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サードコンタクト ~三日目の少年~
第15話 報告の違和感
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宇宙の家に来てから三日目の朝。
幸い無事だ。目覚めの合図は窓の外から見える太陽の光。宇宙の朝は絶景だった。日の光に照らされて深淵の中から青々とした地球が浮かび上がる。俺達は朝食を食べていた。獣座衛門がいう。
「毎回思うが、地球人の食に対する熱情には頭がさがる」
「どういうこと?」
宇宙にももちろん料理はあると思う。だけど、ものを掴むことにも興味を示した獣座衛門のことだ。それは俺達の概念とはまた違ったものなのかもしれない。
「我々の文明では科学の分野に過ぎずせいぜい火を通す程度だな。生命活動における部分において娯楽が発展することはあまりない。そのうえ音楽に至っては少しだけ遅れてる」
「ふふ……なんだよそれ」
そんな会話のあと、俺はジェイコブに朝の報告をしていた。健康状態の記録のためらしい。ほかにもデイリーサマリーといって宇宙人に質問したい内容をまとめた書類のデータが送られてくる。日増しに量は多くなった。管制室ではモニター越しに宇宙人の状態を常に監視しているらしく、二日目からは宇宙人の状態にも気を配るよう指示された。要するに、俺が頼りになるオペレーターと判断されたからだと思う。
「やあ少年! 今日で宇宙に来て三日目だ、君の感想は?」
「悪くない」
「よかった! いま地球では君のことを”三日間も生き延びた少年”といって祝杯ムードで持ちきりさ!」
「え?」
「悪い意味じゃないぞ? 今までのオペレーターは何かと障害があって二日も滞在するのが限度だった。これはすごいことだ!」
俺としては複雑な心境だった。特別に何かを苦労してやり遂げたという意識がない分、不気味でもあったし、これで対価としての報酬を得られることには何か罪悪感のようなものさえも感じた。悪い夢を見せられているような感覚にもなる。ジェイコブはいう。
「あ……そうだ! 君のことが新聞の記事にもなっているよ! 今データでロボットハウスの方に送信しよう!」
「ちょっと待って! ……新聞記事だって!?」
俺は戸惑う。このプロジェクトは米国の国家機密で、秘密裏に行われているものだとばかりに思っていた。地上ではそんなに大々的広まってしまっているというのだろうか。
「はは! ご他聞に漏れず日本人はシャイだな! 大丈夫さ!」
そういって、ロボットハウスの通信端末に向けて、確かに画像データが送信されてきた。紙面にはぎこちない笑みを浮かべる俺とジェイコブが固く握手を交わす写真が一面記事になっていた。いつの間に撮影してたんだ。記事は英語で書かれている。読めない。俺には深刻な問題だった。ジェイコブがいう。
「三日間もロボットハウスで生き延びられたのは奇跡だ! 君は米国の宇宙開発プロジェクトの一端を担った少年として有名人だよ!」
「大丈夫なのかよ!? これって極秘プロジェクトじゃなかったのか?」
と俺が言ったら、返答はなかった。無視したっていうより、俺との会話そっちのけで向こうで英語で何やら会話しているらしいことがわかる。
「……――――……――……――――……」
「なんなんだよ」
俺は、無性に複雑な心境になる。しばらくしてジェイコブは笑いながら戻ってきた。俺は、つい質問する。
「なぁ、ジェイコブ。あの……今までずっと気になってたんだけど、マックスって人、一体何者なんだ?」
「マックス? マックスは最高の男なのさ! 俺の上司だがうざいと感じたことは一度もないね!」
やっぱりマックスがプロジェクトの権力者らしい。それにしても、俺に一度も顔も見せないというのはどういう事なのか。それから簡単な報告をして通信を終えた。
トイレから出てくると、冷めた白飯と味噌汁、それから獣座衛門が待っていた。
「もう飯が冷めたぞ」
と、獣座衛門がいう。俺は苦笑して茶碗を取り上げた。
「……」
もちろん自分の仕事を忘れたつもりはない。獣座衛門が地球に来た理由。彼が何者なのか、何を知っているのかを聞くことだ。高い報酬を提示してきたのはリスクが伴うということ。その証拠にジェイコブは今更になって宣言してきた。「三日間もロボットハウスで生き延びられたのは奇跡だ」と。おそらく、これは何の語弊も無く事実なんだと思う。
獣座衛門は「宇宙人は怖いものだ」と、いった。それも事実だと思う。多くのオペレーターは獣座衛門に、また他の原因によって三日間以上に渡るロボットハウスでの生活の続行を困難にされてきた。俺が居続けられるのは二つの理由がある。交流を図って獣座衛門に対して積極的に何か訊き出そうと強要しなかったことと、奇跡が起こったからだ。要するに獣座衛門から敵視されなくなったこと。俺は獣座衛門と打ち解けた。それは未だかつて容易に成し得なかったことに違いなかった。そしてこれだけのことが三日目になってようやく理解できたということは、地球を発ったあの日、俺は何も重要なことを教えてもらわなかったということを意味してる。この事実は俺に次の事実を推理させることも容易にさせた。俺は捨て駒だった。俺は容易い命としてNSIAという組織に利用された。これは大げさかもしれないけど、要するにそういうことなんだ。確かにリスクは承知だった。それにしても……。俺のNSIAに対する疑惑の思いはどんどん膨らんでいく。いっそう信用できなくなる。……俺は、どうすればいいんだよ。
「リュウタ?」
「え?」
「難しい顔をしてるぞ」
「……うん」
俺は散々逡巡した挙句に決心を固めた。こうして時間をかけて着実に宇宙人との信頼関係を築いたのも全ては目的を達成するためなんだ。そして、今なら彼だって俺のことを無下に扱わないことを理解している。いや、信じてるといったほうが適切かもしれないけど……。だけど、思い切って尋ねることにしたんだ。
「獣座衛門……朝飯の時に聞くことじゃないかもしれないんだけど……獣座衛門はどうして地球に来たんだ?」
「もう随分前に見せたろ、キャラクターに出会うためだ」
「確かにな……けどよく考えたらおかしな話だ。どうして宇宙人の獣座衛門が日本のアニメを知ってるんだ? 俺には順序が逆としか思えないんだ」
「ほう。鋭い推理だな。しかしリュウタ、ある種の電波は宇宙にも届くんだぜ?」
「どういうこと?」
「技術的には宇宙人の俺達が日本のアニメを見ることも不可能ではないわけで……まあ現実問題は不可能だな。ああ、俺は地球の視察に来た」
「視察……だって?」
「何のために? 決まってる……宇宙人の身になって考えるんだ。文明が敵対的でないか、どの程度のテクノロジーを持っているのか知りたくなるだろう。特別なことではない」
「侵略するつもりなのか?」
「一番簡単な方法だ。しかし侵略が合理的な選択肢であることは往々にして少ないわけだ。どうしてか? これも宇宙人の身になって考えるべきだ。ひとつは知的生命体が希少な存在であるということ。ひとつは物質的な地球に文明以上の価値があるのかということ。知的であるほど武力による解決を文明が望まないということだ。今咄嗟に考えただけでも侵略が合理的でない理由がこれだけある……リュウタもわかってくれるだろう?」
「じゃあ平和的な視察ってことか?」
「もうひとつは……俺は末端の宇宙人だってこと。油断した挙句にこうして捕まったんじゃ情けないったらありゃしないぜ」
「抵抗はしなかったの?」
そうしたら、獣座衛門は突然笑い出したんだ。
「ウフフ。面白いことをいうな? 抵抗してもいいが、する必要がなかった。ただそれだけのことだ」
「う……うん?」
幸い無事だ。目覚めの合図は窓の外から見える太陽の光。宇宙の朝は絶景だった。日の光に照らされて深淵の中から青々とした地球が浮かび上がる。俺達は朝食を食べていた。獣座衛門がいう。
「毎回思うが、地球人の食に対する熱情には頭がさがる」
「どういうこと?」
宇宙にももちろん料理はあると思う。だけど、ものを掴むことにも興味を示した獣座衛門のことだ。それは俺達の概念とはまた違ったものなのかもしれない。
「我々の文明では科学の分野に過ぎずせいぜい火を通す程度だな。生命活動における部分において娯楽が発展することはあまりない。そのうえ音楽に至っては少しだけ遅れてる」
「ふふ……なんだよそれ」
そんな会話のあと、俺はジェイコブに朝の報告をしていた。健康状態の記録のためらしい。ほかにもデイリーサマリーといって宇宙人に質問したい内容をまとめた書類のデータが送られてくる。日増しに量は多くなった。管制室ではモニター越しに宇宙人の状態を常に監視しているらしく、二日目からは宇宙人の状態にも気を配るよう指示された。要するに、俺が頼りになるオペレーターと判断されたからだと思う。
「やあ少年! 今日で宇宙に来て三日目だ、君の感想は?」
「悪くない」
「よかった! いま地球では君のことを”三日間も生き延びた少年”といって祝杯ムードで持ちきりさ!」
「え?」
「悪い意味じゃないぞ? 今までのオペレーターは何かと障害があって二日も滞在するのが限度だった。これはすごいことだ!」
俺としては複雑な心境だった。特別に何かを苦労してやり遂げたという意識がない分、不気味でもあったし、これで対価としての報酬を得られることには何か罪悪感のようなものさえも感じた。悪い夢を見せられているような感覚にもなる。ジェイコブはいう。
「あ……そうだ! 君のことが新聞の記事にもなっているよ! 今データでロボットハウスの方に送信しよう!」
「ちょっと待って! ……新聞記事だって!?」
俺は戸惑う。このプロジェクトは米国の国家機密で、秘密裏に行われているものだとばかりに思っていた。地上ではそんなに大々的広まってしまっているというのだろうか。
「はは! ご他聞に漏れず日本人はシャイだな! 大丈夫さ!」
そういって、ロボットハウスの通信端末に向けて、確かに画像データが送信されてきた。紙面にはぎこちない笑みを浮かべる俺とジェイコブが固く握手を交わす写真が一面記事になっていた。いつの間に撮影してたんだ。記事は英語で書かれている。読めない。俺には深刻な問題だった。ジェイコブがいう。
「三日間もロボットハウスで生き延びられたのは奇跡だ! 君は米国の宇宙開発プロジェクトの一端を担った少年として有名人だよ!」
「大丈夫なのかよ!? これって極秘プロジェクトじゃなかったのか?」
と俺が言ったら、返答はなかった。無視したっていうより、俺との会話そっちのけで向こうで英語で何やら会話しているらしいことがわかる。
「……――――……――……――――……」
「なんなんだよ」
俺は、無性に複雑な心境になる。しばらくしてジェイコブは笑いながら戻ってきた。俺は、つい質問する。
「なぁ、ジェイコブ。あの……今までずっと気になってたんだけど、マックスって人、一体何者なんだ?」
「マックス? マックスは最高の男なのさ! 俺の上司だがうざいと感じたことは一度もないね!」
やっぱりマックスがプロジェクトの権力者らしい。それにしても、俺に一度も顔も見せないというのはどういう事なのか。それから簡単な報告をして通信を終えた。
トイレから出てくると、冷めた白飯と味噌汁、それから獣座衛門が待っていた。
「もう飯が冷めたぞ」
と、獣座衛門がいう。俺は苦笑して茶碗を取り上げた。
「……」
もちろん自分の仕事を忘れたつもりはない。獣座衛門が地球に来た理由。彼が何者なのか、何を知っているのかを聞くことだ。高い報酬を提示してきたのはリスクが伴うということ。その証拠にジェイコブは今更になって宣言してきた。「三日間もロボットハウスで生き延びられたのは奇跡だ」と。おそらく、これは何の語弊も無く事実なんだと思う。
獣座衛門は「宇宙人は怖いものだ」と、いった。それも事実だと思う。多くのオペレーターは獣座衛門に、また他の原因によって三日間以上に渡るロボットハウスでの生活の続行を困難にされてきた。俺が居続けられるのは二つの理由がある。交流を図って獣座衛門に対して積極的に何か訊き出そうと強要しなかったことと、奇跡が起こったからだ。要するに獣座衛門から敵視されなくなったこと。俺は獣座衛門と打ち解けた。それは未だかつて容易に成し得なかったことに違いなかった。そしてこれだけのことが三日目になってようやく理解できたということは、地球を発ったあの日、俺は何も重要なことを教えてもらわなかったということを意味してる。この事実は俺に次の事実を推理させることも容易にさせた。俺は捨て駒だった。俺は容易い命としてNSIAという組織に利用された。これは大げさかもしれないけど、要するにそういうことなんだ。確かにリスクは承知だった。それにしても……。俺のNSIAに対する疑惑の思いはどんどん膨らんでいく。いっそう信用できなくなる。……俺は、どうすればいいんだよ。
「リュウタ?」
「え?」
「難しい顔をしてるぞ」
「……うん」
俺は散々逡巡した挙句に決心を固めた。こうして時間をかけて着実に宇宙人との信頼関係を築いたのも全ては目的を達成するためなんだ。そして、今なら彼だって俺のことを無下に扱わないことを理解している。いや、信じてるといったほうが適切かもしれないけど……。だけど、思い切って尋ねることにしたんだ。
「獣座衛門……朝飯の時に聞くことじゃないかもしれないんだけど……獣座衛門はどうして地球に来たんだ?」
「もう随分前に見せたろ、キャラクターに出会うためだ」
「確かにな……けどよく考えたらおかしな話だ。どうして宇宙人の獣座衛門が日本のアニメを知ってるんだ? 俺には順序が逆としか思えないんだ」
「ほう。鋭い推理だな。しかしリュウタ、ある種の電波は宇宙にも届くんだぜ?」
「どういうこと?」
「技術的には宇宙人の俺達が日本のアニメを見ることも不可能ではないわけで……まあ現実問題は不可能だな。ああ、俺は地球の視察に来た」
「視察……だって?」
「何のために? 決まってる……宇宙人の身になって考えるんだ。文明が敵対的でないか、どの程度のテクノロジーを持っているのか知りたくなるだろう。特別なことではない」
「侵略するつもりなのか?」
「一番簡単な方法だ。しかし侵略が合理的な選択肢であることは往々にして少ないわけだ。どうしてか? これも宇宙人の身になって考えるべきだ。ひとつは知的生命体が希少な存在であるということ。ひとつは物質的な地球に文明以上の価値があるのかということ。知的であるほど武力による解決を文明が望まないということだ。今咄嗟に考えただけでも侵略が合理的でない理由がこれだけある……リュウタもわかってくれるだろう?」
「じゃあ平和的な視察ってことか?」
「もうひとつは……俺は末端の宇宙人だってこと。油断した挙句にこうして捕まったんじゃ情けないったらありゃしないぜ」
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