像もできないような仕草に、思わずマリアーナは顔を熱くしたまま見入ってしまった。
シルバーブロンドに落としていたアルベルトの視線が、今度はグレーの瞳を見つめてくる。
「明日、精霊姫のゆかりの地へ行こう。そこで話したい。森の深くにある湖の周囲を散策しながら」
それを想像し、途端にマリアーナは胸を躍らせた。表情に出したつもりはないが隠し切れなかったのか、こちらを見つめるアルベルトの目元が緩む。
再び優しく抱き寄せられて、頬を寄せる厚い胸からアルベルトの低い声が、まるで子守歌のように響いてくる。
「湖の傍に塔が建っている。そこで精霊姫は晩年を過ごしたらしい。精霊姫が亡くなっても、しばらくはその湖で精霊の光を見ることができたようだが、この数十年は誰も見ていない――きみが現れるまでは……」
アルベルトの腕の中でうつらうつらとしながら、マリアーナは無意識に幼いころ森の中で光とたわむれたときのことを思い出していた。
あの時のように高揚感を覚えつつも、安心感から久しぶりに深い眠りにつくことができた。
昨日フランと話をしてから、マリアーナはずっと自分の今後について考えていた。
『我が国から精霊姫を奪ったティペリッシュと同じように、酷使されて捨てられないだけ有難いと思いなさい』
最後に吐き捨てた家庭教師の言葉に内心で頷きを返す。
(ええ、本当にその通りだわ)
フランも訂正しなかったということは、ティペリッシュがフィーアンダに対し行ったことは相当に酷いものであり、その後に流した噂も悪質だと言える。
母国が行った悪行の責任を一個人であるマリアーナがすべて負うことはできないが、同じような扱いを受けないだけ慈悲をかけてもらっているのだと思える。
そうであるならば、マリアーナができることはやはりひとつしかない。
「マリアーナ嬢、今のは私の聞き間違いか?」
午後、訪ねてきたアルベルトに考えていたことを伝えれば、今までに見たことのない険しい表情をして手を振る。
手を振ったのは側近のフランと、部屋の隅に控えていた侍女にだろう。ルイースは青い顔をして震えながら足早に出て行き、フランもまた同じように血の気が引いた顔で、こちらを気にしつつも無言で退室する。
マリアーナも震えそうになる体を必死に押し留めながら、真っ直ぐに自分を射抜く深緑の瞳を見返した。
「いいえ、ルーベンソン公爵様、聞き間違いではありません。わたしは子を産んだあと婚約を解消することを望みます。その後はティペリッシュへ戻り、公爵様のお手を煩わせることはありません」
膝に置かれたアルベルトの拳が強く握り込まれているのを視界に入れて、マリアーナはもう一度気力を振り絞り視線を上げた。
「なので、婚姻を結んで公爵様の経歴に傷をつける必要もないと思っております。もし公爵様がわたしと子を成すことに抵抗があるのなら、他の――」
「やめろっ」
言葉を遮られて口をつぐむ。声を荒げることも怒鳴ることもされていないが、その声音と表情から激昂していることはわかる。
「きみは今や私の婚約者だ。他の男となどと――」
マリアーナ自ら不貞を口にするようなものだ。公爵としての矜持が許さないのだろう。そうとわかっていても、フィーアンダの貴族が求めるのはマリアーナではなく、マリアーナが産んだ“精霊姫”の血を継ぐ子供だ。
もしアルベルトがマリアーナを抱くことができないなら、早急に代わりの男を立ててもらわないといけない。
婚約期間が長引けば、それだけアルベルトの結婚が遅れてしまう。公爵であれば多少年齢を重ねても結婚できないということはないだろうが、それまでに彼の身に何かあっては困る。
彼を思って言った事ではあるが、それが怒りを買ってしまったらしい。
だがマリアーナもここまで来て引くつもりはない。
「では、やはり公爵様とのお子を早く――」
そこまで言ってマリアーナは、いい言い訳を思いついたとばかりにやや表情を明るくした。
「わたしも早く母国へ帰りたいと思うのです。粗野だ野蛮だと言われても、わたしにとっては故郷なので」
「なるほど、あの者にそんなことも言われていたのか」
低く呟くアルベルトの言葉に内心でマリアーナは首を傾げる。『あの者』と『そんなこと』が何を指すのか咄嗟にわからなかったのだ。
だが、ふと脳裏に家庭教師の姿が過り、自分が失言したのだと気づいたときには、立ちあがったアルベルトがこちらへ向かって来るところだった。
「る、ルーベンソン公爵、閣下?」
断りもなく隣に腰かけられ、手が伸ばされるのを見て思わず目をぎゅっとつむってしまう。
ところが頬に温かな手の感触を感じ、驚いて目を開けば先ほどよりもアルベルトの顔が近い。さらに目を丸くすれば、険は和らいだもののまだ不機嫌そうなアルベルトが低く呟く。
「きみが言ったんだ、マリアーナ嬢。早く私との子が欲しいと」
マリアーナは目を瞬いた。
確かにそう言った。子の作り方も書物で知っている。そして顔を近づける行為が何かも当然わかっている。
しかし、マリアーナとアルベルトの関係にその行為は必要だろうか、とも思う。
「……目をつむってくれないか、マリアーナ嬢――マリアーナ」
呼び捨てで呼ばれることで心の距離をも縮められ、頬が熱くなる。ごつごつした男らしい大きな手がその頬を優しく撫で、指先が耳の際をくすぐる。
思わず肩が跳ねるが、こんなことは想定外だ。
「あ、あの、お気を確かに、かっ――っ!?」
先ほどからあえて『閣下』と呼んでいたが、それを遮るように唇を塞がれてしまう。当然、塞いでいるのはアルベルトの唇である。
咄嗟のことで目を開けたままだったマリアーナは、近すぎてぼやける視界いっぱいにアルベルトを感じ息もできない。
ただ重ねただけだった唇が離れ、閉じていたアルベルトの目が開き、深緑の瞳に射抜かれて心臓が跳ねた。
もう一方の手が伸びて反対の頬に添えられる。さらに身を寄せる衣擦れの音と迫る気配に、無意識にマリアーナは強く目を閉じていた。
驚きも恐れもあるはずなのに、再び今度は深く重ねられる彼の唇を拒む気持ちにはなれなかった。
思いのほか柔らかな唇の感触に意識を奪われているうちに、逞しいアルベルトの腕に押し倒され――囚われてしまったのだった。
「本当は初夜まで耐える心づもりではあったんだがな」
ベッドの中でアルベルトの腕に抱かれ、マリアーナはうとうとしながらそんな彼の呟きを聞く。
互いに生まれたままの姿になって、アルベルトが強く抱き寄せるためすっかり体は密着してしまっている。
暖炉に火が点いているとはいえ、裸でいれば上掛けの中でもまだ少し寒い。それでも、二人の肌はじっとりと汗ばんでいた。
心地よい倦怠感を覚えつつも、マリアーナの胸中には後ろめたさもある。自分ではなく、アルベルトにとって本当にこれで良かったのか、と。
「婚前交渉など風聞が悪い。古臭い考えだろうが、とくに女性はそういう目で見られてしまう。だから我慢していたんだが――きみが悪い、マリアーナ」
「……わたし、が……?」
甘く囁くように詰られて、マリアーナは一時微睡みから意識が浮上する。
「他の男となどと、私を怖がらせるようなことを言うからだ」
怖い? 公爵閣下が?
国王の甥で、公爵という高い地位にいて、将軍としても騎士としても腕は確かで、敵地に居ても堂々と立ちはだかった男が、一体何を怖がるというのか。
「ルーベンソ、んっ」
「マリアーナ、私のことは名前で呼ぶよう言ったはずだ」
「あ、アルベルト様……」
つい家名を口にすれば、抱き寄せるアルベルトの腕に力がこもる。アルベルトの熱を感じ、奥底に燻っていたものが背筋を這って声が震える。
先ほどの情事でのことを思い出してしまい、マリアーナの顔が真っ赤に染まった。
「それでいい。で、何を言いかけた?」
「は、はい、あの……アルベルト様は、というよりもこちらの方は、“精霊姫”の血を受け継ぐ子が欲しいのですよね?」
家庭教師の言葉からもフランの説明からも、マリアーナはそう理解したはずだが、こんな風に抱き寄せられては勘違いしてしまいそうだ。
「そうか、精霊姫のことを聞かされたんだったな……」
抱きしめる腕が緩み、代わりに大きな手がマリアーナの髪を撫でていく。シルバーブロンドの髪を指先でくしけずるように絡め、それを口元に持っていくと唇を落とされる。
これまでの公爵からは想像もできないような仕草に、思わずマリアーナは顔を熱くしたまま見入ってしまった。
シルバーブロンドに落としていたアルベルトの視線が、今度はグレーの瞳を見つめてくる。
「明日、精霊姫のゆかりの地へ行こう。そこで話したい。森の深くにある湖の周囲を散策しながら」
それを想像し、途端にマリアーナは胸を躍らせた。表情に出したつもりはないが隠し切れなかったのか、こちらを見つめるアルベルトの目元が緩む。
再び優しく抱き寄せられて、頬を寄せる厚い胸からアルベルトの低い声が、まるで子守歌のように響いてくる。
「湖の傍に塔が建っている。そこで精霊姫は晩年を過ごしたらしい。精霊姫が亡くなっても、しばらくはその湖で精霊の光を見ることができたようだが、この数十年は誰も見ていない――きみが現れるまでは……」
アルベルトの腕の中でうつらうつらとしながら、マリアーナは無意識に幼いころ森の中で光とたわむれたときのことを思い出していた。
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