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12イザヤvsルーク
しおりを挟む「わぁ!可愛い~♡♡」
やめろ、ノエル。
ほっぺを必要以上にぷにぷにするな。
なにげに痛い!
「お前は呪われてばかりだな。」
あ~……ルーク、顔が怖い怖い。
「ふっ、ふぁぁぁあっ!!」
「あわわ!イザヤちゃ~ん、だいじょぶでちゅよ~」
くっ、屈辱。
ルークの怖い顔で泣いてしまった。
しかも自分よりも年下のノエルに抱っこされてあやされている。
赤ちゃん言葉で。
そこら辺の訳の分からない魔物に赤ちゃんにされたと思ったら……
しかも
『お前を本当に愛するものからのキスがなければ元の姿には戻れない。くくく、お前なんかを本気で愛するやつなんかいるわけが無い!つまりお前は一生赤子のままだ!!ははははは!』
今思い出すだけでも腹立つ。
っつーか俺らを孕ますよう言われてんのに赤ちゃんにすんじゃねぇよ……
ルークがボコボコにしたのはいいけど、ルークもノエルもこの発言の後にきたから戻す方法は知らないし……
「ルークさん、イザヤさんは今赤ちゃんなんですから、そんな怖い顔じゃダメですよ。」
「…………」
やーい、ルーク怒られてやんの~
「いずれ僕たちにも赤ちゃんが出来るかもしれないんですから……練習してはどうでしょう?」
「は?」
どうぞとノエルからルークに回される俺。
「…………」
いや、だから顔が怖いのよ。
見ないでおこう。
ん?
ふむふむ。
抱っこはなかなか上手ではないか。
身体全体が包まれる感じ……良き良き。
あ~安心するし落ち着く。
「ルークさんみてくださいよ。大人しく抱っこされてる!ルークさんの抱っこ嬉しいんじゃないですか?笑ってる~♡」
え?
俺、笑ってる?
ルークに抱っこされて!?
何かの間違いじゃ……
この包容感、
今抱っこしてるの実は師匠だったり?
確認……
あっ。
「ふふ、かわいい。」
ポツリと呟いたルークの声はしっかりと俺には聞こえた。
なに?
ルークってそんな優しい顔で笑うの?
こんなに可愛かったか?
そんな顔見たことない……
ちゅっ♡
えっ!?キスされた?
どっか~~~~ん!!
「げほげほっ、うぅ戻った……」
「イザヤさん!良かったですね。」
ホント良かった……
しかしなぜ急にキスをしたルーク!!
ギンっ!とルークを睨み見たら、いつものすかし顔。
「…………」
「なんだよ。」
「別に。」
イラッ。
まぁ戻れたし結果オーライだよな。
ん?
でも待てよ?
ルークにキスされて戻ったってことは……
『お前を本当に愛するものからのキス』
「えっ?」
唇を触り、先程の感触を思い出そうとするけど、もう思い出せない。
ルークが俺を?
いや、まさか……
ないない。
でもなんでだ……
あの笑顔が忘れられない……
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