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※20愛する君といたい
しおりを挟む「団長、ありがとうございました」
王室を出た後、シュッツは団長に深々と頭を下げた。
「いやいや、俺の手柄ではないよ。ズークンが調べるのを手伝ってくれたから分かったんだ。俺一人では間に合わなかった。それにジェイド様もわざわざこちらに赴いて頂いて……ありがとうございました」
「ズークン様……ジェイド様まで、皆様本当にありがとうございます」
シュッツの声は震え、氷の騎士には似つかわない涙を浮かべている。
「しかし、あとは王様がどう判断するのか、だな」
「王様は聡明な方ですから、きっと大丈夫です」
少し不安が残る団長に、ズークンが微笑みかけた。
シュッツが自室に戻ると、ボーッと窓の外を眺めるウルフがいた。が、シュッツが帰ってくるのに気がつくと、すぐに優しく微笑んだ。
「わざわざ俺のために王に掛け合ってくれたんだってな。ありがとな」
そう言うウルフにシュッツは駆け寄り抱きついた。胸の辺りに顔を埋め、ぐしぐしと甘えるように擦り付ける。
そんな姿を見て、ウルフは嬉しそうにポンポンと頭を撫でた。しかし、しばらくすると、ウルフの動きがピタッと止まった。
「…………俺がなんであれ、ここにはいれない。お前の仲間を傷つけた」
シュッツが顔をあげると、眉間に皺が寄り深刻な表情をしているウルフがいた。
そんな表情見たくないと、シュッツは再度胸に顔を沈める。自分の腹を撫でると、強姦されたことがフラッシュバックする。
(一緒に出ていこうと言いたいが……もう既に私は誰の子かわからぬ子を孕んでいるかもしれない……自分の子ではない子供を一緒に育てようなど……酷だよな)
「シュッツ……お前の今の正直な気持ちを教えてくれないか?俺はお前といたい。ずっと一緒にいたいよ。シュッツは?」
シュッツの肩を掴み、ウルフが真剣に問いかける。
「私だって……ッ、ウルフ、と……いたい……」
一緒にいたいと願うが、許されるはずがないと、涙がこぼれるシュッツ。
「…………私だってウルフと一緒にいたいよ。だけど……もし私が他の団員の子を孕んでいたらどうする?」
「それは……まだわからないだろ」
「逃げないで真剣に考えてよ!あんなに中出しされたんだ……できてない方がおかしいだろッ!!」
珍しく感情的に怒鳴るシュッツ。
簡単に目を背けようとした自分に気づき、ウルフは自分の頬を思いっきり叩いた。そして決意する。
「それでも!それでも俺はお前を愛するよ。例え、他の団員との子だったとして、半分はお前の遺伝子だ。お前の血が流れてるんだ。その子も一緒に守るから。だから、俺とずっと一緒にいて欲しい」
「ウルフ……」
「シュッツ、俺には……お前だけだから」
ウルフは目を閉じ互いの額と額をくっつけた。そして優しく微笑むと、両手でシュッツの顔を包み、親指で涙を拭った。
その表情や仕草はとても穏やかで、ウルフの言葉に嘘はないと感じ、安心するシュッツ。
「ウルフ、ありがとう」
シュッツからウルフにキスをしたが、ウルフはシュッツを強く抱き締め、唇を噛み、激しいキスをお返しした。
「んちゅっ、ちゅっ……はぁっ、ちゅぅっ、ん、すきぃ、ウルフ、すきぃっ」
負けじとシュッツもウルフに抱きつく。
「ん、はぁっ、ん、んちゅっ、シュッツ、シュッツぅっ、ちゅっ、チュッ」
激しいキスをしながらベッドに倒れ込む二人。
「うわっ!」
ウルフが下になっており、いてててと頭をさすった。
シュッツはウルフの胸に手を当てた。そして、耳をあてると、ドクドクという心臓の音が聞こえてくる。
それに安心し、シュッツは目を瞑った。このまま眠ってしまいたいと思うくらいに心地良い。
本当に眠ってしまう前にと、ゆっくり目をあけるシュッツ。そのまま上目遣いでウルフを見つめた。
「なぁ、今日は私がウルフを抱きたい」
「!!…………いいぜ。全部俺が受け止めてやるよ」
シュッツの発言に少し驚いたウルフだったが、すんなり提案を飲み込んだ。
シュッツはウルフの上着を脱がすと、鍛え上げられたおっパイにしゃぶりついた。ちゅっちゅっ、と必死にくらいつく姿にウルフは微笑む。
「ッ、んぅ……ハッ、赤ちゃんみたいだな。そ、んなに……俺のおっパイは美味しいか?」
「ん、美味しい……ちゅっ、あむっ、はむッ、ちゅっ、ちゅっ、チュゥっ」
「そこッ、まで……情熱的に食べられると……ッン、勃っちまう、ん、だけど……」
「今日は使わないけどいいよ、勃たせて。ペニスも食べようか?」
上目遣いでシュッツが尋ねた。
かわすぎて思わず目を逸らすウルフ。
「別にいいよ。……でも、食べたいのか?」
「うん、食べたい」
素直に即答するシュッツ。ウルフのズボンを下げ、少し大きくなったペニスを躊躇うことなく口に含んだ。
「あむっ、ちゅ、じゅっ……ジュボッ、じゅる、ジュルル。はむ、ン……ちゅっ、じゅっ、じゅるっ」
「うっ、シュッツ……気持ちいい。口の中あったかい……」
(そんで……エロい顔……)
強姦された直後にセックスした時もフェラチオをしてもらったが、表情を堪能する余裕は無かった。けど、今は……
「う~~ッ、シュッツぅ、、ぅ、あっッ、くぅ~~ンンッ、んぁあぁ~」
だんだんと蕩けた表情になるウルフ。
シュッツは美味しそうにウルフのペニスを堪能している。口を窄めてジュポジュポと顔を動かしている。
ジュポッとペニスから口を離すと、つつつッと裏筋を上から下へと舐め、そのままアナルを舐めはじめた。
「あっ、舐めんなッ、てぇっ!ソコ、汚いッ、、からぁ!」
「れろれろれろ……ちゅっ、ん、美味しいよ」
「ンなわけっ!あぁッ!?ふぅぅっ、んうぅうう!」
グニグニグニ……
「……舌じゃ奥まで届かないな。やっぱり指で……」
そう言うと、中指をウルフのアナルに挿入した。ここだと良いところを見つけると、集中的に攻め立てた。
コリコリコリコリ……
グニグニグニグニ……
「あっ、シュッツ……んぁっ、くっ……ふふ、ちゃんと俺の良いところッ、覚えてん、じゃんッ、んうっ、ぅあ~~ッ、それッ、やばぁッ、あ、あっ、あっ、あっ」
「当然だ」
シュッツがコリコリと前立腺を刺激すると、ビクビクと腰が勝手に動いてしまうウルフ。さっきから喘ぎが止まらない。
「はぁーっ、はぁーっ、
ウルフの中久しぶりだ……早くッ、入れたい……」
「ん、いいぜ。俺も早く欲しい」
ニヤリと笑うと、自分でアナルをひろげるウルフ。
シュッツは自分のペニスを掴むとウルフの穴にあてがい、ゆっくりと挿入していく。
「う、うるふうぅ~~、気持ちいぃ~~ッ、ウルフに食べられるぅッ」
「ふああぁあぁ……シュッツのおちんぽ久しぶりにきたァ、気持ちいいぃぃ……ふんんんぅ、ぅっ、はぁ……腹の圧迫感ッ、やばッ、い……久しぶりだ……」
ここら辺に自分のモノがあるのかと、ウルフのお腹をスリスリと撫でるシュッツ。
「私のでいっぱい?」
「あぁ、いっぱい。最高ッ」
シュッツの手を上から握るウルフ。
シュッツはぐりぐりと奥を刺激すると、ゆっくり前後に腰を動かしはじめた。本当はすぐにでもがっつきたいのだが。
ウルフの表情を見ながら、だんだん腰を早く動かす。
「んぅぅっ、ふぁっ、あ、あ、あ、あっ!やっ、あぁんっ、クゥンッッ、くっ、うぅ~~クゥゥーーンッ」
「ウルフ、かわいい……好き、好きッ……」
喘ぐウルフを満足そうに見つめるシュッツ。
セックスはセックスでも、好きな人とセックスをすると全然気持ちよさが違うと感じる。
久しぶりの中出しにウルフは満足した。
2人は心も体も満たされ、本当に幸せだと実感する。
「なぁ、俺とずっと一緒にいてくれるか?なぁ、いてくれよ……」
「あぁ……ずっと、ずっと一緒にいる。ウルフといたい。大好きだから……」
裸で抱き合い温もりを感じる。
お互いの目には幸せでか涙が溢れていた。
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